MENU
ChatGPT-Image01
ChatGPT-Image02
ChatGPT-Image03
ChatGPT-Image04
ChatGPT-Image05
previous arrow
next arrow

『虹、結』

『虹、結』
監督:大原誠弍
出演:髙木七海,海道力也,中野良美,鈴木タカラ,森由佳,小槙まこ,藍星良,春風亭昇太,
   市山貴章,米﨑亮,佐々木綾香,藤川学,藤川光代,仲田幸子,ひーぷー,TOMOKI他
 
イオンシネマ茨木にて。
 
2022年に沖縄本土復帰50年を記念して製作されたのが『風が通り抜ける道』という作品。
本作はそのスピンオフに当たる作品なのだそうです。
客はもしかすると私ひとりかと思ったけれど、昔から沖縄絡みの作品はよく客が入っていて驚く。
沖縄の人は故郷をこよなく愛しているのだろうなぁといつも思います。
 
『風が通り抜ける道』を観る機会がなかったので、登場人物の人間関係も背景もまったく知らないまま鑑賞しました。
 
大阪市此花区の実家を出た月皐(つきさつき)(髙木七海)は東京でOLに。
上司(春風亭昇太)から言われた仕事はすべて完璧にこなし、同僚たち(森由佳&小槙まこ)の尻拭いもしてきた。
しかし自ら意見を述べることは皆無なせいで、向上心がないなどと言われている。
 
あるとき、同僚が手配した合コンの場に向かうと、相手はイケメンじゃないうえに金もなさそう。
同僚は用事ができたことにして即帰ろうと言い、それはあまりに失礼だと非難した皐は翌日同僚から嫌がらせを受ける。
上司も味方になってはくれず、理不尽に感じた皐は仕事を辞め、大阪へと帰る。
 
実家の前までは来たものの、厳しかった父親・幸蔵(海道力也)に会うのは怖い。
どうしたものかと迷って公園で佇んでいたところ、旧友・新垣香澄(佐々木綾香)に遭遇。
香澄の家に招かれた皐は、彼女の夫・将司(福地清)が沖縄出身だと知る。
 
香澄と将司に悩みを聴いてもらったのち、将司から沖縄の人の温かさを聞き、皐は沖縄へ行くことを決意して……。
 
こんなことを言うのは本当に申し訳ないのですが、ご当地ムービーにありがちなのは、
出演者に素人も多いから、なんとなく作品全体が素人くさくなる。
さらに、ヒロインよりも同僚たちのほうが美人だったりして、
なのにヒロインのことを別嬪だとか綺麗だとかもてはやす台詞はどうかと思うんです。
皐ちゃんの化粧は相当濃くて、そのまつげはどうなんだとも思いますしね。
 
父親の幸蔵はいったいなんの仕事をしている人なんですか。
龍模様のスカジャンどころか、ジーパンにも同じ模様が入っているし。
妻を亡くして娘をちゃんと育てなきゃいけない一心で厳しくしていたっぽいけれど、かなりモラハラ入ってます。(^^;
再婚相手の美里(中野良美)はとても優しくて良い人で、皐が彼女を初めて「お母さん」と呼ぶときは感動的だけど、
あんなに「ここで泣け」と言わんばかりの展開だと、私はちっとも泣けないんです。
 
たくさんの人がこの作品を撮るために参加して、苦労もしながら楽しんで、そこに連帯感が生まれる。
沖縄の素晴らしさは十二分に伝わってきますしね。
大正区に沖縄の店が多い理由も知ることができました。
 
観ますよ、ご当地ムービーを。これからも。

—–

打倒、手湿疹の巻〈10年ぶりに再発〉→ほぼ完治しました。

それで完治したはずだった手湿疹が10年ぶりに再発したと書いたのは3カ月前のことでした。
その後どうなったのか誰も気にしていないかもしれないけれど(笑)、ご報告しておきます。
 
再発してから約3カ月半経った今、99%くらいは治ったと言ってよいかと。
手は完治しているのですが(爪がボコボコだけど)、首がほんの少しだけまだ痒いときがあります。
 
再発直後の1カ月はそりゃまぁツライものでした。
ステロイドはもちろんのこと、ステロイドではない塗り薬もワセリンもいっさい塗らずにいたけれど、
何度も「ホンマにこのまま放置で治るんかいな」と思いました。
手のひらまでグジョグジョ、至るところがヒビ割れて出血。
にお線香をあげるときもライターを使えなくて。そういえば10年前はお箸も使えなかったよ。
やっぱり今回はステロイドじゃなくとも何か塗らな無理ちゃう?
 
