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『DOCUMENTARY of MISS UNIVERSE JAPAN 2022』

『DOCUMENTARY of MISS UNIVERSE JAPAN 2022』
総監修:美馬寛子
製作総指揮:友田ゆうき
 
面倒くさいなぁと思いつつも仕事帰りにシネ・リーブル梅田まで行ったのは、
この後の本命をどうしても観たかったから。
その前に何か1本観ようと検討したとき、興味を引かれる作品が何本かありましたが、
DVD化や配信で観る機会がいちばん少なそうな本作を選択。
 
世界的ミスコンテストのひとつ“ミス・ユニバース”。
その2022年大会に日本代表として出場することになった女性たちの姿を追うドキュメンタリーです。
 
ミス・ユニバースのコンセプトは「Run by Women for Women(女性のための女性により運営される大会)」。
ミス・ユニバースジャパンナショナルディレクターを務めるのは、
2008年のミス・ユニバース日本代表だった美馬寛子さん。
参加者は仕事や学業のかたわら、4カ月にも渡ってさまざまなトレーニングに励みます。
 
きっと生まれ変わったとしても私にはおよそ縁のない大会だし、
美しい人を見るのは楽しかろうと鑑賞に臨みました。
 
30人以上もの参加者を見て、正直なところ、めっちゃ綺麗だなぁと思う人というのか、
こんな顔立ちに生まれたかったなぁと思う人はいません。
プロのカメラマンによる撮影の日や日本代表を決める大会の日はさすがに綺麗ですが、
普通のトレーニングの日は厚化粧が怖かったりもします(笑)。
 
大会前にリハーサル程度のものはあるのだろうと思っていましたけれど、
ウォーキング、スピーチなどなど、何カ月間もトレーニングするとは驚きです。
ただ綺麗なだけじゃ駄目なんですね。心から磨かないと。
 
興味を持って観ることはできましたが、綺麗なだけじゃ駄目だとなると、気になること多数。
美馬さんの話に付けられた字幕で「コロナ過」となっているのはわざとですか。
私は「コロナ禍」か「コロナ下」という字しか知らんけど、「コロナ過」を使う場合もあるの?
 
ずっこけそうになったのは「輝けれる」。私の聞き違いだったと思いたい。でも言ったと思う。
いつだったか「歩けれる」と聞いたときに世も末だと思ったことを思い出しました。
 
今まで見たことのない世界を見られたという意味では面白かったです。けど。でも。はい。

—–

『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』

『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(原題:Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves)
監督:ジョン・フランシス・デイリー,ジョナサン・ゴールドスタイン
出演:クリス・パイン,ミシェル・ロドリゲス,レゲ=ジャン・ペイジ,ジャスティス・スミス,
   ソフィア・リリス,ヒュー・グラント,クロエ・コールマン,デイジー・ヘッド,イアン・ハンモア他
 
109シネマズ箕面にて。
 
アメリカ発の世界的人気RPG“ダンジョンズ&ドラゴンズ”の実写映画化なのだそうで。
前作があったのかと思っていたけれど、これが初めての映像化らしい。
吹替版も公開中ですが、私は洋画は字幕で観る派ですから。
 
元のゲームを知らないと、キャラクターの生い立ちや背景などが少々わかりづらいような気も。
ただ、本作の楽しさが半減するとまでは言えません。
134分のそこそこ長尺ながら、たまに笑ったりしんみりしたり、わりと楽しめます。
 
ハーパーズ(これが何なのかが最初から最後までよくわからず(笑))のエドガンは、
誓いを破って働いた盗みがバレ、妻を殺害された過去がある。
残された娘キーラがいるのに、自暴自棄になって酒に溺れる日々。
 
そんなエドガンに手を差し伸べたのが、ウスガルトエルク族の女戦士ホルガ。
彼女はよそ者と恋に落ちたせいで部族を追放されたうえに、相手とも破局。
しかし荒れるエドガンを見かねて彼とキーラの面倒を見始めたのだ。
 
