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『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』
総監督:山崎貴
監督:八木竜一,花房真
声の出演:佐藤健,有村架純,波瑠,坂口健太郎,山田孝之,ケンドーコバヤシ,安田顕,
     古田新太,松尾スズキ,山寺宏一,井浦新,賀来千香子,吉田鋼太郎他
 
109シネマズ箕面にて『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』とハシゴ。
 
観るつもりの人はすでにご存じだと思うので最初からネタバレしちゃいます。
えーっ、これってこんなオチなの!?
ほとんど夢オチと言っていい類の、全部ゲームの中の話でしたっちゅう。
何も知らずに観に行った私はたまげました。ちょっとナメられた感(笑)。
 
魔物たちに母親マーサを連れ去されて以来、旅を続ける少年リュカと父親パパス。
ある日、リュカと王子ヘンリーが遊んでいるところへ再び魔物たちが現れ、
ヘンリーを助けようとしたパパスが殺されてしまう。
パパスが最後に言い残した言葉は「マーサは生きている」。
 
その言葉が頭から消えず、10年後、リュカは母親探しの冒険へ。
訪れた町サラボナで、懐かしい女性に再会したリュカ。
それは町の大富豪ルドマンの娘フローラ。
ちょうどサラボナはどデカい怪物ブオーンに荒らされて困っており、
ルドマンはブオーンを退治できた者をフローラの婿に迎えるつもり。
 
フローラが自分に気があると知り、俄然はりきるリュカは、
もうひとりの懐かしい女性で幼なじみビアンカに助けられ、
なんとかブオーン退治に成功、フローラと結婚の運びに。
しかし、本当に自分が好きなのはビアンカだと悟り……。
 
ビアンカと結婚して子どもができて、
その子どもが天空の勇者で、って話なのですが、ほんとに口あんぐり。
いきなり現実に引き戻されて、VRゲームする青年のシーンへ。
 
ゲーム化に懐疑的だった山崎貴監督はオファーを断り続けたのに、
このラストを思いついて引き受けることにしたらしい。
まぁ、「あなた自身の物語」っちゃそうですけど。
当然のことながらゲーマーからは酷評の嵐だそうで、
でも、これだけ酷評されると気になって観に行く人も多いはず。
映画は売れてナンボと公言する山崎監督だから、結局みんな術中にハマっているのでは。
 
最近いちばんビックリしたオチです。斬新(笑)。

—–

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(原題:Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw)
監督:デヴィッド・リーチ
出演:ドウェイン・ジョンソン,ジェイソン・ステイサム,イドリス・エルバ,
   ヴァネッサ・カービー,ヘレン・ミレン,ライアン・レイノルズ他
 
全館停電(正確には節電)でほぼ強制的に有休を取らされた日、
長引く夏風邪を治すには家でおとなしくするほうがいいのでしょうが、
とにかく暑い。エアコンのない家では寝ていることができません。
病院で処方された風邪薬のおかげで晩はよく眠れているから、
朝起きたときはかなり元気。
2週間劇場に行けずにいる鬱憤を晴らそうと、109シネマズ箕面へ。
 
“ワイルド・スピード”シリーズで一躍有名になったポール・ウォーカー
それまでは私が思う2大「存在感のないイケメン」のうちのひとりでした。
やっと存在感が出てきたと思った頃に映画を地で行く事故死。
前々作のエンドロールは泣かせにかかっているとしか思えず、私もウルウル。
 
そんなシリーズの脇役だったドウェイン・ジョンソン扮する元FBI特別捜査官、ルーク・ホブスと、
ジェイソン・ステイサム扮する元MI6エージェント、デッカード・ショウが本作の主人公。
原題もそのまま“Hobbs & Shaw”。
どちらも大好き、特にジェイソン・ステイサムが好きでたまらん私はめちゃ嬉しい。
 
サモア出身、訳あって故郷を離れ、今はロサンゼルスに暮らす元FBIルーク・ホブス。
愛娘のサムに故郷や家族のことを聞かれ、答えられずにいる。
一方、元MI6のデッカード・ショウはロンドンで高級車を乗り回し、洒落た生活を送っている。
ある日、そんなふたりがCIAからコンビを組んで捜査に協力せよと言われる。
 
犬猿の仲であるふたりは一緒に仕事など絶対にしたくない。
正義感の強いホブスはひとりで捜査しようとするが、
なんとCIAから聞かされたターゲットはショウの妹ハッティ。
他人ならば引き受けないところだが、自身の妹となるとショウは見過ごすわけにいかない。
 
