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『サンダーボルツ*』

『サンダーボルツ*』(原題:Thunderbolts*)
監督:ジェイク・シュライアー
出演:フローレンス・ピュー,セバスチャン・スタン,ワイアット・ラッセル,オルガ・キュリレンコ,ルイス・プルマン,
   ジェラルディン・ヴィスワナサン,デヴィッド・ハーバー,ハナ・ジョン=カーメン,ジュリア・ルイス=ドレイファス他
 
少しでも自宅近くに移動して3本目を観ようと、109シネマズ箕面へ。
 
と思いつつ、その引っ張っているやつには引っ張られないという選択肢はなく、これもやはり観るのでした。
 
アベンジャーズがいなくなった世界で、“ブラック・ウィドウ”ことナターシャの妹エレーナは、
CIAの女性長官ヴァルの指示を受け、隠密裏に片付ける必要がある殺人をこなしているが、
途轍もない虚無感をおぼえ、次の仕事を最後に抜けたいとヴァルに申し出る。
 
ヴァルから言い渡された最後の仕事は、ヴァルがかつてCEOを務めていた軍事会社オックス社のラボに侵入すること。
そこには非人道的な人体実験をおこなっていた証拠写真や書類が眠っているらしい。
近頃、ラボを探る謎の人物が現れたので、その正体を突き止めるのが今度の仕事だと。
 
さっそくラボを訪れたエレーナだったが、ほかにも侵入者がいた。
それは2代目“キャプテン・アメリカ”だったはずのジョンと、“タスクマスター”のアントニア、“ゴースト”のエイヴァ。
3人ともエレーナと同じくヴァルの裏仕事を受け持っており、この3人も「証拠」のひとつであることから、
ヴァルが今回仕事だと偽って3人でここに集結させたうえで殺し合いをさせて消すつもりだったとわかる。
 
最初はそれがわからないものだから、ヴァルの目論見どおり殺し合いとなる。
残った3人、ジョンとエイヴァとエレーナは、ここで戦い続ければ自分たちがラボごと燃やされてしまうと気づき、
協力し合ってとにかく脱出することにするが、もう1人、ラボに潜んでいた者が現れる。
その男性はボブと名乗り、“セントリー計画”の被験に応募して目が覚めるとここにいたのだと言い……。
 
いつも書いていることですが、“アベンジャーズ”が大好きだったとはいえ、一度ずつ観たきり。
もう忘れている人がいっぱい出てくるんですよねぇ。
 
でもこれは面白かった。
殺し屋として育てられ、そこそこ以上の力を持っているとはいえ、アベンジャーズほど突出した力はないエレーナたち。
用済みとして片付けられかけていた彼女たちが腹の立つおばはん=ヴァルに反撃を試みると同時に、
不幸な境遇に育ち、悲惨な人体実験に応募する道を選んだボブを助けようとします。
エレーナが危険な目に遭いかけていると知って飛んでくるのは彼女の父親、“レッド・ガーディアン”ことアレクセイ。
そして、初代キャプテン・アメリカの親友だった“ウィンター・ソルジャー”ことバッキー。
 
みんな心に傷を負っていて、弱いところもあって、お互い信用できなかったりもします。
でも、最後は誰も逃げ出さない。なんとかボブを救おうとするところなんて、ちょっとホロリ。
 
笑ったのはボブを演じるのがルイス・プルマンであること。
彼は『トップガン マーヴェリック』であのボブを演じていますからね。
本作でボブという名前が先にあったのなら、だから彼がこの役に抜擢されたのかなと思いました。
 
楽しいやないかい。

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