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『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の27本目@なんば)(完)

『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』
監督:増井壮一
声の出演:石川界人,瀬戸麻沙美,水瀬いのり,東山奈央,
     種崎敦美,内田真礼,久保ユリカ他

なんすか、「ブタ野郎」って。
フリーパス所持期間中に機会があれば観ようと思っていたアニメですが、
なんとなくオタクな感じが漂っていて、どうしてもという気にはなれず。
ただ、この日のTOHOシネマズなんばで時間が合いそうなのはこれだけ。
しかしもうじき満席になりそうな勢いで、
席数上限にひっかかるかかもと思いながらダメモトで言ってみたら、
前述の『さらば愛しきアウトロー』同様、「行けますよ〜」。
ほなら観てみましょかということで。
 
私が席を押さえたときにはまだ残席が半分くらいあったはずですが、
上映開始時には満席。客の9割5分は男性。
そんな中に眠たくなったら寝る気満々の私が居てすみません。(^^;
 
原作は漫画だとばかり思っていたら小説だそうで。
鴨志田一の人気青春ファンタジー小説“青春ブタ野郎”シリーズとのこと。
小説なのになぜ私は知らないんだろうと思ったら、
あまり手を出さないジャンルなんですねぇ、KADOKAWA電撃文庫。
 
原作未読だし、予習する気もない。
やる気なし状態で鑑賞に臨んだら、最初はワケわからず。
最終的には泣きそうになってしまったのですから、
やっぱり映画って観てみなアカンわぁ。
 
神奈川県藤沢市。
高校2年生の梓川咲太は、同じ高校の先輩で人気女優の桜島麻衣と交際中で幸せの絶頂。
そんな咲太の前に初恋の女性・牧ノ原翔子が現れて、しばらく泊めてほしいと言う。
居合わせた麻衣は激怒、翔子が泊まるならば自分も泊まると言いだす。
こうして始まる奇妙な同棲生活。
 
目の前に翔子がいるのに、病院に行くとなぜかそこには中学生の翔子が。
大人の翔子に事情を尋ねると、彼女の「思春期症候群」のせいで
中学生の翔子と大人の翔子が同じ世界に存在しているらしく……。

いや、もう、意味不明でしょ。
何なんこれ。年齢の違う同一人物が出てきた時点でわからん。
思春期症候群とか意味わからんし、と思っていたのですけれど。
 
いかにもオタクっぽい部分も多いから、そんなにはのめり込めません。
だけど、思っていたよりもずっとよかった。
 
自分の好きな人、大切な人、みんなが元気でいられる世界ならば最高。
でも、誰かを守れば誰かが消える。全員は守れない。
そうなったときにどうするのか。
 
世界を救うよりも好きな人を救いたい。
これって“スパイダーマン”と同じこと。
恋する相手を救うことから始めればいいんじゃないの。
 
観客の9割5分が男性って、入場時にドン引きはしましたけど、
これにハマる気持ちもわからなくはない。

—–

『さらば愛しきアウトロー』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の26本目@なんば)

『さらば愛しきアウトロー』(原題:The Old Man & the Gun)
監督:デヴィッド・ロウリー
出演:ロバート・レッドフォード,ケイシー・アフレック,ダニー・グローヴァー,
   チカ・サンプター,トム・ウェイツ,シシー・スペイセク他
 
今回のフリーパスで席数上限にひっかかったのは前日が初めて。
翌日雪辱戦と思ったけれど、この日は14日のTOHOシネマズデー。
雪辱戦も何も、出陣前にネットで確認したら、狙っていた作品はすでに完売。
だったら梅田へ行っても仕方ないなぁ、
梅田で朝イチの『トイ・ストーリー4』の字幕版の雪辱戦だけにするか、
でもまた果たせずに悔しいことになるのかなぁ、などとぶつぶつぶつぶつ。
 
とりあえず車を走らせ、梅田かなんばか迷うこと10分。
なんばまで行ったところで同じくTOHOシネマズデーなわけだから、
どうせ撃沈やんなぁとまだぶつぶつつぶやきながら、
それでも選択肢は多いなんばに行くことに決めました。
 
朝8時半にもなっていないというのに、劇場は結構混雑している。
有人窓口で「無理だと思うんですけれど」と
まず『トイ・ストーリー4』の字幕版を挙げてみる。
「行けますよ」と意外な返事にヤッホー。
続いてもう残席が少なくなっていた本作も挙げてみると、「これも大丈夫です」。
 
