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8回目と9回目の『ボヘミアン・ラプソディ』(大阪ステーションシティシネマ&TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の10本目@西宮)

TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスポート所持期間中だから、
“胸アツ”応援上映だってTOHOシネマズでならば無料鑑賞できるんです。
でもこの日、西宮での応援上映に行くのは時間が合わない。
で、時間的にピッタリだった大阪ステーションシティシネマの応援上映に行くことに。
わざわざお金を払って(笑)。

応援上映に臨むのはこれが2回目。
4回目に観た『ボヘミアン・ラプソディ』がそうでした。
しかしこのときは、後の都合で出やすいように最前列の端っこに座ったのと、
歌詞を必死で追ったのが失敗。盛り上がりにも欠けてイマイチでした。
その失敗を踏まえ、今回は後方の座席を確保。
歌詞を追うのもやめて、見なくても歌えるところだけ歌う、
あとは映像のほうに集中して大正解。

上映開始後にピカッと光るものがあり、
誰やねん、ケータイの電源切ってへん奴と思ったら、サイリウム持参のお客さん。
失礼しました。それならなんぼでも振ってください。

2回目の応援上映はめちゃめちゃ楽しかったです。
ちょっとクセになりそうで、これもまた行く。
ほとんどビョーキだと思うんですけど、また行ってもいいですか。

……で、すぐに9回目。

言っても信じてもらえないと思いますが、この日はホントに観る気はなかったんです。
フリーパスは事前予約ができません。
劇場に着いてから有人窓口で観たい映画を言わないと鑑賞できないから、
満席の可能性もあるわけで、そのときはあきらめて他の作品を観るしかない。
実際、過去に何度もそういうことがありました。
満席だったときのために、他の候補も用意して臨むのが常。

日曜日のちょうど昼頃に西宮へ到着。
『春待つ僕ら』と『マダムのおかしな晩餐会』を観るつもりでした。
15:00からの『ボヘミアン・ラプソディ』“胸アツ”応援上映はどうせ満席だろうと思って。
ところが残席がわずかながらあったのですよ。

え~、まだ席残ってるんかいな。残ってるなら観たいやん。
今日は土屋太鳳トニ・コレットに決めていたのに気持ちが揺らぐ。
せやけど応援上映って昨日も観たところやん。
まだ観るか、私。これ観たら9回目やで?
結局、窓口のお姉さんに言ってしまいましたがな、『ボヘミアン・ラプソディ』って。

実はこの前に観たのが後述の『くるみ割り人形と夢の王国』〈吹替版〉だったのですが、
先に15:00からの『ボ・ラプ』を選んだ結果、
その前に観るのにちょうど良い時間帯の作品がない。
『くるみ割り人形』の上映終了時間は15:25だったので、
なんと25分もかぶっていたのですけれど、それをお姉さんに突っ込まれることなく。
ゆえに私は『くるみ割り人形』を14:55で退出しました。

前日の大阪ステーションシティシネマでの応援上映も楽しかったけど、
この日のTOHOシネマズ西宮OSもすげぇ楽しかった。
ロジャーの「ガリレオ~♪」を一緒に歌うオジサン客がいて爆笑。

このところはできるだけ英語を聴くことに徹しています。
序盤、ディーキーのヴァンが立ち往生するシーン、
ロジャーが食べているサンドイッチの中身がハムであることがわかりました(笑)。

9回観てどうしてもわからないのが『オペラ座の夜』のレコーディング合宿中、
例のロジャーがコーヒーマシンを投げようとするシーンの前、フレディが発する台詞です。
「ヒステリー女王は俺の役」と翻訳されているのですが、
ここって、「ヒステリカルクイーンの役しかこのバンドに余地はない」と言ってません?
意味が掴めなくて悔しい思いをしています。誰かわかる人、教えてください。

映画の中ではフレディがピアノで作曲中のシーンにしか出てこない“I Was Born To Love You”。
クイーンバージョンが聴きたくて、アルバム『Made in Heaven』も買っちゃいました。
—–

『グリンチ』〈吹替版&字幕版〉(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の7本目@伊丹&8本目@梅田)

