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『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』

『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』(原題:Snake Eyes: G.I. Joe Origins)
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ヘンリー・ゴールディング,アンドリュー・コージ,サマラ・ウィーヴィング,
   イコ・ウワイス,ピーター・メンサー,平岳大,安部春香,石田えり他
声の出演:木村昴,小林親弘,白石涼子,野津山幸広,井上和彦,子安武人他
 
TOHOシネマズ伊丹にて4本ハシゴの3本目。
 
どう考えてもわざわざ観なくていい作品のような気がするのですが、
ほかに観たいものもなかったのでポイントで鑑賞
ちなみにこの日観た4本はすべてポイントを使って観ました。
フリーパスポートのあった時代なら、間違いなくフリーパス鑑賞の対象だったでしょう。
 
“G.I.ジョー”シリーズと言われても知らんし、と思っていたけれど、
私、観てるやん、『G.I.ジョー バック2リベンジ』(2013)。(^^;
ドウェイン・ジョンソンイ・ビョンホンが出ていたのに、まったく覚えてないってどーゆーこと!?
 
覚えていないから全然シリーズものという気がしませんが、
“スネークアイズ”というのはこのシリーズの謎に包まれた忍者なのだそうです。
前作までスネークアイズ役はレイ・パークでした。
彼をそのまま起用せずにヘンリー・ゴールディングをキャスティングしたのは、
スネークアイズのもう少し若かりし頃の話だからなのでしょうかね。
 
吹替版の上映しかないのがとても不満ですが、まぁ、タダだし。
 
少年期に目の前で父親を殺され、復讐だけを胸に成長したスネークアイズ。
亡くなった父親のことを調べてみると、父親の名前は偽名。
少年自身の名前も偽名で、自分が生まれた日すらわからなかったから、
父親が殺されるきっかけとなったサイコロの目(=1のゾロ目)にちなんで
自分の名をスネークアイズとした。
 
格闘技で金を稼いでいたスネークアイズは、鷹村ケンタという男から声をかけられる。
鷹村は、スネークアイズの父親を探し出してやる代わりに、
日本の秘密忍者組織“嵐影”に潜入してほしいと取引を持ちかける。
どうしても復讐を果たしたくてその取引を承諾したスネークアイズは、
嵐影で忍者として認められるよう、修行に臨むのだが……。
 
全体的に陳腐ではあります。
オール日本人キャストだった『ONODA 一万夜を越えて』とは異なり、
彼が日本人だと言われても……みたいな人もいるし、
現代の東京の街を写しておきながら、忍者屋敷はいつの時代やねんという城下町に。
海外作品にありがちな、とんでもニッポン(笑)。
 
異彩を放っているのは忍者組織の頭(かしら)役、石田えり
こういう作品の中では彼女の日本語まで変に聞こえてくる。
カッコイイおばあちゃんと言えなくもないけれど。
 
ツッコミどころは満載で、そういう意味では面白かったのも確かです。
どんだけ裏切るねん、スネークアイズ(笑)。退屈はしませんでした。
忍者って、国際的に永遠の憧れの対象なのですかね。

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『CUBE 一度入ったら、最後』

『CUBE 一度入ったら、最後』
監督:清水康彦
出演:菅田将暉,杏,岡田将生,田代輝,山時聡真,斎藤工,吉田鋼太郎,柄本時生
 
TOHOシネマズ伊丹にて4本ハシゴの2本目。
 
予告編を観たとき、あの『CUBE』(1997)を日本でリメイクするなんて、
どんな大それたことを考えるねんと思いました。
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督はその凄すぎる1作目の呪縛が解けなかったのか、
ほぼ一発屋になってしまった気がします。
今は主にTVドラマシリーズを手がけていらっしゃる様子。
本作では「クリエイティブアドバイザー」というワケわからん肩書きで協力。
 
目覚めると謎の立方体の中。
そこから脱出しようとした青年(柄本時生)は仕掛けによって瞬殺される。
 
その後、別の立方体の中で目覚めたのは後藤裕一(菅田将暉)。
同世代の越智真司(岡田将生)に起こされる。
すぐそばには宇野千陽(田代輝)という少年もいた。
3人とも記憶を辿ってみるが、なぜここにいるのかわからない。
 
戸惑っている3人の前に隣の立方体からやってきたのが井手寛(斎藤工)。
そしてそれとは別の立方体から甲斐麻子()もやってくる。
どうやら仕掛けのある立方体とない立方体があるようで、
あるほうに不用意に入れば即座に仕掛けが発動して死に至るらしい。
 