ロバート・レッドフォードが本作を最後に俳優業から引退すると宣言しています。
レッドフォードもその可能性がないとも言いきれませんが、どうでしょう。
 
実話に基づく。
 
1980年代初頭。一見ダンディな老齢の男だが、現役の銀行強盗
銀行に入ると行員にちらりと拳銃を見せるのみ、
手荒いことは何もせずに金を奪って逃げるのが彼のやり方。
被害に遭った銀行員は警察の取り調べに皆こう言う、
「紳士的だった」「礼儀正しかった」「幸せそうだった」と。
 
ある日の犯行後、逃走中に出会ったのが未亡人ジュリー。
その男は仕事を問われて銀行強盗だとジュリーに話すが、
身なりのいい老紳士が本当にそうだとは信じられるはずもない。
一笑に付したジュリーは彼に好感を持ち、連絡先を教えるのだが……。
 
カネに執着していたわけではない。ただ脱走と銀行強盗を楽しんでいただけ。
共感できる部分はまったくありません。
身体的には誰も傷つけていないとはいえ、
銃を見せられて金を詰めさせられたり車を奪われたりした人たちは
それはそれは怖い思いをしたはずですから。
 
クリント・イーストウッドの『運び屋』(2018)を観たときに通ずる思いがあります。
男のロマンがわからんかと言われたとしても、別にこんなロマン、わかりとうもない(笑)。
本作には何のメッセージ性もないし、映像を見て何かが琴線に触れることもない。
ただたただ「ロバート・レッドフォードを懐かしむ作品」だと思います。
 
彼はとても良い役者なのに、美形すぎて損したフシがある。
二枚目ゆえに脇役の二枚目とはいえない役者たちに存在感を持って行かれたこと多々。
そういう悲哀を感じながら、感謝もしながら、これを観るのが良いのでは。
 
ジュリー役のシシー・スペイセクも長く『キャリー』(1976)のイメージに囚われた人。
40年経ってもうじき70歳という今になってようやく、
そのイメージから完全に脱却できたかなと思います。
そう考えると、この配役により悲哀と感謝と慰労の念をおぼえます。
 
引退宣言、いつでも撤回していいですからね。
「気が変わった」と言うのをお待ちしています。

—–

『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の24本目@梅田)

『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』
監督:湯山邦彦,榊原幹典
声の出演:松本梨香,大谷育江,林原めぐみ,三木眞一郎,犬山イヌコ,
     市村正親,小林幸子,山寺宏一他
 
『トイ・ストーリー4』の吹替版の後に観ました。
きっと観てもよくわからないし、フリーパスで観逃しても全然惜しくないと思っていました。
しかしこういうのは席数上限にひっかからないんですよねぇ。
ほかに観たかった作品には撥ねられ、これは問題なく入場できてしまった。
すんごい混みっぷりですけど、席数上限とは関係ないのです。
 
観てもわからないと言いつつ、このところわりと“ポケモン”関係を観ています。
『名探偵ピカチュウ』だって字幕版と吹替版の両方を観たし、前回の劇場版も観ました。
そのおかげでかなりついていけてる気がする!
 
いまだかつて誰も見たことがない幻のポケモン“ミュウ”。
「清らかな心と、会いたいと強く願う気持ち」を持つ冒険者の前にしか現れないと言われている。
その化石を発見したある科学者たちが、最強のポケモンをつくろうと研究を開始し、
ポケモン“ミュウツー”を生み出す。
しかし、人の手に負えないほどの力を持って生まれたミュウツーは、
科学者らを消して研究所を乗っ取っとる。
 
最強兵器をつくるための実験台にされつづけたミュウツーは、
生みの親である人間への憎悪を募らせて逆襲に出るのだが……。
 
この研究所へ向かったサトシたちがミュウツーと戦い、
サトシの清らかな心によってミュウツーの心も変わる、という筋書きだと誰もが読める。
そのとおりにしかなりませんから、安心して観ていられます。
 
