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『映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の2本目@梅田)

『映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』
監督:高橋滋春
声の出演:田村睦心,井上麻里奈,遠藤綾,戸松遥,増田俊樹,小桜エツ子,
     小野友樹,日野聡,竹達彩奈,関智一,木村佳乃,渡辺建他
 
同じくTOHOシネマズ梅田にて。
これが去年の〆、劇場鑑賞300本目でした。
 
なんだかんだでこのところずっと観ています。“妖怪ウォッチ”の劇場版。
小さめシアター5で上映ということは、以前ほどの人気はないのかしらん。
もちろん寝る気満々でしたから、観やすい中央の席ではなく、
出入り口にいちばん近い端っこ席を確保しました。
 
トップクラスのエリートが集う学園シティ“Y学園”。
学園の敷地内はひとつの街の様相を呈している。
 
地味で目立たぬ子どもながら、いつもたまたま上手く行って、
これまでの人生を「出来る子」として育った玉田マタロウは、
入学式の日に寺刃ジンペイやその幼なじみ・小間サン太夫と出会う。
ジンペイとサン太夫は、妖怪を視認できる素質を持っていることから、
入試の新たな選出基準として設けられた“YSP”の合格者として入学したらしい。
 
教室に入ったマタロウは、臼見沢ハルヒコ先生の挨拶時に、
大きな猫の怨霊バケーラを目撃して唖然。
しかし同級生たちは誰も気づいていない様子で、
自分がジンペイやサン太夫と同様に妖怪を視認できることを知るのだが……。
 
序盤めっちゃ寝てしまったのですけれど、
あれ?誰か寝息立ててる?と思って目覚めたら、
ひとつ空けて向こうの席に座っていた親子のお母さん爆睡。
自分の子どもにもたれかかって、スースー実に気持ちよさそう。
そうか、お母さん方も起きて観ていられるわけではないのねと安心しました(笑)。
 
お母さんの寝息ですっかり目が覚めた私は、後半は覚醒。
まぁまぁ面白かったけれど、下ネタのあまりの多さにがっかり。
保健の園等先生の色っぽい声は決してお子様向きではないし、
う○ことかキ○タマとかうるさいぐらいしつこい。
そりゃ子どもも大人も笑うでしょうが、下ネタに頼った作品はあかんと思う。
 
かつてあれだけ客が入っていた頃は下ネタありませんでしたよね。
集客に下ネタを使ったのだとしたらほんとに残念。
“クレしん”の場合は、下ネタもあるけどそれ頼りではないから。
 
もう観なくてもいいかも、“妖怪ウォッチ”は。

—–

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の1本目@梅田)

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』
監督:長崎健司
声の出演:山下大輝,岡本信彦,佐倉綾音,石川界人,梶裕貴,悠木碧,広橋涼,
     増田俊樹,井上麻里奈,細谷佳正,畠中祐,青山優雅他
 
通算11回目にして、これが人生最後の1ヶ月フリーパスポート。
2019年12月31日までにつくる必要があり、12月30日に梅田でつくりました。
 
冬休みでどっちみち観たい作品は席数上限に達しているでしょう。
それらは冬休みが明けてから平日にチャレンジするとして、
まずは自腹を切って観るつもりなしの本作を選択。
 
『週刊少年ジャンプ』に2014(平成26)年から連載中の人気漫画とのこと。
一度も読んだことはないし、TVアニメ版ももちろん観たことがありません。
どうせタダだし、眠くなったら寝ればいいやとナメた態度で劇場へ。
オープニングはまったくついていけず、こりゃあかんわと寝ようとしたら、
なんだこれ、めちゃくちゃ面白いではないですか。ちょっとハマった。
 
高校にヒーロー科なるものが存在して、生徒は皆、魔法の使い手らしい。
そして一般人もそれぞれ「個性」を有しているようです。
 
雄英高校ヒーロー科1年A組は、本州から遠く離れた南の島“那歩島”へ。
通常、島には常駐のヒーローがいるが、現在那歩島にはヒーロー不在。
そこでヒーロー科の生徒たちが島に滞在してヒーロー活動をおこなうことになったのだ。
 
出久をはじめとする生徒たちは、まるでよろず相談所。
迷子探しにお年寄りの買い物、家の修理など何でも引き受け、
島民たちにすっかり頼りにされて良い関係を築いている。
 
