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『前田建設ファンタジー営業部』

『前田建設ファンタジー営業部』
監督:英勉
出演:高杉真宙,上地雄輔,岸井ゆきの,本多力,町田啓太,山田純大,鈴木拓,
   水上剣星,高橋努,濱田マリ,鶴見辰吾,六角精児,小木博明他
 
これより前に観た映画が20本近くあり、UPすべく待機中なのですが、
20日後にこれをUPしたらもうどこも上映していない、
なんてことになると寂しいので、こっちを先にUPします。
 
イオンシネマ茨木にて。
 
2003年のこと。
大手ゼネコン、前田建設工業の広報グループに所属する若手社員ドイ(高杉真宙)は、
グループリーダーのアサガワ(小木博明)からいきなりマジンガーZについて聞かれる。
知っているっちゃ知っているけれどその程度。
返答に困っていると、先輩社員ベッショ(上地雄輔)が通りかかり、話に割り込む。
ドイの向かいの席に座る女性社員エモト(岸井ゆきの)も興味津々。
 
アサガワは、マジンガーZそのものではなくて地下格納庫を示し、
我が社でこれを製造することが可能かどうかと尋ねてくる。
ベッショやドイが可能だろうと答えると、
ヲタク社員チカダ(本多力)が向こうの席から乱入、問題点を挙げる。
 
こういう話をWEBですれば広報になるぞというアサガワに巻き込まれ、
ドイたちはやりたくもない“前田建設ファンタジー営業部”の仕事に
ボランティアで参加させられることになってしまうのだが……。
 
テレビアニメに登場する建造物を実際に製造できるかどうか考える。
なんて楽しいんだ!
 
最初はこんな儲からん仕事からいかに逃れるかを考えていたドイたちが、
段々と真剣になっていく様子がめちゃめちゃ面白い。
お遊びだと言ってもマジ、図面を引き、費用や工期まで検討するのです。
 
ここから先、ネタバレを含みます。
 
ほぼ完成に近づいた頃、マジンガーZが横移動する回があることが判明。
呆然とするメンバーたちにドイが「ここであきらめるんですか」。
自社だけではどうにもならないと他社のエンジニアたちに連絡を取ります。
こんな酔狂につきあってくれる会社などないに決まっていると思いきや、
いるんですねぇ、ちゃんと一緒に真面目に考えてくれる人たちが。
 
ないほうがいいと思うシーンもいくつかありましたが、それでも楽しい。
ちょっと胸が熱くなったりしました。
 
同社機械部の頼れる社員役に六角精児、土質ヲタクに町田啓太
酔狂につきあう他社の人に鶴見辰吾濱田マリ高橋努などなど、み~んな○。
“マジンガーZ”の原作者、永井豪もカメオ出演しています。
 
どこもかしこも誰も彼も、タダで話につきあってくれる。
著作権についても、「好きに使って。そのかわり納得できるものを」。
夢を追いかけ、それを叶えて、地球を救おうとしている面々です。
 
建設業界はまだまだ人をワクワクさせられるというアサガワの言葉。
はい、ワクワクしました。マジンガーZファンも是非どうぞ。

—–

『サマーウォーズ』〈4DX2D版〉

『サマーウォーズ』
監督:細田守
声の出演:神木隆之介,桜庭みなみ,谷村美月,富司純子他
 
大好きな作品なのに、実は劇場で観たことがないのに気づきました。
2009年製作の本作を観る機会なんてこのさき一生ないだろうと思っていたら、
なぜか今頃109シネマズ大阪エキスポシティで4DX2D版を上映している。
そりゃもう観なくっちゃ。10年前に書いたレビューはこちら
 
4DX初体験のお客さんが多かったようで、盛り上がり方が異様。
釣られて私もテンションも高くなってしまった(笑)。
ノリがいい人が多いと楽しいですねぇ。
 
ただ、これはやはり夏に観たい映画。
風ビュービュー吹くし、水しぶき飛びまくるし、寒いのなんのって。
上着をロッカーに入れてきたことを後悔しました。
しゃぼん玉がふわふわと飛ぶのは良かったなぁ。
 
