MENU
ChatGPT-Image01
ChatGPT-Image02
ChatGPT-Image03
ChatGPT-Image04
ChatGPT-Image05
previous arrow
next arrow

『ブルーアワーにぶっ飛ばす』

『ブルーアワーにぶっ飛ばす』
監督:箱田優子
出演:夏帆,シム・ウンギョン,渡辺大知,黒田大輔,上杉美風,小野敦子,嶋田久作,
   伊藤沙莉,高山のえみ,ユースケ・サンタマリア,でんでん,南果歩他
 
先週の金曜日。
関東から出張中の高校の同期生男子が最終間際の新幹線に乗るまでの間、飲むことに。
もうひとり、大阪在住の同期生女子とともに大阪駅近くの店で食べて飲んで。
4時間近くさんざんしゃべり倒して20時半ごろ解散。
グラスワインを何杯飲んだかわからんけれど、少なくとも1人ボトル1本は空けた計算。
こんな状態で映画を観ようと考えるのが間違っていました。
今年いちばん寝てしまった。(^^;
 
監督はCM界で活躍する箱田優子。
2016年の“TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM”にて審査員特別賞を受賞した企画が基。
めっちゃ面白そうだったんだけどなぁ。こんだけ寝たら感想書けん。
 
東京に暮らす30歳のCMディレクター、砂田(夏帆)。
売れっ子を自負する彼女の仕事は順調、優しい夫にも恵まれている。
それだけではなく遊び相手までちゃんといて、
心身共に何不自由ない生活を送っているはずが、荒みきっている心。
 
仕事を一旦放り出し、病気の祖母を見舞うために茨城に帰ることに。
大嫌いな故郷に帰るに当たり、その旅のお供に選んだのは、親友の清浦(シム・ウンギョン)。
天然の清浦と行動を共にするせいもあってか、
認めたくない自分の一面と否応なく向き合わされてしまい、イライラを募らせる砂田だったが……。

もうねぇ、どれぐらい寝ていたかっていうと、
これを鑑賞した1本に入れてはいけないぐらいのレベルです。
だってこうしてあらすじを書き始めてみたら、
夏帆演じる主人公の「優しい夫」の役を誰が演じていたのかすら思い出せない。
夫、出てきましたか!?
こういうときに限って、公式サイトを調べても載ってないんですよね。(^^;
 
断片的に覚えているのは、彼女の母親役の南果歩のこと。
認知症とは思えないけれど、ひとり台所でテレビに向かってカップラーメンをすする母親。
家事の一切を放棄している模様で、
「家事をしないつもりはないけれど、してもしなくても誰も気にしない」感じです。
このシーンが頭に焼き付いていて、人って、必要とされなければこうなるのかもと思いました。
 
また、イライラして飲まずにはいられなくなった砂田が清浦を誘って
実家近くのスナックへ行くシーン。
おもしろくもないのに愛想笑いを続ける砂田に、
スナックのママが「可愛いと言われているのかもしれなけど可愛くないから」と
言い放つシーンは強烈でした。
 
清浦役がなぜシム・ウンギョンなのかは謎です。
これが謎なのは酔っぱらって寝てしまったことは関係ない。
彼女は『新聞記者』で日本人を演じて以来、
片言の日本語でも日本人を演じることを皆が受け入れたのでしょうか。
私も受け入れたひとりです。
 
途中で一旦目が覚めたと自分では思っていたのに、
気がついたらエンドロールだった。(^o^;
絶対好きなタイプの作品のはずなので、もう一度観ようと思うのですが、
酔っぱらっているか否かにかかわらず何度見ても寝てしまう映画というのがままある。
もう一度1,300円払って観て寝てしまうのは嫌だから、観るならDVDで。
 