最も行動力のありそうな井手に従って移動すると、
そこには安東和正(吉田鋼太郎)がひとりで縮こまっていた。
助けに来てくれたと思った安東は、それが勘違いだと知ってガッカリ。
 
どこかに出口はあるのか。
脱出の手段を考えるうち、書き並べられている数字の法則に気づいて……。
 
オリジナルとこのリメイクを比べようにも、
25年近く前に一度観たきりの作品の詳細を覚えているわけがありません。
ただ、あの衝撃はリメイクにはない。
 
そもそも、公式サイトに登場人物たちの職業が記されていますが、
映画の中ではそれについては何にも情報がありません。
自己紹介をするときに口にするのはフルネームのみ。
唯一「会社役員をしています」と言うのが安東で、
聞かれてもいないのに「会社“役員”」などと偉そうに言う奴はろくでもない(笑)。
 
情報が示されないなか、彼らのバックグラウンドやバックボーンを想像せよというのか。
単にワケありの6人が集められて順番に処刑されるみたいな話になっています。
かろうじて後藤だけは過去に何があったのか明かされ、贖罪する体(てい)。
ほかは何の罪で処刑されるのかもわからない。
6人のうち1人は助かり、1人はゲーム続行、1人は企画側の人間でしたというオチ。
 
オリジナルをもう一度観たくなる作品です。
清水康彦監督なら、『その日、カレーライスができるまで』のほうがよかった。

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『燃えよ剣』

『燃えよ剣』
監督:原田眞人
出演:岡田准一,柴咲コウ,鈴木亮平,山田涼介,伊藤英明,尾上右近,山田裕貴,
   たかお鷹,坂東巳之助,安井順平,坂井真紀,高嶋政宏,柄本明,市村正親他
 
10月の3週目は一度も劇場へ足を運ばず、
4週目になってもプロ野球の決着がまだだから毎日直帰。
試合のなかった土曜日にようやく映画をハシゴ。
TOHOシネマズ伊丹にて4本鑑賞の1本目。
 
原作は1962年から1964年にかけて『週刊文春』に連載された司馬遼太郎の同名歴史小説。
単行本として発行されたのは1964年なのだそうです。
時代劇時代小説も苦手意識を完全克服というところまではまだ行かないので、これも未読。
監督は原田眞人『関ヶ原』(2017)でも岡田准一を主演に起用しています。
 
武州多摩郡石田村のバラガキ(喧嘩に明け暮れる悪ガキ)だった土方歳三(岡田准一)は、
武士になる夢を果たすべく、幼なじみの近藤勇(鈴木亮平)や沖田総司(山田涼介)と京へ向かう。
そこで元水戸藩士の芹沢鴨(伊藤英明)と手を組むことを余儀なくされ、
京都守護職を拝命した会津藩預かりとなって市中を警護する新選組を結成するのだが……。
 
新選組、知ってます。池田屋事件、知ってます。
でも歴史もあまり得意じゃなかったもので、なんとなく知っているだけなんですよ。
面白いけどややこしい。ちゃんと話をわかりたいと思うと頭がこんがらがる。
 
柴咲コウ演じる絵師・お雪と柄本明演じる刀屋・丸中店主だけが架空の人物なのでしょうか。
私がいちばんほだされたのは、会津藩主・松平容保で、尾上右近が演じています。
尾上右近といえば、バラエティ番組でマザコンぶりを発揮していたのが印象的ですが、
やっぱり歌舞伎役者って芸達者ですよねぇ。
実際の松平容保がどんなだったか知らないけれど、尾上右近演じる松平藩主の態度は立派。
山田裕貴演じる徳川慶喜といい、実物に非常に興味が湧く作品というのかキャストです。
 
鈴木亮平と並ぶと岡田准一がホントに背ぇちっちゃい。(^^;
武士とお百姓の歩き方の違いなどにも目を惹かれました。
 
今さらだけど、日本史の勉強をしようかなぁ。

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『劇場版 抱かれたい男1位に脅されています。スペイン編』

『劇場版 抱かれたい男1位に脅されています。スペイン編』
監督:龍輪直征
声の出演:小野友樹,高橋広樹,速水奨,落合福嗣,鳥海浩輔,羽多野渉,佐藤拓也,内田雄馬他
 