盗賊となったふたりは、ほかの仲間と大がかりな盗みを決行したさいに捕まってしまう。
しょっぴかれる直前、キーラの世話を仲間の詐欺師フォージに頼む。
 
やがて脱獄に成功したふたりは、キーラを迎えにフォージのもとへと向かう。
フォージはなんと領主になっていて、キーラのことも育ててくれていたが、
エドガンについてはよからぬ話をキーラに吹き込んでいたらしく、キーラは父親を憎んでいた。
 
なんとかキーラの誤解を解こうとするも、フォージは側近の恐ろしい魔女ソフィーナを使い、
エドガンとホルガを殺そうとする。
 
命からがらその場から逃げ出すと、かつての仲間で情けない魔法使いのサイモンに相談。
サイモンは、フォージの城に潜り込めるのは彼女しかいないと言って、ドリックを誘う。
こうして4人はキーラの救出計画を立てるのだが……。
 
めちゃめちゃ面白いわけではないのですが、ユーモアにも溢れていて結構面白い。
 
エドガンの狙いはキーラの救出ともうひとつあります。
城の金庫室に入れられているとおぼしき石板。
この石板を使えば、ひとりだけ死者を蘇らせることができるから、
それを手に入れて妻を蘇らせたいと思っているのです。
 
金庫室の鍵を開けるには魔法の兜が必要で、兜の在処を知っているのは墓場の死人たち。
頼りないサイモンでも死人をしばし生き返らせることは可能で、
死人たちには5つ質問ができるという。「5つまで」ではなくて「5つ」。
そして5つの質問に答えると死人はまた死んで墓の中にパッタリ。このシーンが楽しかった。
 
驚いたのは、ノークレジットでブラッドリー・クーパーが出演していたこと。
ホルガの元夫で小人。普通サイズの人間よりも何回りか小さい部族なのかな。
ホルガと別れた後にすでに再婚している彼を訪ねるシーンはちょっぴり切ない。
再婚相手がホルガ以上にデカい(といっても普通サイズなんですが)で笑った。
 
フォージ役は相変わらずのニヤケ顔、ヒュー・グラント。悪い、酷い、ゲス(笑)。
それぞれのキャラがとても際立っていて可笑しいし、
魔女と同じ出自でありながら善人のゼンク役、レゲ=ジャン・ペイジがカッコイイです。
 
まったく期待していなかったわりに台詞も含めて面白かった。

—–

『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』

『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』
監督:入江悠
出演:広瀬すず,櫻井翔,江口洋介,勝地涼,中村蒼,富田望生,大島優子,上田竜也,奥平大兼,
   加藤諒,南野陽子,橋本環奈,真木よう子,魔裟斗,岡宏明,笹野高史,佐藤浩市他
 
TOHOシネマズ伊丹にて。
この日は1時間休を取っていました。健康診断で引っかかったところが若干気になって病院へ。
きっと検査に時間がかかるだろうから映画を観るのは無理かもしれないと思っていたのに、
何にも異常なしですぐに放免された勢いで『エスター ファースト・キル』を観たのでした。
で、1本で帰ればいいものを、異常なしで安心したせいか俄然元気になってこれも鑑賞。
 
2021年に日テレ系列の『日曜ドラマ』枠で放映されていたそうです。一度も観たことはありません。
総監督と脚本を担当した入江悠が劇場版でもメガホンを取る。脚本を担当するのは秦建日子
 
横浜にある探偵事務所“ネメシス”。
栗田一秋(江口洋介)が設立し、探偵を務めるのは自称天才の風真尚希(櫻井翔)、
その助手を務めるのは本当に天才の美神アンナ(広瀬すず)。
人気事務所だったはずが、ここ2カ月さっぱり仕事の依頼がなくて閑古鳥が啼いている。
経営難に陥って安いビルの屋上へと引っ越しを余儀なくされる。
 
最近アンナは同じ悪夢に悩まされている。
それは自分と親しい人が次から次へと悲惨な死を遂げる夢。
やがて、夢に出てきた謎の男“窓”(佐藤浩市)が現れて、不気味なことを告げる。
 
