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『X-MEN:ダーク・フェニックス』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の12本目@西宮)

『X-MEN:ダーク・フェニックス』(原題:X-Men: Dark Phoenix)
監督:サイモン・キンバーグ
出演:ジェームズ・マカヴォイ,マイケル・ファスベンダー,ジェニファー・ローレンス,
   ニコラス・ホルト,ソフィー・ターナー,タイ・シェリダン,アレクサンドラ・シップ他
 
『プロメア』の上映終了時間と本作の上映開始時間はかぶっていました。
でも、どの予告編も覚えるくらい繰り返し観ていますから、本編からでじゅうぶん。
 
もとは“X-MEN”シリーズの製作や脚本に関わってきたサイモン・キンバーグが、
自ら初監督に挑んでシリーズの集大成を撮り上げるということなんだそうな。
 
DCコミックス派ともマーベルコミック派とも言えない私。
どっちがどっちだかよくわかっていないんです。
DCにもマーベルにも『キャプテン・マーベル』がいるらしくて、
ややこしいったらありゃしない。(^^;
キャプテン・マーベルと本作のジーンって、キャラかぶってるような気がします。
 
特殊な能力を持つ少女ジーンは、両親と車に乗っていた折りに事故を引き起こす。
自分を責める彼女を引き取ったのは、プロフェッサーXことチャールズ。
彼はジーンのような子どもたちを集めて学校を経営しているのだ。
 
チャールズのもとで大人になったジーンは、
レイブンやハンクとともに“X-MEN”として活躍するが、
宇宙ミッション中にフレアを浴び、彼女のダークサイドが覚醒。
そのパワーを自分で制御することができず、次々と人を傷つけたうえに、
なだめようとしたレイブンを殺してしまう。
 
また、死亡したと思っていた父親が生きていることを知ったジーンは、
信頼していたチャールズに騙されたと感じ、憎悪の念を募らせる。
ジーンのその力を悪用しようとする謎の女が近づいてきて……。
 
“アベンジャーズ”と変わらぬぐらい派手なはずなのに、なんでしょう、この地味感は。
ニコラス・ホルトジェシカ・チャステイン、全員知名度は高いはず。
お金もかかっていそうなのに、なんだかしょぼいんです。
 
ストーリーにも深みがなくて、ただただ派手(だけど地味)なアクション作品。
さして期待もしていなかったからがっかりもしませんが、
ずっとファンだった人は残念で仕方ないはず。
 
なんにせよ、DCコミックスとマーベルコミック、
どのスーパーヒーローがどっちのコミックの人なのか、
もう全然わからなくなってきました。
私はどっちがどっちでもかまわないので、
いっそのこと総出演で1本撮ってもらえませんか。

—–

『プロメア』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の11本目@西宮)

『プロメア』
監督:今石洋之
声の出演:松山ケンイチ,早乙女太一,堺雅人,佐倉綾音,吉野裕行,稲田徹,新谷真弓,小山力也,
     小清水亜美,楠大典,檜山修之,小西克幸,柚木涼香,古田新太,ケンドーコバヤシ他
 
終業後の映画鑑賞は遠くても伊丹止まりにしておきたいところ、
これは西宮でしか上映していません。
くじけそうになりながらもTOHOシネマズ西宮へ。
 
無料鑑賞の席数の上限制限になんてひっかかるわけもないと思っていましたが、
窓口に行ってみてびっくり、残席わずか。
残席わずかではあるけれど、無料鑑賞の人は多くなかったようで、
無事に席を確保することができました。
 
人気TVアニメシリーズ“天元突破グレンラガン”や“キルラキル”の監督&脚本コンビ、
今石洋之と中島かずきによる初の完全オリジナル劇場アニメーション。
と言われても私は全然知らんし。
ついていけるかと心配していたら、最初は案の定ワケがわからず呆然。
こりゃ寝るなと思ったものの、話がわかるにつれてお目目パッチリ。
上映終了間近になってもこれだけ客が入っていることに納得。
 
突然変異によって出現した炎を操る人種“バーニッシュ”が全世界の半分を焼く。
それから30年が経過し、一部の攻撃的なバーニッシュが“マッドバーニッシュ”を名乗り、
ありとあらゆるものを焼き尽くそうと放火テロを繰り返す。
 
自治共和国プロメポリスは、そんなマードバーニッシュに対抗すべく、
高機動救命消防“バーニングレスキュー”が結成される。
火消しに命を賭ける新人隊員ガロ・ティモスは、
高層ビルの火災現場でマッドバーニッシュのリーダーであるリオ・フォーティアと対決。
彼を捕らえることに成功するのだが……。
 
