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『カメラを止めるな!』、3回目。

いや、そないに何べんも観んでもええでしょ、『カメラを止めるな!』(笑)。

そうなんですけどね、車の免許更新のために休みを取った月曜日。
何時に終わるかよくわからないから、
いくつかの劇場の上映スケジュールを持って箕面警察署へ行きました。
前回までの免許更新時は必ず門真まで行っていたのに、
なんだかそれが面倒くさくなって、即日交付でなくてもええかと。

9:15に警察署へ着き、運よく9:30からの講習を受けられることに。
なんという無駄のなさ。
私は当然のことながら優良運転者ではなくて一般運転者ですから、1時間講習。
それでも10:30にはすべて終わったので、直ちに梅田へ向かいました。

そういえば、ちょうどこの日もネズミ捕りをしていました。
このところ「学習」して、ネズミ捕りをしていそうな日は本線を走らないことにしています。
数カ月前に側道をかっ飛ばしたら本線でネズミ捕り中。
外国人とおぼしき兄ちゃんが捕まって座らされるところを見ました。
で、兄ちゃんと目が合ったと思ったら、
兄ちゃん、側道を走る私を指さして何か叫んでいました。
おそらく、「あいつ、ごっつスピード出してるやん。側道やったらええんかい!」だったのでは。
指さされて可笑しかった。

すいすいと梅田スカイビルに到着。
シネ・リーブル梅田の待合に座って何を観るか検討開始。
お昼ごはんも食べたいし、12:00からの映画はちょっとツライなぁ。
ほなら12:30からの『カメラを止めるな!』はどないやろ。
いやいや、もう2回も観てるんやで。
3回は要らんやろと思いながら、結局観てしまいましたがな。

何の割引もない平日の昼間の回だったので、客少なめ。
これでは笑いに満ちた劇場の雰囲気は味わえない。
どうせなら晩の回にしておけばよかったと若干後悔。
それでも笑いました。たぶん、何回観ても笑えそうです。

—–

『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』

『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』(原題:Borg McEnroe)
監督:ヤヌス・メッツ
出演:スヴェリル・グドナソン,シャイア・ラブーフ,ステラン・スカルスガルド,ツヴァ・ノヴォトニー他

TOHOシネマズ西宮で2本ハシゴの2本目。
『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の上映終了と本作の上映開始時間が10分かぶっていたため、
私にしては珍しく『SUNNY』をエンドロールを最後まで観ずに退場。
かぶっているのが5分ならば最後まで観ても間に合うのですが、
10分だとお手洗いに行く時間がないのです。
「さ入れ」でテンションが下がったせいで、さして惜しいとも思わなかったのでした。

テニスラケットを持ったことがあるのはかつて一度のみ。
学生時代に出かけた先でちょっとやってみただけです(笑)。
そんなふうにテニスにほぼ興味のない私でも、このふたりは知っている。
ビョルン・ボルグとジョン・マッケンロー
ふたりの試合だけは深夜にテレビに食らいついて観た覚えがあります。
凄い試合でした。その伝説の一戦を映画化したのが本作。

「ビョルン・ボルグ」が一般的な表記だったように思うのですが、
本作では「ビヨン」と表記されていましたので、レビューはそれに合わせます。

テニスの聖地ウィンブルドン
1980年の大会で5連覇を目指すのは、世界ランキング1位のビヨン・ボルグ。
そのプレースタイルを「氷の男」と評されるほど冷静沈着なボルグだが、
5連覇という前人未踏の歴史的記録がかかる大会だけに、ナーバスに。
長年にわたって彼を支えてきたコーチ、レナート・ベルゲリンや、
婚約者のマリアナに対してもイライラを抑えられず、感情を爆発させる。

そんなボルグに相対するのは「悪童」と呼ばれるジョン・マッケンロー。
傍若無人にふるまい、審判に悪態をつくこともしょっちゅう。
コートの嫌われ者で、観客からもブーイングを浴びようとも気にしない。
ボルグがプレッシャーを感じて苦戦しながら勝ち上がるが、
マッケンローは着実に勝利をものにしてゆく。