夢に出てくる殺人者が風真その人であることから、アンナは風間を避け気味。
避けられる理由がわからない風間がアンナの部屋を訪ねた折、
アンナの部屋に巨大な装置が仕掛けられていることに気づく。
それは決まった夢を人に見させることが可能な仕掛けで……。
 
TVドラマ版を一度も観ていないものですから、今までの経緯が全然わかりません。
ただ、アンナが世界初のゲノム編集ベビーであり、
その生みの親が今は亡き研究者(仲村トオル)であるということ、
彼は亡くなる前にゲノム編集ベビーの秘密をすべてアンナに託したことはわかる。
そしてその秘密を数多くの人が狙っていることも。
 
このキャストですもんねぇ、それほど面白くはなかったとしても、スベることはない。
わからないながらも不都合は皆無で、それなり以上にはならないそれなりの楽しさ。
 
結局、どんな科学技術も使う人と使い方次第。良いものにも悪いものにもなる。
金持ちが悪い使い方をすれば恐ろしいことが起こるのでしょうね。
 
人に狙った夢を見させる装置をつくるには百億ぐらい必要だそうです。
そこが本作でいちばん驚いたことでしょうか。
百億あればつくれるとみるか、百億も要るのかとみるか。
世界にはそのぐらいの金持ちはごろごろいるのかなぁ。

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『エスター ファースト・キル』

『エスター ファースト・キル』(原題:Orphan: First Kill)
監督:ウィリアム・ブレント・ベル 
出演:イザベル・ファーマン,ジュリア・スタイルズ,ロッシフ・サザーランド,
   マシュー・アーロン・フィンラン,ヒロ・カナガワ,サマンサ・ウォークス他
 
上映劇場のなかで仕事帰りにいちばん寄りやすいのはイオンシネマ茨木。
しかし茨木では21:30からの上映しかない。そんな遅い時間に観たら怖いやん。
で、18:35からの上映回があるTOHOシネマズ伊丹へ。
 
忘れたくても忘れられないほど怖くて面白かった『エスター』(2009)。
思えばあれ以降、私はジャウマ・コレット=セラ監督を追いかけています。
13年経って、このように続編というのか前日譚誕生。
ウィリアム・ブレント・ベル監督はどんなふうに料理するのか。
 
『エスター』でコールマン一家に引き取られる以前のこと。
 
エストニアにある精神病院に入院していた孤児リーナが看守らを殺して逃走。
リーナは行方不明者のリストを調べ、自分に最も似た女児エスター・オルブライトになりすますと決める。
彼女がでっちあげたストーリーは、エスターはアメリカ・コネチカット州で誘拐され、
ロシアに連れて行かれて4年、隙を見てようやく逃げ出してきたという話。
 
エスターの失踪事件を担当していた刑事ドナンからオルブライト家に連絡が入る。
エスターが姿を消してからすっかり元気をなくしていた父親のアレンは大喜び。
母親のトリシア、兄のガナーも戻ってきたエスターを受け入れるのだが……。
 
極寒のエストニアの精神病院の様子が映し出される冒頭は、恐怖しかありません。
患者たちに美術を教えることになった教師アナは意気揚々として場に臨んだのに、
ここで最も危険な人物とされるリーナに会って怖じ気づく。
リーナを図らずも逃がすことになってしまい、その殺され方といったら無残このうえなし。
 
低身長症のために外見は9歳、中身は30歳を過ぎているリーナ改めエスター。
そりゃもう不気味ったらない。演じているのは『エスター』から引き続きイザベル・ファーマン。
この女優の他の出演作も観ているはずなのですが、まったく記憶になくて、
『エスター』でしか覚えられない彼女のことが気の毒になるほど。
 
途中まではエスターのことが怖くて怖くて、
こいつとっとと死ねぇ!などと思っていたのですが(とっとと死んだら話も終わってまうがな)、
中盤以降、彼女を応援する側に回ってしまいましたよ、私。(^^;
 
