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好きだった映画、嫌いだった映画〈2020年〉

喪中につき、年頭のご挨拶は控えさせていただきますが、
本年もおつきあいのほどよろしくお願い申し上げます。
 
2020年に劇場鑑賞した作品は337本。
DVDあるいはAmazonプライムビデオ等の動画配信サービスで鑑賞した作品は86本。
合計423本。って、自分でも数え間違いちゃうやろかと思ったけれど合ってます。
 
過去の劇場鑑賞最多本数は2019年の300本でした。
このコロナ禍、それを大きく更新できたのは自慢してもいいでしょか。
それというのもダンナが平日単身赴任だったからですが、
さすがに仕事帰りに毎日2本観て帰るのは体にこたえました。
 
各月の劇場鑑賞本数は、
1月35本、2月23本、3月32本、4月8本、5月10本、6月36本、
7月40本、8月32本、9月35本、10月30本、11月30本、12月26本。
コロナで4月初旬から5月中旬にかけて劇場が休業し、
営業再開後に私が意地になって劇場通いしたことが本数にあらわれています。
 
劇場以外で鑑賞した作品については「今年観た映画50音順」で昨日までに書いたので、
ここに挙げるのは劇場鑑賞した作品についてのみ。

ベストよりもワーストを挙げるほうが簡単なのでこっちを先に。
私のワーストは『シグナル100』

不条理なグロさでまったく好きになれず。
観ているのが恥ずかしくなりました。(^^;

ベストのほうは順位をつけるのが無理なので、大好きだった作品を観た日付順に。

ほかにもいっぱいあるのですが、収拾がつかなくなるから厳選してこれぐらいで。
 
 
なんだかんだでハッピーエンドが多いなぁ(笑)。
そのほか、好きかどうかは別として頭から離れないのは、
 
忘れられない劇場鑑賞は、30回目の『ボヘミアン・ラプソディ』
なんといっても席数400超のIMAXシアターを独占状態で観ましたから。
こんな経験はこの先もおそらくできないでしょう。
それから、コロナのせいで新作の公開が延び延びになったおかげで、
過去の名作が多くのシネコンで上映されました。
“寅さん”を生まれて初めて観たり、少し古めの作品では『ゴッドファーザー』
比較的新しい作品では『ダークナイト』なんかを劇場で観られたのも良い思い出。
 
本は128冊読みました。
160冊超の年もあったのに、どんどん減っています。
劇場での映画鑑賞本数が増えているから、
観て書くことに時間を費やすと読書の時間を削るしかないんだもん。
128冊中、ワーストは『種のキモチ』
甲乙つけがたいほど両方大好きです。
 
今年はダンナも帰ってくるので夜な夜な劇場通いはできません。
きっと2020年が人生でもっとも劇場鑑賞した年になると思います。

—–

2020年12月に読んだ本まとめ

2020年12月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3442ページ
ナイス数:849ナイス
https://bookmeter.com/users/762098/summary/monthly

■切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人 (角川文庫)
多作の作家だというのに長年読まず嫌いだったせいで未読本が山積み。同じ作家はできるだけ続けて読まないようにしていることもあって、このシリーズを最初から読もうものなら映画公開中の第4作にいつたどり着けるかわからないから、そっちを先に読みました。で、別の作家の著作を2冊挟んでやっと第1作へ。超優秀なのに女性の嘘は見抜けない、しかもそれを自覚している犬養とチャラそうでチャラくない古手川のコンビにワクワク。勘は非科学的ではない、何かしら根拠があるという話が面白かったけど、でもそれじゃ勘とはいわない気もします(笑)。
読了日:12月02日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/9021594

