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『トロールズ ミュージック★パワー』

『トロールズ ミュージック★パワー』(原題:Trolls World Tour)
監督:ウォルト・ドーン
声の出演:上白石萌音,ウエンツ瑛士,新垣樽助,仲里依紗,宮野真守,樋浦勉,
     近松孝丞,吉野裕行,宝亀克寿,きそひろこ,松本梨香,平田広明他
 
TOHOシネマズ伊丹にて、前述の『浅田家!』とハシゴ。
 
『トロールズ』(2016)の続編らしいのですが、前作の存在すら知らず。
これだけ映画を観ているというのに、不覚。(–;
 
洋画はアニメであっても字幕で観たいと思っています。
『2分の1の魔法』は字幕版を上映している劇場を見つけたけれど、
これは私の行動範囲内だとTOHOシネマズ梅田だけ、
しかも上映回数は1日1回でレイトショーのみ。無理っ。
あきらめて吹替版を鑑賞しました。
と思ったらなんばパークスシネマでもやってるやん。時すでに遅し。
まぁいいや、TOHOシネマズのポイント使ってタダで観たから。
 
トロール(=主に北欧の伝承に登場する妖精)が暮らすポップ村。
女王ポピーや幼なじみのブランチらは、ポップな曲を歌って踊る楽しい毎日。
トロールが暮らす村はここしかないと信じ込んでいたが、
実はこの世にはロック村やテクノ村など、別の村が存在することを知る。
 
きっかけは、ロック村の女王バーブからパーティーへの招待状が届いたこと。
ポピーの父親である王やブランチから止められるも、
ポピーはほかの村のトロールたちと音楽の融合ができるではないかと大興奮。
ただちにロック村へと向かうのだが……。
 
トロールの村は6つあり、それぞれ異なる音楽のルーツを持っています。
ポップ、ロック、テクノ、ファンク、クラシック、カントリー。
各々の村には魔法の弦があり、トロールたちに力を与えているのですが、
ロック村の女王バーブはそれらの弦をすべて集めることを画策。
ロック以外の音楽を破壊しようとしているんですねぇ。
 
ロックと言うけれど、これは明らかにヘヴィメタを指しています。
みんなメロイックサイン出してるし(笑)。
なんか、ヘヴィメタが世の中を仕切ろうとしていて、
それをポップスが改めようとしているみたいな図式、どうよ。
 
主人公のポピーもどうも鼻につきます。
「私がバーブを正してみせる」とか、何様やねん!てな感じで。
あ、これは私がひねくれているからです(笑)。
当然最後はポピーも自分本位であったことに気づいて改めますから、
教育的に良い映画であることは間違いありませんが、
こういうのがヘヴィメタに先入観を与えてしまうってことはないですか。
 
致し方なく吹替版を観ましたが、字幕版ではオジー・オズボーンが出演しています。
ポピー役はアナ・ケンドリックだし、怪しいヒッコリー役がサム・ロックウェル
オジーがロック村ではなくポップ村の王様の声を担当しているのがワラける。
やっぱり絶対観たいやん、字幕版。

—–

『浅田家!』

『浅田家!』
監督:中野量太
出演:二宮和也,妻夫木聡,平田満,風吹ジュン,黒木華,菅田将暉,
   渡辺真起子,北村有起哉,野波麻帆,池谷のぶえ,後藤由依良他
 
TOHOシネマズ伊丹にて。
 
監督は『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)、『長いお別れ』(2019)の中野量太。
写真界の芥川賞といわれる木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家、
浅田政志氏の実体験を原案に、中野監督本人が書いた原作を映画化。
原作を読んだときのレビューはこちら
 
三重県津市に暮らす浅田家は両親と長男次男の4人家族。
一家の稼ぎ頭は看護師である母親・順子(風吹ジュン)、父親・章(平田満)が家事を担当。
常識的な長男・幸宏(妻夫木聡)に対してハチャメチャな次男・政志(二宮和也)。
 
写真を撮るのが好きな章から小学生のときにカメラを贈られた政志は、
写真家になる夢を胸に大阪の専門学校へ。
しかしろくに学校に通わず、卒業が危うくなる。
「一生であと1枚しか写真を撮れないとしたら何を撮るか」という課題を出され、
まともな写真を提出できなければ卒業不可だと言い渡される。
 