すみません、酔っぱらいで。感想書けません。

—–

『ジョン・ウィック:パラベラム』

『ジョン・ウィック:パラベラム』(原題:John Wick: Chapter 3 – Parabellum)
監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーヴス,ハル・ベリー,イアン・マクシェーン,ローレンス・フィッシュバーン,
   マーク・ダカスコス,エイジア・ケイト・ディロン,ランス・レディック,アンジェリカ・ヒューストン他
 
終業後にTOHOシネマズ伊丹で1本だけ。
ムビチケを買ったまま観そびれていたので、何の割引もない木曜日を選んで行きました。
 
キアヌ・リーヴスが伝説の元殺し屋を演じるシリーズ。
 
裏社会の聖域“コンチネンタルホテル”においては、
殺し屋であろうとも人を殺してはならない。
しかし、前作でその掟を破ったジョン・ウィックは粛清の対象として、
裏社会の元締め“主席連合”から1400万ドルの賞金首に指定されてしまう。
 
どこもかしこも賞金を狙う刺客ばかりで死闘を余儀なくされるから満身創痍。
救いの手を差し伸べてくれる人を求め、まずは育ての親であるディレクターを尋ねる。
ディレクターの計らいでモロッコへと向かったジョンは、
かつて“血の誓印”を交わした元殺し屋ソフィアに協力を求めるのだが……。
 
シリーズの監督は往々にして替わるものですが、これは3作とも一緒。
っちゅうのか、この監督、“ジョン・ウィック”シリーズしか映画撮ってないやん。(^^;
 
個人的にはわりと最近『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』を観たばかりだったから、
そこが映ったのが嬉しい。
 
『ブレードランナー』(1982)の影響を感じる変な店が登場。
「平家」という鮨屋で、店主が凄腕の殺し屋(だけどジョンのファン)。
わざわざ妙な日本語をしゃべらせんでもいいんじゃないでしょか。
 
ディレクター役のアンジェリカ・ヒューストンがド迫力。
ソフィア役のハル・ベリー、超カッコイイです。
コンチネンタルホテルのコンシェルジュ役、ランス・レディックも大好き。
 
前作まで以上にヨレヨレのキアヌ・リーヴス演じるジョンは、
あんな数の敵におよそ勝てるとも思えない歩き方なのに、めっさ強い。
しかしシャツのはだけた胸と腹は白くてぷよんぷよん(笑)。
脱ぐには値しないと見えて、肌を見せるのはその一瞬のみ。
 
シンプルすぎる話なので、説明は不要と思われます。
見どころは、すんごくいっぱい死にます。とにかく死にます。
直視できないほどえげつない殺され方もいっぱい。(^^;
 
ヨレヨレのキアヌがすっころびながら闘う姿をご堪能ください。
続編まだ作る気かよ!

—–

『真実』

『真実』(原題:La Verite)
監督:是枝裕和
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ,ジュリエット・ビノシュ,イーサン・ホーク,
   クレマンチヌ・グレニエ,マノン・クラヴェル,アラン・リボル他
 
終業後にTOHOシネマズ西宮へ車を走らせ、まず前述の『イエスタデイ』を鑑賞。
たいがいへろへろだから寝るかもしれんと思いつつ、TOHOシネマズ伊丹で本作を。
上映開始時間は21:40。23:40の終映まで目と頭が持つか。
 
カトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎えてオール外国人キャストってどないよ。
字幕版と吹替版のどちらを観るか迷いましたが、まずは地声で観てみましょう。
 
フランスの国民的大女優ファビエンヌが自伝本を出版することに。
アメリカで脚本家として活躍する娘リュミールは、
テレビ俳優の夫ハンクと可愛い盛りの娘シャルロットを伴い、
本の出版を祝う名目でパリ郊外の母親を訪ねる。
 
事前に内容を教えてもらえなかったリュミールは、何が書かれているのか気がかり。
さっそく本に目を通すと、およそデタラメばかり。
苛立って非難してもファビエンヌはまったく動じず……。
 