と、なんちゅうことないように書いていますが、一瞬ホロリ。
まさかポケモンを観て泣くとはねぇ(笑)。
 
ミュウツーはすんげぇ強いんですが、
ミュウに「技なんか使わなくても本物なら勝てる」なんて挑発されて、それに乗っちゃう。
技を使わないことに躍起になり、自分がつくったポケモンたちのコピーにも
途中から技を使わないようにさせるんです。
リザードとかゼニガメとかピカチュウも、本物とコピーが殴り合い蹴り合い。
この様子がなかなか可笑しい。
みんなヘロヘロで、素手のどつきあいって疲れるもんなんだなぁと妙に感心。
どっちが本物でどっちがコピーか私にはわかりません。
ちょっと邪悪な目をしているほうがコピーか!?程度。
 
で、泣いたのは、ミュウとミュウツーの仲裁に入って死んだかと思われたサトシを見て、
ピカチュウが泣く。それを見て周りのポケモン本物もコピーもみんな泣き始める。
それを見て私もらい泣き(笑)。
 
うわっ、これって劇場版第1作のフル3DCGでリメイク作品やったんや!
今まで知りませんでした。こりゃまた失礼。(^^;
よかったです。

—–

『トイ・ストーリー4』〈吹替版〉&〈字幕版〉(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の23本目@梅田&25本目@なんば)

『トイ・ストーリー4』(原題:Toy Story 4)
監督:ジョシュ・クーリー
声の出演〈吹替版〉:唐沢寿明,所ジョージ,戸田恵子,森川智之,竹内順子他
声の出演〈字幕版〉:トム・ハンクス,ティム・アレン,アニー・ポッツ,トニー・ヘイル,
          クリスティナ・ヘンドリックス,キアヌ・リーヴス他
 
2日間のうちに吹替版と字幕版を観たので、フリーパスの24本目は後回し。
23本目と25本目をまとめてUPします。
 
実はそんな順番で観るつもりはなかったのです。
字幕版の上映館がいくら少ないアニメであっても、
「洋画は字幕で観る派」としては、まずは字幕版を観たい。
だから、何がなんでも字幕版を観ようと念入りに鑑賞計画を立て、
甲子園でオールスターを観戦する前にTOHOシネマズ梅田へ。
 
今回のフリーパスでは席数上限にひっかかったことがなかったので、
3連休初日のこの日もなんとなく大丈夫だとナメていました。
それでも、出遅れたらあかんと思って9時前には劇場に到着したのに。
本作の字幕版も、ほかの2本も、狙っていた全部、アウトでした(泣)。
いたしかたなく、3本観る予定を2本に減らし、
1本目に本作のDolby-ATMOS・吹替版を追加料金200円払って鑑賞
 
前の持ち主アンディが成長し、もうおもちゃでは遊ばない年齢になり、
あらたな持ち主ボニーへと譲られたウッディやバズたち。
ボニーはこのところウッディにはあまり興味がないようで、
ウッディはクローゼットの中に閉じ込められたまま過ごす日も多い。
それでもボニーのことが好きでたまらないウッディ。
 
ある日、幼稚園へ1日体験へ行くことになったボニー。
気乗りしないボニーが両親に引きずられるように出かけるのを見て、
放っておけなくなったウッディは仲間の反対を押し切ってついて行く。
 
ほかの園児たちが工作をはじめるなか、
道具もないボニーはどうすればいいのかわからない。
ウッディはゴミ箱の中から工作に使えそうなものをボニーの前に転がす。
するとたちまちボニーは元気を取り戻し、
使い捨てのフォークにアイスクリームのバーやモールを付けておもちゃを作る。
完成したそれにフォーキーと名付け、意気揚々と帰るボニー。
 
1日体験を頑張った褒美に、翌日からキャンピングカーをレンタルして、
一家で移動遊園地へ遊びに行くことになり、ボニーはまたまた大喜び。
ウッディやバズたちももちろん一緒だが、
今回ボニーにとっていちばん大切なのはフォーキー。
 
ところがフォーキーは、これまでおもちゃとして扱われたことなどない。
いつもゴミとして扱われてきた自分が大切にされるとはどういうことか。
嬉しいどころか理解できなくて恐怖心ばかりが大きくなり、
ゴミ箱を見つけるたびに飛び込もうとして……。
 
私は楽しかったんですけどね、このさい告白します。
前作までの“トイ・ストーリー”を観たことがないんです。(^O^;
ボロ泣きするとか、3作目が最高やったとか噂には聞いていたから、
今回泣くつもりで行ったのに、あれ?泣けないよ。
むしろデューク・カブーンとかふわふわのふたりに笑わされ、
なんか楽しいやんと思っていました。
楽しいやんと思いつつも、えっ、持ち主命だったのに去っちゃうわけ!?とビックリ。
 
某サイトのレビューを読んだら、予想を上回る(下回る?)低評価。
そうか、やっぱり今までの“トイ・ストーリー”はこうじゃなかったのか。
 
吹替版と字幕版を比べても、どちらも良さがあります。
最初の土砂降りのシーンで、そやそや英語で「土砂降り」って
犬と猫が降るって言うんやったなと思い出せたのが楽しかった。
カブーンの声をキアヌ・リーヴスが担当しているというのもいいじゃないですか。
Yes, I Canada!!
 