『グリンチ』(原題:The Grinch)
監督:ヤーロウ・チェイニー,スコット・モシャー
声の出演〈吹替版〉:大泉洋,横溝菜帆,杏,秋山竜次,宮野真守他
声の出演〈字幕版〉:ベネディクト・カンバーバッチ,キャメロン・シーリー,ラシダ・ジョーンズ,
         キーナン・トンプソン,アンジェラ・ランズベリー他
鑑賞順が前後しますが、面倒くさいので(笑)、吹替版と字幕版、まとめて書きます。
字幕版は後述の『彼が愛したケーキ職人』と梅田でハシゴしました。
個人的には字幕版の圧勝です。字幕版を上映している劇場が少ないのが残念。
まず、同時上映の『ミニオンのミニミニ脱走』(原題:Yellow is the New Black)が可愛すぎ。
これも字幕版のほうが好きだなぁ。
どこかにある夢のようで夢ではない平和なフー村。
クリスマスが迫り、人びとはその準備に忙しい。
そんな村のはずれの洞窟で孤独に暮らすグリンチ。
彼が心を許すのは忠実な愛犬マックスだけ。
幼少期を孤児院で過ごしたグリンチは、他人の幸せが嫌い。
だから、世間が幸せいっぱいになるクリスマスが大嫌い。
他人の幸せを見ずに済むようにと、早めに食糧を買い込んでいたのに、
やけ食いしたせいで冷蔵庫も引き出しも空っぽ。
やむを得ず買い物に出かけると、浮かれムードの村にはらわたが煮えくり返る。
村からクリスマスを盗んでしまえばいい。
そう気づいたグリンチは、サンタクロースに変装
トナカイ代わりの大役を担ったマックスと共に、
村中からプレゼントやツリーを盗もうとする。
一方、村に暮らす少女シンディ・ルーは、働き者の母親ドナのことが心配。
ママの幸せだけをひたすら願う彼女は、
サンタクロースを捕まえて直訴しようと考えるのだが……。
日本語吹替版ではナレーションを宮野真守が担当。
なんちゅうのかこれが説教臭いんです。
字幕版とそう変わらないことをしゃべっているのに、
「ひとりでいるのは可哀想感」が吹替版のほうに漂いすぎ。
大きなお世話じゃなかろうかと言いたくなりました。
大泉洋は好きだけど、これもベネディクト・カンバーバッチのほうがずっといい。
ひねくれもののグリンチの声に合っているような気が。
吹替版では説教臭いのに加えて退屈さも感じ、しばしば睡魔に襲われる。
字幕版ではまったくそんなことなく。
そして伊丹では笑いなんてちっとも起きませんでしたが、梅田ではいっぱい客の笑い声が。
字幕を読めないであろう小さな子どもさんたちもすごく笑っていて、
台詞がわからなくてもじゅうぶん面白さは伝わるのだと思いました。
吹替版はその面白さを壊してしまっているんじゃないかと。
シンディ・ルーの声にしても、吹替版はただただ良い子の印象。
字幕版では可愛い女の子ながら時おり声にドスをきかせるところが可笑しくて。
本作の監督は『ペット』(2016)のヤーロウ・チェイニーと、
もうひとり、スコット・モシャー。この人、これが長編映画デビュー作ですが、
長らくケヴィン・スミス作品のプロデューサーとして活躍された人とのこと。
文句言いつつも、マックスはめっちゃ可愛いです。虜になりました。
あ、そうそう、グリンチがパイプオルガンで演奏する曲は
エリック・カルメンの“All by Myself”でしたね。
この曲を生まれて初めて聴いたとき、切ないメロディに失恋の歌だと思っていました。
何年か経って歌詞を知ったときは衝撃は今もおぼえています。
恋の歌とちゃうかったんや、なんかひねくれてると思ったもので。
グリンチの心情はこんなだったのね。
ひとりでいる人が自分で「寂しい」と言うのはいいと思います。
だけどその人自身はなんとも思っちゃいないのに、
周囲の人が「可哀想」と決めつけるのはどうなんだか。
しかも「ひとりでいるのは寂しいことなんだよと気づかせてあげている」雰囲気すら感じる。
「いや、だからほんとに寂しくないんだってば」と言ったところで「強がっている」と思われそうだし、
何も言わずに微笑み返しするしかないのかしらん。

—–

『ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の6本目@伊丹)

『ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー』
監督:長峯達也
声の出演:野沢雅子,堀川りょう,中尾隆聖,島田敏,久川綾,古川登志夫,
     草尾毅,山寺宏一,森田成一,宝亀克寿,水樹奈々,杉田智和他

冬休み仕様の作品も続々と封切りに。
金曜日の終業後に伊丹で何を観ようか、上映スケジュールとにらめっこ。
翌日の土曜日だと“ドラゴンボール”はなんとなく混みそう。
空いている平日の晩に観ておこうと思ったわけなのですが、なんのなんの。
18時半からの回がほぼ満席状態。すげぇな、ドラゴンボール人気。

そうそう、ついでのインフォメーション。
シネマイレージ改定後、ポイントやフリーパスでの無料鑑賞には
席数に上限が設けられた旨が記されていますが、
この席数制限はあってないもののようです。
残席わずかの作品でも、普通に受け付けてもらえるのでご安心ください。

さて、ドラゴンボールです。劇場版アニメシリーズの第20作だそうで。
原作も未読なら、TVアニメ版も一度も観たことがりません。
わりと最近観たような気がしていた劇場版も、
調べてみたらなんと観たのは5年半前のこと。え~っ。
1年と思っていたら3年、3年と思っていたら5年、5年と思っていたら10年経っているもの。
まさにそのとおりで、歳を取った自分が嫌になる。(–;

予備知識が何もないものだから、まともなあらすじを書けません。
まるでちがうことを書いていたとしてもご容赦ください。

惑星ベジータの王は、息子であるベジータ王子が生まれたとき、
その王子を上回る戦闘力を持って生まれたとおぼしきブロリーに嫉妬する。
ブロリーの父親パラガスの懇願を一蹴し、
赤ん坊のブロリーをカプセルごと他の惑星へと追放。
パラガスはブロリーを捜し出し、ベジータへの復讐を誓う。

そんなパラガスの気持ちを利用しようと目論むフリーザ。
ブロリーをベジータと対決させ、フリーザは自ら孫悟空を仕留めたい。
そんなこととはつゆ知らず、日々の修行に励む孫悟空とベジータ。

ある日、ブルマが集めていたドラゴンボール6個が盗まれる。
犯人はもちろんフリーザの手下。
もしも最後の1個が発見されたら、悪事に使われることは確実。
それを阻止すべく、孫悟空たちは最後のドラゴンボールがあるはずの氷の大陸へ。
そこにはフリーザとパラガス、ブロリーの姿があり……。

何も知らなくても話がわかりやすい。
そこも全世界で人気を博している理由のひとつなのかと思います。
封切り日の平日にこんなに客が入っていることに驚きましたが、納得。
ただ、「うぉーっ」とか「あぎゃー」とかやたら叫んでいるイメージがあり(笑)、
対決シーンにはちょっと笑ってしまいました。ごめんなさい。

ドラゴンボールファンの評価はどうなんでしょ。
私のような素人が満足するということは、玄人には駄目なんでしょかね!?
—–

7回目の『ボヘミアン・ラプソディ』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の5本目@西宮)

前述の『パッドマン 5億人の女性を救った男』は、
練りに練った週間映画鑑賞予定ではまだ観るつもりはありませんでした。
ほかの作品を観る予定で終業後に西宮へ向かったのですが、
師走のせいか、思いのほか道路が混んでいたために、
予定していた作品の本編が始まるまでには西宮へ着けませんでした。
で、時間的にまだ余裕のあった『パッドマン』を観ることに。

その1本で帰ってもよかったけれど、せっかく西宮まで行ったのに1本だけって。
もったいなくてもう1本と思ったら、
選択肢は『ボヘミアン・ラプソディ』か『機動戦士ガンダムNT』。
いや~、ガンダム、全然知らんし、寝るでしょ、きっと。
せやけど私、また観るのん?『ボ・ラプ』、7回目やで。

ものすごーく悩んだのですが、結局選んでしまった、『ボ・ラプ』を。

平日まんなかの21:00からの回だし、がらがらではと思ったのに、
結構入っていますねぇ、お客さん。
しかも若い子が何人も連れだって来ているのが見受けられ、
これまでに私が観た劇場では中年以上の客がほとんどだったから、
すごいなぁ、10代の子たちもいっぱい来ている!とビックリ。

