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アメリカの「美人」の基準

前述の『ボーン・アルティメイタム』で、
ボーンとしばし行動を共にするCIA海外諜報員の若い女性、
ニッキー・パーソンズ役はジュリア・スタイルズでした。
彼女はアメリカでは人気のある女優なのですが、日本ではイマイチ。

私は『恋のからさわぎ』(1999)で彼女を知りました。
以来、彼女の出演作はかかさず観ていますが、
これがモテる顔なのかどうかは疑問です。
彼女の代表作『セイブ・ザ・ラストダンス』(2001)にしても、
私の思うバレエダンサーのイメージとはちがうんです。

「美人」の基準は、日本とアメリカではかなり異なっていて、
アメリカでは、頬骨が高く、顎に主張のある女性が崇められるようです。
顎に主張があるとは、つまり、エラが張っていたり、
アントニオ猪木とまでは行かなくても、
どちらかと言えば顎が出ているぐらいの女性がモテまくり。

そう言われて考えてみると、ジュリア・ロバーツもそう。
目も鼻も口もパッと大きいけれど、顎にはさらに、かなりの主張が。

ジュリア・ロバーツのギャラを抜いたことで話題になった、
『キューティ・ブロンド』(2001)のリース・ウィザースプーン。
彼女の顎は、ジュリア・ロバーツどころじゃありません。

“スパイダーマン”シリーズのヒロインであり、
『エリザベスタウン』(2005)や『マリー・アントワネット』(2006)も記憶に新しい、
キルスティン・ダンスト。
彼女は頬骨がとても高く、ちょっとオバチャン顔だと思うのですが、
主演、または、主演の男性が惚れ込む女性役が目白押し。

アメリカでは人形の顔すら、頬骨を高くすることが基本だそうな。
向こうでチヤホヤされようと思ったら、頬骨が出てなきゃ駄目っぽい。

『モナリザ・スマイル』(2003)には、
ジュリア・ロバーツが教師役で、
ジュリア・スタイルズとキルスティン・ダンストが生徒役で、
さらにもうひとり、頬骨の高いマギー・ギレンホールも
同じく生徒役で出演しています。
実はアメリカでモテる顔が勢揃いした映画なんですね。

ちなみに私の顔はといえば、アメリカでは到底モテそうになし。
ドイツでは黒髪が流行らしいので、それぐらいかなぁ、
海外でちょっとはモテそうな要素と言えば。
あ、モテるとかモテないとか、年齢をまず考えてから言えって?
失礼しました。(^^;
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