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『孤狼の血 LEVEL2』〈孤狼祭 コロフェス 完成披露プレミア【舞台挨拶中継】〉

『孤狼の血 LEVEL2』
監督:白石和彌 
出演:松坂桃李,鈴木亮平,村上虹郎,西野七瀬,毎熊克哉,斎藤工,
   中村梅雀,滝藤賢一,宮崎美子,かたせ梨乃,中村獅童,吉田鋼太郎他
 
今日は何を観に行こっかな~と何気なく上映スケジュールを眺めていたら、
“孤狼祭 コロフェス 完成披露プレミア【舞台挨拶中継】”とある。
ちょうどひと月先の8月20日公開の本作の先行上映をするんですと。
こういうときはたいてい値引きなしの定価でチケットが販売されるものですが、
ちゃんとシネマポイントカードデーの割引適用。
全国同時上映らしく、ならば少しでも自宅に近いほうが帰りが楽。
わが家からもっとも近い劇場、109シネマズ箕面にて鑑賞しました。
 
『孤狼の血』(2017)の続編です。
大好きな白石和彌監督の作品ではありますが、冒頭から豚の肛門がアップになるグロさが苦手で、
原作のほうがずーっと好きでした。
原作の続編もめちゃめちゃ面白かったので、映画版はどうなんだろうと興味津々。
しかし原作の柚月裕子って何者よと思ってしまう。
東北生まれのおばちゃんが、こんな広島弁バリバリのヤクザの話を書いちゃうなんて。
 
予告編なし、18:00に全国一斉スタート。
まず、パフォーマンスグループ“s**t kingz(シットキングス)”のスペシャルダンス。
その後、キャストによるトークショーがケンドーコバヤシの司会で。
登壇者は、松坂桃李村上虹郎西野七瀬滝藤賢一中村獅童(以上、警察関係者チーム)、
鈴木亮平斎藤工早乙女太一吉田鋼太郎(以上、ヤクザ関係者チーム)。
吉田鋼太郎が「役所広司さんの役が来たと思って舞い上がっちゃった」という話や
(役所広司演じる刑事は前作で死んでいるので、それを引き継ぐ役だと思ったそうな)、
鈴木亮平演じる上林の非道ぶりを斎藤工が映画オタクらしくトム・ハーディかと思ったという話など、
かなり楽しめました。
 
でもトークショーの中継は途中で終了なんです。
いきなり画面が切り替わって、白石監督が登場。
「まだまだ続いておりますが、この続きはYouTubeにて」って、上手いな~(笑)。
そして劇場では本編が始まります。
 
始まってみたら、全然ちがうんですよ、原作三部作に第二部に当たる『凶犬の眼』と。
ん~?読んだのがずいぶん前だから私が忘れてるだけ?いやいや、絶対ちがうってば。
観終わってから知りましたが、これって映画用の完全オリジナルストーリーなんですと。
原作の柚月さんが脚本を担当しているのかと思いきやそれもちがう。
終盤の交番勤務のところからが『凶犬の眼』とかぶっていて、
なるほど、これなら三部作を四部作にして次作を『凶犬の眼』にできそう。
 
さて、映画完全オリジナルストーリーである本作はこんな感じ。
 
3年前の前作で、暴力団の抗争に巻き込まれて殺害された刑事・大上(役所広司)。
その後を継いで広島の裏社会を治める刑事・日岡(松坂桃李)。
日岡が手を回して広島仁正会と尾谷組に手打ちをさせたおかげで、
暴力団同士の争いは消え失せ、物騒な事件も起こらなくなっていた。
 
しかし、仁正会傘下の五十子会・故会長の側近だった上林(鈴木亮平)が刑務所から出所。
上林はその足で手下を引き連れ、刑務官の妹(筧美和子)を殺しに行く。
広島県警本部には嵯峨(滝藤賢一)の指揮のもと、捜査本部が立ち上げられ、
なぜかそこに呉原東署から日岡が助っ人として呼ばれる。
 