TOHOシネマズ西宮にて、3本ハシゴの3本目。
 
こんなタイトルの漫画があったなんて、本作が公開されるまで知りませんでした。
ボーイズラブものって結構多いんですねぇ。
確か私が初めて観たボーイズラブ漫画は『世界一初恋』の劇場版
1ヶ月フリーパスポートがあったゆえに観たのですが、
客入りの良さに衝撃を受けたことを覚えています。
そして最近では『ギヴン』の劇場版。これもコロナ禍のわりに客が入っていました。
どれも劇場版が製作されるまでは全然知らなかった作品です。
 
これは桜日梯子による同名漫画の劇場版アニメで、
2018年にTVアニメ化もされているそうです。
TV版アニメを手がけた龍輪直征が監督を務めているとのこと。
ボーイズラブものには詳しくないけれど、
これは今まで観たそれらよりも人間関係がややこしくてついて行けず。寝ました。
それに、髪型と色が違うだけで、みんな同じ顔に見えてしまうんです。(^^;
 
主人公とおぼしき2人、西條高人と東谷准太が共に人気俳優で、
元“抱かれたい男1位”と現“抱かれたい男1位”という設定だということすら、
本作の鑑賞後に知りました。あー、そうですか。
 
で、この2人がスペインの劇作家フェデリコ・ガルシーア・ロルカが書いた舞台、
『血の婚礼』で共演することが決まります。
フラメンコが取り入れられているため、練習を始めるのですが、
准太はスペインで生まれ育ったため、すでに結構踊れる。
負けたくない高人はこっそり本場スペインへと乗り込み、フラメンコを学ぼうとします。
 
って書くと、2人はライバルみたいなんですけど、恋人同士なんです。
高人が隠れてスペインに行ったのに、着いたらそこに准太もいた。
准太を狙うムキムキ男がこれまたフラメンコの達人で、高人は勝負を挑まれたり。
 
ムキムキ男は判別できるとして、イケメンの若者は私には判別でけん。
絡みのシーン(もちろん男同士の)なんて、R18レベルですよ。
世間ではこういうものが流行っているのねと目からウロコでした。
勉強になります。

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『キャンディマン』

『キャンディマン』(原題:Candyman)
監督:ニア・ダコスタ
出演:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世,テヨナ・パリス,ネイサン・スチュアート=ジャレット,
   コールマン・ドミンゴ,カイル・カミンスキー,ヴァネッサ・ウィリアムズ他
声の出演:ヴァージニア・マドセン
 
TOHOシネマズ西宮にて3本ハシゴの2本目。
 
観るつもりはなかったのです。だってホラーだから。
最近は好奇心のほうが勝って観に行ったホラーも多くありますが、これは無理だと思いました。
翻意したのは、脚本を担当したのがジョーダン・ピールだと知ったから。
それは絶対に観に行きたくなるというもの。
 
イギリスの作家クライヴ・バーカーの短編小説を基に、
バーナード・ローズ監督が映画化した『キャンディマン』(1992)の続編の体を取っています。
そのとき主人公のヘレン・ライル役だったヴァージニア・マドセンが本作にも声の出演。
 
アメリカ・シカゴのカブリーニ・グリーン地区は、
そこでは、鏡に向かってキャンディマンと5回唱えると、
右手に大きなフックの付いた殺人鬼が現れて殺されるという都市伝説があった。
 
それから数十年が経ち、都市開発によって今や高級住宅地となったカブリーニ・グリーン。
ヴィジュアルアーティストのアンソニーは、実家が資産家の恋人ブリアンナのおかげで、
同地区の高級マンションに居を構えている。
しかし肝心の作品がなかなか描けず、ブリアンナに尻を叩かれっぱなし。
 
ある日、アンソニーはブリアンナの弟トロイからキャンディマンの伝説を聞く。
興味を惹かれて今は無人で廃墟と化している公営住宅を見に行くと、
当時そこに住んでいたというクリーニング店の主が詳しい話を聞かせてくれる。
 
すっかりキャンディマン伝説に取り憑かれたアンソニーがそれを題材に作品を制作すると、
本当にキャンディマンが現れて……。
 
ジョーダン・ピール脚本というだけあって、単なるホラーではありません。
人種差別は決してなくなることなく、繰り返される。
それを強く訴えかけるような異色のホラーとなっています。
 
怖そうなホラーは眼鏡をかけずに観るのが最近の常でしたが、
これはやっぱりちゃんと観たくて、序盤すぐに眼鏡をかけて観ました。
ところどころ直視できないシーンはあるものの、
単純ではないホラーだから、台詞を見逃したくないですもんね。
 
こうして続編を観たら、1992年のオリジナルも観たくなってしまったのですが、どうしよう。
配信で観られるならば、ピクチャーインピクチャーで画面を小さくして観ようかなぁ。

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