おもちゃの質感が伝わってくるのが凄いなぁ。
陶器でできているとか、布やプラスチックでできているとか、
こうしてアニメで見てもしっかり伝わってくるものなんですねぇ。
 
私のように、これが“トイ・ストーリー”デビューの人は楽しめると思いますよ。
エンドロール後までカブーンが楽しませてくれます。最後まで観てね。
 
あ、腹話術人形のベンソンは確かにホラーで怖すぎる。(^^;

—–

『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の22本目@伊丹)

『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』
監督:岩下力
 
私が乃木坂46を観るって!?
まずありえないことですけれど、フリーパスがありますし。
封切り日の夜の回は舞台挨拶か何かがあったのしょう、早々に完売になっていました。
その回はフリーパスを使えないのは聞くまでもないことでしたから、
同日に『Diner ダイナー』を観たさい、それ以外の回はフリーパスが使えるか確認済み。
で、公開3日目の日曜日の朝イチに観ました。
 
いんや〜、まさかこんなのを観て泣くなんて。おみそれしました。良かった。
 
冒頭、なんとなく『劇場版 BiSキャノンボール 2014』(2015)や
『青春100キロ』(2016)を思い起こさせるような幕開け。
乃木坂ファンの方、アダルト作品と一緒にしてすみません。
私の好きそうな掴みで始まるドキュメンタリーという意味です。
 
それは岩下力監督のモノローグで始まります。
アイドルのドキュメンタリーを撮る仕事が来た。アイドルまるで知らない。
断ろうかと思った、そんな感じの。
 
撮ることにはしたけれど、本当に自分に撮れるのか。
少女たちがアイドルになる成長譚なら撮りようもあるが、
すでに彼女たちは完成したアイドル。いったい何を撮ればいいのか。
1年以上に渡ってカメラを回し続け、できあがった本作。
 
私が名前を知っていたのは白石麻衣のみ。あとは全然知りませんでした。
本作で主に時間を割かれているのは西野七瀬と齋藤飛鳥。
西野七瀬の卒業までを追っているので、彼女と親しかった与田祐希も頻出。
あとは生田絵梨花がまぁまぁ多かったでしょうか。
秋元真夏、桜井玲香、高山一実も私が顔と名前を覚えられる程度に登場。
 
面白いキャラだなぁと思ったのは大園桃子。
何を隠そう、私が泣かされたのは彼女。
みんなが乃木坂好き好き言うなかで、そうは言っていなかった彼女が、
「なんか、なんか、乃木坂も悪くないかも」と泣き笑いしながら言うシーン、
なんか、なんか、私も泣いてしまいました。
それと彼女の発言、「会えないことに、強くなる必要ってありますか」。
大好きな人に会えなくなる、そのことに鈍感になる必要は、確かにないね。
 
全然知らん子ばっかりやと思っていたのに、
『あさひなぐ』(2017)であの子もこの子も見てるやん、私。
齋藤飛鳥も本作で初めて知ったと思っていたけれど、
しっかり観てるがな私、『あの頃、君を追いかけた』(2018)で。
そのときも彼女のいちばん好きな作家が貫井徳郎ということを
ウィキペディアで知ってびっくりしてるがな。何度でも驚く(笑)。
ただし、貫井作品の中で彼女が特に好きだとして挙げる『乱反射』には同意するけれど、
いちばん好きだという『微笑む人』はまったく解せません。(^^;
 
『うた☆プリ』では全編爆睡、歌もまったく耳に入ってきませんでしたが、

乃木坂46の歌が良いことも初めて知りました。
カラオケ練習しよかなと思ってしもたがな。
 
今までまったく興味なくてすみません。
こういうのがあるからフリーパスって楽しいのに、
今年いっぱいでフリーパス特典終了なんて(泣)。

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