日岡とコンビを組むことになったのは、県警本部のロートル刑事・瀬島(中村梅雀)。
瀬島は定年直前でこんな殺人事件に携われることが嬉しくて仕方ない様子で、
日岡の素っ気ない態度を物ともせず、ウキウキとくっついて回る。
 
刑務官の妹を殺したのは上林にちがいないのに、決定的な証拠がないらしい。
捕まえられずにいるうちに、上林は故会長の仇を討とうと尾谷組へのカチコミを計画。
同時に、故会長を罠に陥れた刑事が誰なのかを突き止めようとする。
そんな上林の動きを探るため、日岡はチンピラの近田(村上虹郎)をスパイとして送り込むのだが……。
 
豚の肛門は出てこなかったけど、とにかく殺し方が凄絶。
くり抜かれた目ん玉がゴロリと出てきますから、この手のやつが駄目な人は要注意(笑)。
かくいう私も別に得意じゃないし、できれば見たくないので、
画面をまともに見られないシーンもかなりたくさんありました。
 
それ以上に話は面白いので、時折伏し目がちになりながら鑑賞するしかない。
凄惨なストーリーの中でたまに笑わせてくれるのが、
仁正会会長役の吉田鋼太郎と、なんとなく私のツボ、音尾琢真
音尾さんって、たいてい悪役なんですけれど、
最後まで格好いい悪役であることはまずなくて、どこか間が抜けている。
ちょっと動きが竹中直人に似ていませんか。
 
「政治家よりヤクザのほうがマシ」とは中村梅雀演じる瀬島の言葉。
ヤクザは悪いことをしていると自分で宣言して悪いことをしている。
政治家は正しいことをしているような顔をして悪いことをしている。
「税金でいいものを着ていいものを食べているなら、
せめて正しいことをしろ」というマ・ドンソクの台詞も思い出します。
 
本公開になったらどうしよう。
カメオ出演している模様の柚月さんを見つけられなかったし、
もう一度観てもいいかなと思うぐらいに面白かったけれど、
目ん玉は見たくないよなぁ(笑)。

—–

『プロミシング・ヤング・ウーマン』

『プロミシング・ヤング・ウーマン』(原題:Promising Young Woman)
監督:エメラルド・フェネル
出演:キャリー・マリガン,ボー・バーナム,アリソン・ブリー,クランシー・ブラウン,
   ジェニファー・クーリッジ,ラヴァーン・コックス,コニー・ブリットン他
 
109シネマズ箕面にて。
 
エグゼクティブシートだけ埋まっていて笑いました。
確かに、日本では知名度がそれほど高いと思えない俳優陣で、
内容も、膨大な製作費をかけたような娯楽大作とはまるで異なるから、
映画好きの人じゃなければ観に来ないでしょう。
そんななか、上映時間ギリギリに入場した私に中央の席から手を振る人が。
誰かと思ったら飲み友だちの兄さんでした。
ほかの映画じゃなくてこれ選ぶ!?とまたまた笑ってしまった。(^o^)
 
英国出身の女優エメラルド・フェネルの初監督作品。
美人女優というわけではなくて、個性派の脇役を務めてきた人。
それよりもむしろ劇作家、脚本家としての評価が高く、本作も自ら脚本を手がけました。
監督デビュー作だというのに、英国や米国の名だたる賞にノミネートされまくり、受賞。
非常に面白かったです。
 
カフェで働くアラサーのキャシー。
かつては医大に通い、トップクラスの成績を収めていたが、ある事件をきっかけに中退。
医大生だった彼女がなぜこんな生活を送っているのかと思われるような人生。
 
昼間は平々凡々な日々を送る彼女は、実は夜になればひとりでバーに繰り出している。
濃い化粧を施し、泥酔したふりをしてその場で崩れ、
一発ヤル気満々で近づいてきた男たちに鉄槌を下すという行為を繰り返しているのだ。
 
ある日、医大時代の同級生ライアンが偶然カフェにやってくる。
現在小児科医となっている彼は、学生時代、キャシーに想いを寄せていたと言い、
キャシーがいくらつれない態度を取ろうともあきらめずにカフェを訪れる。
ライアンといるときだけは安らぎを感じるようになるキャシーだったが……。
 