懸念どおり、ちょっと寝ました(笑)。
つまらなかったというわけではありませんが、寝不足で観るのはあかんかった。
ハンク役のイーサン・ホークの演技は嫌いじゃないし、
シャルロット役のクレマンチヌ・グレニエがめちゃめちゃ可愛い。
若かりし頃からわりとオバサン顔のジュリエット・ビノシュは年相応か。
更年期まっただなか、あるいはそんな時期も過ぎているかもしれない彼女なのに、
吹替版を宮崎あおいが担当しているのはかなり違和感があります。
 
なんといってもカトリーヌ・ドヌーヴですから。
私には吉永小百合主演の映画を観たときと同じように、
カトリーヌ・ドヌーヴのための映画だと思えます。
彼女を観るのでなければ成り立たない、彼女ありきの映画。
 
リュミールが大好きだったというファビエンヌのライバル、サラ。
ファビエンヌのサラへの思い、そしてリュミールへの思いが明らかになるシーンはよかったけれど、
もう少しサラの人物像がわかるほうが私はよかったかな。
って、私が寝ている間にサラについていろいろ語られていたなんてことはありませんよね!?(^^;
 
ここまで大女優になると、人生すべて脚本を書いて演じている、
そんなこともあるかもしれない。

—–

『イエスタデイ』

『イエスタデイ』(原題:Yesterday)
監督:ダニー・ボイル
出演:ヒメーシュ・パテル,リリー・ジェームズ,ケイト・マッキノン,ジョエル・フライ,
   エド・シーラン,ジェームズ・コーデン,ロバート・カーライル他
 
飲んでいるか映画を観ているかの日々がまたまた戻ってきております。
ダンナの出張初日はそもそもはダンナも参加するはずだった食事会に私ひとりで参加。
美味しいお料理を食べて、盛大に酔っぱらって、ご機嫌で帰宅。
翌朝は這うように布団から出て出勤しましたが、なぜか眠くもならずに仕事。
この状態で映画を観に行くのは無謀かとも思うけれども、
せっかくのレディースデーなので2本ハシゴを決行。
 
1本目はTOHOシネマズ西宮にて、楽しみにしていた本作を。
 
初監督作の『シャロウグレイブ』(1994)が話題になり、
次作の『トレインスポッティング』(1996)が大ヒット。
『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)では数々の賞をゲットしたダニー・ボイル
監督作はそう多くはないものの、数年に一度はきちんと撮っていて、
還暦を過ぎた今、昔ほどのキレ味はないような気がするものの、
その代わり、万人が楽しめる作品になっているのではないでしょうか。
ま、脚本が万人受けするリチャード・カーティスですからね。
 
マネージャーを務めるのは幼なじみのエリーで、彼女の本業は中学校教師。
相思相愛のはずなのにいたって清い仲。
ジャックの才能を信じて疑わないエリーは、
大規模なフェスに出演できるように手はずを整えるが、テントの客はまばら。
あきらめるとジャックがエリーに宣言した夜、世界中が12秒間の停電に。
自転車に乗っていたジャックは暗闇でバスと衝突、意識を失う。
 
目覚めると病院のベッドの上。
快復したジャックはエリーをはじめとする友人たちに退院を祝ってもらう。
その席で贈られたギターでビートルズの『イエスタデイ』を弾き語ると、
どういうわけかみんな涙目でうっとり、なぜそんな曲を出し惜しみしていたのだと言う。
悪い冗談だと思っていたが、どうやらビートルズを知らないのは本当らしい。
 
帰宅してネットで「ビートルズ」を検索すると、カブトムシしか出てこない。
世界中でジャックしかビートルズを知らないのだ。
ミュージシャンをやめると一旦宣言したジャックだったが撤回。
エリーにもう一度ライブの段取りを組んでほしいと依頼する。
 
曲はすべてビートルズのものだから、良いに決まっている。
なのにジャックのイケてないルックスのせいで、最初はなかなか売れない。
しかしスタジオを借りてレコーディング、CDを出すと話題の人となり……。
 
