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『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』

『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』
監督:重原克也
声の出演:高山みなみ,山崎和佳奈,小山力也,林原めぐみ,高田裕司,速水奨,小清水亜美,岸野幸正,
     草尾毅,飛田展男,平田広明,緒方賢一,岩居由希子,高木渉,大谷育江,山田孝之,山下美月他
 
封切り日にイオンシネマ茨木にて。
 
コナン人気には毎度驚かされます。各劇場の上映スケジュールがコナンだらけになる。
いったい何回上映したら気が済むねんっちゅうくらいに。
しかもこれだけ上映回数が多いのに、そのほとんどが「売り切れ」や「残席わずか」になるんですよね。
 
劇場版シリーズ第28弾。
テレビでコナンを一度も観たことのない私でも劇場版はわかりやすくてたいてい楽しめるのですが、
第27弾の『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』(2024)はややこしかった。
それに繋がるTV版総集編の『名探偵コナンvs.怪盗キッド』(2024)も観に行ったのに、人間関係が複雑すぎて爆睡。
コナンのそっくりさんが怪盗キッド!? 意味わからん。てな感じでした。
 
その「わからん」印象をひきずったままの本作鑑賞だったから、また寝ないか心配。
 
かつては警視庁の刑事、今は探偵事務所を営む毛利小五郎のもとへ、その警視庁時代の同僚・鮫谷浩二から連絡が入ります。
いまや窓際に追いやられているのかと思っていた鮫谷ですが、小五郎に尋ねたいことがあると言う。
久しぶりに懐かしい相手と会えることを楽しみにしつつ待ち合わせ場所に向かう小五郎。
なにやら事件の匂いを感じたコナンは、蘭と共に小五郎について行きます。
すると、待ち合わせ場所近くで銃声が聞こえ、なんと鮫谷が何者かに撃たれたらしく、すでに息を引き取っていました。
 
鮫谷が探っていたのは何に関することだったのか。
10カ月前に長野県警の警部・大和敢助が捜査中に雪崩に巻き込まれた事件と関係がありそうだ。
警視庁捜査一課と敢助ら長野県警の刑事たちが協力して捜査に当たることになり、もちろん小五郎とコナンも。
 
で、合ってますかね。
 
今作は前作のようにコナンのそっくりさんが出てくることもないから、私でもついていける。
犯人は最初からとても怪しいんですが、なぜ彼がこんな犯罪に走ったのかが焦点となります。
 
コナンもいいけど、灰原哀ちゃん、好きだなぁ。
コナンと彼女が「江戸川くん」「灰原」と呼び合う関係なのも毎度新鮮で、「おおっ、そうだった」となります。
ふたりのやりとりにはニヤニヤしてしまうのでした。
 
やっぱり今後も観たくなりますよね、名探偵コナン。
これだけ人気があるのもめちゃわかる。

—–

18回目の『RRR』と『RRR:ビハインド&ビヨンド』

そのメイキングフィルムである『RRR:ビハインド&ビヨンド』が公開されるにあたり、『RRR』も再上映。
109シネマズ大阪エキスポシティでは両作品をハシゴできるような上映時間になっています。
もっとも、どちらも観ると5時間かかるから、仕事帰りに観るにはかなりキツイんですけれど。行きましたとも。
 
9カ月ぶりに観た『RRR』はやっぱり楽しかった。
さすがに新しい驚きはもうなくて、なんだか懐かしい気分になります。
少年だったラーマが父親に向けて銃を放つシーンはやっぱり涙目です。
 
メイキングもすごく楽しい。
S・S・ラージャマウリ監督を中心に、『RRR』を作り上げた人たちのいろんな話を聞けます。
N・T・R・ラーマ・ラオ・Jr.ラーム・チャランって、もともと仲がいいんですね。
この親友2人が英雄を演じる作品が撮れたら楽しかろうとラージャマウリ監督が思ったのが本作誕生のきっかけとのこと。
 
CGの技術には驚くばかり。
冒頭のデリーのシーンでラーマが飛び込んだ群衆を演じたエキストラたちの数は900人。
だけど、その7倍以上に見える。
町の様子もほとんどがCGで作られたものだったりすると知りました。
 
インドでヒットするのは予想できたことだけど、アメリカでも日本でもここまで歓迎されるとはとラージャマウリ監督。
アクタルとラーマが踊る姿が楽しくて仕方ない“ナートゥ”がゴールデングラブ賞で主題歌賞を受賞したのみならず、
アカデミー賞でも歌曲賞に輝いたことをすべてのスタッフで大喜びしている姿が本当に素敵です。
だって、歌曲賞をいくら評価されてもというところがあるじゃないですか。なのにこの喜び方は感動的。
 
『RRR:ビハインド&ビヨンド』を観たら、もう一度『RRR』が観たくなります。

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『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』

