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『ゴジラvsコング』

『ゴジラvsコング』(原題:Godzilla vs. Kong)
監督:アダム・ウィンガード
出演:アレキサンダー・スカルスガルド,ミリー・ボビー・ブラウン,レベッカ・ホール,
   ブライアン・タイリー・ヘンリー,小栗旬,ジュリアン・デニソン,ケイリー・ホトル,
   ランス・レディック,カイル・チャンドラー,デミアン・ビチル他
 
封切り日に109シネマズ箕面にて。
 
これも昨年公開予定だったところ、コロナのせいでずっと延期になっていた作品。
監督は『サプライズ』(2011)がめっちゃ面白かったアダム・ウィンガード。
DVDで観た『ザ・ゲスト』(2014)も怖くてドキドキしました。
とはいうものの、いきなりこんな超大作の監督に抜擢されるとは。
 
好きなんですねぇ、みんな。ゴジラキングコングのことが。
2大人気モンスターの対決ということでどちらが勝つのか気になるやん。
頂点に立てるのはどちらか一方だけとさんざん謳っているけれど、
でもどちらかだけ勝つのはファンから文句が出るでしょう?
 
舞台は2024年。
怪獣の調査をおこなう研究機関“モナーク”は、コングを保護して収容中。
しかし今なお巨大化しつづけているコングは、
施設の中で息苦しさを感じているのかイライラしっぱなし。
そんなコングと意思の疎通ができるのは、聴覚障害を持つ少女ジアだけ。
 
ある日、突然姿を現したゴジラが、ハイテク企業“エイペックス”を襲う。
エイペックスに勤務するエンジニアのバーニーは、
実はかねてからエイペックスがよからぬ研究を進めていると確信していた。
ゴジラの襲撃に遭ったのは、きっとそのせい。
 
かつてゴジラに救われた過去を持つ少女マディソンは、
エイペックスのニュースを聴き、ゴジラが理由なしに人を襲うはずがないと考える。
バーニーが匿名で発信する陰謀説を受信したマディソンは、
友人の少年ジョシュと共にバーニーの居場所を突き止めて会いに行く。
バーニーとマディソン、ジョシュはこっそりエイペックスに忍び込む。
 
その頃、よからぬ研究を進めているエイペックスのCEOウォルターは、
地球空洞説を唱える地質学者ネイサンのもとを訪れ、
怪獣たちのエネルギー源があるはずの地底の空洞を目指そうではないかと説得。
コングの帰巣本能を利用すればその空洞にたどり着けると考えるのだが……。
 
ネタバレですけど、予想どおり、片方が勝つことはありません。
エイペックスのウォルターと小栗旬演じる主任研究員は、
ゴジラを倒すためにゴジラ以上の破壊力を持つゴジラのロボットを開発中。
ゴジラが怒ったのはこれが理由だったんですねぇ。
で、強すぎるロボットゴジラをゴジラとコングが協力して倒すという展開。
コングのほうが若干オイシイところを持って行きますが、
どちらも悪い怪獣じゃないんだぜ、というオチでした。ま、そうなりますよね。
 
ゴジラもコングもわりとどうでもいいので、感慨はほとんどありません。
ただ、日本人としてはやはりゴジラを応援したいから、このオチでいいや。
白目剥く小栗くんは見たくなかったけど(笑)。

—–

今さらですが、『愛の不時着』(続)。

今さら観はじめた『愛の不時着』にどハマリしていると書きました。
観終わったらロスまちがいなしとも書きました。そしてすでにロス。(T_T)
 
第1話から面白かったことは面白かったけれど、ハマるほどではない。
その第1話を観たときの私のお気に入りは、
ユン・セリの部下で広報チーム長を務めるホン・チャンシクでした。
見た目はまったく格好良くない。頭もキレるのかどうか知らん。
でもいなくなったセリのことを本気で心配し、
泣き崩れんばかりの彼がとても良いキャラで、
彼が最後まで登場するのかが気になっていました。
 
第6話辺りから俄然面白くなり、第7話以降は毎話泣けるシーンがある。
第10話でセリが帰還したとき、チーム長がセリに抱きつくシーンで笑い泣き。
鬼社長のセリのもとで働くのはキツくて、セリの声を聞くと蕁麻疹が出るほどなのに、
「帰ってきたわよ」とセリから差し出された手を取ることなく、
いきなり抱きついて「どこに行ってたんですかぁ。どれだけ探したか」とオイオイ泣くチーム長。
一緒に泣いちゃいましたよ。
 
第11話と第12話辺りで可愛かったのはなんといってもク・スンジュン。
セリのかつての見合い相手で、今はセリの次兄を騙して逃亡中。
女も泣かせる詐欺師のはずが、ソ・ダンの前では形無し。
 
あ、ご存じない方のために説明しますと、ソ・ダンはリ・ジョンヒョク の婚約者です。
婚約者といっても政略結婚。ジョンヒョクはダンのことが別に好きではない。
でもダンのほうはジョンヒョクこそが初恋の相手で、セリに嫉妬心メラメラ。
 
そんなダンとスンジュンがひょんなことから知り合いますが、
いつのまにかダンに惹かれてしまったスンジュンが悶々とする様子が傑作。
そりゃ私はジョンヒョクのほうが圧倒的にタイプだけど、
スンジュンのほうが好きだという女性も多いんじゃないでしょうか。
 
