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『エクストリーム・ジョブ』

『エクストリーム・ジョブ』(英題:Extreme Job)
監督:イ・ビョンホン
出演:リュ・スンリョン,イ・ハニ,チン・ソンギュ,イ・ドンフィ,コンミョン他
 
3連休の中日、京都で晩ごはんの予定だったから、
それに合わせるべく朝から京都まで出かけて映画を2本。
 
どうしても観たかった韓国作品。
「監督イ・ビョンホン」の文字を見たときは驚いたけれど、イ・ビョンホンちがい。
相変わらず韓国人の名前は似ていたり同じだったりでややこしい。
このイ・ビョンホンは新鋭なのに、韓国で歴代興行成績No.1に輝いたらしい。
それも納得の痛快なアクションコメディです。
早くもハリウッドリメイクが決定しているそうな。
 
コ・サンギ(リュ・スンリョン)率いる麻薬捜査班は、
昼夜を問わず事件を追っているものの、まったく実績をあげられない。
捜査費用を抑えようと体を張って走り回っていたら、
逆に自動車の多重事故を引き起こしてしまい、署長から大目玉を喰らう。
 
ある日、コ班長の後輩で先に出世したチェ課長から、
闇組織の大物、イ・ムベとテッド・チャンの情報がもたらされる。
チェ課長にはこれまで何度も出し抜かれているが、
このチャンスを逃せばコ班は解体されてしまうかもしれず、
協力し合おうというチェ課長の話に乗らないわけにはいかない。
 
組織のアジトと思われる建物近くに張り込みはじめたコ班の刑事たち、
紅一点のチャン・ヨンス(イ・ハニ)、マ・ポンパル(チン・ソンギュ)、
キム・ヨンホ(イ・ドンフィ)、キム・ジェホン(コンミョン)だったが、進展なし。
そんな折、その建物の向かいのチキン店が閉店することを知る。
閑古鳥が鳴いているゆえに閉店するわけだが、
店主が言うには向かいの建物からの出前の依頼はよくあるらしい。
 
コ班はチキン店を買い取り、向かいの建物を監視することにするが、
予想外に客がやってきて、いつまでも準備中では怪しまれそう。
致し方なくチキン店として本当に営業を開始するのだが……。
 
傑作。コ班、サイコー。5人の個性が光っていて飽きさせません。
刑事たちのみならず、イ・ムベ役のシン・ハギュンのキレっぷりもお見事。
ソン・ヨンギュ演じる、最初は嫌な奴でしかなかったチェ課長もよかった。
 
韓国作品大好きな私としては、嫌韓嫌日が取り沙汰されるようになって悲しい気持ちなのですが、
本作では日本人観光客がチキン店を訪れるシーンもあり、
コ班そろっての「いらっしゃいませ〜」が笑えて和みました。
 
「痛快」という言葉がこれ以上にないくらいピッタリの作品です。
韓国作品をなんとなく避けている人にも観てほしい。
日本と韓国ってなんだかんだで同じアジア、笑いのツボが同じだとわかるから。

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『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
監督:片渕須直
声の出演:のん,細谷佳正,稲葉菜月,尾身美詞,小野大輔,潘めぐみ,
     岩井七世,牛山茂,新谷真弓,小山剛志,津田真澄,澁谷天外他
 
TOHO1ヶ月フリーパスポート所持期間中だから、
なんばまで行けば本作も無料で観られるけれど、なんばまで行く馬力が出ない。
どっちみちなんばまで行けば駐車料金が必要になるから、
終業後に気軽に寄れる109シネマズ大阪エキスポシティにて有料で。
 
大ヒットした『この世界の片隅に』(2016)の完全版とのこと。
もともとアニメとしては長い上映時間の129分だったのに、これは168分。
クラウドファンディングによって資金調達したのだから、
2016年版が最上の形の完成作品だったのではなかろうか。
 