『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』(英題:I, the Executioner)
監督:リュ・スンワン
出演:ファン・ジョンミン,チョン・ヘイン,アン・ボヒョン,オ・ダルス,
   チャン・ユンジュ,オ・デファン,キム・シフ,シン・スンファン他
 
本作の公開直前に『ベテラン』(2015)のカムバック上映がおこなわれていました。
前作の公開はもう10年も前のことになるのですね。
前作を観た記憶がないからカムバック上映を観ようかと思いつつ時間切れ。
だけどAmazonプライムビデオにあるのを見つけていそいそと鑑賞。めっちゃ楽しいやんか~。
 
そしてその翌日、109シネマズ箕面にてレイトショー鑑賞。
この直前に観た『ゴーストキラー』が今年3度目の“おひとりさま”だったのですが、なんと本作も客は私ひとり。
2本ハシゴしてその両方ひとりきりなんて前代未聞です。(T_T)
 
何はともあれ、前日に前作を観ていてよかった。
前作ではおおっぴらに捜査を進められなくなったとき、主婦賭博を検挙すると偽って現場に乗り込みました。
本作の冒頭、本当に主婦賭博が繰り広げられているシーンから始まります。
 
さて、ソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)が所属する凶悪犯罪捜査班は、巷で話題の殺人犯を追っている。
その殺人犯は、法によって裁かれなかった事件の加害者を狙い、加害者が犯した方法と同じ方法で加害者自身を殺すのだ。
そのせいで、殺人犯であるにもかかわらず、正義のヒーロー“ソチ”として世間から崇められている。
 
ソチの犯行予告があった日、YouTuberや野次馬たちが押しかけて大混雑。
ナイフを持つ者も現れて暴れるが、交番勤務の新人警察官パク・ソヌ(チョン・ヘイン)が撃退。
その様子を見たドチョルはソヌを気に入り、班に引き入れることに。
 
しかし実はソヌこそがソチ。
その事実に気づいたドチョルはソヌを捕らえようとするが、頭脳にも腕力にも長けたソヌに逃げられて……。
 
凶悪犯罪捜査班の面々が最高なんです。
班長はオ・ジェピョン(オ・ダルス)、紅一点でワラかしてくれるボン・ユンジュ(チャン・ユンジュ)、
頼りになるのかならんのかわからないけど熱いワン・ドンヒョン(オ・デファン)、
カワイイ顔した一番若手のユン・シヨン(キム・シフ)と、『エクストリーム・ジョブ』(2019)に引けをとらない良いチーム。
 
チン・ギョン演じるドチョルの妻ジュヨンは前作より出番が少なくて寂しいような。
「後悔しますよ」と脅されたときに、「あの人と結婚したことを後悔しているから、これ以上後悔なんてしない」という前作の台詞、
忘れられません。こんな奥さん、あんな奥さん、女性として憧れます。
バリバリの刑事ドラマの中に家族の話も良いあんばいに盛り込まれていて、深みがある。
 
前作で強烈な悪役を演じたユ・アインといい、本作のチョン・ヘインといい、
韓国ではトップアイドルと言ってもいいイケメンスターが恐ろしげな役を平気でしますよね。しかも上手い。
 
ソヌは脱獄したそうだから、きっと続編あります。(^^;

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『ゴーストキラー』

『ゴーストキラー』
監督:園村健介
出演:髙石あかり,黒羽麻璃央,井上想良,東野絢香,川本直弘,アベラヒデノブ,倉冨なおと,木部哲,
   一ノ瀬竜,本宮泰風,山口祥行,舘昌美,北代高士,中澤達也,本田広登,川崎健太,三元雅芸他
 
109シネマズ箕面に観に行ったら、今年3回目の“おひとりさま”でした。えーっ。
ミナミの劇場に行くとさすがに客が私ひとりきりってことはないから、
やっぱり郊外の劇場へ平日の晩に客を呼び込むのはなかなか難しいのでしょうね。
 
お目当てはなんといっても“ベイビーわるきゅーれ”シリーズの髙石あかり
しかも脚本はその監督である阪元裕吾が執筆しているのですから、面白くないわけがない。
本作の監督は同シリーズでアクション監督を務める園村健介ということで、更なる期待。
 
女子大生の松岡ふみか(髙石あかり)はメディア関係への就職を狙っている。
何か参考になる話が聴けるかと、インフルエンサーの片山将暉(アベラヒデノブ)と飲みに行くが、
下心見え見えの片山から実のある話を聴くことはできず、ふてくされて帰る途中、薬莢を拾う。
 
