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『RRR』

『RRR』(原題:RRR)
監督:S・S・ラージャマウリ
出演:N・T・ラーマ・ラオ・Jr.,ラーム・チャラン,アジャイ・デーヴガン,アーリヤー・バット,
   サムドラカニ,レイ・スティーヴンソン,アリソン・ドゥーディ,オリヴィア・モリス他
 
最初に言います。サイコーです。(^O^)
 
“バーフバリ”シリーズのS・S・ラージャマウリ監督作品。
インド映画史上最高の製作費を投じて撮り上げたという超大作です。
本作の公開記念に上映されていた『マガディーラ 勇者転生』(2009)を先日観たばかり。
その主役ラーム・チャランのどれだけカッコよかったことか。
彼がまた出演しているのが嬉しくてウキウキしながら109シネマズ大阪エキスポシティへ。
 
どこまでも3時間までしかサービスしてくれない箕面。
エキスポシティは6時間サービスしてくれます。箕面なんとかしてよ。
 
専制君主のスコット・バクストンとその妻キャサリンは、ゴーンド族の村を訪れたさい、
美しい歌声を持つ少女マッリを気に入って、母親から奪い取る。
宮廷でマッリを暖炉の上に飾る置物のごとく扱って皆に見せびらかすためだ。
娘を連れて行かないでくれと懇願する母親を撃ち殺そうとする護衛に、
スコットは「銃弾がもったいない。ほかの方法で殺せ」と言う。
 
嘆き悲しむゴーンド族の人々。
必ずマッリを連れ戻すと誓った不屈の男コムラム・ビームは、仲間数名と共にデリーに入る。
ビームがアクタルと名乗ってムスリムを装い、宮廷に忍び込むタイミングを図っていたある日、
舟で川に漕ぎ出た少年が事故に巻き込まれそうになっているところに遭遇。
そのとき、同様に少年を見つけて助ける方法を考えていたのがラーマ・ラージュ。
アクタルとラーマは協力して少年を見事助け出し、やがて親友となる。
 
しかしラーマは実は英国政府の下で働く警察官。
出世のために政府の極秘任務に就き、マッリを探しに来るであろうゴーンド族の村の者を追いかけていた。
アクタルの正体を知らぬラーマ、ラーマの職業を知らないアクタルだったが……。
 
ビーム(アクタル)役にN・T・ラーマ・ラオ・Jr.、ラーマ役にラーム・チャラン。
ボリウッドがいいのは、ハッピーエンドが待っているから。
冷酷な鬼軍曹のようなラーマが最後までそうであるはずはなく、
敵対する仲となってしまったふたりが、そのうち手を組むのだと思っていました。
ところがそのときがなかなか来ない。
えーっ、このままってことはないよねと思っていたら……来ました!!!
 
警察官の制服を着たラーム・チャランは、濃いぃ八字ひげが似合っていなくて格好良くない。
これって本当に『マガディーラ』と同じ俳優なの?とテンション下がりましたが、
そうじゃないときの彼、どんだけカッコイイか。
一方のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.は、ラームに比べると三枚目の要素も入ってきますが、
ふたりが踊るシーンなんて、もうアゲアゲです。めちゃくちゃ楽しい。
 
ライオンや虎、そのほか多くの動物が登場しての殺戮シーンは、動物愛護団体から訴えられそう
また、大英帝国のお役人たちが悪人すぎて、イギリスからクレームが来ないか心配になります。
こんな役を引き受けた白人俳優、責められるんじゃないかとも思ったりして。(^^;
 
たっぷり3時間の長尺ですが、このところ睡眠不足の私がまったく睡魔に襲われず。
早くももう一度観たくなっています。
こんなボリウッド、大好き!

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30回目の『トップガン マーヴェリック』はシアタス心斎橋のグランシアターで。

29回目の『トップガン マーヴェリック』は、109シネマズ大阪エキスポシティにて、4DX版を観ました。
洋画は字幕で観る派の私が吹替版をこんなに何度も観ることになろうとは。
 
劇場鑑賞数過去最高だったのは『ボヘミアン・ラプソディ』でした。
30回目を観たとき、エキスポシティのIMAXシアターに客は私ひとり。
あんな贅沢はきっと生きている間にもうないだろうと思います。
 
そしてそれに並ぶ回数、30回目の『トップガン マーヴェリック』。
記念すべき回だから、通常版を観ても面白くない。
ならばとシアタス心斎橋のグランシアターへ。鑑賞料金4,000円也。
ここで本作を鑑賞するのは初めてというわけではありません。
2カ月半ほど前の14回目はここでの鑑賞でした。
 
