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『六人の嘘つきな大学生』

『六人の嘘つきな大学生』
監督:佐藤祐市
出演:浜辺美波,赤楚衛二,佐野勇斗,山下美月,倉悠貴,西垣匠,中田青渚,木村了,渡辺大他
 
109シネマズ箕面にて。
 
原作は浅倉秋成の同名ベストセラー小説で、昨年読みました。そのときの感想はこちら
監督は『ストロベリーナイト』(2013)の佐藤祐市。Netflix版“シティーハンター”の監督もこの人ですね。
人気若手俳優を揃えたわりにロケなどはほぼ不要だから低予算で抑えられたのではないかと。
というのはこちらの勝手な思い込みで、若手俳優もギャラがっぽりもらっているのかしら。
 
学生に一番人気を誇るエンターテインメント企業“スピラリンクス”の新卒採用試験には1万人の応募者あり。
絞りに絞られて残ったのは6人の大学生で、最終選考は1ヵ月後におこなわれるグループディスカッション。
それ次第で6人全員採用の可能性もあると人事担当者の鴻上(木村了)から告げられる。
 
早稲田大学の嶌衣織(浜辺美波)、立教大学の波多野祥吾(赤楚衛二)、慶應義塾大学の九賀蒼太(佐野勇斗)、
明治大学の矢代つばさ(山下美月)、一橋大学の森久保公彦(倉悠貴)、法政大学の袴田亮(西垣匠)は、
こうなったら6人一緒に内定を勝ち取ろうと、最終選考までの1ヶ月間、毎週集まって勉強会を開くことに。
 
それぞれが得意分野を受け持ち、最終選考の課題傾向を検討して対策を練る。
勉強会以外にも飲み会を開催するなどして、6人は素晴らしい友人となったはずだったが、
最終選考前夜に鴻上から連絡が入り、採用は1人のみに変更すると知らされる。
 
最終選考の課題は、6人のうち誰がもっとも内定者にふさわしいかを90分間討論して選出しろというもの。
波多野の発案により、15分討論する毎に投票して合計6回の投票の得票数が多い者を内定者に決めるとするのだが……。
 
討論の途中、部屋の片隅に置かれた封筒に気づき、開けてみると6人に当てられた手紙が入っています。
それは6人それぞれの悪事と証拠写真。
いじめや詐欺の首謀者だったり、女性に妊娠中絶させていたり、それって悪事に問うのはおかしいと思われるようなことの場合も。
いずれにせよ、完璧な善人だと思っていた人物に後ろ暗いところがあると知ったらどうしますか。
 
当然それが投票結果となって現れる。
犯人をあぶり出さないとどうしようもなくなって、結局アリバイのない波多野が犯人だとして決着し、嶌が内定をもぎとります。
それで話は終わりではなく、この8年後、スピラリンクスの花形となっている嶌を波多野の妹(中田青渚)が訪ねてきて急展開。
 
わはは、全部書いてしまいそうなので、ここで終わりにしておきます。
真犯人はほかにいて……とイヤミスになりそうなところ、切なくも温かい結末が待っています。
ただ、この映画化作品が好きかと聞かれると、音楽かかりすぎだし、みんな芝居くさいし、私的にはイマイチ。
飽きずに最後まで観られることは確かです。
 
美波ちゃんのこんな演技もそろそろおなかいっぱいです。イメージと真逆の役とか、来ないですかね。
あ、スピラリンクスの彼女の同僚役を演じていたのが渡辺大か。お父さんの渡辺謙に似ていますねぇ。余談余談。

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『ぼくとパパ、約束の週末』

『ぼくとパパ、約束の週末』(原題:Wochenendrebellen)
監督:マルク・ローテムント
出演:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ,セシリオ・アンドレセン,アイリン・テツェル,
   ヨアヒム・クロール,ペトラ・マリー・カミーン,レスリー・マルトン他
 
『UTADA UNITED 2006』【ライブ音響上映】の後、同じくなんばパークスシネマにて。
 
『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』(2017)のマルク・ローテムント監督によるドイツ作品。
私はこの監督がやっぱり好きだと確信する1本となりました。実話に基づく。
 
ミルコとファティメの間に生まれた息子ジェイソンは、幼いときに自閉症と診断される。
音に敏感、冗談が通じない、他者となじむのは難しいなどなど医師から言われる一方で、
なんらかの分野において特別な能力を発揮することもあるという。
 
