『キューティ・ブロンド』(原題:Legally Blonde)
監督:ロバート・ルケティック
出演:リース・ウィザースプーン,ルーク・ウィルソン,セルマ・ブレア他
ブロンドの金持ち娘が、交際中の由緒正しい家柄の男性からのプロポーズを待っていたのに、
「ブロンドの女性は頭が悪そう」という理由でフラれます。
一念発起した彼女は猛勉強してハーバードのロースクールへ。
入学当初はどうなることかと思いきや、
努力が実って裁判まで引き受けて……という超サクセス・ストーリー。
あのトルシエの通訳で一躍有名になったフローラン・ダバディーさん
(私は映画雑誌編集者のほうの彼を先に知っていたので、通訳で出てきたときは心底驚いた!)は、
この映画を年間ワーストに投票しそうなほど怒っておられました。
「世の中をなめちゃいかん」って。
でも私は好きだなぁ、こういうの。
ありえない話なだけに、怒るのはもったいない。
裁判で容疑者となる世紀のダイエット提唱者が
実は脂肪吸引に通っているという裏話(またもやネタバレ、すみません)や、
主人公が男性の気を引く方法をネイルサロンで他の客に伝授する姿、
ゲイの見分け方などなど、ばかばかしいけどかわいくて笑えます。
ありえないサクセス・ストーリーでありつつ、
そんな裏話のなかにはほんまなんやろなという話もあって興味津々。
ど~でもいいことですが、
主演のリース・ウィザースプーンのアゴを見るたび、
猪木のアゴを思いだす私って失礼?
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