何も知らずに観るほうが面白いと思いますので、
ご覧になる予定の方はお読みにならないでください。以下、ネタバレです。
 
キャシーが医大を中退した理由は、親友ニーナが同級生にレイプされたから。
事件当時、多くの同級生たちが面白がって笑って見ていただけ。止める者なし。
ニーナは被害を訴えたものの、酔っぱらいの尻軽女だったように言われ、
学長にも誰にも取り合ってもらえませんでした。
傷心のニーナと共にキャシーも医大を中退しますが、ニーナが死亡。
復讐を誓ったキャシーがこのような行動に出ます。
 
ライアンだけは他の男と違う。そんな彼と出会ってキャシーの気持ちが変わる。
なんて生易しい展開ではありません。
『マッド・ナース』(2013)のように次々と男を殺すわけではないけれど、
泥酔していると思っていた女がいきなりシャンとする、怖い(笑)。
 
その昔、私より20歳以上年長の上司(故人)がどうも勘違いしているふうだったので、
「女性と食事に行ったら、その帰りに誘うのが礼儀やとか思ってません?」と尋ねたら、
「思ってる」と苦笑いしながら。「大きな間違いです」と断言しました。
 
泥酔した女性がレイプされると、男性は「合意のもとだった」と言う。
一緒に食事に行くのは、その気があるからだろうと男性は思う。
被害者を取り巻く女性もたぶん、「被害者にも非がある、隙があった」と言う。
でも、本当にただただ一緒に食事するつもりしかない女性が多いんです。
奢ってもらってタダ飯食って何もさせないとかそういうことじゃなくて、
割り勘でごはん食べて、楽しくしゃべって機嫌良く帰る、
それだけを望んでいるのに、「そのつもりがあるから来た」なんて思われるのはどうよ。
大きな間違いです。
 
男たちのもとに乗り込んだキャシーが「もしも自分が帰ってこなかった場合」を想定して
届けていたものの中身詳細が気になったりもしますが、まぁそれはいいとして。
あ、届け先の弁護士役をアルフレッド・モリーナがクレジットなしで演じています。
 
本作を観て、男性が気の毒だと思う人もいるのかな。
これぐらい怯えろ、と思ってしまうのでした(笑)。
男性だけでなく、笑って見ていた女性も、なかったことにした人も同罪。
キャシーに復讐されますからね。ビビらされて初めて気づく自分の罪。
キャシー役のキャリー・マリガン、お見事。
 
女性にオススメです。
でも、何されてもわからんぐらい飲んで泥酔するのはやめましょうね。

—–

『竜とそばかすの姫』

『竜とそばかすの姫』
監督:細田守
声の出演:中村佳穂,成田凌,染谷将太,玉城ティナ,幾田りら,森山良子,
     清水ミチコ,坂本冬美,岩崎良美,中尾幸世,役所広司,佐藤健他
 
前述の『100日間生きたワニ』とハシゴ。
同じくTOHOシネマズ伊丹にて。
 
先日終幕した第74回カンヌ映画祭で14分間近くのスタンディングオベーションを受けたそうで。
“カンヌ・プルミエール”部門でワールド上映プレミア上映と書かれているけれど、
私にはカンヌやらヴェネチアやらベルリンやらの映画祭の仕組みがまったくわからん。
公式出品作とかよく書いてあるじゃないですか。
こういうのは審査の対象ではないのですかね。審査の対象になるのはいったい何上映?
結局、第74回のカンヌでは濱口竜介監督の作品が脚本賞に輝きました。
 
高知県、自然にあふれる田舎町に暮らす女子高生のすず。
歌うことが得意で大好きなのに、幼い頃に事故で母親を亡くしてからというもの、
人前ではどうしても歌うことができなくなっていた。
すずを気遣う父親ともまともに言葉を交わさない日が続いている。
 
そんなある日、親友のヒロちゃんがとんでもないことを考えつく。
全世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界“U(ユー)”にすずを誘い、
そこでヒロちゃんプロデュースのもと、すずは歌姫として登場。
Uの中では誰もが“As(アズ)”と呼ばれる自分の分身キャラクターをつくり、
現実とは別の人生を生きることができるのだ。
 
