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『クローゼット』

『クローゼット』(英題:The Closet)
監督:キム・グァンビン
出演:ハ・ジョンウ,キム・ナムギル,ホ・ユル,キム・シア,
   シン・ヒョンビン,キム・スジン,パク・ソンウン,パク・チア他
 
ポスター写真を観るかぎりは、ちょっとシリアスなバディものに見えました。
韓国で大ヒットという文字もあったから、
それ以上は何も考えずに仕事帰りにシネマート心斎橋へ。
わざわざ車を飛ばして行ったのに、始まって30秒で観に来たことをめっちゃ後悔。
何よこれ、がっつりホラーやんかいさ。涙目になりました。
 
建築家サンウォンは、妻子を乗せて自分が運転する車で交通事故に遭い、
最愛の妻スンヒを失う。以来、一人娘イナはふさぎ込んだまま。
イナにとって良い環境が必要だと、郊外の大きな家へ引っ越す。
 
最初は笑顔を見せなかったイナだが、ある日を境に急に明るくなる。
この家が気に入った様子で、ほっとするサンウォン。
 
ところが、スンヒを亡くしてから専念できずにいた仕事に戻るべく、
イナのためにシッターを雇うと、イナが激しい怒りを見せる。
そしてその日、家にいたはずのイナが忽然と姿を消してしまう。
 
何の手かがりもなく1カ月が経った頃、
ギョンフンと名乗る怪しげな男がサンウォンを訪ねてくる。
彼は霊媒師らしく、イナは悪霊に連れ去られたと言うのだが……。
 
観に来たことを後悔したのは、最初のお祓いのシーンがあまりに怖かったから。
女性霊媒師がクローゼットを開けると、そこにいた悪霊が取り憑いて、
霊媒師は自ら包丁で首を掻き切って死ぬんです。ぎょえ~。
その霊媒師がギョンフンの母親だということなんですけど。
 
クローゼットの中に何が隠れているのかなんて想像したくない。
怖くてたまらんから直視できず。
最初から最後まで家の中のシーンはほとんど薄目状態で観ました。
 
でも、韓国作品らしくユーモアもあります。
イナ以外にも行方不明になった子どもたちに隠された謎。
クローゼットの中に引きずり込むのは誰なのか。
 
もしかしたらこのほうが幸せかもしれないと思える子どもたちを思うと切ない。
怖いけど、面白い作品であることは確かです。

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『サイレント・トーキョー』

『サイレント・トーキョー』
監督:波多野貴文
出演:佐藤浩市,石田ゆり子,⻄島秀俊,中村倫也,広瀬アリス,井之脇海,
   勝地涼,毎熊克哉,加弥乃,金井勇太,財前直見,鶴見辰吾他
 
109シネマズ箕面にて、前述の『約束のネバーランド』の次に。
これも義父が亡くなった日にオンライン予約していた1本で、改めて鑑賞。
 
原作は秦建日子の同名ベストセラー小説。
監督は“SP”シリーズの波多野貴文
 
クリスマスイブの東京。テレビ局に爆弾テロの犯行予告の電話が入る。
どうせガセネタだろうと、下っ端社員・高沢(金井勇太)と来栖(井之脇海)が現場へ遣られるが、
ふたりはそこのベンチに座ったままの主婦・アイコ(石田ゆり子)から呼び止められる。
 
アイコによれば、自分は爆弾テロの犯人から指示を受けて巻き込まれただけ。
ベンチの下には爆弾が仕掛けられており、
自分は今から犯人の指示で行動しなければならないから、
高沢に自分の代わりにここに座っていてほしいと。
アイコは来栖には今後しばらく共に行動してほしいと言う。
 
爆弾処理班が現場に到着するが、高沢の後方のゴミ箱が爆発し、一帯は騒然とする。
その後、犯人は首相(鶴見辰吾)との生対談を要求。
首相が応じないならば新たに爆破すると犯行を予告するのだが……。
 
わ、こうしてあらすじを書いてみたら、
名前が最初にクレジットされている佐藤浩市と出番最多の中村倫也も、
刑事役の西島秀俊も書くところがない(笑)。
ある種の群像劇とも言えるから、どうやって書けばいいのか困ります。
 
いったい誰が何の目的でテロを起こしているのか読めず、
これも睡魔に襲われることなく最後まで観ました。
 
唖然とするしかないのは、テロが予告された現場に乗り込む野次馬の数。
その馬鹿さ加減に、申し訳ないけれど自業自得と思ってしまう。
もしも本当にこんなことがあれば、映画みたいな状況になるかも。
 
エンタメ寄りの反戦映画。
娯楽作品であっても、反戦について考えるきっかけになれば。

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『約束のネバーランド』

『約束のネバーランド』
監督:平川雄一朗
出演:浜辺美波,城桧吏,板垣李光人,渡辺直美,北川景子他
 
午前休を取って『新解釈・三國志』を観た日、
終業後にも同じく109シネマズ箕面にて2本。
つまりこの日は映画で仕事をサンドイッチ状態でした。
 
原作は白井カイウと出水ぽすかによる大人気コミックだそうで。
物語の内容をちょっと聞いた限りでは、グロいのかなと覚悟していました。
ということはなくて大丈夫、最後まで面白く観ました。
 
孤児院“グレイス=フィールドハウス”はまるで楽園のよう。
ママ・イザベラ(北川景子)のもと、本物の家族のごとく幸せに暮らしている。
孤児たちは6歳から16歳までの間に里親に預けられることになっており、
里親が見つかった孤児はみんなから祝福されて去ってゆくのだ。
 
