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『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』

『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』(原題:Everybody Wants Some!!)
監督:リチャード・リンクレイター
出演:ブレイク・ジェナー,ゾーイ・ドゥイッチ,グレン・パウエル,ワイアット・ラッセル,
   オースティン・アメリオ,テンプル・ベイカー,ウィル・ブリテン,ライアン・グスマン,
   タイラー・ホークリン,J・クィントン・ジョンソン,ジャストン・ストリート他
 
『トップガン マーヴェリック』のハングマン役、グレン・パウエルの出演作が観たくて探しました。
 
本作は2016年のアメリカ作品。
観ていないわけがないと思いました。だって監督はリチャード・リンクレイター
しかも大好きだった『6才のボクが、大人になるまで』(2014)の「精神的続編」に当たるといわれる作品。
さらには野球がらみの話を私が素通りするはずはない。
だけど、記憶にない。自分のブログを探しても記事がない。
観たかどうか確かめるには観てみるしかないから、Amazonプライムビデオにてタダではなく400円払う。
 
やっぱり観ていたじゃあないか。(T_T)
でもいいや。グレン・パウエルがこんなんだったとハッキリわかったから。
 
1980年9月、大学入学シーズンに入る少し前。
野球推薦で入学を決めた新入生のジェイクは、野球部の寮へとやってくる。
入寮者は野球漬けの日々を送っていると思いきや、変な奴ばかり。
ほかの新入生と共に、先輩たちにさっそく連れ出されるジェイク。
 
なんちゅうことはない、彼らがバカやって騒いでいるのをダラダラ見せられます。
批評家に大絶賛されたらしいのに、私の記憶に残っていないのはなぜなのか。
ダラダラしていたからでしょう(笑)。
 
確かに、1980年代といえば、アメリカも日本もこんな時代だったろうと思う。
本作を観ればなんとなく懐かしく、郷愁を感じます。
でも同時に、退屈といえば退屈。実際、飲酒しながら鑑賞したら寝ました。
おそらく以前観たときもそんな感じで居眠りしてしまったのでしょう。
 
見どころはやはり今回の鑑賞の目的、グレン・パウエル。
彼は口が達者でナンパが得意、面倒見もよい先輩フィネガン役を演じています。
ちょっとだけロン毛でヒゲ生やして、そりゃやっぱりハングマンには敵わない。
脱ぐシーンは残念ながらありませんが、胸板の厚さも今とは全然ちがう。
 
本作ではジェイクの恋の相手ビバリー役を演じています。
 
これを観てからハングマンを見たら、またイメージが変わるかな~。

—–

『TANG タング』

『TANG タング』
監督:三木孝浩
出演:二宮和也,満島ひかり,市川実日子,小手伸也,奈緒,京本大我,
   山内健司,濱家隆一,野間口徹,利重剛,景井ひな,武田鉄矢他
 
寝不足でへろへろになりつつも、どうせ劇場に足を伸ばしたのなら、
たった1本観るだけで帰るのはもったいない。
前述の『野球部に花束を』鑑賞後、同じくイオンシネマ茨木にて本作を。
 
原作はイギリス出身の作家デボラ・インストールのデビュー作にしてベストセラー。
その『ロボット・イン・ザ・ガーデン』は各国で翻訳され、
劇団四季によるミュージカル作品としても上演されています。
 
なんだったっけな、予告編は最も映画化が望まれる小説、みたいな触れ込みで、
原作未読だった私は児童文学だとばかり思っていたこともあり、
海外の子供向けの本を日本で実写映画化って大丈夫かいなと疑心暗鬼でした。
さてさて、嫌な予感は当たりますかどうか。あはは、当たってしまった。(^^;
 
舞台は近未来。
 
医者になるはずだった春日井健(二宮和也)はあることをきっかけに挫折、
今は自宅でぐうたらゲーム三昧の日々を送っている。
優秀な弁護士である妻の絵美(満島ひかり)のヒモ同然の生活。
 
ある日、庭に入り込んでいるヘンテコなロボットを見てきてほしいと絵美から言われた健。
追い払ったはずが、健についてきたそのロボット“タング”のせいで家の中はぐちゃぐちゃに。
言い訳ばかりで家のことを一切しない健に我慢できなくなった絵美は激怒。
どう見てもポンコツのタングと共に家から追い出されてしまう。
 