すると、その弾丸で撃ち抜かれた殺し屋・工藤英雄(三元雅芸)の霊が見えるように。
そればかりか工藤と手を握り合えば体を乗っ取られてしまうようになる。
 
幽霊に好き勝手されてたまるかと思うふみかだったが、
親友の飯田マホ(東野絢香)がDV彼氏(一ノ瀬竜)に暴力をふるわれているところを工藤に救われる。
成仏できるまで工藤が去る様子はなく、致し方なく共に行動。
しかも片山とは比較にならないぐらい人気者のナルミ(倉冨なおと)に呼ばれて出向いた折には、
バーの従業員とナルミ、片山が共謀して薬物を盛り、ふみかによからぬことをしようとしていたところも助けられる。
 
ナルミらをのしたあとの処理に困り、工藤の知り合いだという殺し屋・影原利久(黒羽麻璃央)に連絡。
工藤がふみかに乗り移っているなんて信じなかった影原は、ふみかの動きを見て納得。
影原によれば、工藤と影原が所属する裏組織のトップが亡くなって息子の本多俊(井上想良)に代替わりし、
その方針をよしとしない工藤が反感を買って消されたらしい。
 
工藤がまだ生きているかもしれないと考える本多は、ふみかの家へと手下を送り込む。
工藤はふみかを守りつつ復讐を果たして成仏すると決めるのだが……。
 
さすが“ベイビーわるきゅーれ”のアクション監督。動きが凄くて飽きません。
現世で良いことをしてこなかった工藤はふみかから説教を食らい、善行に努めようとします。
まぁ、殺しに良いも悪いもないんですけど。(^^;
 
わりと小粒ながら、あかりちゃんファンなら楽しめること間違いなし。
この監督と脚本のコンビが殺し屋以外の話を撮れるのかは疑問ですが、殺し屋の話ばっかりでかまわないと思う。

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『アマチュア』

『アマチュア』(原題:The Amateur)
監督:ジェームズ・ホーズ
出演:ラミ・マレック,ローレンス・フィッシュバーン,レイチェル・ブロズナハン,
   カトリーナ・バルフ,マイケル・スタールバーグ,ホルト・マッキャラニー他
 
シアタス心斎橋にて、前述の『アンジェントルメン』の次に。
 
原作はアメリカ出身の作家ロバート・リテルのスパイ小説『チャーリー・ヘラーの復讐』。
同作はジョン・サヴェージ主演で1982年にも映画化されているようですから、リメイクということになるんですかね。
主演はきっと『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)のイメージに一生つきまとわれるラミ・マレック
『ボ・ラプ』は好きで31回観たものの、別にラミ・マレックが好きなわけじゃなし。
と思いつつも封切り日翌日に観に行きました。面白かった。
 
CIA暗号解読・分析部門に所属するチャーリーは、IQ170の超優秀なサイバー捜査官
ある日、ロンドンに出張中だった妻サラが宿泊先のホテルでテロに巻き込まれ、犯人に撃ち殺される。
悲しみに暮れるチャーリーは、監視カメラを解析して犯人を特定。
副長官ムーアと上官ホロウィッツに彼らを捕まえるよう直訴するが、動いてくれる様子がない。
 
チャーリーはかねてから入手していたムーアの不正を知っていることを話し、
それを公にされたくなければ自分に殺しの訓練を受けさせるよう、取引を持ちかける。
もしもチャーリーの身に何かあれば、自動的に不正が暴露されるように仕組んであると。
 
自動的に不正が暴露されるという話はハッタリに違いないと思いつつも、もし本当だと困る。
ムーアらはチャーリーの取引に応じたそぶりを見せ、殺しにかけては天下一品の大佐ヘンダーソンにチャーリーを託す。
どうせチャーリーに殺しなどできるわけがないし、ハッタリがわかればヘンダーソンに殺させればよいだけ。
 
ところがすべて計算のうちだったチャーリーは、ハッタリとバレる前に逃走の用意を完了していた。
ヘンダーソンがチャーリーを殺せという指示を受けて部屋へ向かったときにはもぬけの殻。
チャーリーはサラを殺した犯人に自ら手を下すべく出発していて……。
 
自分で銃をぶっ放す根性はなくても、CIAのセキュリティシステムの開発者であるチャーリーは、
テロリストたちの居場所を突き止めて、直接手を下さずとも遠隔操作で殺しをやり遂げます。
その間にもムーアは部下を総動員してチャーリーを追いかける。
しかし引退していても不思議はないムーアに主導されることをよく思わない女性長官オブライエンも黙ってはいません。
彼女は彼女で信頼できる部下を送り込み、結果、ムーアとオブライエンの部下同士で戦うことになったりも。
チャーリーに手を貸す謎の人物“インクワライン”の活躍も楽しい。
 
犯人を全員殺して復讐終わり、という展開になりそうなところからひとひねり。
何をすべきか悟ったチャーリーの表情が清々しい。
ヘンダーソン役のローレンス・フィッシュバーンとのやりとりがいいですね。

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