うざいぐらい熱い(笑)ガロの声を担当するのは松山ケンイチ
最初は敵でも後に良き相棒となるリオに早乙女太一
ガロの命の恩人のはずが実はとんでもない悪役クレイ・フォーサイトに堺雅人
 
クレイは地球に見切りをつけて宇宙への逃亡を計画。
全人類あるいは選ばれし者を乗せた船でオアシスを目指すという話はありがち。
これなんかもそうですよね。
 
だから、物語そのものに目新しさは感じませんでしたが、
映像も音楽もとにかくスタイリッシュ。スピード感にも溢れています。
それゆえ目がついて行かなかったりもします。(^^;
 
こうして一度観てあらすじをわかったうえでもう一度観るのも楽しそう。
人気声優の声で聴く作品も楽しいけれど、
こうしてよく知っている俳優たちが熱い声を聴かせてくれるのもいいですね。

—–

『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の10本目@伊丹)

『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』
監督:野口照夫,山本清史
出演:坂口健太郎,吉田鋼太郎,佐久間由衣,山本舞香,佐藤隆太,財前直見他
声の出演:南條愛乃,寿美菜子,悠木碧他
 
TOHOシネマズ伊丹にて、『ザ・ファブル』の次に。
 
昔はドラマもよく観ていましたが、今はその時間がありません。
映画と本と野球以外にドラマにまで時間を費やしたら倒れてしまう(笑)。
しかし、このドラマはなぜか観ていました。
映画をこんなによく観るようになる前もゲームはほぼしなかったものの、
“ドラゴンクエスト”と“ファイナルファンタジー”だけはしていたのと、
友だちから薦められたのが観ていた理由です。
 
評判を呼んだブログの映像化。
映画版とドラマ版のキャストを書いてみます。
←の前が映画版、←の後がTVドラマ版。
 
会社の同僚:井出里美 ← 馬場ふみか
会社の先輩:佐藤隆太袴田吉彦
 
役名はすべて変更されているほか、
ドラマ版では設定のなかった主人公の妹が登場。
ドラマ版と同じ野口照夫監督がメガホンを取り、
ゲーム内のパートもドラマ版と同じく山本清史監督が担当。
 
広告代理店に勤めるアキオ(坂口健太郎)。
仕事人間の父親(吉田鋼太郎)とはほとんど会話がなく、お互いどう接して良いのかわからない。
そんな父がある日突然、会社を辞めてきたと言う。
専務目前、リストラされたわけでもないのに、なぜなのか。
 
一日中ぼうっとしている父に母親(財前直見)と妹(山本舞香)は困惑。
父親が何を考えているのか知る方法はないものかとアキオは頭をひねる。
ふと思いついたのが、父親と遊んだ唯一の思い出、“ファイナルファンタジー”。
 
アキオは“ファイナルファンタジーXIV”のゲームソフトを父親にプレゼント。
ゲームを始めた父親の様子を窺いながら、アキオ自身も自室でログイン。
初心者で戸惑う父親に正体を隠して近づき、一緒に冒険を始めるのだが……。
 
千葉雄大と大杉漣、それに石野真子のイメージも強く、
ドラマ版のほうがよかったかなぁと思わなくもありません。
ただ、“ファイナルファンタジー”をしていた者としては懐かしく、
時折ふきだしながら楽しく観ることができました。
 
山本舞香演じる妹の存在が良くて、
男親と息子、男親と娘ってこんなものかもしれないなぁとしみじみ。
口下手の父親って実際にも多いのかな、多そうだ。
面と向かってしゃべるのが苦手なら、こんなコミュニケーションの取り方もアリ。

—–

『ザ・ファブル』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の9本目@伊丹)

『ザ・ファブル』
監督:江口カン
出演:岡田准一,木村文乃,山本美月,福士蒼汰,柳楽優弥,向井理,六角精児,
   モロ師岡,木村了,宮川大輔,佐藤二朗,光石研,安田顕,佐藤浩市他
 
週初めから毎日2本はキツイっす。
でも観逃したくない作品いっぱいで、この日も仕事帰りにTOHOシネマズ伊丹へ。
 
「ファブル」という単語を知りませんでした。
ふぁぶるとかいうイマドキの日本語があるのかと思ったら、
「寓話」の意の英語だった。(^^;
 
どんな相手であろうが6秒以内に殺す凄腕の殺し屋ファブル(岡田准一)。
相棒のヨウコ(木村文乃)とともに数々の仕事を片づけてきたが、
育ての親でもあるボス(佐藤浩市)に呼び出され、しばらく休養を命じられる。
1年間は決して人を殺してはならない、普通に生きろと。
 