そう思いつつも、いやいやいや、あんな思いをして脱ステしたのに、元の木阿弥は嫌や。
もう少し耐えてみよと、何かに頼るのを先延ばしにした結果、
2カ月経った頃にブレークスルーとでもいいましょうか、あれ?行けるかもとなる。
 
身体は手を保湿しようと懸命だから、手以外のあちこちが痒い。膝や肘の裏、おなか、足の甲まで。
特に首は耐えがたいほどで、昼間は気にならなくても就寝中に掻きむしる。
うとうとしながら「嗚呼、また掻いてしまった」と自己嫌悪。
けれど掻いて掻いて掻きまくっているうちに、マジで皮膚が強くなる。
2カ月後がまさにそれを実感できるときで、掻いてもどうもならなくて、掻くのが怖くなくなりました。
デロッとしていたのが乾いてきてザラッとなり、そのザラッも消えてきてツルッと。
 
よく湿疹が治っても色素沈着が消えないと聞きますが、消えますよ。数カ月で。
手の色素沈着はすでに消えていますし、あれだけ掻いた首、今もたまに痒い首の色素沈着は消えています。
 
再発の原因を考えると、おそらく8月下旬の発熱時に飲んだ解熱剤かなぁ。
市販の風邪薬を飲むと速効で便秘になる私。
発熱時もひたすら厚着で布団をかぶり、放熱して下げるところ、あのときは解熱剤を服用しました。
もう飲まない。絶対飲まない(笑)。
 
保湿すらしないこの方法は、やっぱり人にはオススメできません。
私みたいなお気楽な人間でもツライのに、仕事や家事になんらかの差し障りがあるし、
一日中イライラするわ眠れないわ、ものすごくチャレンジしづらい治療法です。
 
人間の身体って、思っているよりも凄い。自分で治せる力を持っていると思います。
そのことを体感できるのは、とにかく何も塗らず飲まずただただ放置すること。
それだけなんですけど、それがいかに大変か。
もしチャレンジしようという方がいらっしゃれば応援します。2~3カ月が目安です。

—–

8回目の『JUNG KOOK: I AM STILL』、さすがにファイナル。

1回目を観たのが10月上旬。
そのときはこんなにハマるとは思いもよらず。
だって、BTSのドキュメンタリー作品は観たことがあっても誰が誰かわからず、ジョングクの顔すら知らず、
鑑賞後もほとんど興味を持たなかったのですから。
 
6回目を観たあたりから、そろそろ終映してくれないかなぁと思っていました。
何の割引も適用されない2,600円、たいがい突っ込んでますがな。
7回目を観た翌週もシアタス心斎橋で続映されていることは調べたものの、
日中の仕事を休まなければいけない時間帯だったからちょっとホッ。
これでもう打ち止めだと思ったら、11月30日から12月2日の3日間だけ、
“応援ファイナル”と称してまた応援上映が開催されるという。行ける時間やん。
 
というわけで、これがホントに最後のはず。
この期間は各地で再上映が催されたようですが、私はシアタス心斎橋にて。
 
ウソかホンマか“ファイナル”とあるからなのか、ほぼ満席。
せっかく発声も拍手もOKの応援上映なのに、誰もちぃとも声出さないよ。
8回目の鑑賞で、ソロCD“GOLDEN”も買ってしまったら、ちょっとは歌える。
小声で“Seven”の”Monday Tuesday Wednesday……”と口ずさみました。
 
ところで、Party Edition版の“Seven”でところどころ音が切れるのが気になると以前書きました。
何気なく歌詞を調べてワロた。
てっきり「1週間毎日、きみと居たいよ」というような歌詞だと思っていたのに、
「1週間きみとヤリまくりたいよ」という歌詞じゃあないですか。(^O^;
MVの音が飛んでいるわけではなくて、”I’ll be fu◯kin’ you right”の”fu◯kin’”を消しているんだわ。
と気づいてからは、飛ぶと「あ、”fu◯kin’」と思って笑ってしまう。
あんな顔して「ヤリまくりたい」とか言わないでほしい(笑)。
 
さて、これで本当にジョングクとお別れできるのでしょうか。
再上映せんといてね。また観に行ってまうやろから。(T_T)
 
追記:未公開シーンが収録されていると聞き、それ見たさにディズニープラスも契約してしまいました。
   『SHOGUN 将軍』を観るためには契約しようと思わなかったのに~。

—–

『正体』

『正体』
監督:藤井道人
出演:横浜流星,吉岡里帆,森本慎太郎,山田杏奈,前田公輝,田島亮,宮崎優,西田尚美,
   山中崇,宇野祥平,駿河太郎,木野花,田中哲司,原日出子,松重豊,山田孝之他
 
染井為人による原作を読みはじめたのが本作公開の数日前で、読了してから観るつもりが間に合わず。
結局620頁弱の半分ほどまで読み進めてから本作を鑑賞しました。読了後の感想はこちら
8回目のジョングクを観る前に、シアタス心斎橋にて。
 
監督は藤井道人。この人、年にいったい何本お撮りになっているのでしょ。
去年から今年にかけて、すぐに思いつくだけで『ヴィレッジ』でしょ、『最後まで行く』でしょ、
 
高校生だった18歳のときに東村山市一家惨殺事件の容疑者として逮捕された鏑木慶一(横浜流星)。
無実を主張するも聞き入れられることなく死刑判決を受けるが、ある日、吐血を装って搬送された隙に脱走する。
 
