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『パラレルワールド・ラブストーリー』 (TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の1本目@西宮)

『パラレルワールド・ラブストーリー』
監督:森義隆
出演:玉森裕太,吉岡里帆,染谷将太,筒井道隆,美村里江,
   清水尋也,水間ロン,石田ニコル,田口トモロヲ他
 
ちっとも映画を観る機会のない6月。
ダンナの海外出張中を狙って、6,000マイルを使うことに。
通算10回目のTOHOシネマズ1ヶ月フリーパスポートをつくりました。
 
実は玉森裕太くんの顔が苦手です。
役者として好きとか嫌いとかはいっさいなく、とにかくタイプじゃない。
ファンの方に怒られそうですが、彼ってオバハン顔してませんか。
って、オバハンに言われたくないやろけど(笑)、
三角巾と(白の)割烹着、そう、給食のおばちゃんスタイルが似合いそうな顔だなぁと以前から思っていました。
 
そんな玉森くん主演だから、いくら東野圭吾原作でも積極的に観に行く気になれず。
DVDでじゅうぶんだわと思い、スルーするつもりでした。
けれどもフリーパスをつくったから、タダでならいいかと。
 
大学院生の敦賀崇史(玉森裕太)は、通学の途中に行き交う電車の車窓越し、
毎朝見かける女性にひそかに想いを寄せていたが、名前も聞けぬまま卒業。
その後、最先端研究をおこなうバイテック社に入社する。
 
ある日、崇史は親友で同じ会社に勤務する三輪智彦(染谷将太)と待ち合わせ。
智彦が自分の恋人だといって連れてきたのは津野麻由子(吉岡里帆)、
なんと電車で毎朝見かけていた女性だった。
激しい嫉妬に襲われ、なんとなく智彦と麻由子を避ける崇史。
 
ところがある朝、ベッドで目を覚ました崇史の隣には麻由子がいる。
ふたりは恋人同士で同棲生活を送っており、
智彦はもうずいぶん前にアメリカ本社に移動したらしい。
 
違和感を拭えないが、麻由子との暮らしは幸せに満ちている。
ずっとこのままであることを願っているのに、
智彦の恋人である麻由子の世界と、自分の恋人である麻由子の世界が交互に現れ、
次第に崇史は何が真実なのかわからなくなり……。
 
やはり主演がタイプじゃないとツライですね(笑)。
ついでに吉岡里帆、可愛いけどどうも演技は好きになれない。
さらにさらに、染谷将太の役柄もイマイチ。
崇史の先輩社員役の美村里江、旧芸名ミムラは歳を取った感が否めず、
上司役の筒井道隆は髭もなんだか汚らしいオッサン。
田口トモロヲは相変わらずながら、特に挙げるべき点なし。
 
とにかく誰にも共感できず、陳腐な印象。
原作も読んだはずですが、こんなに陳腐ではなかったよなぁ。
若手人気俳優のふたりを半裸にはしてみたラブシーンも当然背中だけ、
サービスで盛りました、てな感じでつまらん。
 
森義隆監督は『聖の青春』(2016)がよかっただけに残念です。
キャストに惹かれて観に行くことは大事なのかもしれない。(^^;

—–

『泣くな赤鬼』

『泣くな赤鬼』
監督:兼重淳
出演:堤真一,柳楽優弥,川栄李奈,竜星涼,堀家一希,
   武藤潤,佐藤玲,キムラ緑子,麻生祐未他
 
諸般の事情により6月はまだほとんど映画を観られておらず、これがたった3本目。
後半にスパートをかけられるかどうか微妙ですが、がんばる。
 
重松清の短編集『せんせい。』に収録されていた1編。
読んだはずなのですが、全然おぼえていない。
たぶん、私は重松清を読みすぎだ(笑)。
おぼえてはいないけれども、いい話にちがいない。
 
高校で教鞭をとる小渕隆(堤真一)は、ストレスからか胃に痛みを感じて病院へ。
待合室で声をかけてきたのはかつて教え子だった斎藤智之(柳楽優弥)。
会社の健康診断でひっかかり、妻の雪乃(川栄李奈)に付き添われて検査に来たらしい。
 
十数年前、小渕は甲子園を目指す野球の強豪校にいた。
笑わず泣かず、とにかく厳しい監督に、部員たちが付けたあだ名は「赤鬼」。
斎藤はじゅうぶんな才能を感じさせる新入部員だったが、
監督のサインを無視してスタンドプレーに走るところなどが小渕は気に入らない。
そこで斎藤よりも遥かに下手な部員と守備位置を競わせようとしたところ、
努力の嫌いな斎藤はすっかり拗ね、部活をさぼってよくない連中とつるみ出す。
やがて退部すると高校そのものまで辞めてしまったのだった。
 