一家に一台はロボットがいるというのに、春日井家にはいないから、
この旧型ロボットのタングを製造メーカーに持ち込んで新型と取り替えてもらおう。
そうすれば絵美の機嫌も直るかもしれないと考えた健は、タングを連れて出発。
 
ところがメーカーには引き取ってもらえなかったばかりか、
タングには重大な秘密が隠されていて、健とタングは追われるはめに陥り……。
 
三木孝浩監督の作品だという時点でこんなことになりそうな予感はありました。
なんと言えばいいでしょう、何もかもあざとい。
まるで海外作品かと思うような幕開けで、そこからしてもうあざとい。
そしてバタバタしたタングの動きそのものもあざとい(笑)。
 
いくら芸達者なニノが感動的な場面を作り上げようと目をウルウルさせても、
こっちは冷めてゆくばかり。
かまいたちのふたりもスベりまくっているとしか思えず、
この起用もなんだかなぁと思ってしまいます。
 
個人的に楽しかったのは、野間口徹の出演シーンだけ。
私は終始冷ややかな目で見てしまいましたけれど、世間の評価は高そう。
たぶん、アマノジャクには向いていない。素直な人にはオススメです。
 
嗚呼、素直に感動できる人間になりたい。(^^;

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『野球部に花束を』

『野球部に花束を』
監督:飯塚健
出演:醍醐虎汰朗,黒羽麻璃央,駒木根隆介,市川知宏,三浦健人,里崎智也,小沢仁志,高嶋政宏他
 
連日寝不足でへろへろだけど、野球が出てくる映画はスルーできません。
イオンシネマ茨木にて。楽しさだけで言うなら、ここ最近の作品でいちばん。
 
野球とはきっぱり縁を切って高校デビューしようと茶髪にした黒田鉄平(醍醐虎汰朗)。
しかし野球部に入るという同級生たちについていったのが運の尽き。
その日のうちに上級生によって丸坊主にされ、軟派な高校生活は夢と化す。
 
あらすじにするとこれだけじゃあないか(笑)。
 
近所の野球好きの変なオッサンだと思ったら鬼監督の原田(高嶋政宏)。
優しそうに見えた先輩たちは、入部と同時に別人になる。
怖すぎて小沢仁志にしか見えず、先輩たちの顔が皆小沢仁志になるのは超可笑しい。
 
随所に「野球部あるある」が盛り込まれ、元ロッテの里崎智也が解説してくれます。
監督のめちゃくちゃな理論が名言に聞こえたりするって、もう洗脳ですよね(笑)。
 
昔のような根性論は古いとも言われています。
熱中症になれば死ぬかもしれませんから、確かに「死ぬ気でやれ」とかは流行らない。
この野球部も過酷だけど、この程度ならと思えます。
 
主演の醍醐虎汰朗はまだ20歳を過ぎたばかりだから高校生役でも違和感なしですが、
あとは年食ってる人も多い。
亀井役の駒木根隆介は40歳オーバー。でも高校生に見える不思議。
吉村役の田中謙次は45歳を過ぎている。絶対高校生には見えない。そこが可笑しい。
 
いつもの私のブログの長さと比較するとまるでやる気のないように見える短さですが、
とにかくクスッと笑えて、ずっとニヤニヤできて、
私はやっぱり野球が好きだぁと思える作品でした。好きだっ!

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14回目の『トップガン マーヴェリック』

12回目を観た3日後、TOHOシネマズ西宮でMX4D版を観たのが13回目。
前回MX4D版を観たときは吹替版だったから、MX4D字幕版を観るのはこれが初めてか。
そして14回目はシアタス心斎橋のグランシアターで4,000円払って。
 
特記することなどもう何もありません。
ただ、この9席しかない贅沢なシアターで本作を観られる幸せを噛みしめる。
ひとりランチで飲み過ぎたから、このときはアルコールをグッと我慢。
キウィとグレープフルーツのぷちぷちジュースとミックスナッツをもらい、
あぁ、アルコールを飲まないならばスイーツを選択すればよかったかと少し後悔。
でもおなかがいっぱいだし、スイーツを頼むのは次の機会にします。
 