独自のルーティンやルールを持つジェイソンは、それが少しでも乱されるとパニックに陥る。
ただ、宇宙への興味は尽きることなく、量子学に際立った才能を見せるが、
いくら惑星について詳しくても同級生たちには理解できないからジェイソンをからかうだけ。
 
あるとき、同級生から好きなサッカーチームを問われたジェイソンは、お気に入りのチームを見つけようと考える。
そのためには、ドイツ国内56チームすべてを現地で観戦しなければならないと言い、
仕事仕事で忙しい父親ミルコに土曜日毎にスタジアムを巡る約束をさせるのだが……。
 
ジェイソンが自閉症と診断されたときに、この子のために全力を尽くすと決めた両親。
しかし実際のところは仕事を辞めたファティメのワンオペに近い状態。
もうひとり子どもが生まれて手がかかるようになっても、ミルコは仕事で家を空けること多数。
息子と家族のために稼がなければならないというのが建前ですが、
ジェイソンの相手をするよりも仕事をしているほうが楽だというのが本音です。
 
ジェイソンとふたりきりで出かけるようになって、初めてわかる妻の苦労。
列車内の食堂に入れば、トマトソースのパスタを頼み、パスタとソースを分けるようにオーダーするジェイソン。
パスタにわずかにソースが付いただけで気も狂わんばかりに怒ります。
それを見たほかの乗客は躾がなっていないとミルコに冷たい目を向ける。
息子のことを愛しているのは間違いない。けれど、自分の手に余ると思いはじめます。
 
スタジアムにはジェイソンの苦手とすることが多数。
触れられるのが嫌いなのに接触は避けられないし、そこらじゅうに雑音が溢れています。
また、ジェイソンの中ではサステナビリティ(持続可能性)の重要性が高い。
トイレだったりエレベーターだったり、どれも試してみないことにはスタジアムを去れません。
無駄なマスコットがいたり、円陣を組んだり、選手の靴下の色が微妙に違って揃っていなかったりするのもアウト。
 
どうであろうが孫は孫だとあたふたしない祖父母、特に祖父が○。
そしてミルコが勤務する全国展開のファストフード会社の女社長がサイコーです。
 
宇宙物理学を究めたいというジェイソン。それが夢ではなくなる日もきっと近い。
モデルとなった本物の一家もエンドロールに登場します。美少年で目が釘付け。
ヨーロッパには全部で21万5千のサッカーチームが存在するそうな。
父子のスタジアム巡りの旅は今も続いているとのことです。

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『UTADA UNITED 2006』【ライブ音響上映】

宇多田ヒカルがデビュー25周年を迎えたそうです。
それを記念して“HIKARU UTADA LIVE CHRONICLES in cinema”と称し、
なんばパークスシネマでライブ音響上映がおこなわれました。
1999年4月のファーストライブから今年の最新ライブまで、9つのライブを一挙上映するという企画です。
 
宇多田ヒカルといえば、デビュー直後にが連絡してきて、
どえりゃー歌手が出てきたから聴いて!とのこと。
知ってるっちゅうねん!と返事をした思い出があります。
 
ちなみに「ライブ音響上映」とは、映画館にライブコンサート向けの音響機材を持ち込んでセッティング。
発声、拍手、手拍子、ペンライトもOKだから、ライブの臨場感そのままというのがウリ。
けど、みんなどこかしら照れがあるのか、控えめに手拍子をしている人が少々いるくらいです。
派手に掛け声が飛ぶ応援上映体験者だと、えっ、なんでこんなにおとなしいの!?と思うかも。
 
みんなおとなしいライブ音響上映ではあるのですが、誰もが楽しそう。
私の前列に座っていた若者男子3人組もウキウキしている様子で肩を揺らしているし、
数席離れたところのおじさまは曲が終わるたびに拍手していました。
 
ライブ音響上映は腹に響くほどの音です。
手拍子したとしても、それが映像の中の音なのか、いま劇場で発せられている音なのか判断しにくいぐらい。
 
私は宇多田ヒカルのことが好きか嫌いかと聞かれたら断然好きですが、ファンというにはほど遠く、
知っている曲もBTSのように2曲だけではないものの(笑)、どの曲もわかるとは言いがたい。
でもほとんど知っている曲でしたねぇ。
 