■コンビニであった泣ける話 ~日常の中で起きた非日常の出来事 (ファン文庫Tears)
映画を10本観たら7割の確率で泣くほど涙もろいほうですが、泣けることをウリにしている本や映画は正直に言って好きではありません。むしろ嫌い(笑)。感動を押し付けないでほしいと思ってしまう。だから本作を手に取ったのも、頁数と字の大きさゆえの「すぐ読めそう」という理由に他ならない。「感動して泣ける」と言われると、私はどんどん冷めてしまうのです。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』まんまみたいな話もあって、すんません、泣けないよぉ。それでもいくつかは多少ウルッと来る話もある。書店バージョンもあるなら、読んでみよかと思ったりも。
読了日:12月03日 著者:朝来みゆか,一色美雨季,小野崎まち,貴船弘海,楠谷佑,杉背よい,天ヶ森雀,遠原嘉乃,猫屋ちゃき,ひらび久美,溝口智子,矢凪,丸紅茜(イラスト)
https://bookmeter.com/books/16616148

■畏修羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)
パグ男より酷い奴、参上。生臭坊主が奴を指して「遊び人の風上にも置けぬド素人」と評するのに笑った。なにしろパグ男が一瞬恋しくなるぐらいの酷さだから、こんな奴、せいぜい祟られたらええやんと思うのですけれど、見殺しにはしない春菜ちゃん偉い。序盤の仙龍と春菜のやりとりにはこっちが照れる。何その高校生みたいなやりとりは。これ読んでニヤけてる自分にまた照れる。昔の因縁ではなく、今まさに生じた因縁である点が本シリーズとしては新鮮。面白半分で近寄っては駄目な場所がどこにでもあるということを肝に銘じます。浄化は近いのかな。
読了日:12月06日 著者:内藤 了
https://bookmeter.com/books/16731473

■平凡 (新潮文庫)
高校生のとき、飼っていた猫が亡くなりました。数日前からから寝たきりだったのに、亡くなる前日に立ち上がり、庭に出たいと鳴きました。見納めのように庭をよたよた歩くのを見ていられなくなった私は、「もうええやん」と猫を抱き上げました。翌朝死んだとき、「昨日抱き上げないほうがよかったのかも」と泣く私に、弟が「そのまま歩かせてたら、そのせいで死んだと思ったやろから、これでよかってんで」と言いました。もしこうしていたら、していなかったら。人生いろいろ考えるけれど、そのときの選択には理由があるのだから。きっとそれでいい。
読了日:12月11日 著者:角田 光代
https://bookmeter.com/books/14090355

■悪い夏 (角川文庫)
生活保護の不正受給者に相対するケースワーカーの正義の話かと思いきやそうじゃない。脅し脅され巻き込まれ、誰も彼も転落していくばかり。小さな幸せすらどこにも転がっていません。そんな中で、私が気の毒だと思えた登場人物はひとりだけ。最後の修羅場は凄惨すぎて笑ってしまうほど。「鬼畜ノワールサスペンス」ってどんなカテゴリーやねんと帯を見ながら思っていたけれど、もうそうとしか表現しようがない。唯一の救いは、彼女が母性とはこういうものだと自分でも感じられたであろうこと。夏の設定でよかった。場面が冬なら余計に心が凍りつく。
読了日:12月13日 著者:染井 為人
https://bookmeter.com/books/16478109

■透明カメレオン (角川文庫)
ずっと、好きとは言いがたいのに読んでしまう作家でした。いくつかは凄く好きな作品もあったけれど、ひねくれすぎだと思う作品のほうが多かったから。でもこれはなんだろう、あったかい。変形版伊坂幸太郎みたいな印象も。BAR ifはもともとあったはずなのに、ifを考える人たちの集う場になっていたんですね。ちょっとホロリ。自分を呪い続ける彼らに新しい「いま」をつくるラジオDJ、ええやん。誰もが振り向く声とギャップが大きすぎる容貌は想像しづらくて、恭太郎をイメージできないから、どなたか具体例を挙げてもらえませんか(笑)。
読了日:12月16日 著者:道尾 秀介
https://bookmeter.com/books/12535056

