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今年観た映画50音順〈あ行〉

17回目となりました恒例におつきあいください。
毎年12月22日からこれを始めることに決めていたのですが、
今年は『ボヘミアン・ラプソディ』を観すぎたせいなのか、
収拾がつかなくなり(笑)、今日まで開始をひっぱりました。

20日までに劇場で観た作品についてはすべてUP済みで、
ここに挙げるのはそれ以外のDVDで観たものばかりです。
だから正確には、「今年DVDで観た映画50音順」。
あくまで書きそびれていた作品を挙げているだけなので、
好きだったとか嫌いだったとかは関係なし。
どれも今年DVD化されたセルorレンタル作品です。
ネタバレ御免。

《あ》
『あしたは最高のはじまり』(原題:Demain Tout Commence)
2016年のフランス作品。
南仏コートダジュールの海辺の町で観光ヨットの雇われ船長を務めるサミュエルは、
バカンスに訪れる女性たちにモテモテ、気ままなプレイボーイ生活を送っている。
ところがある日、昨夏に関係を持ったという女性クリスティンが、
「あなたの子どもだ」と言って生後3カ月の女児グロリアを置き去りにしてゆく。
慌ててロンドンまで彼女を追いかけるが見つからない。
グロリアを連れたまま途方に暮れていたところ、
サミュエルに一目惚れしたらしいTVプロデューサーでゲイのベルニーに救われる。
ベルニーから住居とスタントマンの仕事を世話され、グロリアを育てて8年が経過。
明るく聡明に育ったグロリアに、母親については嘘をつきつづけている。
そんな折り、突然クリスティンが現れて、グロリアを引き取りたいと言い……。
アメリカでもヒットしたメキシコ作品のリメイクだそうで、この手の話は世界的にウケるよう。
サミュエル役には『最強のふたり』(2011)のオマール・シー
愛情あふれる愉快なベルニー役のアントワーヌ・ベルトランがサイコー。
グロリアが病気で亡くなる結末ながら、そこを映さないからお涙頂戴には走らず○。

《い》
『インフォ・メン 獣の笑み、ゲスの涙。』
2017年の日本作品。
フリーターの悟志(鈴木勤)は、学生時代のマドンナ・ゆかり(岸明日香)と同窓会で再会。
泥酔した後は記憶なく、ゆかりから妊娠したと告げられる。
責任を取るように詰め寄られ、闇金から300万円を借りるが紛失。
窮地に陥った悟志が就職したのは大阪・ミナミの無料案内所“インフォ・メン”で……。
十三の第七藝術劇場で上映していたときに見逃しました。
ナナゲイのすぐ近所にもある無料案内所、どんなところか気になります。
私が入ってみるわけにもいかず、興味を惹かれてレンタル。
要はここへ行けば店を紹介してもらえるわけですね。
多少割高になったとしても、無料案内所を通せばぼったくられる危険はないから安心。
なるほどなぁと勉強にはなりましたが、何もかもが超B級。
主演の鈴木くんの顔もタイプじゃなければ、大阪弁がまるで駄目。
無料案内所の女店長カオリ役の逢澤みちるは凄みがあってよかったです。

《う》
『ウェディング・バトル アウトな男たち』(原題:Why Him?)
2016年のアメリカ作品。日本では未公開。
地方の印刷会社の社長・ネッド(ブライアン・クランストン)は、
家族や従業員たちが開いてくれた誕生パーティーのさい、
親元を離れてスタンフォード大に通う長女・ステファニー(ゾーイ・ドゥイッチ)とスカイプ。
ところがその画面にステファニーの恋人・レアード(ジェームズ・フランコ)が下半身丸出しで映る。
レアードのことをきちんと紹介したいというステファニーの言葉に、
クリスマス休暇を利用してネッドとその妻・バーブ(ミーガン・ムラリー)、
息子・スコッティ(グリフィン・グラック)はステファニーのもとへ。
レアードは若くしてシリコンバレーの億万長者ながら、ぶっ飛んだ奴。
とても愛娘との結婚など許せる相手ではないと思うのだが……。
最後にキッスのジーン・シモンズとポール・スタンレーがカメオ出演。
億万長者のレアードがサプライズプロポーズのために呼び寄せたのに、
娘のステファニーよりも、もともとキッスの大ファンのネッド夫妻が狂喜、私も興奮(笑)。
あくまでそこそこの面白さだけど、このラストはめちゃめちゃ楽しかった。

《え》
『絵文字の国のジーン』(原題:The Emoji Movie)
2017年のアメリカのアニメーション作品。
少年アレックスのスマホの中にある、絵文字たちが暮らす町“テキストポリス”。
「ふーん」担当のジーンは不機嫌顔しかしてはいけないのに、
初仕事の日に緊張のあまり、いろんな顔をしてしまったために町は大混乱。
不具合として消去されそうになったジーンは、絵文字ハイタッチの協力を得て、
天才ハッカーのジェイル・ブレイクに不具合を修正してもらおうとするのだが……。
絵文字を主人公にするなんて、ものすごく斬新なアイデア。
なのに評判最悪。要は企画倒れなんですねぇ。
これを思いついただけで凄いことだと思うのに、なんとも残念。

《お》
『おとなの恋の測り方』(原題:Un Homme a la Hauteur)
2016年のフランス作品。
バツイチ女性ディアーヌは、離婚後も元夫と共同で弁護士事務所を経営しているが、
公私ともにあらゆる方針が合わずにイライラ。そんな折り、携帯を紛失。
拾得者だという男性アレクサンドルからの電話に好印象を受けて会うことに。
目の前に現れた彼はシブイ美男なのに、なんと身長が136センチ。
一流の建築家で紳士的、ユーモアのセンスにも溢れる彼に魅了されるものの、
規格外の背の低さがひっかかり、両親にも友人にも紹介できない。
一緒に出かければ周囲から好奇の目を向けられ、交際の継続に迷うのだが……。
ユーミンの“5cmの向こう岸”も真っ青の身長差30cm。しかも女のほうがデカイ。
お調子者の秘書の「あなたの心が小さい」という言葉が印象に残ります。
人は「みんなと同じがいい」という先入観を植え付けられている。
軽いラブコメながら、普通とは何かを考えさせられました。
アレクサンドルの息子役のセザール・ドンボワ、色っぽい優男。ちょっとイイ。
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