CIAの話によれば、MI6のエージェント、ハッティは、テロ組織から新型ウイルス兵器を奪還。
しかしそのウイルスを持ち逃げしたというのだ。何か事情があるはず。
 
実はかつてショウが殺したはずの男ブリクストンが肉体改造でターミネーターとなり、
世界から弱者を淘汰するという大義のためにウイルス兵器を狙っているらしい。
ウイルスを奪還した直後にブリクストンに襲われたハッティは、
仕方なく自らの体内にウイルスを注入したのだった。
ブリクストンはハッティを生け捕りにしてウイルスを抽出するつもり。
 
ハッティを見つけ出したホブスとショウは、喧嘩しつつも事態解決に乗り出すのだが……。
 
思っていたほどには面白くなかったというのが正直な感想。
それでもドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムを見られれば嬉しい。
ふたりに厄介事を持ち込むCIAの兄ちゃんはライアン・レイノルズ
ハッティ役のヴァネッサ・カービーがめちゃカッコイイし。
ブリクストン役のイドリス・エルバも男前ですよねぇ。
サモアの巨漢たちの中にあってはジェイソン・ステイサムですら貧相に見えるのに笑いました。
 
ゴッドマザー役のヘレン・ミレンを見てすごい化粧やなと思ったのですが、
この人もそれなりのお歳ということで。ますますの活躍に期待。
 
DVDで観たってきっとつまらないです。
ご覧になるなら劇場の大画面で。私はIMAX版で堪能しました。
 
ちなみに、本作冒頭でホブスが着ているのはモトリー・クルーのTシャツでした。

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『クラッシュ ワイナリー殺人事件』

『クラッシュ ワイナリー殺人事件』(原題:Crushed)
監督:ミーガン・リアコス
出演:サラ・ビショップ,ミリー・スペンサー,ブラウンレス・ヒル,
   ロクサヌ・ウィルソン,ヘルムート・バカイティス,レミー・ブランド他
 
えげつない風邪をひき、ここ2週間まったく劇場に足を運べず。
いや、行こうと思ったら行けないことはないのですが、
こんなに咳ゴホゴホ鼻ズルズルはさすがに迷惑やろと自重。
このクソ暑いなかエアコンもない家で何時間も寝られるのは体調不良の証拠。
あ、さすがに扇風機はありますけどね。
 
昼寝から目が覚めて、まぁせめてDVDで1本だけは観ておこうかと。
どうせなら思いっきりB級のやつ。邦題からしてその予感満載。
2015年のオーストラリア作品です。
監督、知らん。出演者、ひとりも知らん。
ヒロインはブリー・ラーソンを普通にしたみたいな感じ(笑)。
 
エリア・ローズは歴史あるワイン醸造所の娘だが、
ある事件をきっかけに家を出て、今は都会で恋人と暮らしている。
ワインバーを開こうと考えていたところ、ちょうど良い物件が。
開店資金を工面してもらうべく、久しぶりに実家へ電話を入れる。
 
ところが、父親ロバートが事故死したことを知る。
頭上に落ちてきたワイン樽で強く頭を打ったのだと。
気持ちを落ち着けられないまま、帰郷するエリア。
 
叔父のデイヴィッド、妹のハリエットに出迎えられ、
憔悴する母親ソフィーや弟ザックとも対面。
しかし、デイヴィッドとソフィーは不倫関係にあるらしく、
父親はふたりによって殺されたのではないかと疑念を抱く。
 
そうこうしているうちに警察がやってきて、ソフィーを殺人容疑で逮捕。
面会に行ったエリアは母親を罵るのだが……。
 
B級色濃くもそこそこは楽しく観ました。
が、推すべき点は何もなし(笑)。
上記のとおり、ヒロイン役のサラ・ビショップは何のオーラもなくて、
始終酒(なぜか赤ワインばかり)を飲んでいるただのアル中。
サラの元彼である警察官ルーカスもイケメンどころか無いわこれ。
 
誰も観ないと思うのでネタバレしてもいいですよね!?
 
