《ま》
『マリー・アントワネットの首飾り』(原題:The Affair of the Necklace)
フランスの名門ヴァロア家は敵の罠に陥れられ、
領地を没収され、屋敷も焼かれた。
ヴァロア夫妻は死亡。娘のジャンヌは孤児となる。
それから十数年後、野望に燃えるジャンヌは、
爵位を得るために愛のない結婚をしていた。
ヴェルサイユ宮殿への出入りをもくろみ、
マリー・アントワネットと近づきになろうとするが……。
『ベルばら』を読んだことのある人なら、
この話、知ってる~と思うことでしょう。
妙になつかしい気がしました。
ジャンヌ役のヒラリー・スワンク、うまいんだけど、
美しさという点ではどうなんだか。
《み》
『ミュージック・オブ・ハート』(原題:Music of the Heart)
1999年公開なんですが、
「実話だから感動も倍」という宣伝文句が大嫌いで、いままで観ずにきた作品。
海軍の夫に捨てられ、
かつて夫に購入してもらった大量のヴァイオリンとともに実家へ戻った音楽教師。
子どもをひとりで育てていかなければならなくなった彼女は、
昔の友人のつてで、ハーレムの小学校でヴァイオリンを教えることになる。
やがてカーネギーホールで演奏するまでになるという実話。
宣伝文句は嫌いなのに、やっぱり泣かされている自分がいるのでした。
《む》
『ムーンライト&ヴァレンチノ』(原題:Moonlight and Valentino)
これもちと古くて1995年の作品。
ニューヨーク近郊。
夫を事故で亡くした大学講師とその妹、親友、義理の母を描きます。
親友役にウーピー・ゴールドバーグ。
妹役にこのたびおめでたとなったブラピの元彼女グウィネス・パルトロウ。
ヘビースモーカーでいつも黒づくめの彼女はなかなかいい感じ。
ジョン・ボン・ジョヴィが彼女らに興味を示される、セクシーなペンキ工役で出演。
《め》
『メルシィ!人生』
これはいま思ってもほんとに楽しかった作品。
オススメ度大です。
《も》
『モル・フランダース』(原題:Moll Flanders)
すみません、これも1996年の作品。
18世紀のフランスが舞台。
原作はイギリスの文豪ダニエル・デフォー。
孤児院の問題児フローラは、訪ねてきた男性に引き取られる。
彼はある人のもとに彼女を連れていくという依頼を受け、
その道すがら、フローラに母親のことを話してきかせる。
その母、モル・フランダースの壮絶な人生。
最後はやっぱり人生って悪くないと思えるのでした。
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