15歳のエマ(浜辺美波)、レイ(城桧吏)、ノーマン(板垣李光人)はいずれも頭脳明晰。
院内の試験では常に満点をたたき出し、16歳になればここを去る予定。
3人は年下の孤児たちから慕われ、よく面倒を見ている。
 
そんなある日、6歳の女児の里親が決まって出てゆくことに。
彼女の宝物だったぬいぐるみが忘れられているのに気づいたエマとノーマンは、
まだ間に合うかもと後を追いかけたところ、信じられないものを目にして……。
 
一定の年齢になれば優しい里親のもとへ送られると思っていたのに、
なんと自分たちは食用肉として育てられ、
鬼に食われる運命にあったと知ったときの衝撃。
賢い子どものほうが肉が美味しくて鬼の満足度が高いって、
こうして書くとやっぱりグロいですよねぇ。(^^;
 
狂気のママを演じるのが北川景子。
彼女って、こんなに演技が上手かったんだと唸りました。
ママの座を狙って失脚させられる渡辺直美も熱演。
 
いかにも売れ線を行く作品だから、好きとは言えません。
でも、絶対に脱走は不可能だと思われていた孤児院から
知恵を絞って逃げる様子がスリリングで、ちょっと手に汗握る。
そして、ママとエマの最後のやりとりは心を揺さぶる。
映画をあまり観ない人も楽しめそうで、さすがの平川雄一朗なのでした。
 
眠くはなりません。←そこ!?(笑)

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『新解釈・三國志』

『新解釈・三國志』
監督:福田雄一
出演:大泉洋,賀来賢人,橋本環奈,山本美月,岡田健史,橋本さとし,高橋努,
   矢本悠馬,ムロツヨシ,山田孝之,城田優,佐藤二朗,西田敏行,小栗旬他
 
義父が亡くなった日、オンライン予約していたのが本作でした。
葬儀等すべて終わって落ち着いた日、再度予約して109シネマズ箕面へ。
 
福田雄一監督が『三國志』を手がけるとこんなふうになるのか(笑)。
腹を抱えて笑うというほどではないけれど、クスッと笑えるところいっぱい。
 
酒を飲むとついつい気が大きくなる劉備(大泉洋)は、
その勢いで関羽(橋本さとし)、張飛(高橋努)と義兄弟の盃を交わし、
乱世に打って出ることを誓ってしまう。
 
しかし元より争いが嫌いな劉備には、これといった作戦が思い浮かばず、
天才と名高い孔明(ムロツヨシ)を軍師として迎え入れ、蜀を建国。
魏を築き上げた曹操(小栗旬)を倒しにかかろうとするが、
蜀と魏では規模が違いすぎ、到底敵うとは思えない。
 
そこで孔明の助言により、呉と組むことを考える。
さっそく劉備は、呉の孫権(岡田健史)と会い、
蜀と呉の連合軍で魏に立ち向かう準備を始めるのだが……。
 
三國志に詳しくないので、どこからが新解釈なのかもわかりませんが、
こんなだったら面白かろうと思います。
 
キャストがみんな可笑しい。
蜀いちばんのイケメンで自意識過剰だけど強い趙雲に岩田剛典
色仕掛けで敵の武将を落とすために趙雲が連れてきた「絶世の美女」に渡辺直美
時代考証に倣えば彼女はこの時代には間違いなくもてはやされる美女なんですと。
色男だけどおバカな孫権を守る武将、周瑜に賀来賢人
福田組の山田孝之が名もなき役で出ていたりします。
 
だけどまぁ、なんといっても光っていたのはムロツヨシですねぇ。
孔明といえば私の中では金城武だったんですけど。
この機会に『レッドクリフ』(2008)と見比べるのがオススメです。

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『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』

『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』(原題:Bill & Ted Face the Music)
監督:ディーン・パリソット
出演:キアヌ・リーヴス,アレックス・ウィンター,クリステン・シャール,サマラ・ウィーヴィング,
   ブリジェット・ランディ=ペイン,ウィリアム・サドラー,ジリアン・ベル他
 
イオンシネマ茨木にて2本ハシゴの2本目。
 
キアヌ・リーヴスとアレックス・ウィンター扮するお馬鹿コンビが繰り広げる、
奇想天外な冒険でカルト的人気を博した“ビルとテッド”シリーズ。
それが29年ぶりの復活を遂げたそうなんですけれども、
私は知らないんです、そのカルト的人気のシリーズ。
21時半の回なのに結構客が入っていたのは、シリーズのファンなのでしょうか。
 
今もロックバンド“ワイルド・スタリオンズ”として活動するビルとテッド。
しかしすっかり落ちぶれて、応援してくれるのは家族だけ。
 
そんなふたりの前に突然未来から使者が現れ、まもなく世界が消滅することを告げる。
消滅を避けるためには、ふたりが世界をひとつにする曲を完成させなければならない。
残された時間はたった77分25秒。
今の彼らに世界を救う曲を作れるはずもなく、
ふたりはタイムマシンに乗ると、未来の自分たちに会いに行くことに。
 
一方、父親の窮地を知った娘たちも、タイムマシンを使って旅立つのだが……。
 
なんぼ人気シリーズだったか知らんけど、まったく観たことのない私にとっては拷問。
全然笑えず、楽しめませんでした。2020年のワースト3に入るぐらい。
 
そもそもこれはどこを笑うべき作品なのですか。
私にはミスキャストとしか思えない。
キアヌ・リーヴスにはコメディのセンスが感じられず、ただの棒読み。
アレックス・ウィンターもなんか苦手。
面白かったのは、死神がベースの名手であったり、
モーツァルトやジミー・ヘンドリックスが一堂に会すことぐらいかなぁ。
 
これがもしベン・スティラージャック・ブラックとかのコンビだったなら、
普通に楽しめていたと思います。
すんません、私にはナシ。

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