過去に観た4DXの中ではいちばん満足度が高い。
バトルシーンで背中もガシガシ叩かれまくりで、痛かったけど。
私が初めて4DXを観たときに、男子客二人連れが「超絶疲れた」と言っていたのを思い出しました(笑)。
 
夏に再上映希望。
よろしくお願いしまーっす!!! ←観た人しかわからないと思われる。(^^;

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『記憶屋 あなたを忘れない』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の17本目@伊丹)

『記憶屋 あなたを忘れない』
監督:平川雄一朗
出演:山田涼介,芳根京子,蓮佛美沙子,佐々木蔵之介,泉里香,櫻井淳子,戸田菜穂,
   ブラザートム,濱田龍臣,佐生雪,須藤理彩,杉本哲太,佐々木すみ江,田中泯他
 
TOHOシネマズにて、前述の『ラストレター』の後に。
 
原作は織守きょうやの同名小説で、第22回日本ホラー小説大賞読者賞受賞作。
 
大学生の吉森遼一(山田涼介)は恋人の澤田杏子(蓮佛美沙子)と交際、
卒業後したら結婚したいとプロポーズしてOKをもらう。
幸せの絶頂だったはずが、その日を境に杏子と連絡が取れなくなる。
数日後に駅で杏子を見かけて声をかけるが、杏子は記憶を完全に失っていた。
 
忘れたい記憶を消してくれる“記憶屋”がいるという話をかねてから耳にしていた遼一は、
杏子が何らかの理由で記憶屋に会ったのではないかと考え、
大学に講師として訪れた弁護士の高原智秋(佐々木蔵之介)に相談。
最初は都市伝説だろうと一笑に付されるが、実は智秋も記憶屋を探していることを知る。
 
そんな遼一につきまとう幼なじみの河合真希(芳根京子)。
彼女は実は幼い頃に誘拐事件に遭い、その当時の一切の記憶を失っている。
杏子から遠ざけられて落ち込む遼一に、「消したいほどの出来事があったはず。
そういう目に遭った人にしか気持ちはわからない」と真希は言うのだが……。
 
たぶん、一般的には評価の高い作品だろうと思います。
でも私はあざとさを感じて苦手でした。
山田涼介も芳根京子もがんばりすぎ。耳がキンキンするほど泣き叫ばないでほしい。
そんなに石畳叩いて血ぃ出ぇへんのかい、骨折れへんのかいとか気になって。(^^;
 
どんな辛い記憶も失わないほうがいいだろうか。
それについては考えさせられます。

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『ラストレター』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の16本目@伊丹)

『ラストレター』
監督:岩井俊二
出演:松たか子,広瀬すず,庵野秀明,森七菜,小室等,水越けいこ,木内みどり,
   鈴木慶一,豊川悦司,中山美穂,神木隆之介,福山雅治他
 
長編映画監督作第1作だった『Love Letter』(1995)が評判になり、
韓国でも異例の大ヒットを飛ばして人気者となった岩井俊二監督。
あれ以上の評価を受けるのはもう無理なんじゃないかという気が。
もう無理なんじゃないかと思っても、
『マチネの終わりに』(2019)で福山雅治に嫌気が差しても、
一応観に行かないわけにはいきませんよねぇ。
岩井監督自身の原体験を詰め込んだ集大成とのこと、マジでこんな体験がおありに!?
 
岸辺野裕里(松たか子)の姉・未咲が44歳の若さで亡くなる。
葬儀を終えて実家から自宅へ戻ろうとする裕里に、
未咲の一人娘・鮎美(広瀬すず)を心配する裕里の長女・颯香(森七菜)が、
夏休みの間、実家に残って鮎美と過ごすと言い出す。
両親(鈴木慶一&木内みどり)の了承を得てそうすることに。
 
帰りぎわ、未咲宛てに届いた高校の同窓会案内を鮎美から預かり、
裕里は姉の死を知らせるために同窓会会場へと向かう。
 
ところが、そこで姉の元同級生たちから未咲本人と間違えられてしまう。
生徒会長でみんなのマドンナだった未咲としてスピーチまでさせられ、
訂正する隙もないまま帰途に就く裕里。
 