だってね、ネタバレになりますが、ジュリア・スタイルズ演じるトリシアがえげつない。
実はガナーが妹のエスターをはずみで殺してしまっていたという真相。
息子かわいさにガナーをかばい、娘は行方不明になったという筋書きを作り上げたトリシア。
だから、トリシアもガナーもこの世にエスターがいないことを知っていてエスターを受け入れたんですねぇ。
トリシアとエスターの取り引きが成立して、駆け引きも始まるわけです。
 
何も知らないのはアレンだけ。そんなアレンに恋心を抱くエスター。
めらめらと嫉妬心をあらわにするトリシア。こんな三角関係みたないわっ(笑)。
トリシアが怖すぎて、ガナーも嫌な奴すぎて、エスターがんばれ!と思ってしまった。
 
マイケル・センベロの“マニアック”がいい感じにかかって楽しかった。
前作『エスター』にはまったく敵わないけれど、これはこれで普通のホラーとして面白かったです。

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12回目の『RRR』

10回でキリよくやめておくつもりが、また刻みはじめてしまった『RRR』。
12回目は109シネマズ大阪エキスポシティにてIMAXレーザーGT版を。
 
今さら何も書くことはないでしょう。
なのに相変わらず飽きないし、睡魔に襲われることもありません。
なんなのかしら、この取り憑かれるかのような魅力は。
 
新たに気づいたことは別にない。
冒頭、ゴーンド族が暮らすアーディラバードの森の中で
血ぃ大好きなバクストン総督夫人がマッリを連れ去るとき、
ジャングはマッリの母親ロキのすぐ後ろにいますけど、ビームはいったいどこにいるのでしょうねぇ。
その辺におらんのかいなと目を皿のようにして挑んだ12回目ですが、おらんのかいっ。
 
何度観ても笑うのは、ラーマは不死身かと思えることです。
ま、それはビームも同じことなんですが、ラーマのほうが確実に死んでいる。
あんなブサーッブサーッとなんやらかんやらが刺さっても死なない。
ビームが鞭打ちの刑に遭うシーンは直視できるようになりましたが、
ラーマの腰に枝が突き刺さるシーンと、独房に放り込まれて膝がグキッとなるシーンはよう観ません。
 
エドワードが死んだことははっきりしているけれど、
あの憎たらしいロバートは鹿に腕をもがれそうになった後、死にました?
あと、通訳の人。終盤の森の中で拡声器を持って叫んでからどうなったのかしら。
 
そうそう、エドワード役の俳優はその名もそのまんまエドワード・ソネンブリック。
アメリカ人の彼は、ハリウッドは競争率が高いからとムンバイに移住。
そもそも俳優を志すきっかけがボリウッドに魅せられたからのようですね。
そしてしっかりヒンディー語を学んでボリウッドへ。
役柄としてはどうにも好きになれない人ですが、ムンバイに渡って正解だったかと。
 
もう書くことがないかと思いきや、まだまだあるよ、ツッコミどころ。
ビームがラーマを救出しに行くのに際して、兵舎の地図をジェニーに見せてもらえたのはどう考えても変。
指名手配犯がどないしてそんなことできるねんと思うけど、何でもいいや(笑)。
 
シータ役のアーリヤー・バットについて調べたとき、
ボリウッドで縁故主義が大変な問題になっていることを知りました。
彼女は父親が映画監督、母親が女優という映画一家に生まれ、
そのおかげでさまざまな役を射止めたと言われ、批判されていたとのこと。
 
『きっと、またあえる』 (2019)の主演俳優スシャント・シン・ラージプートが
2020年に自殺したのは縁故主義のせいだとされていて、
過去にアーリヤーがスシャントを侮辱するような発言をしたことも問題視されたとか。
どこまでどうなんだかわかりませんが、本作のシータは彼女にぴったりだったし、
よくない噂は聞きたくないですねぇ。
 
それはさておき、いまだにわからんのが、
デリーでビームが世話になる親方家族はいったい何者なのかということです。
誰か教えて~(笑)。

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