すっかりヒロちゃんに乗せられたすずだったが、
Uの中で“ベル”というAsになって歌う。
すずの歌声は瞬く間に人々を魅了し、世界中の人気者に。
 
さっそくベルのコンサートが開催されることになり、Uは大盛り上がり。
ところが“竜”と呼ばれるAsが乱入したせいでコンサートは中止に。
自警団“ジャスティン”は乱暴な竜を追放しようと躍起になるのだが……。
 
映像はとても美しく、歌声も素敵。
どの曲も一度聴いたらつい口ずさんでしまうようなメロディー。
でもそこまでいい作品だとは思えなかったのが正直な気持ち。
 
竜を助けに行こうとするすずをひとりで大人たちは送り出す?
相手は子どもを虐待する男ですよ。
高知から東京へ行くまでの間に竜は殺されてしまうかもしれんやん。
夜行バスに乗っている場合じゃないやんか。
などなどいろいろと考えてしまって。
 
Uで自分の本当の姿をさらけ出したすずをみんなが応援するけれど、
すずがそうした理由をみんな知らないわけだから、
なのに偉いみたいな感じで応援に回るのはなんでだ。
普通の女子が自分のヴェールを取り払ったことに共感を持たれたのか。
 
こんなふうに、釈然としないところが多いし、
キャラとしてもそこまでは好きになれないのです。
成田凌染谷将太がそれぞれ声を担当しているしのぶくんとカミシンは好きだけど。
 
細田守監督ならやっぱり『サマーウォーズ』(2009)でしょ。
あの熱さが欠けている気がして、まぁまぁな印象で終わっちゃいました。
夏休みにはこれよりも『サマーウォーズ』が観たくなる。

—–

『100日間生きたワニ』

『100日間生きたワニ』
監督:上田慎一郎,ふくだみゆき
声の出演:神木隆之介,中村倫也,木村昴,新木優子,ファーストサマーウイカ,
     清水くるみ,Kaito,池谷のぶえ,杉田智和,山田裕貴他
 
TOHOシネマズ伊丹にて。
 
原作は、Twitterに100日間毎日投稿されたきくちゆうきの4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』。
社会現象まで巻き起こしたそうなんですが、このたび映画化されるまで私は知らず。すみません。
 
『こんぷれっくす×コンプレックス』 (2017)が面白かったふくだみゆき。
このコンビの作品でなければスルーしたかもしれません。
上映時間63分なのに普通に1,900円というのも納得いかんし。
ポイントを使って無料鑑賞しました。
 
擬人化された生き物たち。
ワニ、ネズミ、モグラ、イヌらが集まってお花見する予定。
ところがワニがなかなか来ない。
心配したネズミがバイクでワニを迎えに向かうと、
ワニは事故に遭って亡くなっていた(という直接描写はありませんが)。
 
そこから100日前に遡り、生前のワニとみんなのことが描かれます。
そしてワニが亡くなり、みんなまだ気持ちの整理をつける途中。
なのにやかましいカエルがやってきて……。
 
てな感じ。
レビューサイトに複数の人が書き込んでいるとおり、
『横道世之介』(2012)を連想させます。
桜の季節という設定がなおさらそうさせますが、
『横道世之介』を観てから10年近く経過していることもあり、
パクリかと言われると、そこまでは覚えていない。(^^;
 
ワニは神木隆之介、彼といちばん親しいネズミに中村倫也
ワニが想いを寄せているバイト先の先輩に新木優子
ワニやネズミの友人でリサイクルショップでバイトするモグラには
“ドラえもん”のジャイアンの声でおなじみの木村昴。
モグラにコクられ、後に結婚するイヌにファーストサマーウイカ
声を聞くだけじゃわからんもんですねぇ。すぐわかったのは神木くんだけ。
 