ボスの手配でファブルとヨウコは佐藤アキラとヨウコという偽名を使う。
普通の生活を守るべく、ふたりは兄妹のふりをして大阪へ。
事情を知るのはヤクザの浜田(光石研)と海老原(安田顕)のみ。
ボスに義理のある彼らがアキラとヨウコに住まいを提供することになったのだ。
 
街で絡まれても弱いふり。反撃はしない。
殴られて泣くふりをしているアキラを見かけたのがミサキ(山本美月)。
ひたすら普通を心がけて職探しをはじめたアキラは、ミサキのバイト先で世話になる。
 
そんな折、海老原の弟分の小島(柳楽優弥)が出所してくる。
たまたま見かけたミサキに目を付けた小島は、
ミサキをAVに出演させようと考えるのだが……。
 
江口カン監督の作品はこれまで観たことがなく、初めて。
冒頭はスベリ気味なのではと心配しましたが、おおむね面白い。
 
ネタバレになりますが、アキラはサヴァン症候群
殺しの才能が頭抜けているサヴァン症候群って、本当にあるんでしょうかね。
 
サヴァイバル能力に長けたアキラは「普通」を知らない。
ミサキに出会ってひとつずつ普通をおぼえていく姿はなかなか健気。
自分で殺し屋に育てておきながら普通に生きてほしいと願うボスもイイ。
 
岡田くんは脱ぎまくり、サービスショット全開です。
柳楽くんのチンピラぶりは圧巻。やっぱり上手いや、この子。
向井くんもヤクザが似合うし、福士くんのイカレた殺し屋も怖かった。
キャストの演技を思う存分楽しめました。
 
特異な才能を持ったままでいるのと、その才能を失って普通でいるのと、
いったいどっちがいいのかなぁ。

—–

『パピヨン』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の8本目@西宮)

『パピヨン』(原題:Papillon)
監督:マイケル・ノアー
出演:チャーリー・ハナム,ラミ・マレック,イヴ・ヒューソン,ローランド・ムーラー,
   トミー・フラナガン,ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン他
 
TOHOシネマズ西宮にて、前述の『スノー・ロワイヤル』とハシゴ。
 
『スノー・ロワイヤル』がリメイクだったことも知らなければ、
本作が『パピヨン』(1973)のリメイクであることも知らず。
アンリ・シャリエールの実体験に基づく小説が原作で、
オリジナルはスティーヴ・マックィーンとダスティン・ホフマンの共演でした。
脚本はダルトン・トランボだったのですねぇ。
 
アメリカ作品ですが、監督はデンマーク出身の新鋭マイケル・ノアー。
 
1931年のパリ。
胸もとに彫った蝶の刺青から“パピヨン”と呼ばれている金庫破りの男。
ある日、殺人の濡れ衣を着せられて終身刑を言い渡される。
 
パピヨンが収監されたのはフランス領ギアナの流刑地。
海に囲まれたこの島で囚人たちは過酷な労働を強いられ、尊厳などかけらもない。
厳重な警備が敷かれているから、脱獄は不可能。
もし脱獄を図って失敗すれば、さらに過酷な状況にさらされる。
 
囚人の誰もが絶望するなか、パピヨンは脱獄を決意。
脱獄には金が必要だと考え、金を偽造して捕まったドガに目をつける。
ほかの囚人たちから金持ちだと思われているドガは身の危険を感じていたため、
守ってやる代わりに脱獄の費用を払えというパピヨンの申し出を受け入れ、
以後、パピヨンとドガは行動を共にするようになる。
 
最初は利害の一致だけによる表面的な関係だったが、次第に奇妙な友情が芽生え……。
 
あらすじを聞くとめちゃめちゃ暗いじゃないですか。
実際暗くて、光を感じるシーンなんてひとつもないと言っていいぐらい。
だから、睡魔に襲われることも予想して観に行ったんです。
でも、眠くならなかったなぁ。
 
面白かったかと言われるとちょっと違う。
ただ、一瞬たりとも気を抜けない状況。
冷酷きわまりない署長や看守やほかの囚人に何をされるかわからず、
正気を保つことも難しい独房に放り込まれる。
食い入るように観てしまいました。
 
なにしろ『ボヘミアン・ラプソディ』を28回も観ましたから、
ラミちゃんを見てボラプを思い出すなというほうが難しい(笑)。
でも、彼の違う一面を見られた気もします。
 
生きるって、凄いこと。

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