あと1枚だけ撮るとしたら。それはほかならぬ家族写真。
実家に戻った政志は、家族を収めた写真で見事卒業を決めて……。
 
順風満帆な人生ならば映画になるはずもなく、紆余曲折。
学校を卒業してからは職に就かず、パチンコか釣りか。
それでもパチンコで稼ぎまくって家に15万円も入れていたのですからたいしたものですが(笑)。
 
黒木華演じる幼なじみの若奈から叱咤され、それでもしばらくボーッ。
息子を心配して気遣う章と話すうち、
自分が撮りつづけるべきものは家族だとあらためて考えます。
 
彼の撮る家族写真の楽しいこと。
自然体の人物を撮ることがいいとなんとなく思っていましたが、
こうして状況設定をして作り込んだ写真がこんなに楽しいものだとは。
 
前半はクスッと笑ってしまうシーンの連続ですが、後半は一転。
東日本大震災に見舞われた被災地で、写真の整理をするボランティア青年に出会います。
その青年役が菅田将暉
今はもう主演で見るばかりの菅田くんが、こうして脇役に回っているのも新鮮。
彼を手伝う隣町のスナックのママさん、渡辺真起子もすごくいい。
 
涙を誘われるだろうとは予想していたけれど、
まさかいちばん泣かされたのが北村有起哉だとは(笑)。
写真整理の場に現れてイチャモンをつけるのが彼。
再登場のシーンはもうどうしようもないぐらい泣けてきます。
 
被災地で拾い上げられた写真の数8万枚。
そのうち6万枚が無事に返却されたそうです。凄い。
そして10年が経とうとしている今も、返却会は開かれているそうです。

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『ヒットマン エージェント:ジュン』

『ヒットマン エージェント:ジュン』(英題:Hitman: Agent Jun)
監督:チェ・ウォンソプ
出演:クォン・サンウ,チョン・ジュノ,ファンウ・スルヘ,イ・イギョン他
 
シネコンで観るものがなくなってきた日、
イオンシネマ茨木の上映スケジュールを眺めていたらこんな韓国作品を発見。
クォン・サンウ主演と知って観に行くことに。
ちょっと田中圭っぽいと私は思う。そして田中圭よりタイプかも(笑)。
 
あらすじもほとんど知らずに観に行ったら、
タイトルから想像していたものと全然ちがって笑った。面白い~。
 
両親と共にドライブ中に事故に遭い、孤児となったジュン。
喧嘩にめっぽう強い彼はNIS(大韓民国国家情報院)にスカウトされ、
鬼教官ドッキュのもと、暗殺要員のエースに育つ。
 
しかし、幼い頃から空想に浸って漫画を描くのが好きだったジュンは、
漫画家になる夢をどうしても捨てきれず、
任務遂行中に自らの死を偽装すると、海中で姿を消すことに成功。
 
それから10年以上が経過。
ジュンは夢を叶えてウェブ漫画家となっていたが、鳴かず飛ばず。
妻の稼ぎに頼るしかなく、毎日罵倒されまくり。
そんな折、ラッパーを目指す娘から「自分の人生を描けばいい」と言われる。
 
まさか暗殺要員だったことを漫画にするわけにはいかない。
酔っぱらってシャレのつもりで描いたところ、
寝ている間に妻がその原稿を送信、編集長が配信してしまう。
 
それが人気を博して大評判となり、国家情報院の目に止まる。
こんなものを描ける奴はジュンしかいないだろうと、
彼が死を偽装したことがバレて……。
 
国家情報院の面々のみならず、ジュンに恨みを持つテロリストからも追われます。
めちゃくちゃ強いはずなのに、妻子の前ではまるで駄目。
出版社やバイト先の建設現場でもコケにされ、
彼が自分はジュンであると告白したところで誰も信じません。
でもやるときゃやる彼がめっちゃ格好よかった。
 
もうちょいシリアスでときどきコミカルなのかと思っていたから、
全編コメディであることに驚きました。
クォン・サンウはどんな役柄でもピタッとハマる。
ドッキュ役のチョン・ジュノも可笑しいし、
ジュンを兄と慕う要員チョル役のイ・イギョンがめちゃくちゃカッコイイ。
 