カエルは映画オリジナルのキャラクターらしいのですが、
その声を山田裕貴が担当しています。彼は凄い。
登場時は、なんでこんな奴をバイトに採用するのかと思うぐらい鬱陶しい。
お調子者でガサツで、まったく信用できない奴に思えます。
ところがみんなから煙たがられる彼もまた心に傷を負っていることがわかる。
新しい町に引っ越してきて、新しい友だちをつくればいいと思っていた。
そうつぶやいて涙をこらえる彼の背中には泣かされます。
 
元のタイトルが『100日後に死ぬワニ』で、
連載時には「死ぬまであと何日」とカウントダウンされていたそうで。
それはかなり悪趣味だなぁ。
売る気満々の広告のせいで炎上したことも知りました。
そんな先入観なしに観たい作品。

—–

『SEOBOK/ソボク』

『SEOBOK/ソボク』(英題:Soebok)
監督:イ・ヨンジュ
出演:コン・ユ,パク・ボゴム,チョ・ウジン,パク・ビョンウン,
   チャン・ヨンナム,ヨン・ジェウク他
 
 封切り日だった先週の金曜日、109シネマズ箕面にて。
 
主演は韓国の鳥谷敬(笑)、コン・ユ
どうでもいいことなんですが、私、まぶたがバリバリ一重なんです。
コン・ユの顔を見ていると、二重じゃなくても人気俳優になれるんだなぁと嬉しくなります。
でもまぁ二重に生まれたかった気はするけど。
 
さて、ご存じでしたか、本作の由来になっている古代中国の人物「徐福」を。
私は全然知りませんでした。
徐福は不老不死の妙薬を探し当てた人物として、日本でも知られているそうです。
ハングルにすると「徐福」が「ソボク」なんですかね。
知らんけど、そういうことのようです。
 
脳腫瘍で余命わずかの宣告を受けた国家情報院の元エージェント、ミン・ギホン。
とっくに引退した彼のもとへ、元上司のアン・ブジャンから連絡があり、
新たに頼みたい任務があるという。
 
それは、国家の極秘プロジェクトで誕生した人類初のクローン人間“ソボク”の護衛。
ソボクの細胞があれば人類は不死になる。ギホンの病も治療可能。
ソボクを守ることはギホン自身が死ななくて済むということ。
 
護衛を引き受けたギホンは、ソボクを研究所から移動させるように命じられるが、
護送車が何者かの襲撃を受け、ギホンとソボクはその場から逃走せざるを得なくなる。
ソボクを抹殺しようと動いている複数の組織があるらしく、誰も信じられない。
ギホンとソボクの逃避行が始まるのだが……。
 
韓流スター、特に若い子ってどうしてみんな唇が赤いのでしょう。
そういえば、若い子に限らず、ヒョンビンの唇も赤かった。
唇の赤い人を見ると、私は池田理代子の『おにいさまへ…』を思い出してしまうのですが、
賛同してくれる人はそうそういないだろうなぁ(笑)。
唇を噛むんです、血がにじむほど。血色よくなって綺麗に見えますかね。(^^;
 
そんな唇の赤いソボク役のパク・ボゴム、めちゃめちゃ可愛いです。
10代と言っても通るほどの容貌ですが、もう28歳。
実験体としてこの世に生まれ、眠ることを知らないソボク。
でも人間のように感情は持っている。
人間の不死を叶えるためにつくり出された彼の切ない表情といったら。
 
家族を喪った科学者が家族のクローンをつくる『レプリカズ』(2017)よりはるかに面白いけれど、
最後はまるでスティーヴン・キングの世界。
『キャリー』(1976)か、いや、『フューリー』(1978)か、『炎の少女チャーリー』(1984)か。
もっと控えめに終わってくれてもよかったのになぁ。
超能力全開のエンディングにはちょっと唖然としてしまいました。
おかげで切なさが微妙に減った気がしなくもない。
 
ところでアン部長役のチョ・ウジンって、橋下徹氏に似てません?
どうでもえっか。(^^;
ま、コン・ユあるいはパク・ボゴムファンの方はは是非ご覧ください。
 
生きたいのか、死にたくないだけなのか、どっちなんだって聞かれたら、答えられないかも。

—–