ジャック役のヒメーシュ・パテルの表情が可笑しくて、たびたびクスッブハッ。
停電の瞬間にこの世から消えたものはビートルズ以外にもいろいろ。
コカコーラとか(ペプシはある)、タバコとか。
それを知るたび「マジか」というジャックの顔。
 
本人役で登場するエド・シーランがまたすごくイイ。
自作の曲がビートルズの曲に負けて、世代の繋ぎ役のミュージシャンみたいに言われて、
でもその演技を存分に楽しんでいる様子。
今までさして興味はありませんでしたが、
これを機会に真剣に聴いてみようかなと思ったほどです。
 
『トレインスポッティング』の縁なのか、ロバート・カーライルも出演。
ここ、ネタバレになりますが、ジョン・レノン役なのです。
めちゃくちゃ似ていてびっくりしました。
 
どれだけ時を経ようとも、良い曲は良いもの。
どうか歌い継がれて行きますように。

—–

『クロール 凶暴領域』

『クロール 凶暴領域』(原題:Crawl)
監督:アレクサンドル・アジャ
出演:カヤ・スコデラーリオ,バリー・ペッパー,モーフィッド・クラーク,ロス・アンダーソン他
 
TOHOシネマズ梅田にて2本ハシゴの2本目。
 
不謹慎なんですけど、好きなんですよ、荒天が。
で、その荒天下で何かが起きる映画がまた好きで。
ハリケーンワニって、聞くだに面白そう。
製作にサム・ライミの名前があったらもう鉄板。
 
大学の競泳選手ヘイリー。
練習でライバルにコンマ数秒差で負けて凹んでいた折り、既婚の姉ベスから電話が入る。
巨大ハリケーンが襲来中のフロリダで一人暮らしの父親デイブと連絡が取れないらしい。
ヘイリーが様子を見に行くと言うと、危ないからやめろとベス。
ならばどうせぇっちゅうねん、どうせ悪天で道路も空いているはず、
2時間ぐらいで着けるやろから行ってくるわと出発するヘイリー。
 
雨は次第に激しくなり、やっともうすぐ実家というところで、
ここから先は危険なので進入不可だという警官ウェイン、姉の元恋人。
そのよしみで通してもらおうとしたが、危険すぎて無理とのこと。
一旦は引き下がるヘイリーだったが、父親の安否を確認せずには帰れない。
警官たちの目をかいくぐって実家へ到着する。
 
ところが実家にデイブはいない。
かつて家族で暮らしていた家の様子を見に行ったのではと思ったらその通り。
しかし1階にデイブの姿は見えず、飼い犬のシュガーが地下に向かってワンワン吠える。
浸水の始まりつつある地下に意を決して降りてみると、負傷したデイブを発見。
動けないデイブを引きずって1階へ上がろうとしたところ、突然ワニが現れて……。

こんなんを観られるのは、主人公が絶対死なんと信じられるからこそ。
これでもし死んでしもたりしたら立ち直れない(笑)。
怖くて観られないと思っている人、ご安心ください。
ヘイリーもデイブも(腕はワニに食いちぎられるけど)ワンコも死にません!
 
予告編ではワニ1匹だけやと思っていたのに、途中で2匹、
しまいにはウヨウヨ出てきて、どんだけおるねんと笑いました。
大丈夫、競泳選手のヒロインはワニより速く泳げるから。
 
こういう切羽詰まったヒロイン役がなぜか似合うカヤ・スコデラーリオ
デイブ役のバリー・ペッパー、ロジャー・マリスを演じた『61*』(2001)からはや20年。
そろそろ還暦ぐらいかなと思ったら、まだ49歳だった。(^^;
 
出演者はほとんどこのふたりのみ。
ワニも本物とはとても思えないつくりだけれど、単純におもしろかった。
ワニの子どもまで産まれてたでぇ。

—–