■鵜頭川村事件 (文春文庫)
そうでなくても閉ざされた村なのに、豪雨に見舞われて完全に孤立。そんな中で起きる殺人事件。シチュエーションとしては珍しくないけれど、村全体が狂気に走るさまは予想せず。何でもありの状態になったときは、映画“パージ”シリーズを思い出して笑っていたのですが、終盤に近づくにつれ、映画『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』が頭に蘇って笑えなくなりました。私が「総括」という言葉を使えなくなったきっかけの映画です。如何せん登場人物が多すぎて、誰が誰の子やら把握しづらいから、あっちの子だったと言われてもピンと来ん。(^^;
読了日:12月19日 著者:櫛木 理宇
https://bookmeter.com/books/16688448

■ミセス・ノイズィ (実業之日本社文庫)
書店で薄い本を探していたら、映画版を観た本作が目について。監督ご本人によるノベライズ。朝6時前からベランダで布団をガンガン叩くおばちゃんは確かに迷惑だけど、主人公である女性作家の態度が鼻について、映画鑑賞時は序盤イライラの連続でした。展開を知っているから本ではそれほどでもなく。お供え泥棒疑惑そのほか、映画では一瞬でわかりにくかったことも本を読むと大納得。最後だけは本じゃ物足りないかもしれないので、映画もぜひご覧いただきたい。優しいエピローグが待っています。ある程度の音は聴く側の心身状態で聞こえ方がちがう。
読了日:12月25日 著者:天野 千尋
https://bookmeter.com/books/16916185

■ゴー・ホーム・クイックリー (文春文庫)
大人になったら憲法のことも勝手にわかるようになるのだと思っていました。大人になってからン十年、勉強せずに来たら何もわからないまま。自分の無知を暴露するようですが、日本国憲法は日本人が考えた憲法だと思っていたので、米国から差し出された原案を翻訳して作ったものだということに驚き、これはモキュメンタリーなのかと訝ったほどです。恥ずべき私の物知らずぶり。難しくて読むのが大変だったけど、知ってよかった。原案があったとはいえ、日本人が考え抜いたことには間違いありません。白洲次郎が佐藤達夫を抱きしめるシーンには私も涙。
読了日:12月30日 著者:中路 啓太
https://bookmeter.com/books/16297777

■あの日、君は何をした (小学館文庫)
この人の本を読むと、いつもやるせなさに襲われます。手の届かない幸せを望んでいたわけじゃない。「普通」に幸せな生活を送り、それを当然と思うことなく感謝もしていた。なのに地獄へ突き落とされ、まともではいられなくなる。母親が狂気に走るさまは尋常ではなくて共感できないけれど、子どもを失うということはこれほどのことだと思わなくもありません。「私の気持ちなんて誰もわからない」、でももしかするとその言葉をぶつけた相手が自分以上に酷い目に遭っている場合もあるのですね。刑事の三ツ矢に惹かれます。彼こそが救われんことを願う。
読了日:12月31日 著者:まさき としか
https://bookmeter.com/books/15950725

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今年観た映画50音順〈わ行〉

《わ》
『私のちいさなお葬式』(原題:Thawed Carp)
2017年のロシア作品。
ロシアの寒村にひとりで暮らす73歳のエレーナ。
心臓に疾患があることがわかり、「いつ死んでもおかしくない」と医師から言われる。
都会に暮らす息子オレクは仕事で忙しいらしく、もう長く実家に帰って来ない。
そんな息子に迷惑をかけたくなくて、自分の葬式の準備を始めるのだが……。
葬式の準備って、遺言を書くとかそういうレベルではないんです。
自分の死亡確認書を取り付けて、埋葬の手続きを進める。
もちろんまだ死んでもいないのに死亡確認書なんて発行されるわけがないけれど、
教師だったエレーナは、教え子があちこちにいて協力してくれる。
ドタバタしつつものどかで、なんだか平和な作品でした。

《を》《ん》
なし。

これにて終了。
2020年は一度たりとも休まずにブログを更新できました。
これも毎日覗いてくださる人がいるからのこと。
励みになります。ありがとうございました。
皆様、どうぞ良い年をお迎えください。
今からあと1本観に行くか悩み中です(笑)。

