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『ダークナイト』

『ダークナイト』(原題:The Dark Knight)
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル,ヒース・レジャー,アーロン・エッカート,ゲイリー・オールドマン,
   マイケル・ケイン,マギー・ギレンホール,モーガン・フリーマン,エリック・ロバーツ他
 
12年前の公開当時、超話題作だったのに、劇場で観ていないどころか、
DVDですら観ていないことに気づきました。
2008年を振り返ってみると、劇場で観ていたのはたぶん50本ほど。今の5分の1。
1年の映画の鑑賞本数としては今とあまり変わりませんが、
ほとんどをDVDで鑑賞していたのですよねぇ。
 
なぜ本作をそのDVDですら観ていないのかといえば、
クリスチャン・ベイルの顔があまり得意ではないということと(すんません)、
“バットマン”にほぼ思い入れがないうえに、上映時間152分。長すぎる。
鑑賞中も自由に動き回れる家で観るには集中力が保てない長さ。
シネコンで観るものがなくなるぐらい観まくっている今とちがって、
“アイアンマン”以外のスーパーヒーローはどうでもいい気がしていました。
 
そんなふうにあまりにも興味がなかったせいで、これを書く段になってから知りました。
“ダークナイト”の“ナイト”が「騎士」であることを。ずっと「暗い夜」やと思ってた。(>_<)
109シネマズ大阪エキスポシティにて、IMAXレーザーGT2D版を鑑賞。
 
ピエロのマスクをかぶった一団がゴッサムシティの銀行を襲う。
一団は仲間同士だったはずなのに、金を盗み出した後に裏切り合い、
結局残ったのはただひとり、それがジョーカー
 
バットマンの正体が億万長者で慈善家のブルースであると知っているのは、
彼の幼なじみの女性検事レイチェルとゴッサム市警の警部ジムだけ。
レイチェルの恋人で熱き検事のハービーは、ゴッサムから組織犯罪を一掃したい。
そのひたむきさに感銘を受けたブルースは、陰でハービーを支えると決める。
 
ゴッサムに巣食うマフィアにとっては、バットマンが鬱陶しい。
マフィアのボスたちが集う場に姿を現したジョーカーは、
巨額の報酬を条件にバットマンを殺してやると宣言するのだが……。
 
凄い役者だと思いつつも苦手意識のあったクリスチャン・ベイルですが、
これ、カッコイイなぁ。
それになんですか、この豪華キャスト。
出てくるオジサンたち皆シブイ。ジム役のゲイリー・オールドマン
ブルースの両腕となるマイケル・ケインモーガン・フリーマン
レイチェル役のマギー・ギレンホールは美人とは思わないけれど、なんか好き。
 
ジョーカー役のヒース・レジャーが本作の公開前に亡くなったことを思うと
今でも悲しくなります。こんな役に没頭したら、イカレても不思議じゃない。
そんなジョーカーよりも怖いのは、どんな人間でも復讐心に駆られれば、
道義心なんてどこへやら、すぐに怪物になってしまうということ。
 
エキスポシティの109シネマズのIMAXシアターはやっぱりド迫力。
たまに自分の真下に画面がある錯覚に陥る。
自分がどっちを向いているのかわからないような気分になりました。オススメ。

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『思い、思われ、ふり、ふられ』

『思い、思われ、ふり、ふられ』
監督:三木孝浩
出演:浜辺美波,北村匠海,福本莉子,赤楚衛二,上村海成,三船海斗,古川雄輝,戸田菜穂他
 
前述の『弱虫ペダル』とハシゴ。
同じくTOHOシネマズ伊丹にて、この日が封切りでした。
 
三木孝浩監督もやはり若手を起用した青春もの、特にラブストーリーがお得意。
毎度たいして代わり映えせんからもうええがなと思いつつ観てしまう。
いつまで経ってもキュンキュンするのは大事なことですよね(笑)。
 
原作は『別冊マーガレット』に連載されていた咲坂伊緒の少女漫画だそうで。
月刊漫画誌を読まなくなってから何十年も経ちますが、
こうして映画化された作品を観ると、私は「読んでいなくても別マ派」らしい。
 