何度観ても笑ってしまうシーンは、パラシュートで舞い降りたルースターとマーヴェリックが会うところ。
走り寄ったマーヴェリックが「大丈夫か」と聞きつつ、ルースターをぶっ倒して怒るとこ。
「何を考えているんだ」「考えるなって言っただろ」。
劇場内ではそんなに笑いが起きないんですが、私はいつもふき出してしまいます。
 
このシーンを含めて、これ以降のふたりの会話は絶対吹替版のほうがイイ。
字幕版だと、指導教官に対する敬意はまるで感じられませんからね。
父親を死に追いやった相手であるマーヴェリックに許せない気持ちは残っていても、
この場でちゃんと敬語を使う、そのバランスが好きです。信頼をしているのも伝わってくる。
 
さて、あと何回観ましょうか。
これだけ観ていると、吹替版をもう一度観たい気持ちに駆られるけれど、
吹替版をまだ上映している劇場ってあるのかしら。

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『プアン/友だちと呼ばせて』

『プアン/友だちと呼ばせて』(英題:One for the Road)
監督:バズ・プーンピリヤ
出演:トー・タナポップ,アイス・ナッタラット,プローイ・ホーワン,ヌン・シラパン,
   ヴィオーレット・ウォーティア,オークベープ・チュティモン,ラータ・ポーガム他
 
シネマート心斎橋にて前述の『キングメーカー 大統領を作った男』を観た後、
こちらでひとりランチ&昼呑みして、ご機嫌に酔っぱらってシアタス心斎橋へ。
 
バズ・プーンピリヤ監督といえば『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(2017)。
そのときはナタウット・プーンピリヤと名乗っていたはずなのですが、
どうしてナタウットからバズに変わったのかは知りません。
とにかく映画は面白かったけど、監督が男か女なのかも知りませんでした。
「巨匠ウォン・カーウァイが彼の才能に惚れ込んだ」とあるのを見て男性であるとわかりました。
名前が変わったわけじゃなくて使い分けているのですかね。知らんけど。
 
予告編がよかったのと、癌で余命宣告を受けた男性の話というのがの姿とかぶったのとで、
気になって選んだタイ作品ですが、やっぱり飲み過ぎたかなぁ、少し寝ました。(^^;
 
母親に厄介払いされる形でニューヨークに移り住んだボス(トー・タナポップ)。
富裕な母親はボスにゴージャスなマンションの一室と彼が働くバーまで用意する。
恋人のプリムと共にニューヨークへと渡ったボスだったが、プリムとは破局。
 
そんなボスのもとへ、タイで暮らす親友ウード(アイス・ナッタラット)から久々に電話がかかる。
聞けばウードは白血病で余命わずか。頼みがあると言われ、ボスはバンコクヘと駆けつける。
 
ウードの頼みは、死ぬ前に元カノたちを訪ねる旅につきあってほしいということ。
運転手を任されたボスは、ウードと共に彼の元カノ巡りに出かけるのだが……。
 
ボス役のトー・タナポップは長身のイケメンで、相当人気があるようです。
一方のウード役のアイス・ナッタラットは綾野剛を思い出させます。
タイプの異なるふたりですが、そりゃモテモテでしょうねぇ。
 
元カノひとりずつに会いに行くウード。
でも自分はもうすぐ死ぬなんて話はそうそうできません。
交際当時に女優を目指していた元カノのヌーナーを訪ねたときは特にそう。
今はその夢を実現している彼女にかつて酷い言葉を投げかけたことを詫び、
君を支えられなくてごめんとは言えるけど、俺は死ぬんだよとは言えない。
 
余談ですが、このヌーナーを演じているのがオークベープ・チュティモンで、
『バッド・ジーニアス』の主演女優ですが、彼女も名前が変わっとるがな。
ま、どっちにしても絶対に私には覚えられない名前です。
 
元カノのみならず、これまで関わってきた人たちひとりずつに会う。
ちゃんと会えた人はスマホのアドレス帳から消去する。なんか切ない。
 
と、ヒットもわかる話ではありますけれど、すべてにおいて男性の目線なんです。
切なさに溢れているし、映像は綺麗だし、音楽もとてもいい。
けど、女はいつまでも自分に惚れていると思っちゃいませんか。妄想だよ(笑)。
って、女だってそうかもしれませんけどね。(^^;

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