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今年観た映画50音順〈ら行〉

《ら》
『嵐電』
2019年の日本作品。
京都造形芸術大学映画学科のプロジェクト“北白川派映画芸術運動”により製作。
このプロジェクトのテーマは、「プロと学生が共同で映画を企画・製作していく」だそうです。
京都を走る市街電車“嵐電(らんでん)”をモチーフにした3組の男女の恋模様。
1組目は夫婦。嵐電にまつわる物語の取材に訪れた平岡(井浦新)が、
かつて妻(安部聡子)と京都を訪れたときのことを回想。
2組目は太秦の映画撮影所で出会った男女。
カフェでバイトする嘉子(大西礼芳)は撮影所に弁当を配達したさい、
俳優の譜雨(金井浩人)に京都弁の指導をしてほしいと頼まれる。
3組目はもっと若い男女。
地元の鉄ヲタ高校生(石田健太)は学校を休んで嵐電の撮影に必死。
青森から修学旅行に来ていた女子高生(窪瀬環)がそんな彼を好きになる。
監督は鈴木卓爾が務め、不思議感いっぱい。
嵐電を懐かしむには良い作品でしたが、ファンタジーの度合いが高すぎる。

《り》
『リトル・モンスターズ』(原題:Little Monsters)
2019年のイギリス/オーストラリア/アメリカ作品。
“未体験ゾーンの映画たち 2020”で上映。
デスメタルバンドの冴えないギタリスト、デイヴは、
恋人と破局後、シングルマザーの姉の家に転がり込む。
甥のフェリックスを幼稚園まで送ったさい、キャロライン先生に一目惚れ。
下心満載でお手伝いの名目で遠足について行くが、
目的地の牧場に軍の研究施設から逃げ出したゾンビが押し寄せて……。
牧場には子ども番組の人気者テディも来ているのですが、
こいつが腹立たしいほど自己チューのどうしようもない奴。
ゾンビに噛みつかれたときは万々歳。
走らないゾンビだから安心。歌っている間は襲われないのもワラける。

《る》
『LE CHOCOLAT DE H ル ショコラ ドゥ アッシュ』
2018年の日本作品。Amazonプライムビデオにて有料鑑賞。
世界で評価されている日本人ショコラティエ、辻口博啓氏を追ったドキュメンタリー。
石川県の和菓子屋の息子として生まれた彼が洋菓子職人を目指したのは、
小学生の頃に参加した友人の誕生会でショートケーキを食べたのがきっかけだそうです。
当時はケーキといえばまだバタークリームが主流のなか、
そのショートケーキはとびっきり美味しかったのだそうな。
味噌、味醂、日本茶、上新粉、塩といった和の素材を
チョコレートといかに融合させるかを模索する辻口氏。
1個千円のチョコレートなんて要らんわと思わんこともないけれど(笑)、
その美しい数々のチョコレートと洋菓子に魅了されました。
エクアドルのカカオ農園の人たちがチョコレートを口にしたときの表情がとてもいい。

《れ》
『RECCE レキ:最強特殊部隊』(原題:The Recce)

2018年の南アフリカ作品。
南西アフリカとアンゴラの国境地帯で繰り広げられている戦闘。
世界最強といわれる南アフリカ軍特殊部隊“RECCE(レキ)”の隊員ヘンクは、
偵察と暗殺の任務を果たすため、単身でアンゴラ国境を越えて敵地に潜入。
任務を終えて帰還しようとしたところ、敵陣からの襲撃に遭う。
本部は連絡の途絶えたヘンクを死亡したとみなすが、
ヘンクはなんとか家族のもとへ帰ろうと、敵を倒しつづけ……。
オープニングはテレンス・マリックかと思うような芸術的雰囲気を醸し出すも、
これはつまらないかもという予感が漂い、それが当たりました(笑)。
ようやく戦闘シーンになったかと思いきや、スピード感ゼロ。
ほんとに世界最強の特殊部隊なのかしらん。つまらん!