ようやく会場を抜け出した裕里を追いかけてきたのは、
当時同じクラブの先輩で、かつ初恋の相手でもあった乙坂鏡史郎(福山雅治)。
しかし鏡史郎が想いを寄せていたのは姉の未咲。
未咲のふりをしたままの裕里に鏡史郎が気づいている様子もなく、
小説家になったという鏡史郎から名刺を受け取って別れる。
 
帰宅後に鏡史郎からメールが届き、その文面を見た裕里の夫・宗二郎(庵野秀明)が激怒。
そこには「君にまだずっと恋してる」と書かれていたから。
そのせいでメールのやりとりはできなくなったため、
裕里はこちらの住所は伏せて未咲の名前を騙ったまま、
一方的に鏡史郎に手紙を送りはじめるのだが……。
 
いろいろと引っかかります(笑)。
そもそも姉が亡くなったからって、その姉の同期が集う同窓会に、
妹が盛装して出席する必要がありますか。
姉に間違われたまま訂正する機会もなく帰ってきたという裕里に
夫の宗二郎が「何のために行ったんだよ」とあきれるシーンがありますが、そのとおりです。
しかも、広瀬すずが成長して松たか子になるって、誰が思うのか。
ずっと好きだったと言いながら気づかない鏡史郎、アホと思ったけれど、
この点は、実はわかっていたということでよかった。あ、ネタバレ。(^^;
まぁ、神木隆之介が成長して福山雅治というのもたいがい違和感あるけど。
 
なんだかなぁと思いながら観ていたのですが、
松たか子の言動がユーモラスで、ふわっとしている加減が良い。
 
高校当時、姉の未咲に嫉妬して、鏡史郎への手紙を預かりながら渡さなかったなんて駄目でしょ。
駄目だけど、それを鏡史郎に詫びて気持ちを伝える裕里(ここは森七菜)の
目にいっぱい涙をためたシーンはたまりませんね。
 
『Love Letter』つながりでトヨエツミポリンも出演。
老けたふたりを見ると時の流れを感じて、ちょっとどんよりしました。(^^;
 
便箋はもはや売れないと思うけど、誰かに手紙を書きたくなるはず

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『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の15本目@伊丹)

『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』
監督:池添隆博
声の出演:佐倉綾音,沼倉愛美,村川梨衣,真堂圭,竹達彩奈,杉田智和,雨宮天,
     うえだゆうじ,山寺宏一,釘宮理恵,伊藤健太郎,吉田鋼太郎他
 
いったい何なんだろう、新幹線変形ロボってと思いながら観に行ってみました。
まわりは親子連ればかり、完全に浮いている私。(^O^;
 
「ジェイアール東日本企画、小学館集英社プロダクション、タカラトミーの3社が共同で立ち上げた、
実在の新幹線がロボットに変形するキャラクターコンテンツを原作とするTVアニメの劇場版」
なのだそうです。と言われても、観てみなければ全然わからない。(^^;
 
速杉ハヤトをはじめとするチームシンカリオンの面々は、
宇宙からやってきた古来の種族キトラルザスの子孫および謎の機械兵器ヴァルドルと交戦。
その途中、ハヤトの父親ホクトが突然行方不明になってしまう。
すると、ホクトが消えた現場に謎の少年が出現。
その少年はなんと、タイムスリップしてきた9歳のホクトだった。
 
地球を守るため、元の世界に戻ることを決意した少年ホクトは、
超進化研究所が開発した最新鋭のシンカリオン“ALFA-X”の運転士に。
ハヤトと少年ホクト、全国各地から集結したシンカリオンたちは、
家族と未来を守るべく宇宙最強の敵に戦いを挑むのだが……。
 
なんだかよくわからないままに観はじめて、よくわからないまま終わってしまったのですが、
面白かったこといろいろ。
変身するときのあれこれは、“仮面ライダー”みたいだなと思って観ていました。
やっぱり「変身!」じゃないんですよね。道具をガシャガシャとセットして変身する。
 
そしてウケたのは必殺技や武器の名前。
カイサツ(改札)ブレードとかフミキリ(踏切)シュリケンとかマクラギ(枕木)ヌンチャクとかって、
めっちゃ楽しいや〜ん。
 
鉄ヲタの心を鷲掴みにしそう。
私はもうちょっと予習復習してから臨みたいです。
フリーパスならではの1本。楽しかった。

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