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アカデミー賞、受賞したのはこんな人〈主演男優編〉

ティム・ロビンスの監督作『デッドマン・ウォーキング』(1995)で
死刑囚を演じたのがショーン・ペン。
彼は今回、ロビンスと同じく『ミスティック・リバー』
主演男優賞を受賞しました。
『初体験リッジモンド・ハイ』(1982)で一躍有名に。
これは『ザ・エージェント』(1996)や『バニラ・スカイ』(2001)の監督、
キャメロン・クロウが脚本を書いた伝説の青春コメディです。

愛想なさそうだし、マドンナと別れたのはペンの暴れ癖のせいだという噂で、
行儀の悪いイメージは拭えません。
しかし、自分の意見はキチッと持っている印象があり、
礼を尽くすべき人にはしっかりと尽くす人ではと勝手に思っています。
スピーチでスタンディング・オベーションを受けたのを見て、
彼が俳優として、人間として、みんなに愛されてるんやなと
心から嬉しく思いました。

『シン・レッド・ライン』(1998)では監督への敬意から
「ノーギャラでもいいから出してくれ!」と直訴したそうな。
『ギター弾きの恋』(1999)や『I am Sam アイ・アム・サム』(2001)などなど、
この人も何でもこなせる役者さんですね。

……って、役者なら何でもできるのが当然なのでしょうが、
どんな役を演じてても、なぜか同じに見えてしまう人っていませんか。
演技の上手下手ではなくて、顔の造りってあるのかなぁ。
たとえば、決して嫌いなわけではないですが、
ハリソン・フォードやケヴィン・スペイシー、常磐貴子が私にとってはそうかも。

ショーン・ペンはマドンナと離婚したあと、
ロビン・ライトという女優さんと結婚しました。
マドンナのようなセクシーなイメージではなく、清純派に見えますが、
ところがどっこい、『フォレスト・ガンプ/一期一会』 (1994)では汚れ役。
『モル・フランダース』(1996)では娼婦役を気丈に演じ、
『ホワイト・オランダー』(2002)でもちょっと意地悪な養母役。

やっぱりショーン・ペンの奥さんになろうと思ったら、
このぐらい根性のある人でなければあかんのやろか。
この夫婦は『シーズ・ソー・ラヴリー』(1997)で共演しています。
甘いタイトルとは裏腹に、刑務所帰りのアル中男をペン、
彼から逃げようにも逃げられない妻をライトが演じています。

ついでに、ショーン・ペンの弟はクリス・ペン。
『レザボア・ドッグス』(1991)は印象に残っていますが、
兄がこれほど偉大ではツラかろうと思います。
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