《ろ》
『ロボット2.0』(原題:2.0)
2018年のインド作品。
ラジニカーント主演の『ロボット』(2012)の続編。
ある日、使用中のスマホが突然空に浮き上がり、どこかへ飛んで行く。
インド中がこのような現象に見舞われ、
通信業者や通信大臣がスマホに殺されるという怪事件が発生。
スマホの行方を追うバシー博士が美人助手ニラーと共に調査を進めたところ、
無数のスマホが合体して意思を持つ凶暴な巨大怪鳥に変身していることが判明。
バシー博士は伝説のロボット“チッティ”を復活させ、対抗するのだが……。
インド映画は大好きだけど、ラジニカーントがタイプじゃない(笑)。
スマホおばけも気持ち悪くて、私はあまり乗れなかったボリウッド

—–

今年観た映画50音順〈や行〉

《や》
『やっぱり契約破棄していいですか!?』(原題:Dead in a Week: Or Your Money Back)
2018年のイギリス作品。
作家志望の青年ウィリアムは、芽が出ぬ自分に嫌気が差し、
7回も自殺を試みたのに毎回失敗。
首を吊ろうとすれば紐が切れたり、河に飛び込めば遊覧船に拾われたり。
そんなとき、プロの殺し屋である老紳士レスリーと出会う。
1週間以内にレスリーに殺してもらえるように契約を結ぶが、
実はレスリーは暗殺組合をクビになる寸前。
あと1人殺せばノルマ達成だから、とにかくとっととウィリアムを殺したい。
そこへ、ウィリアムの小説を出版したいという女性編集者エリーが現れる。
死にたい気持ちが消え失せたウィリアムは、レスリーに契約破棄を申し出るのだが……。
巻き添えを食らって死ぬ人もバンバン出てくるブラックコメディ。
殺し屋役のトム・ウィルキンソンが可笑しい。
夫の職業をちゃんと知っている妻ペニー役のマリオン・ベイリーも○。
主役クラスの3人はもちろん死なないハッピーエンドなのでご安心を。

《ゆ》
『赦しのちから』(原題:Overcomer)

2019年のアメリカ作品。
高校教諭ジョンは、バスケットボール部のコーチを務めている。
強豪校だというのに、住民の大半が勤務する大工場が閉鎖されたせいで、
多くの生徒が町で仕事を失った親と共に出て行ってしまう。
ジョンが新たに任されたのはクロスカントリー部のコーチ。
クロスカントリーには何に興味もないうえに、入部希望者はたったひとり。
それは祖母と暮らす喘息持ちで盗み癖まである女子生徒ハンナで……。
『祈りのちから』(2015)のアレックス・ケンドリック監督自らジョンを演じています。
バリバリの宗教映画で、その手の作品に慣れていない日本人は呆気にとられる。
「君は何者か」と聞かれたら、教師だとかバスケ部のコーチだとか、
夫であり父親であるとかではなく、クリスチャンだと答えるのが正解らしい。
私は神の子ですなんて言えない。
《よ》
『よこがお』
2019年の日本作品。
訪問看護師の白石市子(筒井真理子)はその仕事ぶりを高く評価され、人望も厚い。
訪問先の大石家の娘・基子(市川実日子)は市子に憧れて介護福祉士を目指し、
そんな基子に頼られて市子はしばしば勉強を見てやっている。
ある日、基子の妹・サキ(小川未祐)が行方不明になる事件が起き、
無事に保護されたものの、連れ去り犯は市子の甥・鈴木辰男(須藤蓮)だと判明。
聖母のような市子こそが辰男の人格を歪めたとの記事が週刊誌に載って、
市子はマスコミにつけ回された挙げ句、あることないこと書かれる。
さらには市子を慕う基子が、市子につれなくされた腹いせにマスコミを煽ったものだから、
市子は職場での信頼をも失ってしまい、人生はずたぼろに。
ほとぼりが冷めた頃、基子への復讐を心に誓う市子が、
基子の恋人で美容師の米田和道(池松壮亮)に近づくのだが……。
筒井真理子が脱いでいるということで、劇場公開時はオッサン客が多めだったと聞きました。
それ目当てで観に行ったら、えっ、こんなもん!?だったでしょう(笑)。
鬱々とした気分にさせられる、なんとも救いのない作品です。
深田晃司監督は筒井真理子がお気に入りのようで。確かに良い女優さん。

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