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8回目の『JUNG KOOK: I AM STILL』、さすがにファイナル。

1回目を観たのが10月上旬。
そのときはこんなにハマるとは思いもよらず。
だって、BTSのドキュメンタリー作品は観たことがあっても誰が誰かわからず、ジョングクの顔すら知らず、
鑑賞後もほとんど興味を持たなかったのですから。
 
6回目を観たあたりから、そろそろ終映してくれないかなぁと思っていました。
何の割引も適用されない2,600円、たいがい突っ込んでますがな。
7回目を観た翌週もシアタス心斎橋で続映されていることは調べたものの、
日中の仕事を休まなければいけない時間帯だったからちょっとホッ。
これでもう打ち止めだと思ったら、11月30日から12月2日の3日間だけ、
“応援ファイナル”と称してまた応援上映が開催されるという。行ける時間やん。
 
というわけで、これがホントに最後のはず。
この期間は各地で再上映が催されたようですが、私はシアタス心斎橋にて。
 
ウソかホンマか“ファイナル”とあるからなのか、ほぼ満席。
せっかく発声も拍手もOKの応援上映なのに、誰もちぃとも声出さないよ。
8回目の鑑賞で、ソロCD“GOLDEN”も買ってしまったら、ちょっとは歌える。
小声で“Seven”の”Monday Tuesday Wednesday……”と口ずさみました。
 
ところで、Party Edition版の“Seven”でところどころ音が切れるのが気になると以前書きました。
何気なく歌詞を調べてワロた。
てっきり「1週間毎日、きみと居たいよ」というような歌詞だと思っていたのに、
「1週間きみとヤリまくりたいよ」という歌詞じゃあないですか。(^O^;
MVの音が飛んでいるわけではなくて、”I’ll be fu◯kin’ you right”の”fu◯kin’”を消しているんだわ。
と気づいてからは、飛ぶと「あ、”fu◯kin’」と思って笑ってしまう。
あんな顔して「ヤリまくりたい」とか言わないでほしい(笑)。
 
さて、これで本当にジョングクとお別れできるのでしょうか。
再上映せんといてね。また観に行ってまうやろから。(T_T)
 
追記:未公開シーンが収録されていると聞き、それ見たさにディズニープラスも契約してしまいました。
   『SHOGUN 将軍』を観るためには契約しようと思わなかったのに~。

—–

『正体』

『正体』
監督:藤井道人
出演:横浜流星,吉岡里帆,森本慎太郎,山田杏奈,前田公輝,田島亮,宮崎優,西田尚美,
   山中崇,宇野祥平,駿河太郎,木野花,田中哲司,原日出子,松重豊,山田孝之他
 
染井為人による原作を読みはじめたのが本作公開の数日前で、読了してから観るつもりが間に合わず。
結局620頁弱の半分ほどまで読み進めてから本作を鑑賞しました。読了後の感想はこちら
8回目のジョングクを観る前に、シアタス心斎橋にて。
 
監督は藤井道人。この人、年にいったい何本お撮りになっているのでしょ。
去年から今年にかけて、すぐに思いつくだけで『ヴィレッジ』でしょ、『最後まで行く』でしょ、
 
高校生だった18歳のときに東村山市一家惨殺事件の容疑者として逮捕された鏑木慶一(横浜流星)。
無実を主張するも聞き入れられることなく死刑判決を受けるが、ある日、吐血を装って搬送された隙に脱走する。
 
死刑囚に脱走を許した失態を世間から非難され、警視庁刑事部長の川田誠一(松重豊)は部下の又貫征吾(山田孝之)を責める。
一刻も早く鏑木を見つけようと又貫は後輩の井澄正平(前田公輝)を連れて鏑木を追う。
 
