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『エジソンズ・ゲーム』

『エジソンズ・ゲーム』(原題:The Current War: Director’s Cut)
監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ,マイケル・シャノン,ニコラス・ホルト,
   トム・ホランド,キャサリン・ウォーターストン,マシュー・マクファディン他
 
基本的には観た順に書いてUPしていますが、
そのマイ・ルールを崩して先週末の公開作品を先にUPします。
 
封切り日の最終の回をTOHOシネマズ伊丹にて。
 
誰でも知っている天才発明家トーマス・エジソン。
知っているけれど、こんなビジネスバトルがあったとは知りませんでした。
 
そして本作の撮影に関してハーヴェイ・ワインスタインがらみで
いろいろと難儀なことが起こっていたというのも知りませんでした。
プロデューサーだったワインスタインがあれこれと口出ししてきて大変だったらしく、
その後にワインスタインがセクハラ疑惑で告発されたせいでまた波乱が。
結果的にはその告発のおかげでアルフォンソ・ゴメス=レホン監督は再撮影を開始。
本作の完成に至ったとか。マーティン・スコセッシ監督、グッジョブ。
ウィキペディアに詳しく書かれていますので、興味おありの方はそちらをどうぞ。
 
1880年代のアメリカ。
白熱電球の事業化を成功させたトーマス・エジソンは、
電気の普及のために送電システムの構築に力を入れる。
そんな折、エジソンを一人勝ちさせてなるものかと
彼の前に立ちはだかったのがカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウス。
 
電力の供給を直流送電にこだわるエジソンに対し、
ウェスティングハウスは交流送電ならばより安価に供給できると唱える。
対立するのではなく、両者共同で電力送電システムを開発しようと、
ウェスティングハウスはエジソン夫妻を招いて晩餐会を催すが、
なんとエジソンはこれを無視。対立が決定的となる。
 
一方、エジソンのもとで働いていた若き発明家ニコラ・テスラは、
自分の処遇に不満を持ち、エジソンの会社から立ち去る。
テスラもまた交流送電を主張していたことから、
ウェスティングハウスはテスラを引き込もうとするのだが……。
 
ウェスティングハウスにマイケル・シャノン
マイケル・シャノンは嫌な奴の役の多い俳優ですが、
本作ではエジソンがあまりにつれなくて、ちょっぴり気の毒な面も。
テスラ役にはニコラス・ホルト
エジソンの助手で秘書も務めるトム・ホランドが良い感じ。
 
これぐらい気難しい人でなければ優れた発明は生まれないのか。
変人ぶりを発揮するカンバーバッチにニヤニヤ。
発明する頭は持っていても、それを具体化する資金がなけりゃどうしようもない。
金持ちの争奪合戦になるのも面白い。
 
地味な感じは否めないけれど、私は結構好きでした。
蛍光灯よりも白熱灯の光のほうが好きですし。
蛍光灯はほぼなし、LEDもいまだに使用せず、白熱灯ばかりのわが家です。

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