そしていよいよ決勝、ふたりが対戦する日を迎えるのだが……。

ボルグ役にスヴェリル・グドナソン、マッケンロー役にシャイア・ラブーフ
なかなか本人に近づけているとは思いますが、スヴェリル・グドナソンはイイ男すぎ。
実物はここまで色気のある人ではないでしょう(笑)。
ベルゲリン役にはもう引く手あまたのステラン・スカルスガルド
『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』で見たかと思えば今度はこんなコーチ役で。
マフィア役でも何でもできちゃう顔つきですよね、この人。
ついでに、ボルグの少年時代を演じているのは、ボルグの実の息子だそうで。

当日の試合の再現が面白かったのは言うまでもありませんが、
少年時代のふたりのことを興味深く観ました。

ボルグは優等生、マッケンローは不良のようなイメージがあったのに、
実のところは子どもの頃のボルグは問題児。
テニスの才能はあるのに、コートですぐにキレて厄介者扱い。
それがここまで感情を抑えられる選手になるなんて。
一方のマッケンローは、名士の父親を持つ、賢いお坊ちゃま。
のちにふたりが親友になったという逸話からも、
お互いのことが手に取るようにわかったのかもしれません。

どれだけの多くの観衆に囲まれて声援やブーイングをおくられても、
決勝を戦うときの気持ちがわかるのは、そこに立ったことのある選手だけ。
ふたりの表情にその思いがにじみ出ていて、観ていて感極まりそうになりました。

26歳で早くも引退したボルグがビジネスに失敗しただとか、
後日談を知るとちょっと悲しいかな。
映画を観るだけにしておいたほうがよかったかも。

ところで、大坂なおみちゃん、おめでとう!
今朝また表彰式スピーチを見て泣きました。
—–

『SUNNY 強い気持ち・強い愛』

『SUNNY 強い気持ち・強い愛』
監督:大根仁
出演:篠原涼子,広瀬すず,小池栄子,ともさかりえ,渡辺直美,池田エライザ,山本舞香,
   野田美桜,田辺桃子,富田望生,三浦春馬,リリー・フランキー,板谷由夏他

土曜日に『アントマン&ワスプ』を観たTOHOシネマズ西宮へ日曜日も行く。
あ、先週のことです。
2本ハシゴの1本目はこれ。

6年前にシネマート心斎橋で観た韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』(2011)。
すごく良かったのをずっと覚えていたので、
日本でリメイクされると聞いたときは嬉しいよりも心配に。
あんなに良かった作品をあれ以上の作品にできるのかと思って。
だけど監督は大根仁。面白いことを期待しようではないですか。

そもそもオリジナルの『サニー』は、彼女たちが歌う曲そのものが“SUNNY”なのです。
オリジナル版のレビューにも書きましたが、“SUNNY”はボビー・ヘブの1966年の曲。
私は小学生のときに岩崎宏美のライブアルバムで知りました。
にもかかわらず、リメイク版には曲としての“SUNNY”は「さ」の字も出てきません。
別にいいけど、ちょっと寂しいような気も。

奈美(篠原涼子)は出張しがちな夫と高校生の娘を持つ専業主婦。
経済的には何も苦労はしていないが、なんとなく空虚な毎日。
入院中の母親(キムラ緑子)の見舞いに夫婦そろって行くはずだったのに、
すっかり忘れていたらしい夫は、奈美に金だけ渡して出かけてしまう。

母親を見舞ったあと、女性が苦しげな声を上げている個室の前を通りかかる。
ふと病室の名札を見てびっくり。入院患者は芹香(板谷由夏)、高校の同級生だった。

芹香に話を聞くと、彼女は独身のままでいくつも会社を経営しているらしい。
しかし末期癌に冒され、余命はあと1カ月。
芹香は一緒に高校時代を過ごした奈美を含む仲間5人にもう一度会いたいと言う。
ちょうど奈美の夫は1カ月間の海外出張。
芹香の最期の願いを叶えるべく、奈美は行動を開始するのだが……。