『恐怖の報酬』(1977)のように、監督の意思を無視してぶった切られたのならともかく、
予想外にヒットしたからこんなのもやっちゃおうという魂胆が透けて見える。
2016年版の上映時には毎回立ち見が出ていたテアトル梅田は、
本作にすべて賭ける意気込みらしく、他作品の上映がほとんどなし。
それもどうだかと思っていたため、批判的な目で鑑賞に臨みました。
 
おおまかな物語の内容は覚えているけれど、
3年以上前に観たものを全部覚えているほど記憶力はよくありません。
でも追加シーンを観ればここは初めてだということはわかる。
 
道に迷ったすずが遊郭に入り込んでしまい、
親切に道を教えてくれた美しい娼妓・リンと仲良くなる。
これが描かれることによって、すずの周作への想いが浮き彫りに。
 
片渕須直監督が2019年版の公開について、
2016年版ではすずの気持ちを表すシーンがあまりなかったからとおっしゃっていたとのこと。
確かに、いつものんびりしている彼女の頭の中がわかります。
 
1945(昭和20)年9月の枕崎台風の折、何もかもが吹っ飛びそうになっても、
笑うことを忘れなかった北條家の人々がたくましく素晴らしい。
 
儲ける気満々で公開したにちがいないと意地悪目線で観はじめた本作でしたが、
2016年版で好きだったシーンはやっぱり好きだったし、
追加シーンも含めてやっぱり笑って泣きました。
クラウドファンディングによって資金を調達したからこそ、
参加者たちの想いに応えるべく、こうして完全版を見せたかったのだと思います。
 
168分、ちっとも長く感じませんでした。

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『シネマ歌舞伎 廓文章 吉田屋』

『シネマ歌舞伎 廓文章 吉田屋』
出演:片岡仁左衛門,坂東玉三郎,坂東巳之助,大谷桂三,
   澤村由次郎,片岡秀太郎,片岡我當他
 
はりきってTOHOシネマズ1ヶ月フリーパスポートをつくったのに、
冬休み中に公開になった作品をほぼすべて観尽くし、
もう観るものがなくなってしまったのです。
残るは“シンカリオン”とかいう新幹線型ロボットの映画と“仮面ライダー”のみ。
それらを観ないつもりなのではなく、
夕方までしか上映がないために、終業後には観られなくて。
 
何も観ずに帰るのももったいないから、109シネマズ箕面で本作を観ることに。
 
本編の前にオマケの特別映像が上映されます。
片岡仁左衛門へのインタビュー映像で、
歌舞伎俳優人生や坂東玉三郎との共演について語られるほか、本作の見どころも。
また、玉三郎のインタビュー映像もあり、仁左衛門のことを話しています。
 
『廓文章 吉田屋』は上方歌舞伎の代表作だそうで。
私はもちろん初めて観ました。
 
大店である藤屋の若旦那・伊左衛門(片岡仁左衛門)は、放蕩の末に勘当されるが、
病で臥せっているらしい恋人・夕霧(坂東玉三郎)に会おうと、
貧しい身なりも省みず、大坂・新町の吉田屋へとやって来る。
 
吉田屋の主人・喜左衛門(片岡我當)とその女房・おきさ(片岡秀太郎)の好意により、
なんとか夕霧には会わせてもらえることになったものの、
伊左衛門は他の客といる夕霧を見て嫉妬のあまり素直になれず、スネまくる。
しまいに痴話喧嘩をはじめるふたりだったが……。
 
過去に観たシネマ歌舞伎は、クドカンの『大江戸りびんぐでっど』
野田秀樹の『野田版 鼠小僧』、それに『ワンピース』です。
古典を観るのは初めてだったのですが、いやぁ、楽しいですねぇ。
 
本編前の特別映像で仁左衛門が話していたとおり、
ええ歳してこんなスネ方する男がほんまにおったらだいぶキモイですよ。
でもどこかカワイイ。仁左衛門の思うつぼ(笑)。
 
後見の人の動きや飛び交う「松嶋屋!」の掛け声も楽しくて、
やっぱり生で歌舞伎を観たいなぁと思いました。
観るものがなくて観たシネマ歌舞伎でしたが、行ってよかった。

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『燃えよスーリヤ!!』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の7本目@西宮)