同じマンションに住み同じ高校に通う朱里(浜辺美波)と由奈(福本莉子)は大の仲良し。
社交的な朱里に対して由奈は内向的と性格は真逆だが、
引っ越してきたばかりの朱里をたまたま由奈が助けたのがきっかけ。
 
ある日、マンションのエレベーターで見かけた男子のことが気になると、
由奈が朱里に打ち明ける。まるで自分の理想の王子様のようだったと。
放課後、朱里の部屋に遊びに行った由奈はびっくり、
玄関で自分を出迎えてくれたのがその王子様だったから。
 
彼は理央(北村匠海)。朱里の弟だと聞き、てっきり二卵性双生児かと思ったら、
親同士の再婚で姉弟になったのだという。
朱里と理央は中学時代の同級生で、理央が朱里に告白しようとした矢先、
親の再婚を知らされたため、理央は朱里にコクれないまま今に至ると。
理央からそんな事情を聞かされ、理央への自分の想いをひた隠しにする由奈。
 
一方、由奈の幼なじみである和臣(赤楚衛二)は、由奈を通じて朱里と知り合う。
常に家族に気を遣って生活している朱里は、
優しくて飾らない和臣といるときに自然と笑顔になれることに気づくのだが……。
 
驚きました。以下、ものすごいネタバレですので、
何も知らずにご覧になりたい方は読まないでください。
 
この流れだと、絶対朱里と理央がくっつくパターンでしょ。
予告編では理央が朱里にいきなりキスするシーンが流れていたし。
なのにこのふたりがくっつかないなんて。マジか!(笑)
 
想い合っているのにこんな事情で一緒になれないなんてのとも違うんです。
由奈から告白されて一旦はふった理央だけど、
すったもんだがあったのち、今度は由奈のことが気になって仕方なくなる。
朱里は朱里で和臣のことが好きになる。
そしてなんと最後はしっかり理央と由奈、朱里と和臣というカップルができあがるのです。
万事めでたしめでたし。
 
ダブル主演のふたりがくっつくほうが面白いのにと思ったけれど、
由奈も和臣もいい子いい奴のおかげで不満は無し。
最後はダブル主演どころかカルテット主演みたいになってます(笑)。
これは、無理のない恋愛よりも手近なところで好きになれる人をいうことなんでしょうか!?(^^;
 
劇中に登場する映画について。
理央と和臣が初めて挨拶を交わすエレベーターホールでの会話。
理央「何借りてきたの?」和臣「マッドマックス」理央「の?」
ふたり声を合わせて「怒りのデスロード!」。
和臣が朱里に薦める映画は『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)。
親にDVDをすべて棄てられた和臣に朱里が贈るのもこれです。
どちらも、私も大好きな作品。前者は劇場で観るに限りますけれども。
 
あと、私はやっぱりofficial髭男dismが大好きです♪

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『弱虫ペダル』

『弱虫ペダル』
監督:三木康一郎
出演:永瀬廉,伊藤健太郎,橋本環奈,坂東龍汰,栁俊太郎,菅原健,竜星涼,皆川猿時他
 
最新作ばっかり先にUPしたら、それより前に観たやつをUPするのがどんどん遅くなる〜。
でもせっかく公開初日に観たんだから、新しい間にUPしたいやん。
TOHOシネマズデーだった14日に封切り。その日の晩の回を観に行きました。
お盆のおかげで17時半頃の中環も国道171号線(通称イナイチ)もすいすい。
いつもなら上映開始時間キワキワのところ、余裕でTOHOシネマズ伊丹に到着。
 
原作は渡辺航の大人気コミックというけれど、当然読んだことはありません。
漫画にまで手を出したらエライことになる。
でも、かつて公開された劇場版アニメは観たことがあります。
そうそう、そのときはまだTOHOシネマズの1ヶ月フリーパスポートがあったから(泣)。
 