今の彼女たちと20年前の女子高生の彼女たちを演じるのはこんな面々。

奈美:篠原涼子 ← 広瀬すず
芹香:板谷由夏 ← 山本舞香
裕子:小池栄子 ← 野田美桜
心 :ともさかりえ ← 田辺桃子
梅 :渡辺直美富田望生
奈々:池田エライザ(なぜか彼女だけ老けメイクでどちらも)

あとは、高校時代の奈美の憧れの人に三浦春馬
彼女たちの行方を捜す探偵にリリー・フランキー

安室奈美恵ほか、1990年代に流行ったJ-POPのオンパレード。
コギャルブームに湧いたその時代に高校生活を送った人ならさぞかし楽しいでしょう。
私の場合はもう少し(だいぶ?)上の年代のため、
90年代のJ-POPだらけの映画よりは、80年代の洋楽だらけの映画のほうがワクワクします。

すごく親しかった友だちと音信不通になるのはなぜなんでしょうね。
私はそれぞれの学校時代に親しかった友だちとは今もつきあっているので、
こんなに仲がよかったのに探偵を雇うほど疎遠になるのは不思議。

韓国版だと、同じアジアといえどもよその国のこと、ちょっと遠めに楽しく観られたのが、
日本版では一気にいろんなことが身近な話に思えて、
こんなにも当時と生活環境が変わった友だちと普通につきあえるか疑問。
どれだけつらい思いをしたか知らんけど、
ずっと疎遠だった人からこんなもん貰えますか。
と、ちょっと冷ややかな目で見てしまったりもするのでした。

なんだかんだで楽しく観ていたのに、ラストでテンションが下がったのは、
リリー・フランキー演じる探偵の「さ入れ」のせいです。
「遺言を読まさせていただきます」って、最悪。
その後ちゃんと「来られない人もいるだろうけれど」って、
「ら抜き」にはならなかったのに。

それにしても不思議だなぁ。
「読まさせていただきます」とか「言わさせていただきます」とかの「さ入れ」。
そんな台詞を自分が言わされそうになったとき、
「これ、誤った日本語ですよ」って誰も言わないの?
字幕のときだって誰か「これおかしい」って言わないのかなぁ。

はい、こんなことで作品自体の評価を下げる私は心が狭いです。(^^;
—–

『アントマン&ワスプ』

『アントマン&ワスプ』(原題:Ant-Man and the Wasp)
監督:ペイトン・リード
出演:ポール・ラッド,エヴァンジェリン・リリー,マイケル・ペーニャ,
   ミシェル・ファイファー,ローレンス・フィッシュバーン,マイケル・ダグラス他

土曜日と重なったファーストデー、武庫之荘で晩ごはん前に1本だけ。
TOHOシネマズ西宮にて。

「洋画は字幕で観る派」ですから、当然字幕版を選択。
お気に入りのポール・ラッド“アントマン”に起用されて
やっと日本での知名度も上がったのに、
彼の声が聴けない吹替版を観るなんて、私としてはあり得ません。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に出ていなかったのが不満だったのですが、
そうか、こんなことになっていたのか〜。

元泥棒でバツイチ、無職の冴えない中年男スコット・ラングは、
ハンク・ピム博士が開発した特殊スーツを着用し、
身長1.5センチのヒーロー“アントマン”として活躍していたが、
ある事件のせいでFBIの監視下に置かれ、自宅に軟禁状態に。
出かけることが許されない生活ゆえ、愛娘のキャシーと遊ぶのにもひと苦労。
しかしそんな生活もあとわずか。監視が解ける日が目前に迫っている。

ところが、スコットは妙な夢を見る。
ハンクの妻で量子世界から帰れないまま30年が経過したジャネットに会う夢だ。
スコットがハンクに電話をかけて夢の話をしたところ、
家から出てはいけない状態なのに、ハンクの娘ホープに拉致されてしまう。
ジャネットを連れ戻すことをあきらめていないハンクとホープは、
スコットの夢はジャネットがまだ生存している証だと考え、協力を強いる。