死刑囚に脱走を許した失態を世間から非難され、警視庁刑事部長の川田誠一(松重豊)は部下の又貫征吾(山田孝之)を責める。
一刻も早く鏑木を見つけようと又貫は後輩の井澄正平(前田公輝)を連れて鏑木を追う。
 
と、あらすじにするとこれだけです。
 
偽名を使って変装を続けながら各地を転々とする鏑木に出会う人々。
ブラックな建設現場で親しくなるのは野々村和也(森本慎太郎)。
横暴な現場監督(駿河太郎)に罵倒されるだけだったところ、鏑木に助けられます。
ウェブマガジン編集者の安藤沙耶香(吉岡里帆)は、ライター見習いを名乗る鏑木が住所不定であることに気づいて一緒に暮らすことを提案。
ただし、寝るところは別で、彼は安藤に指一本触れません。
老人介護施設に勤務する新米職員の酒井舞(山田杏奈)は先輩職員として勤める鏑木に憧れ、デートにこぎつける。
 
いずれも鏑木に謎めいたところは感じているものの、その人間性に惹かれています。
鏑木の正体があの事件の容疑者で死刑囚だと判明したときに意見を求められた酒井が、
「彼が本当はどんな人なのかわからない」と話したとき、
安藤が「私たちといるときの彼も本当の彼だと思う」と言うのが印象的。
 
ドラマティックな展開に持って行き過ぎかなとは思いましたが、ラスト間際では涙がこぼれました。
「なぜ逃げたのか」と又貫に聞かれたときの鏑木の答え。それを聞いてどうするかを決意した又貫。
 
原作ではもっと多くの人が逃亡中の鏑木と関わっています。
この映画版では安藤の父親(田中哲司)が痴漢の冤罪に苦しむ人になっていますが、原作では別の章仕立て。
 
安藤の上司を演じる宇野祥平が本作でもいい味を出しています。
一家惨殺事件の唯一の生き残り女性を演じる原日出子は台詞が少なくともさすが。
 
本作でいちばんの極悪人は残虐極まりない真犯人(山中崇)よりも松重豊演じる刑事部長に思えます。
殺人現場にいた男性が18歳でちょうどいいから、あいつにしておこうって。
冤罪は絶対に生んではいけない。未来を奪ってはいけない。
 
原作のラストに呆然として「あんまりだ」と思った方には特に本作の鑑賞をお勧めします。

—–

『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』

『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』
監督:穂坂友紀
ナレーション:萩原聖人
 
前述の『バーン・クルア 凶愛の家』の次に、同じくイオンシネマ茨木にて。
 
11月17日放送分の『情熱大陸』をTVerで視聴しました。
その拡大版が本作のようです。
 
1996年に人気絶頂だったSMAPから脱退した森且行。
別にSMAPのファンでもなければ森くんのファンでもなかったのでなんとも思いませんでしたが、
それでもあんなに人気のアイドルグループから抜けるなんて、
しかもそれほどメジャーとはいえない職業オートレーサーになるなんてと思った覚えはあります。
 
幼少時、父親に連れられてしょっちゅうオートレース場に行ったという森くん。
オートレーサーはゴレンジャーのような存在でとにかく格好良く見えたと。
父親の影響でオートレースが好きになったというから父子仲良しかと思ったら、ずいぶん複雑な家庭環境だったのですね。
まず母親がいなくなり、父親もいなくなった。
父親が7人きょうだいだったおかげで、おじおば家庭を順番にめぐるような形で育てられる。
だからって肩身の狭い思いをしていたわけではなくて、そうだったからいろんな人と接するのが得意になったと笑います。
 
2020年についに日本一に輝いたのに、その数カ月後、他者の落車に巻き込まれて彼も落車。
生死さえどうなるかわからないほどの大怪我を負います。
兄によれば、森くんは救急車で「兄貴、俺、足の感覚がないんだよ」とつぶやいていたらしく、
医師からはレース復帰は絶望的どころか、良くても車椅子だと言われたそうです。
 
しかし彼自身は復帰することしか考えていません。
体に信じられないほどのボルトや板を詰め込まれながらリハビリに励む。
医師は「彼から『治りますか』と聞かれたことはない。『治します。レースに復帰します』だった」と振り返ります。
レースに復帰するにはどうすればいいか。目標に向かってただただリハビリ。
 
本人のため、家族のため、ファンのため。
そして、彼を落車に巻き込んだせいで誹謗中傷を受けた後輩選手のためにも必ず復帰する。
 
麻痺が治る可能性はわずか1%。誰もがあきらめそうな数字なのに、彼には1%あればじゅうぶん。
レース中に麻痺が起こる可能性を懸念しつつも下位クラスに復帰して優勝。
そこから元のクラスに戻って勝利を収める姿は感動的です。
 
慎吾ちゃん、つよぽん、中井くんの名前も出てきて、親交がまだ続いていることがわかるのも嬉しい限り。

—–