やっぱり反韓反日とか言ったって、韓国と日本は笑いのツボが似ているのです。

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『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
監督:石立太一
声の出演:石川由依,浪川大輔,子安武人,内山昂輝,遠藤綾,戸松遥他
 
京都アニメーションで悲しい放火事件が起こってから1年。
事件直後に期間限定で上映された『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形』(2019)を観て、
私は初めて本作のことを知りました。
いまだにTVアニメ版は観たことがないのですが、劇場版は観ておきたい。
109シネマズ大阪エキスポシティにて。
 
感情のいっさいを排除した兵士として育てられたヴァイオレット・エヴァーガーデン。
戦地でギルベルト少佐の「武器」となって戦っていたが、
攻撃を受けて大怪我をした少佐はヴァイオレットに逃げて生き抜けと言う。
 
戦争が終わり、ヴァイオレットはC.H郵便社で自動手記人形として働く。
彼女の書く手紙が評判となり、客は引きも切らず。
そんななかでも淡々と仕事をこなすヴァイオレット。
 
ある日、C.H郵便社の社長はたまたま宛所不明で配達されなかった手紙の中に、
少佐が生存している可能性を見出し、探しに行くことに。
はやる気持ちを抑えながら同行したヴァイオレットだったが……。
 
早い話が代書屋なんですが、自動手記人形とは面白いですよねぇ。
別に人形じゃなくて、それが職業としての肩書きって、よく思いついたもので。
 
感情をいっさい知らずに育った少女が少佐からもらった「愛している」という言葉。
この劇場版と外伝しか観ていないので、私がわかっていない部分は多々ありそうですが、
その言葉を受け取る前から、彼女は少佐に特別な想いを感じていたよう。
感情、ちゃんとあります。
 
本作で彼女が代書するのは病床の少年が家族に宛てる手紙。
自分が死んだら両親と弟に届けてほしいというもので、そりゃもう涙。
でも、少佐と彼女の再会シーンは、あんたらふたりして泣きすぎやろと思ってしまった。(^^;
劇場内のいたるところですすり泣きが漏れていましたが、
ここまでみんなが泣いているのがわかると逆に泣けない私。
はい、アマノジャクで~す。(^o^;
 
でも、TVアニメ版も観たくなっているのは確かです。

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『アダムス・ファミリー』

『アダムス・ファミリー』(原題:The Addams Family)
監督:コンラッド・ヴァーノン,グレッグ・ティアナン
声の出演:オスカー・アイザック,シャーリーズ・セロン,クロエ・グレース・モレッツ,
     フィン・ウォルフハード,ベット・ミドラー,アリソン・ジャネイ他
 
シネ・リーブル梅田で『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』を観た後、
TOHOシネマズ梅田へ移動して本作を。
関西で字幕版を上映しているのは、TOHOシネマズ梅田となんばだけ。
どっこも上映していないならあきらめるけれど、
上映しているならやっぱり洋画は字幕で観たいです。
 
人間から迫害を受け、丘の上の廃墟に住まうことになったアダムス家。
夫ゴメズ、妻モーティシア、長女ウェンズデー、長男パグズリー。
まもなくパグズリーを一人前と認めるための儀式がおこなわれる予定で、
きちんとこなせるかどうかを心配するおじさんやおばあちゃんが来訪。
屋敷は賑やかな毎日が続いている。
 
そんななか、ウェンズデーは丘の下に暮らしている「普通」の人々に興味津々。
テレビの人気司会者マーゴの娘パーカーと友だちになったウェンズデーは、
「普通」の中学校に通いはじめるのだが……。
 
「普通」に面白かったです。
人間とモンスターと、どっちが「普通」なんだろうと考えさせられもする。
何か悪いことをしでかしたわけではないモンスター。ただ見た目が怖いだけ。
 
えげつないのはマーゴで、人気を取るために何でもする。
彼女に虐げられている娘のパーカーが反旗を翻してスッキリです。
そして教育的にも良いのは、マーゴがばっさりやられて終わりではないところ。
 
ゴメズの顔は生瀬勝久にしか見えません。
吹替版も観るしかないなぁ。

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