と、あらすじにするとこれだけです。
 
偽名を使って変装を続けながら各地を転々とする鏑木に出会う人々。
ブラックな建設現場で親しくなるのは野々村和也(森本慎太郎)。
横暴な現場監督(駿河太郎)に罵倒されるだけだったところ、鏑木に助けられます。
ウェブマガジン編集者の安藤沙耶香(吉岡里帆)は、ライター見習いを名乗る鏑木が住所不定であることに気づいて一緒に暮らすことを提案。
ただし、寝るところは別で、彼は安藤に指一本触れません。
老人介護施設に勤務する新米職員の酒井舞(山田杏奈)は先輩職員として勤める鏑木に憧れ、デートにこぎつける。
 
いずれも鏑木に謎めいたところは感じているものの、その人間性に惹かれています。
鏑木の正体があの事件の容疑者で死刑囚だと判明したときに意見を求められた酒井が、
「彼が本当はどんな人なのかわからない」と話したとき、
安藤が「私たちといるときの彼も本当の彼だと思う」と言うのが印象的。
 
ドラマティックな展開に持って行き過ぎかなとは思いましたが、ラスト間際では涙がこぼれました。
「なぜ逃げたのか」と又貫に聞かれたときの鏑木の答え。それを聞いてどうするかを決意した又貫。
 
原作ではもっと多くの人が逃亡中の鏑木と関わっています。
この映画版では安藤の父親(田中哲司)が痴漢の冤罪に苦しむ人になっていますが、原作では別の章仕立て。
 
安藤の上司を演じる宇野祥平が本作でもいい味を出しています。
一家惨殺事件の唯一の生き残り女性を演じる原日出子は台詞が少なくともさすが。
 
本作でいちばんの極悪人は残虐極まりない真犯人(山中崇)よりも松重豊演じる刑事部長に思えます。
殺人現場にいた男性が18歳でちょうどいいから、あいつにしておこうって。
冤罪は絶対に生んではいけない。未来を奪ってはいけない。
 
原作のラストに呆然として「あんまりだ」と思った方には特に本作の鑑賞をお勧めします。

—–

『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』

『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』
監督:穂坂友紀
ナレーション:萩原聖人
 
前述の『バーン・クルア 凶愛の家』の次に、同じくイオンシネマ茨木にて。
 
11月17日放送分の『情熱大陸』をTVerで視聴しました。
その拡大版が本作のようです。
 
1996年に人気絶頂だったSMAPから脱退した森且行。
別にSMAPのファンでもなければ森くんのファンでもなかったのでなんとも思いませんでしたが、
それでもあんなに人気のアイドルグループから抜けるなんて、
しかもそれほどメジャーとはいえない職業オートレーサーになるなんてと思った覚えはあります。
 
幼少時、父親に連れられてしょっちゅうオートレース場に行ったという森くん。
オートレーサーはゴレンジャーのような存在でとにかく格好良く見えたと。
父親の影響でオートレースが好きになったというから父子仲良しかと思ったら、ずいぶん複雑な家庭環境だったのですね。
まず母親がいなくなり、父親もいなくなった。
父親が7人きょうだいだったおかげで、おじおば家庭を順番にめぐるような形で育てられる。
だからって肩身の狭い思いをしていたわけではなくて、そうだったからいろんな人と接するのが得意になったと笑います。
 
2020年についに日本一に輝いたのに、その数カ月後、他者の落車に巻き込まれて彼も落車。
生死さえどうなるかわからないほどの大怪我を負います。
兄によれば、森くんは救急車で「兄貴、俺、足の感覚がないんだよ」とつぶやいていたらしく、
医師からはレース復帰は絶望的どころか、良くても車椅子だと言われたそうです。
 
しかし彼自身は復帰することしか考えていません。
体に信じられないほどのボルトや板を詰め込まれながらリハビリに励む。
医師は「彼から『治りますか』と聞かれたことはない。『治します。レースに復帰します』だった」と振り返ります。
レースに復帰するにはどうすればいいか。目標に向かってただただリハビリ。
 