ある日、出久は幼い姉妹・真幌と活真に出会う。
活真が将来ヒーローになりたいと目を輝かせる一方、真幌はヒーローに敵意むき出し。
出久たちが本当に信頼に足るヒーローなのかを試そうと、
真幌は狼少年のごとく偽の緊急連絡をしてきてはヒーローに怒りを露わにする。
 
そんななか、島に謎の敵集団“ヴィラン”が現れる。
恐るべき個性を持つヴィランのリーダー、ナインの攻撃に、
出久たちは必死で応戦しようとするが、とても敵いそうにない。
まずはヴィラン襲来の目的が何なのかを調べようとしたところ、
ナインの狙いが活真の個性であることがわかり……。
 
個性にもいろいろあって、ヒーロー向きとそうではないものがあるそうな。
ヒーロー向きというのはつまりは戦闘能力に使えるものなわけですが、
活真の個性はヒーリング能力なんですねぇ。面白いやんか。
人体を改造しまくって最強の化け物になったはずのナインが、
体をいじりすぎたせいか副作用が起きる。
あらゆる怪我や痛みを治癒する能力を持つのが活真で。
 
寝る気満々で観はじめたのに意外にもめちゃめちゃ面白くて、結局一睡もできず。
ヒーロー同士の絆にもホロリとさせられて、ものすごく気に入ってしまいました。
TVアニメ版まで追いかけて観るつもりはないけれど、
今後も劇場版があればお金を払ってでも観てしまうかも!?
 
やっぱり、観てみないとわからんもんです。

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『再会の夏』

『再会の夏』(原題:Le Collier Rouge)
監督:ジャン・ベッケル
出演:フランソワ・クリュゼ,ニコラ・デュヴォシェル,ソフィー・ヴェルベーク,
   ジャン=カンタン・シャトラン,パトリック・デカン他
 
フランス/ベルギー作品。
ジャン・ベッケル監督の『ピエロの赤い鼻』(2003)が大好きで、
同監督の本作をどうしても劇場で観たいと思っていました。
連日寝不足でぶっ倒れる寸前ながら、テアトル梅田へ。
 
第一次世界大戦が終わった1919年の夏。
軍判事のランティエ少佐は、フランスの片田舎にある留置所にやって来る。
国家侮辱罪の容疑で収監されている青年ジャック・モルラックを取り調べるため。
 
留置所の前にはひたすら吠え続ける1匹の犬がいる。
その犬はジャックの飼い犬らしく、主が留置所にいることを知っていて、
決してその場を離れようとしないのだ。
 
戦争における勇敢な振る舞いを称えられ、勲章まで授かっておきながら、
公の場で国家を侮辱したのはなぜなのか。
ランティエが本人に聞き取りを試みるも、ジャックは頑なに黙秘を貫こうとし……。
 
83分と短めで、へろへろヨレヨレの頭にはありがたい上映時間。
コンパクトにまとまっていて、しかもとても良い話でした。
 
黙秘を貫いた彼の真意は、そんなに褒められたものではありません。
清く気高く厳かとかそんなことは全然なく、誰かをかばっているわけでもない。
ただ彼の思い込みによるもので、それを諭して立ち去るランティエがすごくいい。
やっぱり人間、言わなわからんねん。
 
字幕に残念だったこといくつか。
「出れる」という「ら抜き」にはまぁ目を瞑るとして、
「的を得てるねぇ」はあかん。的は射るもの、得るのは当。
誰か間違いやでって言わんのかいな。
しかしネットで調べたら、最近は「的を得る」を正しいとする向きもあるようで。
その理由が、偉い人が間違えて使ったから正しいことにしてしまおう、らしい。(–;
 
せっかくの佳作が字幕でがっかりさせられるのはもったいない。
アナウンサーと字幕翻訳者には正しい日本語を使ってほしいと思うのは駄目ですか。
もちろん、面白い字幕は歓迎します。

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『去年マリエンバートで』【4Kデジタル・リマスター版】

『去年マリエンバートで』(原題:L’Année dernière à Marienbad)
監督:アラン・レネ
出演:デルフィーヌ・セイリグ,ジョルジョ・アルベルタッツィ,サッシャ・ピトエフ他
 
シネ・リーブル梅田で4本ハシゴの4本目。
 
ハシゴの3本目に観た『ジョン・デロリアン』でかなり睡魔に襲われ、
この4本目は確実に寝そうな予感はありました。
でも、名作と言われる本作を劇場で観る機会はそうそうなかろうと思い。
結果、2019年にいちばん眠りこけた作品になってしまった。すんません。
 