エリアが故郷を離れる原因となった事件もわかりにくいのなんのって。
どうやらエリアが妻子持ちと不倫していて、それを咎めたアダムと喧嘩。
アダムって誰よと思ったら、ザックの双子の兄弟らしい。
で、アダムを突き飛ばした拍子に金網が彼の首を搔ききってご臨終。
 
エリアが出て行ってしまったから、残された妹ハリエットは醸造所を守るのに必死。
ついつい危険な肥料に手を出したら、そのタイミングで砂嵐が起こり、
風に乗って舞った肥料のせいで近所の農家の作物が駄目になったり、
その家の人が癌になって死んじゃったり。
なのに、エリアの実家の醸造所だけは豊作って、あり得ん。(^^;
 
最後はハリエットとエリアの死闘。
ちょっと『シャイニング』(1977)みたいです(笑)。
そしてなぜかエンドロール前にお亡くなりになった方々ひとりずつの死体シーンが。
要りますかね、こんなん。
 
誰にも薦めませ~ん!

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『COLD WAR あの歌、2つの心』

『COLD WAR あの歌、2つの心』(原題:Zimna Wojna)
監督:パヴェウ・パヴリコフスキ
出演:ヨアンナ・クーリク,トマシュ・コット,アガタ・クレシャ,ボリス・シィツ,
   ジャンヌ・バリバール,セドリック・カーン,アダム・ヴォロノヴィチ他
 
天神祭の日、船渡御の船に乗せていただけることになったので、
ダンナに「その日は絶対出張入れんといてや」と念押しして有休を取りました。
 
ふたりとも有休を取ったというものの、朝から一緒に出かけるつもりはなかったので、
私は乗船時間までに映画を3本くらい観る気でいたら、
珍しくダンナが「天神祭までどうする?」と尋ねてくる。
ダンナは車の免許更新手続き後にすぐ出かけてもよいと言うから、
ほなら私も映画1本だけにして梅田で待ち合わせ。
ここ昼呑み(酒を呑むのは私だけ)してから天神橋へ向かいました。
 
で、その前に観たのがこのポーランド/イギリス/フランス作品。
パヴェウ・パヴリコフスキ監督が、自身の両親をモチーフにして撮り上げたそうです。
 
1949年、共産主義政権下のポーランド
ピアニストのヴィクトルは音楽舞踊団を結成し、メンバーのオーディションをおこなう。
歌手志望のズーラの声に惹かれるが、彼女には自分の父親を殺したという噂。
自由奔放でトラブルメーカーのイメージがある彼女に興味を持つうち、恋に落ちる。
 
しかしヴィクトルはじきに当局の監視を受けるようになり、亡命を決意。
ズーラを一緒に連れだそうとするが、待ち合わせ場所にズーラは来なかった。
 
離ればなれになってから数年が経ち、パリで暮らすヴィクトル。
かつて自分が立ち上げた舞踊団がパリへやってくると知り、嬉しくてたまらない。
いまやズーラは花形スターで……。
 
冷戦によって引き裂かれる男女を淡々とモノクロで描きます。
モノクロなのにふたりの赤々と燃え上がる想いが伝わってくるかのよう。
 
ヴィクトルは単純に音楽が好きで、みんなで楽しく歌い踊り、
客にもそれを楽しんでもらいたいのに、何もかもが政治に利用される。
音楽団の様子は『芳華 Youth』とかぶります。
 
悲恋はこの選択でしか成就しない。

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『アポロ11』【完全版】

『アポロ11』(原題:Apollo11)
監督:トッド・ダグラス・ミラー
 
もはや日曜日に2本観る気力もなくなり、これ1本だけ。
109シネマズ大阪エキスポシティにて。
 
アポロ11号月面着陸50周年を記念して製作されたドキュメンタリー。
「完全版」とはどういうことなのかと思ったら、
完全版の公開より先に「ファースト・ステップ版』なるものが公開された様子。
そちらは全国の科学館や博物館で限定公開されているそうです。
 
アポロ11号が人類史上初めて月面着陸を成し遂げたのは1969年。
当時のアメリカ公文書記録管理局とおよびNASAで新たに発掘された70mmフィルムなど、
一般には未発表のアーカイヴ映像と音声データのみが用いられています。
 
ニール・アームストロング、バズ・オルドリン、マイケル・コリンズが
アポロ11号に乗り込む前の表情を見ているとこちらまで緊張。
発射のシーンでは大興奮。
 
無事に月面着陸を果たしたあとも、帰還時の通信不能になる時間はドキドキします。
そこにいる誰もがものすごく長く感じたことでしょう。
 
実話が基の物語では感動するようにつくられているから、
泣いてしまうのも当たり前ですが、
何の演出もなく、あるがままの状況を撮っただけでこれは感動します。
 
明石市立天文科学館では7月初めから来年3月末までファースト・ステップ版を上映しているらしい。
劇場で観るのもいいけれど、この手の話ならば天文科学館で観るのがいいかもしれませんね。

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