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5回目の『ボヘミアン・ラプソディ』

4回も観たんやから、もうええやろと思っていたのです。
未見の作品がたくさんあるし、しばらくミニシアター系作品も観ていない。
何回も同じ映画を観てんと、ちがう映画を観るべきでしょ。
そう頭では考えているのですが、どうにも気になる『ボヘミアン・ラプソディ』
しかも4回目の“胸アツ”応援上映がイマイチだった。
このままでは寂しいなぁと思い、翌日また行ってしまった。かくして5回目。

ちょうど109シネマズ大阪エキスポシティでIMAXレーザーGT2D版を上映中。
IMAXレーザーGT2Dとやらが何なのかは知りませんが、
エキスポシティのIMAXがめちゃくちゃいいのは何度も体験済み。
ここのIMAXは凄いです。説明を読んでみると、
「IMAX®レーザー/GTテクノロジーとは、シネコンとしては日本最大級、
 ビル6階建てに匹敵する高さ18メートル超、横幅26メートル超の
 誰もが圧倒される巨大スクリーン」だそうで。マジほんまです。

日曜日の朝に急に思い立ったものだから、席はすでにずいぶん埋まっています。
109シネマズではメンバーの特権、エグゼクティブシートに座るのが常だけど、
そんなもんもうすべて埋まっていて、観やすい席もほぼいっぱい状態。
応援上映のときのことを思い出し、ほかのお客さんの反応がよくわかりそうな、
後方にわずかな空席を見つけて確保しました。

本作に関しては、わざわざIMAXで観なくても通常版でじゅうぶん感動すると思っていました。
ところがIMAX、やはり凄いです。
爆音上映にも勝るのではないかと思うほど、音が良い。
応援上映を除いてそれなりに泣いていた私ですが、IMAX版でボロ泣き。

先週までは職場で本作を観たのは私だけだったのに、
週明けに出勤したら、もともとクイーンファンだった人、
クイーンをほとんど知らないけれど観に行ったという人、いっぱい。
みんな超超よかったと言っていて、嬉しい。(T_T)

笑ってしまうのは、中年以上の年齢層が多いからか、途中でトイレに行く客が多いこと。
5回観ている者としては、次のシーンがわかっているから、
「今からオモロイ台詞があるのに」とか「あと2分でごっつええシーンあるのに」と、
トイレに立ったお客さん早く戻ってこいよと言いたくなるのでした。

こりゃ年内まだ何回も観に行ってしまうな。
その都度UPしますから、またかよと呆れずに読んでね。
—–

4回目の『ボヘミアン・ラプソディ』

TOHOシネマズ西宮で、『ヘレディタリー/継承』『くるみ割り人形と秘密の王国』
『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』を観たあと、
阪急今津線に乗って阪神国道へ。JR西宮へ向かってテクテク歩きました。
この辺りは甲子園へ行くときに車でしょっちゅう通っているけれど、歩くのは初めて。
阪急西宮北口からJR尼崎へ行くにはこういう経路が早くて安いんだと知りました。

爆音映画祭で初めて行ったMOVIXあまがさき。
今度は『ボヘミアン・ラプソディ』の“胸アツ”応援上映です。

オンライン予約が始まった瞬間に席を確保しました。
なにしろこの日は20:30に北新地のお店に食事の予約を入れていて、
本作の上映終了は20:10。
尼崎を20:16発の電車に乗らなければ間に合わないから、
最前列の端っこ、入口にいちばん近い席を押さえたのです。

TOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティ等でおこなわれている応援上映は
どこもかしこも満席状態。
MOVIXあまがさきだって、すぐに席が埋まるだろうとはりきって押さえたのに、
前日の朝に予約状況を確かめたら、私を含めて客5人。
えーっ、応援上映やのに、そんなに客すくなかったら全然盛り上がらんやん。
昼休みと晩にも覗きに行ったけれど、まだ15人にも満たない。
当日の朝、やっと30人ぐらいにはなったかな。

う~ん、空き空きの応援上映なんてつまらんと思いながらたどりついたら、
おおっ、満席になっている。嬉しくなりました。
TOHOシネマズのようにサイリウムは配ってくれないんだ。残念。

4回目の『ボヘミアン・ラプソディ』もよかったですが、
それまでに観た3回に比べるとイマイチ。
歌詞を追うのに必死になると、映画に集中できないのですよね。
それに、いちばん前に座ったのは間違い。
後ろの様子がわからなくて、盛り上がりようがさっぱり不明。
でもねぇ、盛り上がっていたら、それが伝わってきたはずですから、
客のノリがイマイチだったのだと思います。

かといって、映画がイマイチだとみんな思っていたわけではないはず。
大声で歌ったり手を叩いたり足を踏みならしたりするのが、どこか照れくさかったのかと。
応援上映に関しては、その日の客によると思います。

尼崎なのになぁ。
あまがさきキューズモールでは「茶しばきにいこか」という、
かわいいキャラクターの口の悪い(笑)看板まで見かけたのに、
こんなにおとなしい客たちだなんて。