本人のため、家族のため、ファンのため。
そして、彼を落車に巻き込んだせいで誹謗中傷を受けた後輩選手のためにも必ず復帰する。
 
麻痺が治る可能性はわずか1%。誰もがあきらめそうな数字なのに、彼には1%あればじゅうぶん。
レース中に麻痺が起こる可能性を懸念しつつも下位クラスに復帰して優勝。
そこから元のクラスに戻って勝利を収める姿は感動的です。
 
慎吾ちゃん、つよぽん、中井くんの名前も出てきて、親交がまだ続いていることがわかるのも嬉しい限り。

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『バーン・クルア 凶愛の家』

『バーン・クルア 凶愛の家』(英題:Home for Rent)
監督:ソーポン・サクダピシット
出演:ニッター・ジラヤンユン,スコラワット・カナロス,ペンパック・シリクン,ナムフォン・パクディー他
 
数カ月前にチラシを目にしてからめっちゃ気になっていました。イオンシネマ茨木にて。
 
タイで大ヒットしたというホラー作品。
絶対覚えられそうにない名前の監督ソーポン・サクダピシットはホラーを中心に活躍している人だそう。
同じく俳優の名前も絶対おぼえられそうにありません。
主演女優の名前はニッター・ジラヤンユンって、無理無理。日本語にはない綴りは難しい。
眉が若干ボーボーなのが気になるけれど(って私が言うな(^^;)、美人さんです。
 
保険外交員の女性ニンは、夫クウィンと一人娘インとバンコク郊外の一軒家で暮らしている。
ある日、ニンが独身時代に購入して賃貸に出していたマンションの一室について、不動産屋のトムから連絡がある。
トムによれば、借主が賃貸契約満了により部屋を出たが、修復不可能なほど汚して退出したらしい。
ニンが行ってみると、窓ガラスやテレビは叩き割られ、壁紙は切り裂かれて絨毯はびしょびしょ、ゴミも散乱。
借主はすでに海外に渡っており、弁償を求めるのは無理だと言う。
 
トムは、とりあえずこの部屋のほうを住める程度に改修して一軒家のほうを賃貸に出せばどうかと提案。
幸い、素性の確かな女医母娘が一軒家に興味を示しており、貸し出せば定収入が見込めますよと。
クウィンは他人に家を貸すことを嫌がるが、ニンが説き伏せてとりあえずは女医ラトリーとその娘ヌッチに内覧することに。
 
内覧当日、再就職の面接のために出かけていたニンのもとへクウィンから電話があり、
やはりこの家は誰にも貸したくないから断ってほしいと言う。
慌てて家に帰ると、そこにはすでにトムの案内でラトリー母娘が来ていた。
「いつから借りられるか」と問われ、ニンが詫びて断ろうとすると、クウィンが「来月から」と答えるではないか。
どういう気持ちの変化なのかわからないが、クウィンが承諾してくれたのは嬉しい。
マンションに引っ越したことでインの通学も楽になってありがたい。
 
ところが、引っ越してからというものインの寝つきが悪く、クウィンの様子もおかしい。
クウィンはラトリーから貰ったという本をリュックの中にしまい込み、ご丁寧に鍵までかけている。
毎日まだ夜も明けぬ時間にアラームをセットして出かけているようで、
不審に思ったニンがこっそり後をつけてみると、屋上に座り込むクウィンの姿があり……。
 
めちゃめちゃオカルト。怖い。けれど本国で大ヒットするだけあって凄く面白かった。
 
ラトリーは霊感の持ち主で、怪しげなカルト教団の教祖のような存在。
亡くなった人を呼ぶ力を持っています。
クウィンはラトリーに魔術でもかけられて変になっちゃったのかと思ったら、ラトリーを信じてしまう理由がある。
インもまた霊力を持っていて、そのせいである目的を遂行しようとしているラトリーに目をつけられます。
 