フランス/イタリア作品。
1961年のヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作品です。
同賞を受賞した『ジョーカー』(2019)はすごく良かったけれど、これは無理。
1ミリも理解でけんから、説明しようにもできないので、
ウィキペディアにあったあらすじをほぼそのまま載せさせてもらいます。
 
「男が、整然とシンメトリックに設計された庭を持つ城館にまぎれこむ。
そこでは社交界のお歴々が集まり、退屈なパーティに興じている。
男は誰の気にもかけられずに館内を歩き回り、女を見つける。
女とは去年に会っていた、マリエンバートで……。
女にはその記憶がないが、男に迫られるうち、過去と現在の境が消えて、
男の言うような記憶を作り上げていた。
二人は愛し合い、一年の後、ここで会う約束をした、と」。
 
これがモノクロ映像で描かれるわけですが、誰かこの意味を説明してくれます?
また、作品概要によれば、「観ている間は理解した気にさせて、
観終わって思い起こそうとするとまるで掴めなくなるという難物」とあります。
いやいや、観ている間からまったくわかりませんから。
 
そもそも名作と評価される本作のタイトルを
今回観るまで私は『去年マリンエバートで』だと思っていたぐらいですし。
アラン・レネ監督を私は苦手だということがよ〜くわかりました。
凡人はお呼びでないと思うので、もう観ない。ムリっ!

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『ジョン・デロリアン』

『ジョン・デロリアン』(原題:Driven)
監督:ニック・ハム
出演:ジェイソン・サダイキス,リー・ペイス,ジュディ・グリア,
   イザベル・アライザ,マイケル・カドリッツ,ベネディクト・ティーサ他
 
旧年暮れのラストスパート、初日はシネマート心斎橋で4本ハシゴして、
2日目はここまでに2本、食べ過ぎ飲み過ぎ睡眠不足でへろへろです。
心斎橋の4本ハシゴは奇跡的に眠気に襲われることなく、
それも4本すべて面白かったからなのでしょう。
2日目のシネ・リーブル梅田での2本目までも寝ることなく終了。
これも大丈夫だと想定していた3本目、しばしばうつらうつら。
いつぞやの「起きたらゾンビだらけになっていた」というような眠り方ではありませんが、
ところどころ記憶が飛んでいます。
 
さて、デロリアンといえば“バック・トゥ・ザ・フューチャー”シリーズに登場する名車。
その生みの親であるジョン・デロリアンにまつわる実録犯罪コメディです。
車の話が大半を占めるのかと思ったら、麻薬取引で逮捕されたジョンの裁判の話が主。
 
1977年の南カリフォルニア。
パイロットのジム・ホフマンは麻薬の密輸でFBIに捕まり、
罪を見逃してもらう代わりにFBIの情報屋を務めることに。
 
FBIの計らいでセレブの街に移り住み、新生活をスタート。
何も知らない妻は、こんな生活にウキウキ。
隣人となったのは、ポンテアックGTOを開発した天才エンジニア、ジョン・デロリアン。
なんとなくウマが合い、ジムとジョンは友情を育む。
 
当時のジョンは自分の会社を立ち上げたばかり。
時の人となってもてはやされ、派手な生活を送っていたが、
革新的な車の開発はトラブルに見舞われ、資金繰りが困難に。
 
一方のジムはFBIから大物をしょっ引けそうなネタを掴むように迫られ、
プレッシャーを感じて焦りを募らせるのだが……。
 
実際の人物像にどれほど近づけているのかはわかりませんが、
ジムがとにかく軽いんです。
こんな人を麻薬組織もFBIも信じるなんてどうなんだと思ってしまう。
このバカっぽさが逆に人を欺けそうになくていいんですかねぇ。
 
物語は裁判シーンから始まり、ジョンが麻薬取引に手をつけるところまでを回顧。
ジムの証言でジョンが有罪か無罪かの判決が下されます。
はたしてジョンは自ら麻薬の売買を提案したのか否か。
 
終盤はすっかり目が覚めて、肝心の判決シーンは面白く観ました。
お互いに信頼関係にあったふたり。
ジョンの弁護人を務めるジャスティン・バーサがなかなかよかった。
ジムがジョンを守るか、FBIにいい顔をさせて自分をも守るか。
ここは見応えがあります。

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