若い子を起用した青春ドラマがお得意の三木康一郎監督。
今回は“King&Prince”の永瀬廉を主演に抜擢。
映画初主演かと思ったら、『うちの執事が言うことには』(2019) でも主演を務めているのですね。
しかしこれだけ映画を観ているのに、なんでその執事なんたらは観なかったのか、私。
キンプリなんて知らんしと思って避けたのかもしれません。
 
千葉県にある総北高校の新入生・小野田坂道(永瀬廉)は筋金入りのオタク
内気な彼に友だちはひとりもおらず、アニメだけが心の友。
高校入学を機にアニメ研究部に入部して同じ趣味の友だちと語り合うことを夢見ていたのに、
部員がいなくて休部状態だと知って愕然。
がっくりしながらも長年の習慣で放課後に秋葉原へとママチャリを走らせる。
千葉から秋葉原までは往復約90km。おかげで自然と培われた自転車能力。
 
その能力に気づいたのが同じく新入生の今泉俊輔(伊藤健太郎)。
入部前から自転車部のエースになることを期待されている俊輔は、
勾配のきつい道路をママチャリで平然と駆け上る坂道に驚き、
自分が負けたらアニメ研に入部することを条件に勝負を挑む。
話に乗った坂道は俊輔に惜敗。俊輔から「自転車部で待っている」と言われ……。
 
原作も未読なら自転車競技のこともまったくわからないので、
この実写映画版を原作ファンはどう思っているのかとか、
また、自転車に詳しい人がこれを観てどう思うのかとか想像もできません。
ただ何も知らない私としては、ママチャリにしか乗ったことのない少年が
いきなりロードレーサーを渡されて乗りこなせるものだろうかとか、
これって「ない、ない」という話じゃなかろかと思ったりも。
そもそも「ケイデンス」という言葉は誰でも知っているものなのですか。
お恥ずかしながら私はこの言葉を本作で初めて知りました。
ケイデンスって自転車のペダル回転数のことなのか〜。
 
もうひとりの新入生・鳴子章吉役の坂東龍汰はまぁ高校生に見えるとして、
3年生のキャプテン・金城真護を竜星涼というのはちょっと無理がある。
同じく3年生の巻島裕介役、栁俊太郎もそう。
君ら、せいぜい大学生にしか見えんから。と思って実年齢を調べたら、
新入生役の3人は、永瀬廉が21歳で最年少、あとの2人は23歳。
竜星涼は27歳で栁俊太郎にいたっては29歳。ムリムリ(笑)。まぁええけど。
ちなみにマネージャー役の橋本環奈は21歳。いつまでできるかしらん、高校生役。
 
孤高のロードレースではなく、チーム競技としてのロードレースを知りました。
こんなふうにさまざまな役目を果たしてこその勝利だとは。
チャリってひとりで漕いでるものではないのですね。面白かったです。

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『シネマ歌舞伎 京鹿子娘二人道成寺』

『シネマ歌舞伎 京鹿子娘二人道成寺』
演出:坂東玉三郎
出演:坂東玉三郎,尾上菊之助他
 
最新作を次々と先にUPしたもんだから、
これは観てからすでに1カ月近く経っています。
ほかに観るものがなかった日、半年ぶりにシネマ歌舞伎
109シネマズ箕面にて。
 
『娘道成寺』というのは歌舞伎舞踊の大曲。
それをふたりで踊るのが『二人道成寺』なのだそうです。
 
恋人・安珍のことを想うあまり大蛇と化した清姫は、
紀州道成寺の釣鐘を焼いてしまう。
新しい釣鐘が奉納され、今から供養がおこなわれるところ。
そこへ白拍子花子が現れて、鐘を拝みたいと言う。
舞うのならば参列を許可するとのこと、花子は踊りはじめる。
けれども花子は実は清姫の怨霊。安珍を匿った釣鐘に恨みを残していて……。
 
これ、ちょっぴり予習をしてから行ったので、なんとかついて行けましたが、
予習なしで観たら睡魔に襲われたかもしれません。(^^;
これまで観たことのあるどのシネマ歌舞伎よりも台詞自体は少なく、
すべて舞と唄によって話が進められて行きますから、
唄の内容も耳の穴かっぽじって聴いてなあきません。
 