マンションの部屋の荒れぶりは何だったのかという疑問もちゃんと回収され、伏線が次々と明らかになっていくのも◯。
しかしカルト教団って怖い。その人もそうだって一見わかりませんもんね。
 
同じくタイの大ヒットホラー『女神の継承』(2023)のようにバッドエンドということもなくて、
子どもを亡くした親、親と離ればなれになった子どもの切なさも感じられる良質ホラーです。
エンディングシーンには胸を鷲掴みにされました。
 
あなたの中で生きている。

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『あたしの!』

『あたしの!』
監督:横堀光範
出演:渡邉美穂,木村柾哉,齊藤なぎさ,小田惟真,笠井悠聖,藤田ニコル,山中柔太朗他
 
スルーしかけていましたが、貯まったポイントを使って109シネマズ箕面にて。
オンライン予約時に「もしやまた客わたしひとりでは」と思っていたら、やっぱりそう。
今年14度目の“おひとりさま”でした。大丈夫か!?映画館。(T_T)
 
原作は2017年から2019年にかけて『別冊マーガレット』で連載された幸田もも子の同名漫画。
登場人物のうち主たる4人を演じるのは元日向坂46の渡邉美穂とINIの木村柾哉、
元LOVEの齊藤なぎさ、M!LKの山中柔太朗とあるんですが、
映画で見たことのある齊藤なぎさちゃんしか知らないどころか、INIとかM!LKとか初めて聞きました。すんません。
過去にMV(ミュージックビデオ)などの制作を手がけてきた横堀光範監督はこれが商業映画デビュー作なのだそうです。
 
高校生の関口あこ子(渡邉美穂)と谷口充希(齊藤なぎさ)は小学3年生からの大親友。
おとなしい充希がいじめられているところを勝ち気なあこ子が助けたのがきっかけ。
 
新学期、あこ子と充希のクラスに学校一のモテ男子・御共直己(木村柾哉)がやってくることに。
帰国子女の直己は勉強もできるはずなのに、サボリ具合を間違えて留年になったらしい。
これまで100人以上が直己に告白してフラれたと知りつつ、あこ子はすぐさま直己にゾッコンに。
 
友情にヒビが入るのは嫌だから、充希の気持ちを確認。
すると充希は、直己に憧れの気持ちはあるけれど好きとは別だと言う。
それを聞いて安心するあこ子だったが、充希が本当の想いを隠しているだけだと気づいてしまう。
 
こんなことで友情が壊れるわけはない、正々堂々ライバルとして戦うとふたりで決めるが、
いつもはおとなしい充希が意外にも攻めに出てあこ子はビックリ。
自分も攻めて優位に進めなければと、直己の親友・成田葵央(山中柔太朗)に直己のことを根掘り葉掘り聞いて……。
 
巷のレビューを見るとものすごい高評価なのですが、私は観に行ったことを心底後悔しました。
もうずっとイライラしっぱなしでたまに怒りすら感じる(笑)。
 
そら女子も男子も可愛いですよ。それを見ているだけでも目の保養になるし、いいんです。
でもこんな騙し討ちみたいな恋愛合戦にはうんざり。
 
やっぱり時代が違うのかなぁ。
イケメン男子が同じクラスに来るとわかった途端、教室で念入りにメイクを直す女子たち。
私らの時代にそんな女子はいないわけで、なんかもうついていけない。
 
高校生の青春恋愛ものを観るのをやめればいいかと思ったりもするけれど、
『矢野くんの普通の日々』なんてとても楽しかったし、観る前からスルーを決め込むのは寂しい。
結局、とりあえず観てみようかということになるのですよね。
 
目を見張る演技もないし、客がほかにいないのをいいことにスマホ見まくりでした。ごめんちゃい。
ファンならば楽しいと思います。この手の作品はそれだけでいいのかも。
いやいやいや、私も楽しめる青春恋愛ものがきっと今後もあるはずだ!待ってます。
……という作品は、イマドキの男子や女子が観ても楽しくないのかしら?

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