一方、アントマンの秘密が詰まったハンクの研究所が、
あらゆるものをすり抜ける“ゴースト”に狙われているらしい。
スコットとホープは特殊スーツを身にまとい、
“アントマン”と“ワスプ”となって研究所を守ろうとするのだが……。

めちゃめちゃ楽しかった。
ポール・ラッドもいいんだけれど、マイケル・ペーニャ最高です。
彼が演じるのは、スコットの悪友ルイス役。
よくあんなに口が回るものだと尊敬の念すらおぼえます(笑)。
彼のあの台詞が吹替版ではどうなっているのかは気になるところ。
吹替版でルイスの声を担当しているのはブラマヨの小杉
こりゃそれも観てみなあきませんかね。

ポール・ラッドは昔はあんなに締まった体つきではなかったはずですが、
アントマン出演のおかげでめっちゃ締まっています。
これでますます良い感じに。(^O^)

キャシー役のアビー・ライダー・フォートソンが可愛すぎる。
こんな娘がいたら、お父さんはがんばっちゃうこと間違いなし。

場内に笑い声があふれる楽しい鑑賞でした。
—–

『カメラを止めるな!』、2回目。

日曜日の晩ごはんは16時が定刻のわが家ですが、
この日の晩は芦屋で“イワシ祭り”に参加することになっていたから、
ダンナやほかの皆さんと現地集合する19時に間に合えばいいのです。
で、TOHOシネマズ西宮に行ったわけですが、
この日のハシゴはほぼ完璧に近い効率の良さ。我ながら惚れ惚れ(笑)。

自画自賛のハシゴスケジュールは、こんなふうでした。
『検察側の罪人』9:20~11:35
『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』11:55~14:00
『ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間』14:10~15:15
『カメラを止めるな!』15:45~17:30

シネコンで4本ハシゴすると、どこか必ず5分か10分かぶるものですが、
この日は一切かぶり時間がなくて画期的。

さて、2回目の『カメラを止めるな!』。
シネコンとそうでない劇場の上映中の雰囲気を比べたくて、
シネ・リーブルか出町座かナナゲイあたりで観るつもりだったのに、
効率の良さから思わずこの日の〆に選んでしまいました。

なんぼ大ヒット中だからと言って、シネコンの大きめスクリーンにかけるのは「やりすぎ」では。
すでに他地区のシネコンではかかりまくった後なので、西宮では満席にならず。
それでも9割以上は席が埋まっています。

初見の人が当然多そう。
2回目の私は、退屈な前半の後の展開を知っているから、笑うところが皆と違う。
先にぶふっと笑ってしまう箇所だらけで、怪しい人になっちゃいました(笑)。

気のせいかもしれませんけれど、なんばの客のほうがウケていたように思います。
なんばと西宮では満席になる映画がちがうことに驚いたのがつい数カ月前。
そのときのことも併せて、なんばと西宮では客の好みがちがうと確信しました。
本作で沸き返る客席を感じたいなら、西宮より大阪かも。

客のノリはイマイチなものの、2回目もじゅうぶんに楽しめました。
特に日暮監督の妻役のしゅはまはるみさんと娘役の真魚ちゃん、いいなぁ。
その他、真魚ちゃんからおばちゃんおばちゃんと連呼されるAD役の吉田美紀さんと、
「メールもしたんですけど」と詰め寄られるAD役の合田純奈ちゃんも好きです。
なぜか本作の役者たちは呼び捨てするのがはばかられる。(^^;

ひとつ、あえて文句を言わせてもらうなら、
ラストの真魚ちゃんの笑顔アップ映像について。
あれで一気に普通の映画に成り下がる。と言っては言いすぎか。
作り笑いは苦手そうだし(笑)、あれは要らなかったと思います。

やっぱり次はシネコンじゃないところで観たい。
って、まだ観るか!?
—–