7回目にして初めてところどころ寝ました。
というのも7回目ですから(笑)、あまり好きじゃないシーンもわかっている。

たとえば、メアリーと別居を始めたフレディが彼女に電話して
窓越しに乾杯しようというシーン。
あ、これは別に嫌いなシーンというわけではないのですが、何度も観ていると結構ウザイ。(^^;
それから、記者会見のシーン。
クイーンのメンバーと喧嘩して、ポールが仕切りはじめた頃のシーン。
この辺りはもう観なくてもいいやと思って、積極的に寝ました。

たとえ眠ってしまっても、これ以外のシーンはしっかり覚醒。
やはり何度観ても泣いてしまいます。

ところで『ボ・ラプ』と初めて書いて思い出しました。
アルバム『オペラ座の夜』のレコーディングを終え、
レイ・フォスターのオフィスでどの曲をシングルカットするかを話し合うシーンで、
ロジャーが“Bo・Rhap, period!”と言うところもとても好きです。

今日はこの辺にしとくでぇ。
—–

『パッドマン 5億人の女性を救った男』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の4本目@西宮)

『パッドマン 5億人の女性を救った男』(原題:Padman)
監督:R・バールキ
出演:アクシャイ・クマール,ソーナム・カプール,ラーディカー・アープテー他

インド作品。オープニングはいかにもボリウッド
しかしあとは途中に少し歌って踊る程度で、
ボリウッド初心者でも抵抗なく受け入れられると思います。
感動的な実話に若干(?)の脚色が加えられているようです。

インドの田舎、小さな村の新婚夫婦、ラクシュミとガヤトリ。
妻のことが好きで好きでたまらないラクシュミは、
生理中の女性たちが不浄なものとして扱われ、
毎月生理が始まるたびに家の外に設えられた部屋で過ごすことに疑問を感じる。

それだけでなく、どうやら妻は雑巾以下の薄汚れた布を用いているらしい。
見かねたラクシュミが薬局に行ってみると、生理用ナプキンの値段にビックリ。
妻の喜ぶ顔見たさに買って帰ったところ、彼女は喜ぶどころか、
そんな高価なものを買うと牛乳を買う金がなくなるから要らないという。

妻から返品してくるように言われたものの、薬局に返品は不可。
そこでラクシュミはナプキンを解体し、構造を調べてみることに。
何のことはない、生地と綿さえあれば自分で作れるじゃないか。
市販品は55ルピー。自分で作れば2ルピーほどだろう。
生地と綿を分けてもらおうと友人たちを訪ねると、全部タダでくれる。

2ルピーどころかタダで作ったナプキンを妻に渡すが、翌朝、彼女の機嫌が悪い。
問いただすと、これは不良品、サリーが汚れてしまったと。
どうしても市販品並みのナプキンを作りたいと思うラクシュミは、
仕事も休んでナプキン作りに没頭する。なかなか上手くは行かない。

やがてラクシュミの行動が噂になり、すっかり変態呼ばわり。
妻の親族から離婚を迫られたラクシュミは、仕方なく村を出るのだが……。

学はないけれど頭は良い。真面目で優しくてユーモアにも溢れている。
妻の笑顔を見たい一心で始めたことが、インド中の女性を救うことになります。

金さえあれば、先進国の機械を買ってナプキンなんていくらでも作れる。
でも彼には金がない。インドの多くの村にも金がない。
ラクシュミが「普通」のナプキンを作り上げるまでの道。
また、ナプキン製造機を作り上げたはよいけれど、まだ村人たちの彼を見る目は変わらない。
この辺り、同じ国でも田舎と都会ではずいぶんと感覚が違うことを思い知らされます。

機械を作り上げたのちも金儲けにはいっさい興味なし。
村を回って女性たちに機械の使い方を指導し、彼女たち自身で稼げるように。
特許などを取得して機械自体が高くなっては意味がないのだというラクシュミ。
国連に招かれたさいの彼のスピーチは感動的です。
個人的には原田マハの『本日は、お日柄もよく』の選挙演説よりも
ずっとずっと心を打たれました。

彼に協力を惜しまない女性パリーが素晴らしい。
妻のもとへは帰らずに彼女とくっついてほしかったんだけどなぁ。

良い作品でした。
—–