4,000円だというのに一時は速攻で満席になっていましたが、今はそんなこともない。
全9席でさほど広くないおかげでホームシアター感が強いです。
相変わらずゲートから客席まで案内してくれるし、
1ドリンク1フード(おつまみのナッツかチョコレートorパフェ)は座席まで運んできてくれて、
かしづいて各席のテーブルの上に置いてくれます。
おしぼりもちょっと上等なやつ、ラベンダーとか、良い香りがします。
 
もうへろっへろの状態で鑑賞に臨んでいますから、
4,000円払っているのにところどころ眠気に襲われる。
30回目をここで観ているのよという自己満足感だけですね。(^^;
 
でも終盤に差しかかると、5カ月前の公開時、の最期の闘病時期だったことが思い出され、
あれから今までロングランとなった本作が上映終了になるのが寂しすぎます。
弟と共にまだ生きているような気がして。
 
これが最後となりますかどうか。どうせなら『ボラプ』と記録を塗り替えておこうかな。

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『線は、僕を描く』

『線は、僕を描く』
監督:小泉徳宏
出演:横浜流星,清原果耶,細田佳央太,河合優実,矢島健一,
   夙川アトム,井上想良,富田靖子,江口洋介,三浦友和他
 
ちょうど1週間前、封切り日に109シネマズ箕面にてレイトショー。
 
一昨年原作を読みました。
その年読んだ本の中でいちばんよかったように記憶していましたが、
次点とはいえ、原作にあれほど私が魅せられた物語が
小泉徳宏監督によってどう映画化されているのでしょう。
 
あることが原因で深い悲しみに暮れたままの大学生・青山霜介(横浜流星)は、
友人の古前巧(細田佳央太)から押しつけられたバイトで水墨画と出会う。
その世界では神のように崇められている篠田湖山(三浦友和)から
突然「僕の弟子になってみないか」と声をかけられ戸惑うものの、
弟子というよりは生徒として水墨画を学んでみることに。
 
バイト時にも世話になった西濱湖峰(江口洋介)に連れられて湖山の家を訪ねると、
そこには湖山の孫でやはり水墨画家である篠田千瑛(清原果耶)がいて、
霜介に対してあからさまに不機嫌な態度を見せる。
どうやら彼女は、自分にろくに指導してくれない祖父が
いまさら霜介を迎え入れようとしていることに嫉妬しているらしく……。
 
率直に言って、原作を読んだときの感動は本作にはありません。
湖山が初対面の霜介をスカウトしたわけも原作を読んでいなければ理解しがたい。
何よりも霜介が悲しみに暮れている理由が、原作とは違って私の苦手なやつ。
 
だから、イマイチな気分で帰途に就きましたが、
おそらく世間の評価は高いだろうと推測します。
だって、良い話だし、キャストも楽しいし、どこに文句をつけるというのか(笑)。
 
原作にないシーンはとても映画的で、江口洋介はまたまたオイシイとこどり。
いんや~、シビレますね。(^O^)
 
私は本作の原作で「自画自賛」という言葉の由来を知りました。
水墨画の世界を少し知るにはうってつけの作品だと思います。

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『耳をすませば』

『耳をすませば』
監督:平川雄一朗
出演:清野菜名,松坂桃李,山田裕貴,内田理央,安原琉那,中川翼,荒木飛羽,住友沙来,
   音尾琢真,松本まりか,中田圭祐,小林隆,森口瑤子,田中圭,近藤正臣他
 
TOHOシネマズ伊丹にて、前述の『もっと超越した所へ。』の次に。
 
原作は柊あおいの同名漫画。1995年にスタジオジブリでアニメ映画化されて大ヒット。
観たおぼえはあるのですが、内容をほとんど覚えていないのです。
そんな状態で本作を観て、ん!?こんな話だったっけなぁと頭の中がハテナマークだらけ。
アニメ版の後日譚になるそうで。
 
結論から言って、全然好きじゃない。(^^;
たぶん私は平川雄一朗監督の作品があまり得意じゃないですね。
 
本が大好きな中学生・月島雫(安原琉那)は、学校の図書室の常連。
借りた本の図書貸出カードに必ず自分より先にある名前が気になる。
ある日、親友の原田夕子(住友沙来)の相談に乗るうち、
借りた本をベンチに置き忘れてきたことに気づいて戻ると、ひとりの男子がそれを読んでいた。
彼こそ雫より本を先に借りているその人、天沢聖司(荒木飛羽)。
 