ちょっと残念だったので、リベンジに5回目を観る私なのです。(^O^)
—–

『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』

『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』
監督:吉田康弘
出演:有村架純,國村隼,桜庭ななみ,歸山竜成,木下ほうか,
   筒井真理子,板尾創路,青木崇高他

TOHOシネマズ西宮で3本ハシゴの3本目。
前述の『くるみ割り人形と秘密の王国』で爆睡してしまい、
引き続きこれも居眠りしそうだと思っていましたが、
かろうじて大丈夫でした。大丈夫だったことに自分でビックリ。

地方鉄道に関わる人たちを主人公にした“RAILWAYS”シリーズ。
第1弾は『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(2010)、
第2弾は『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(2011)でした。
それぞれ中井貴一三浦友和が主演でしたから、
第3弾にして初めて有村架純、若い女性が主人公です。

吉田康弘監督、知らんなぁと思っていましたが、
『旅立ちの島唄 十五の春』(2012)、『バースデーカード』(2016)など観ている。
それと、TVドラマと原作にハマった『プラージュ 訳ありばかりのシェアハウス』
監督と脚本を担当した人でもありました。

25歳の晶(あきら)(有村架純)は、妻と死別した修平(青木崇高)と出会って結婚。
修平の連れ子・駿也(歸山竜成)は晶のことを「あきらちゃん」と呼び、慕っている。
鹿児島出身の修平だったが故郷に帰ることもなく、東京で三人、仲睦まじく暮らしていた。
ところが、修平がくも膜下出血で倒れて急逝。
生活してゆけなくなった晶は、駿也を連れて修平の実家を訪れる。

修平の父親・節夫(國村隼)は息子の死を知らず、突然やってきた嫁と孫にびっくり。
しかし追い返すこともできず、近所に住む妹・幸江(筒井真理子)の協力を得て、
なんとなく共同生活を始める。

今までは修平がいたから、勤めはアルバイト程度だった晶。
駿也の面倒をみるためにはちゃんと職に就かなければならない。
節夫は肥薩おれんじ鉄道のベテラン運転士
電車好きの駿也は、晶も運転士になればいいのにと言う。
自分に運転士など無理だと思っていた晶だが、
ちょうど目にした運転士募集の広告に目を引かれ……。

ま、泣きますよねぇ(笑)。
夫が亡くなって、遺されたのは自分と血のつながりのない子ども。
まだ25歳です。可愛いです。次の相手なんていくらでもいそう。
でも晶は決意する。駿也の親でいる、家族でいると。

晶ととても上手く行っているはずの駿也だったけど、
学校に行けば、お父さんやお母さんのことを作文に書けといわれ、
そのどちらもいない駿也は大いに困って傷つく。
ついつい晶に心ない言葉を投げつけて、自分を責める。
そら泣きます、泣きました。

言葉数は多くないけれど、ふたりを見守るおじいちゃん。國村隼、さすがです。
その妹役の筒井真理子もいい叔母さん。教師役の桜庭ななみちゃんも○。

母親にはなれなかったとしても、家族にはなれる。
客を選ばず、これを選んで観に行った人が皆よかったと思える作品ではないでしょうか。
—–

『くるみ割り人形と秘密の王国』〈字幕版〉

『くるみ割り人形と秘密の王国』(原題:The Nutcracker and the Four Realms)
監督:ラッセ・ハルストレム,ジョー・ジョンストン
出演:キーラ・ナイトレイ,マッケンジー・フォイ,エウヘニオ・デルベス,
   マシュー・マクファディン,ヘレン・ミレン,モーガン・フリーマン他

TOHOシネマズ西宮にて3本ハシゴの2本目。

前述の『ヘレディタリー/継承』をしらふの状態で観るのが怖かったので、
酒をかっ喰らってから観ました。なのに一瞬も眠れず。
本作を観るときになってから睡魔に襲われてしまったのです。
これはもう、いつぞやの“妖怪ウォッチ”のときと一緒。
最初はしっかり起きていたんだけどなぁ。

監督はラッセ・ハルストレムジョー・ジョンストン
キーラ・ナイトレイヘレン・ミレンモーガン・フリーマンまで出ているのに、
途中から爆睡状態になってしまうとは。
最初と最後だけはお目目パッチリでしたからね。

時はヴィクトリア朝。
ロンドンに暮らす少女クララは、母親を亡くした悲しみから抜け出せないまま。
クリスマスイブ、クララとそのきょうだいは、父親からプレゼントを受け取る。
それは生前の母親が子どもたちに渡してほしいと父親に託していたものらしい。
きょうだいたちは亡き母親からのプレゼントに大喜びするが、
クララに宛てられたプレゼントは意味不明の卵形の箱。
しかもそこには鍵がかかっていて、どうがんばっても開けられない。

がっかりして自室に戻ったクララは、母親の手紙を見つける。
そこには、「この卵の中にはあなたが必要とするすべてが入っている」と書かれていた。
彼女は名付け親のドロッセルマイヤーに箱の開錠を依頼。
実はその箱はかつてドロッセルマイヤーがクララの母親に贈ったもの。
彼の話によれば、かねてから母親は箱をクララに渡したがっていたようだ。