現在小渕が勤めるのは、進学校ではあるが野球部は弱小。
甲子園まであと一歩だった高校の監督が異動してきたと知り、
野球部に入った生徒も多いのに、小渕はまるでやる気がない。
こいつらに教えてもどうせ無理だと決めつけている。
 
そんなある日、雪乃が小渕を訪ねてくる。
検査の結果、斎藤は末期癌に侵されていることがわかり、余命わずかだと。
どうすればいいのかわからない雪乃は、夫に会ってほしいと小渕に頼み……。

いまどきの高校野球の練習がどんなだかは知りませんが、
体罰はなくとも多分にスパルタな野球部は今でも多いはず。
小渕もそんな監督で、部員は叱咤されながら練習していました。
 
それが正しかったはずだと小渕は疑いもしていませんでしたが、
斎藤との再会をきっかけにかつての部員に会いに行くと、
「僕たちは先生の夢を叶える道具に使われただけ」だなんて言われる。
しょげる小渕役の堤真一は、見た目もしょぼくれていてかなり気の毒(笑)。
 
お涙頂戴に走っとるなぁと思いつつもきっちり泣かされる。
ただし、劇場でほかのお客さんがボロボロ泣いていたシーンは、
私はまったく泣けず。なぜか私はほかの人と泣くところがずれている。(^^;
 
悔いを残さず死にたいとは誰もが思うことでしょう。
その悔いが野球だったら。
 野球好きならばやっぱり泣いてしまう作品です。
最後の堤真一の表情がめちゃめちゃよかった。

—–

『さよならくちびる』

『さよならくちびる』
監督:塩田明彦
出演:小松菜奈,門脇麦,成田凌,篠山輝信,松本まりか,新谷ゆづみ,
   日高麻鈴,青柳尊哉,松浦祐也,篠原ゆき子,マキタスポーツ他
 
前述の『長いお別れ』とTOHOシネマズ伊丹にてハシゴ。
 
若者の聴く曲、知りません、わかりません。
あいみょんのこともわりと最近まで全然知らなかったところ、
ラジオで耳にした“君はロックを聴かない”にどハマリ。
ほんの1カ月前まで、私の車の中ではその曲がエンドレスでかかっていました。
 
そのあいみょんと秦基博が楽曲を提供している作品。
そりゃもうそれだけで観たくなります。
 
インディーズの人気女性デュオ“ハルレオ”。
ハル(門脇麦)が職場で見かけたレオ(小松菜奈)に声をかけて誕生。
ホストでローディ兼マネージャーのシマ(成田凌)の運転する車で全国を回りつづけてきた。
 
ところがハルレオは突然解散を決める。
解散することをどこにも発表しないまま、最後の全国ツアーへと出発する。
 
ただこれだけっちゃこれだけのロードムービー
最後のツアーに向かうシーンから始まり、
さまざまな時代の彼女たちを映しながら進みます。
 
いったいいつの時代に戻ったのやらわかりにくいときがありますが、
それはもう小松菜奈演じるレオの髪型で判断。
最初ロングヘア、途中ミディアム、最後ショートカット。
 
表題曲は秦基博が作り、劇中のライブで歌われる曲はあいみょんが作ったもの。
どれも切ない青春を歌ったいい曲ですが、とにかく同じ曲ばかりが流れすぎる。
ライブのたびに同じ曲を聴かされ、もっとほかの曲も聴かせろという気に。
 
小松菜奈はそうじゃない。私は彼女がすごく好き。
 
いろんな役ができるといえば、成田凌もおもしろい。
息が長くなりそうな若手実力派3人だと思います。
 
ラストの表情がすごくよかった。
今日からまた車の中ではあいみょんだ!

—–

『長いお別れ』

『長いお別れ』
監督:中野量太
出演:蒼井優,竹内結子,松原智恵子,山崎努,北村有起哉、
   中村倫也,杉田雷麟,蒲田優惟人他
 
TOHOシネマズ伊丹にて2本ハシゴの1本目。
 
原作は中島京子の同名小説。
監督は『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)の中野量太。
『湯を沸かすほどの〜』は最後がなかなかに猟奇的(笑)だったから、
本作のほうが万人落ち着いて観られるのではと思います。
 
ある日、東家の長女・麻里(竹内結子)と次女・芙美(蒼井優)のもとへ、
母親・曜子(松原智恵子)から連絡が入る。
電話では話せない相談事があるから、実家に寄ってほしいとのこと。
ただならぬ話のようで、麻里はわざわざアメリカから帰国。
父親・昇平(山崎努)の70歳の誕生日に実家に集った一家。
 