自分だってその本を読んだくせに、小馬鹿にしたような態度を取られて憤る雫だったが、
猫を追いかけて入った不思議な店“地球屋”のオーナーが聖司の祖父(近藤正臣)であり、
また聖司が素晴らしいチェロ奏者であることを知り、急激に親しくなる。惹かれ合うふたり。
 
夢を叶えるためにイタリアへと旅立ち、演奏活動を続ける聖司(松坂桃李)。
一方の雫(清野菜名)は児童書の編集者として出版社に勤めるが、
担当していた作家(田中圭)の信頼を失い、編集部長(音尾琢真)からこっぴどく叱られる。
 
10年に渡る長距離恋愛。
そばにいない聖司にどうしても会いたいと思った雫は、イタリアへと向かうのだが……。
 
海外ロケにさほど意味があるとは思えなくて。
これは音楽家として活躍するならばイタリアまで行かなきゃいけなかったんですかね。
原作もやっぱり遠くへ行くんですか。
 
清野菜名、好きですよ。
だけど思い悩んで泣く彼女の声がウザイとすら思ってしまいました。(^^;
なんというのか、あれですよ、全編にわたってあざとい
 
これが一般的にウケのよいハッピーエンドなのかもしれませんが、
帰ってきた聖司にプロポーズされて結婚して終わりかいっ!
はいっ、どうぞお好きに。

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『もっと超越した所へ。』

『もっと超越した所へ。』
監督:山岸聖太
出演:前田敦子,菊池風磨,伊藤万理華,オカモトレイジ,黒川芽以,三浦貴大,趣里,千葉雄大他
 
TOHOシネマズ伊丹にて、2本ハシゴの1本目。
 
原作は根本宗子の舞台劇で、彼女自身が執筆した脚本により映画化。
山岸聖太監督は私はお初かと思ったら、『全員、片想い』(2016)の中の1本を担当されています。
 
4組のカップルを同時に描く恋愛群像劇
いずれも男がクズ、そしてそれを引き寄せてしまう女たち。
 
衣装デザイナーの真知子(前田敦子)は、ちょっと凹んでいた折に、
中学時代の同級生だった怜人(菊池風磨)をネットで見かけ、つい連絡。
ストリーマーの怜人と会ったその日、彼はすでに自分が住んでいた部屋を解約してきたと言う。
すぐに真知子の部屋に転がり込んできた怜人をなんとなく拒絶できない。
 
ショップ店員の美和(伊藤万理華)は、フリーターの泰造(オカモトレイジ)のことが大好き。
ひたすら明るい泰造とバカなことを言いながら笑う毎日はかけがえのないもの。
このところ美和の体調が悪いことを知った泰造は、彼女がコロナはたまた妊娠かと心配。
 
風俗嬢の七瀬(黒川芽以)は、役者だという慎太郎(三浦貴大)のお気に入り。
慎太郎は実は落ちぶれた元子役で、プライドの高さだけが天下一品。
常に七瀬を指名するわりには風俗嬢をバカだとけなして見下す発言ばかりしていたが、
ある日、七瀬が子持ちだと知って衝撃を受ける。
 
鈴(趣里)は地道に活動を続ける子役上がりのタレント。
ゲイでボンボンの富(千葉雄大)と一緒に暮らし、この生活を居心地よく思っている。
お互い潔癖症で波長が合い、家で過ごすのも外に出かけるのも一緒。
しかし男女を意識しない関係を寂しく思っていたりもする。
 
慎太郎と鈴それぞれの話を聞いて、このふたりはもともと関係があることは察せられます。
そのとおり、途中でこれら4組が数年前にシャッフルされていたのでした。
 
いや~、面白い。
結局、クズに引き寄せられる女は、何度でもクズ男にひっかかる(笑)。
クズと別れてスッキリおしまいかと思いきや、終わりません。
ラストはなくてもいい展開だったんじゃないかと思いましたが、
そうか、もともとが舞台劇だから、こういうふうになるんですね。
 
クズだったとしても、自分にそれを引き寄せる原因はある。
自らを振り返りながら、よりよい関係をなんとか築けるのではないかと考える彼女たち、前向き。
舞台で観るともっと面白そう。
4つの部屋を同時に見せてもらえるのでしょうか。観たい!

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