小坂明子の“あなた”が実体験に基づく曲だと知ったときはドン引きしたけれど(すみません)、
宇多田ヒカルが“First Love”を15歳かそこらで作ったというのはすごいなぁと思う。
アンコールはもちろん“Automatic”で。
弟が「どえりゃー歌手が出てきた」と連絡してきたのはもちろんこのアルバムのときだから、
聴きながらちょっと涙ぐんでしまいました。
 
会場にお誕生日の客がいるとかで、「お誕生日おめでとう」と叫ぶヒッキー。
「生まれてきたことと、いま生きていることに感謝しよう」。
今はもうこの世にいない弟だけど、「観てきたで」と報告したのでした。
 
2006年のこのライブ映像しか観られなかったけど、今後またこんな記念上映があるのなら、
そのときはほかの年のライブも観たいと思っています。すごく良かった。

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7回目の『JUNG KOOK: I AM STILL』

なんぼなんでももうやめや!と思いつつも、まだシアタス心斎橋で上映中じゃあありませんか。
というわけで、6回目の『JUNG KOOK: I AM STILL』を観た1週間後、再訪。
 
今朝書いたとおり、本作の上映は20:05からだったから、
時間をつぶすためにこの前に『将軍 SHOGUN』を観ました。
連日仕事帰りに映画を観に行っているせいでもうへとへと。
いくらジョングクでも寝てしまうのではないかと思ったけれど、7回目でも大丈夫でした。
 
もう書くことないっちゅうねん。
ただ本当に毎回思うのが、綺麗なだけのジョングクならこんなにハマらなかったということです。
メイクした顔なんて綺麗すぎて近寄りがたすぎる。いや、汚くても近寄りがたいけど(笑)。
そうではない彼を見ていると、お母さんはどんな人なんやろ、
こんな息子がおったら自慢なのはもちろんやけど、幸せやろなぁと思うのでした。
 
大型書店“バーンズ&ノーブル”に入店して、自分のCDコーナーを見たときの彼もめちゃカワイイ。
「これ、今日だけですよね?違うの?いつも?」と言う嬉しそうな顔。
 
これだけを7回観たところでアーミーとは言えないけれど、PartyEdition版でかかる曲は全部好きです。
カッコよすぎる“Standing Next to You”、切ない“I Hate You”、かわいい“Too Sad to Dance”が特に好き。
 
もうほんとに上映ストップしてもらえませんか。(–;

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『SHOGUN 将軍』【エミー賞®受賞記念上映】

シアタス心斎橋ではまだ『JUNG KOOK: I AM STILL』を続映中。
行動範囲内の劇場で上映が続いていたら、やっぱり観に行きたくなってしまい。
だけど今回は20:05からの上映で、それまで時間が余ります。
で、噂の『SHOGUN 将軍』を劇場で公開中だから、今までスルーしていたけれど観に行くことにしました。
第1話の上映開始時間には絶対に間に合わないのを承知でオンライン予約して、
1時間ぐらい経過してから入場。第1話が3分の2ぐらい進んだところでしょうか。
 
ちなみに劇場で公開しているのは第1話と第2話だけなので、
続きが観たけりゃディズニープラスを契約して観ろということです。
 
真田広之が将軍役だということしか知らずに観に行きました。
彼演じる吉井虎永は、史実でいうところの徳川家康
石田三成に当たる石堂和成(平岳大)が老中たちと結託して、虎永を消そうとしています。
 
イギリス人で日本に初めて来たとされる三浦按針ことウィリアム・アダムスが
本作ではジョン・ブラックソーンという名前になっていて、コスモ・ジャーヴィスが演じています。
虎永に呼ばれて日本に来たのに、なんだか話がちがうことになって投獄されますが、
処刑されかけたときに本多正信に当たる樫木藪重(浅野忠信)によって虎永のもとへ連れて行かれます。
以後、虎永に通訳として仕えた按針が虎永と共に主人公。
敬虔なクリスチャンの日本人=細川ガラシャをモデルとする戸田鞠子(アンナ・サワイ)も大事な役。
 
なにしろ第1話の途中からしか観ていないので、最初の話がまったくわかりませんが、まぁ確かに面白いですよねぇ。
けれど、これ見たさにディズニープラスと契約するのは私は無し。
NetflixもAmazonプライムビデオもなかなか観られずにいるのに、これ以上契約するなんて。
 
とにもかくにもエミー賞受賞おめでとうございます。

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