……とここまではしっかり起きていました。
気がついたらクララはすっかり森の中、どうやら異世界に紛れ込んでいる。
えーっ、話についていかれへんやんと思いながら頭を働かすと、
キーラ・ナイトレイ演じるシュガープラムが世界征服を狙い、
ヘレン・ミレン演じるマザージンジャーの失脚を謀っているみたい。
なんとなくそれがわかってからもうつらうつら。

最終的にはクララとネズミの王様とくるみ割り人形のフィリップ、
そしてマザージンジャーが協力して世界を守るのですけれど、
私がふたたび覚醒したのはそのさなか辺り。いや~、寝た寝た。
もうキーラ・ナイトレイの変顔しか印象に残っていないぐらい。

もうじきTOHOシネマズで1ヶ月フリーパスポートをつくるから、
機会があればもう一度観ていることにします。今度は誓って、しらふで。
—–

『ヘレディタリー/継承』

『ヘレディタリー/継承』(原題:Hereditary)
監督:アリ・アスター
出演:トニ・コレット,アレックス・ウォルフ,ミリー・シャピロ,
   アン・ダウド,ガブリエル・バーン他

TOHOシネマズ西宮にて。

もともとホラーが苦手だったのに、恐怖に対する感覚が鈍くなってきているのか、
最近は好奇心のほうが勝って、ついつい観に行ってしまいます。

今年も『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』(2018)を観たり、
『インサイド』(2016)を観たり、『クワイエット・プレイス』(2018)も当然観ました。
そういえば去年は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)を2回観ました。
1回目の鑑賞中に劇場が停電に見舞われ、ちょっとビビった思い出も。

ここ5年ぐらいに観たホラーで印象に残っている作品を思いつくままに公開順に挙げると、
『キャビン』(2011)、『サプライズ』(2011)、
『ドント・ブリーズ』(2016)、『哭声/コクソン』(2016)、
『ウィッチ』(2015)、『ゲット・アウト』(2017)あたりでしょうか。
2013年以前はまだまだ怖くて、ホラーにはそんなに手を出していなかったはずです。
『スケルトン・キー』(2005)だけはどうにも気になり、
日本では劇場未公開だったこともあって、DVDをレンタルして観た記憶が。

で、本作は、直近50年で最も怖い映画との評判です。
なんぼホラーに慣れてきたといっても、そんな評判のヤツに耐えられるのか、私。
ずいぶん悩んだのですが、やはり好奇心には勝てない。
晩に観るのはさすがに怖いので、「映画の日」の朝イチに観ました。

ドキドキします。しらふでは耐えられないかと思い、
朝9時前からお酒を飲んで鑑賞に臨んだ私を許してください。
でも寝られんかった(笑)。

グラハム家は、夫スティーブ、妻アニー、息子ピーター、娘チャーリーの4人家族。
数日前にアニーの母エレンが亡くなったばかりで、葬儀が営まれる。
長年グラハム家を支配してきたエレンの死に、アニーは悲しめずにいるが、
おばあちゃんっ子だった13歳のチャーリーは心を痛めている様子。

ある日、高校生のピーターが同級生に誘われてパーティーに行くと言う。
夜間の外出と車の使用の許可を求めるピーターに、
アニーはチャーリーも連れて行くならという条件で認める。

パーティー会場で同級生らと楽しむピーター。
居場所のないチャーリーがケーキを食べたところ、それにはナッツが入っていた。
ナッツにアレルギーを持つチャーリーは呼吸困難に陥る。
ピーターは慌ててチャーリーを車に乗せ、病院に運ぼうとするが……。

ホラーの中でも特に、宗教が絡むスプラッタ系が苦手なので、
これは私が怖がるホラーど真ん中。

ウィキペディアにあらすじがすべて載っています。
怖かったので、それを全部読んでから行きました(笑)。
そのおかげで次に何が起こるかわかっている。
いろいろと凄惨なシーンが飛び出すわけですが、覚悟ができているから驚かない。

結果、これが50年でいちばん怖い作品なのかと拍子抜けするぐらい、大丈夫でした。
でもこれ、あらすじを知らずに観に行っていたら、
おそらく私は立ち直れないぐらい怖がっていたと思います。
大丈夫やんと思ったのに、ラスト近くのワイヤーぎりぎり(観た人はわかる(笑))のシーンは、
夜になったら頭の中に甦ってきましたからね。

アニー役のトニ・コレット、迫真すぎ。
彼女主演の作品がもう1本、同じ日に公開されたのですけれど、
本作を観てしまったら、もう1本のほうはコメディにもかかわらず、
あの顔を思い出して笑えない気がします。

オーストラリアでは『ピーターラビット』(2018)の上映前に誤って本作の予告編が流されてしまい、
家族連れの客が騒然となったという笑い話も。笑い話じゃないか。(^^;
アリ・アスター監督、これがデビュー作品ですって。凄すぎる。
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