『燃えよスーリヤ!!』(原題:Mard Ko Dard Nahi Hota)
監督:ヴァーサン・バーラー
出演:アビマニュ・ダサーニー,ラーディカー・マダン,
   グルシャン・デーヴァイヤー,マヘーシュ・マーンジュレーカル他
 
前述の『ジュマンジ/ネクスト・レベル』を観たら帰るつもりでいました。
だってこの日はもう4本観たんだから。
でも、もう1本、観る体力と気力は残っていたので思い切って。
 
生まれたばかりの男児スーリヤを両親と祖父が連れて出かけたさい、
首飾りを狙うひったくりに遭った母親は事故死。
スーリヤは父親と祖父に育てられるが、難病を抱えていた。
 
彼の病気は先天性無痛症
殴られようが蹴られようが、何も痛みを感じない。
血が出ても骨が折れても痛くないスーリヤは、
そこら中を走り回って無茶をするから、生傷が絶えない。
 
父親はそんなスーリヤにゴーグルを着けさせ、
手足を縛って動けないようにする。
そうでもしなければスーリヤが何をしでかすかわからないから。
 
祖父はといえば、痛みとはどういうものかをスーリヤに教えようとする。
人に殴られたときは「痛っ」と言え。
自分を鍛えて強くなれ。そう言って、祖父はカンフー映画を孫に見せる。
 
いつしかカンフーマスターを夢見るようになったスーリヤ。
彼が憧憬と尊敬の念を持って見つめるのは、片脚の空手家マニ。
百人と戦って勝ったマニを勝手に師とし、いつか会いたいと願っていたところ、
マニの道場のポスターを貼る女性を見かける。
 
彼女はスプリ。いじめられっ子だったスーリヤの唯一の友だち。
運命の再会を果たし、生まれて初めて恋心を知るスーリヤだったが……。
 
巷の評価は低いなぁ(笑)。確かにちょっと評価に困るインド作品です。
カンフー映画へのオマージュというけれど、真面目なアクション映画とは言い難い。
コメディといわれてもそんなに笑えないし、ファンタジーっぽくもある。
ボリウッドらしさにも欠けて、踊りを見る楽しみもなし。
そしてちょっと長めの138分って、なんか寝そうですよねぇ。
が、まったく眠くなりませんでした。
私は嫌いじゃないけれど、人には薦めない作品ということになりそうな。
 
独特の間(ま)が苦痛でないかどうか。
がらがらの客のなか、1組だけカップルがいて、これはつらかろうと心配しました。
どちらが選んだのか知らないけれど、上映終了後に喧嘩になってないかなぁ(笑)。

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『ジュマンジ/ネクスト・レベル』〈吹替版〉(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の6本目@西宮)

『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(原題:Jumanji: The Next Level)
監督:ジェイク・カスダン
出演:ドウェイン・ジョンソン,ジャック・ブラック,ケヴィン・ハート,カレン・ギラン,
   ニック・ジョナス,アウクワフィナ,ダニー・グローヴァー,ダニー・デヴィート他
声の出演:楠大典,高木渉,伊藤健太郎,白石涼子,KENN,ファーストサマーウィカ他
 
字幕版を観たからもういいかとも思ったのですが、
大好きなシリーズだし、タダで観られるのだし、時間もこれしか合うのがないし。
 
そんな選び方をして観たのですけれど、
これはもしかしたら吹替版のほうがアタリだったかも。
なんかすげぇ楽しいんです、吹替の翻訳が。
 
オッサンオバハンにしかウケない可能性も大ですが、
「驚き、桃の木、山椒の木」とか「冗談よしこさん」とか、思いっきり昭和。
誰が笑うねん、こんなダジャレ!と思いながらも笑ってしまった。
 
ハシゴの4本目でかなり疲れてきていたため、
マンドリルから逃げる辺りは若干寝ましたが、
観るものがなくなったらもう1回観てもいいかな〜。
 
あ、またやる気の感じられない文と言われそうですが、
観るの2回目だから書くことがないねんっちゅうことで。(^^;

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