久しぶりに昇平に会った麻里と芙美はびっくり。
かつては中学校の校長をしていたほど厳格で賢い昇平が、
どうやら認知症らしく、娘たちの見分けもつかない様子。
両親ふたりきりの生活に麻里も芙美も不安を感じるものの、
娘たちが今すぐ同居できるわけでもなく……。

父親から教師になることを望まれていた芙美は、まったく違う道へ。
料理好きの彼女は、いずれ店を持つことを夢見てスーパーの惣菜売り場でバイトするかたわら、
週に何度かフードトラックで自分がつくったカレーを売っています。
思うように売れないわ、恋人とも上手くいかないわで凹む日々。
 
一方の麻里は、夫の転勤でカリフォルニアへ行き、
芙美からは優雅な海外生活を送っていると思われていますが、
現地での暮らしにいつまで経っても馴染めない。
もともと英語が得意な夫、すぐに話せるようになった息子。
それにひきかえ麻里はいつもびくびく。まったく話せません。
 
こんなふうにそれぞれの悩みを抱えていっぱいいっぱいなのに、
母親からひっきりなしにかかってくる電話。
ちょっと目を離した隙に出かけてしまう父親に振り回されます。
 
ユーモアたっぷりに描かれていて、あちらこちらで笑い泣き。
母親役の松原智恵子がすごく良い。
 
ぼけた父親とは話がかみ合わないはずなのに、交わす言葉に癒される。
ところどころ、かなり頻繁に泣けました。
 
心身ともにつらい介護をしてきた人には綺麗事と思える部分もあるかも。
でもこんな家族でいられたらいいなと思います。

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『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(原題:Godzilla: King of the Monsters)
監督:マイケル・ドハティ
出演:カイル・チャンドラー,ヴェラ・ファーミガ,ミリー・ボビー・ブラウン,渡辺謙,
   チャン・ツィイー,ブラッドリー・ウィットフォード,サリー・ホーキンス他
 
公開初日の金曜日、ちょうどダンナが飲み会だったから。
エキスポシティか箕面か伊丹のいずれかで本作を観ることに。
2Dの字幕版を観たかったのに、どこも時間が合わず。
吹替版ならいずれで観ることもできるけれど、
「洋画は字幕で観る派」の私としては、そこは譲れない。
109シネマズ箕面のIMAX3D版で手を打ちました。
 
最初の『ゴジラ』(1954)に始まり、何度も映画化されてきた“ゴジラ”
本作はハリウッド版の『GODZILLA ゴジラ』(2014)の続編。
『キングコング 髑髏島の巨神』(2017)と同じ世界観なんですと。
 
前作から5年後の世界。
怪獣の調査をおこなってきた秘密機関“モナーク”は、
怪獣への対応について追及を受け、解体の危機に。
 
一方、中国・雲南省のモナーク基地では、モスラの幼虫が孵化して暴れ出す。
科学者エマとその娘マディソンはモスラの幼虫と交信を試みて落ち着かせることに成功。
ところがその直後、環境テロリストのアラン率いる傭兵部隊が突入し、
エマとマディソンを連れ去ったうえに、怪獣との交信装置を奪ってゆく。
 
モナークの科学者である芹沢は、元モナークのメンバーでエマの夫マークに協力を要請。
エマとマディソンを探しはじめるのだが……。

IMAXです。3Dです。映像が綺麗だし、迫力もある。
でも迫力ありすぎ派手すぎ音デカすぎで、何がどうなっているのやらわからん。
途中からもうどうでもいいやという気分になってきて、
3Dメガネをかけたまま盛大に寝ましたがな、私。
 
なんかみんな『アルマゲドン』(1998)みたいなんだもの。
自分の命を犠牲にして人々とゴジラを救おうとする。
渡辺謙演じる芹沢博士もそんなふうで、アンタはブルース・ウィリスかっ。
 
怪獣にあまり詳しくもなければ思い入れもないから、
ドシャーンとかピッカーンとかやたら轟音で閃光飛び交うシーンばかりでは
私はもう「へー、ふーん、はーん」と驚くよりほかありません。
 
ハリウッドでは有名でも、日本ではそれほど知名度が高くない役者いっぱい。
でもねぇ、これって彼らの代表作には全然ならんと思う。
エマ役のヴェラ・ファーミガなら『エスター』(2009)だし、
わりと早く死んでしまうモナーク女性幹部役のサリー・ホーキンス
モナークの研究員役のチャン・ツィイーは断然『初恋のきた道』(1999)だろうし。
なんだかあんまり演技力は要しない作品のような気がして。
 
モスラはちっこいくせして頼り甲斐のある奴だと思いました。
それぐらいしか感想が出てこない。(^^;

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