このタイプの歌舞伎は生で観るほうがずっと良さそう。
スクリーンで観てもじゅうぶん美しいですが、良さは伝わりにくい。
唄ってはる人の中に寝てる人とかおらんか探してしまった。
もちろん、そんな人はいてはりません。(^O^;

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『糸』

『糸』
監督:瀬々敬久
出演:菅田将暉,小松菜奈,榮倉奈々,斎藤工,山本美月,倍賞美津子,成田凌,二階堂ふみ,
   高杉真宙,馬場ふみか,永島敏行,竹原ピストル,松重豊,田中美佐子,山口紗弥加他
 
本公開は来週末。特別先行上映を観ました。
8月12日のみの限定先行上映で、一昨日の私はたまたま仕事が休み。
109シネマズ大阪エキスポシティにて朝イチの回を。
 
中島みゆきの『糸』をモチーフに瀬々敬久監督が映画化。
この曲は中島みゆきの35枚目のシングル曲で、1998(平成10)年リリースとのこと。
私が中島みゆきをよく聴いていたのはもっと昔のことで、
実はこの曲のことも数年前に招かれた結婚式で聴くまではよく知りませんでした。
そもそも友人知人の結婚式ラッシュなんて何十年も前に終了していて、
もう披露宴に呼ばれることはないだろうと思っていた数年前、
なぜか1カ月に3組の披露宴に出席することに。当然ずっと年下の友人の式です。
そのうち2組が宴でこの曲を用いていて、へ〜っ。確かに良い曲。
 
平成元年に北海道で生まれた高橋漣(菅田将暉)と園田葵(小松菜奈)。
13歳のとき、花火大会で出会ったふたりは恋に落ちる。
 
ある日、葵が義父に虐待されていることを知った漣は、
彼女を連れ出して駆け落ちを図るが、行くあてがあるわけでもなく、
翌日警察に保護され、そのまま離れ離れに。
いつのまにか葵は母親(山口紗弥加)と共に北海道を去っていた。
 
それから8年が経過。
中学生の頃はサッカー選手になることを夢見ていた漣は、地元のチーズ工房に就職。
葵からもらったミサンガ代わりの紐を捨てられないまま。
いつも何かに怒っているかのような漣を工房の先輩である桐野香(榮倉奈々)が茶化す。
 
そんな折、親友の竹原直樹(成田凌)が、中学時代から交際していた後藤弓(馬場ふみか)と結婚することに。
披露宴がおこなわれる東京に向かった漣は、そこで葵と再会して……。
 
「縦の糸はあなた、横の糸は私、逢うべき糸に出逢えることを人は仕合わせと呼びます」。
13歳の初恋、21歳で再会、30歳になったふたり。
現実にはこんなに上手くはいかないもんでしょうが(笑)、
最初に再会したときにはそれぞれ相手がいたり事情があったり。
でも時を経るうちにお互いのパートナーはいなくなって、
逢うべきタイミングでまた再会を果たして初恋が成就する。
ケッとか思いつつも、泣きますよねぇ。(^^;
 
物語の中では小松菜奈と斎藤工がつきあっている設定で、
現実世界で菅田くんと斎藤工を比べたら、大人の魅力があるほうに行っても不思議じゃないけれど、
菜奈ちゃんは菅田くんとおつきあいしているとのこと。
若者よ、おじさんに負けずにがんばれ。(^O^)
 
オリジナルの“糸”が2回、エンドロールでは菅田くんと石崎ひゅーいが歌う“糸”が流れます。
菅田&石崎版もよかった。
作品中、カラオケで“ファイト”を歌うのは榮倉奈々と成田凌。これもどちらもよかった。
ちょうどこの日は坂本九の命日だったから、“上を向いて歩こう”を思い出していました。
良い曲はいろんな人に歌い継がれてゆく。
 
「偉い人になんてならなくていいから、
泣いている人がいたら、悲しそうな人がいたら、抱きしめてあげて」。

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