スンジュン役はキム・ジョンヒョン。
ダン役のソ・ジヘは超クールな美人。ちょっと大原麗子を思い出します。
セリ、ジョンヒョク、スンジュン、ダン、みんな○。
ついでにやっぱり面白い、北朝鮮のご近所のおばさんたちと、
ジョンヒョクとセリを探しにやってきた中隊の面々。
ダンの母親と叔父の会話にもいつも笑わされています。
 
「続」でやめておくつもりでしたが、最後まで観たらもう1回書きます。
 
1話がだいたい80分前後あるんだよなぁ。
短めの映画1本分ぐらいあるから毎晩2話ずつとかは無理で大変。
あ、毎晩映画を2本観て帰るよりは楽か(笑)。

—–

『スーパーノヴァ』

『スーパーノヴァ』(原題:Supernova)
監督:ハリー・マックイーン
出演:コリン・ファース,スタンリー・トゥッチ,ピッパ・ヘイウッド,
   ピーター・マックイーン,ニナ・マーリン,イアン・ドライズデイル他
 
TOHOシネマズ梅田にて前述の『Mr.ノーバディ』を観たあと、
大阪ステーションシティシネマへ移動して。
 
このふたりは誰もが認める実力派俳優、英国の誇りでしょうね。
激しさはないのにとても心に残る作品です。
 
ピアニストのサム(コリン・ファース)と作家のタスカー(スタンリー・トゥッチ)は、
20年連れ添ってきたアラ還のゲイ・カップル。
あるとき、タスカーに認知症の兆候が出始めていることがわかる。
タスカーは旅行を計画。ふたりはキャンピングカーに乗り込むのだが……。
 
いつもあらすじだらけで「読んだら観た気になれる」のがウリのブログですが(笑)、
本作についてはこれぐらいしか書くことがありません。
 
カップルの片方が認知症で、キャンピングカーで旅に出るという設定は、
『ロング,ロングバケーション』(2017)と同じ。でも、まるで違う趣があります。
 
いきなり旅のシーンから始まるので、
いつタスカーが認知症と診断されたのかはわかりません。
旅の途中の彼は、おでこにかけた老眼鏡の存在を忘れて探すことがあるくらいで、
特に症状が進行している様子もなく、いたって普通。
会話はユーモアに富み、とても知的な人だということがわかる。
サムの姉リリーから具合はどうかと尋ねられたタスカーが、
「君の名前はなんだっけ」という冗談で返すシーンに和みます。
 
このリリー一家と郷里の友人たちのなんと温かいことよ。
タスカーはここでも自分の症状について触れながら、
居合わせた友人のことを「忘れるのが長年の夢だったからそれが叶う」と
皆を笑わせてみせます。
 こんなふうに、つらいところを一切見せないタスカーの決意。
それを知ったときのサムの気持ち。
タスカーがリリーにつぶやく、
「生きている人間を悼むなんてつらいと思う」という言葉が突き刺さります。
ゲイであることに会話でも態度でもまったく触れずに進むのが新鮮。
ならばゲイ・カップルにする必要はなかったんじゃないかと思うほどですが、
ゲイを特別視していないことに意義があるのかもしれません。
 
失って悲しいと思うのは、それが良きものだったから。
じんわりと心に広がる言葉でした。
ふたりともやっぱり名優。

—–

『Mr.ノーバディ』

『Mr.ノーバディ』(原題:Nobody)
監督:イリヤ・ナイシュラー
出演:ボブ・オデンカーク,コニー・ニールセン,RZA,アレクセイ・セレブリャコフ,
   クリストファー・ロイド,ゲイジ・マンロー,マイケル・アイアンサイド他
 
午後休を取った日、義姉と姪っ子とランチの後、ひとりで劇場へ。
梅田で映画を2本ハシゴ。
その1本目はTOHOシネマズ梅田で観た本作。
 
“ジョン・ウィック”シリーズの脚本家デレク・コルスタッドと
『ハードコア』(2016)のイリヤ・ナイシュラー監督がタッグを組む。
面白くないわけがなかろう。そしてその通り、め~っちゃ面白い!
 
中年男のハッチは、郊外の住宅街で妻と長男長女の4人暮らし。
毎週月曜日から金曜日まで自宅と職場を路線バスで往復。
地味なことこの上ない、まったく代わり映えのしない日々を送っている。
 
ある晩、自宅に2人組の強盗が押し入る。
長男で高校生のブレイクは、隙を突いて片方の犯人を羽交い締めにするが、
もう1人の犯人が女であることに気づいたハッチは及び腰に。
おかげで犯人を取り逃がしたどころか、ブレイクは犯人に殴られてしまう。
幸いにして軽傷で済んだが、情けない父親にブレイクはがっかり。
 
翌日、ブレイクは宿題のために退役軍人の話を聴きたいと言う。
ハッチも一応退役軍人だが、仕事は「会計屋」だったから軍人とは言えないだろう。
ハッチの妻ベッカの弟こそ真の軍人だと、ブレイクは叔父に話を聴きたがる。
 
たとえ息子に軽蔑されたとて暴力とは無縁でいたいと願うハッチだったが、
まだ幼い長女サミーが大事にしていたブレスレットを探しているのを見て、
昨日の強盗たちがくすねていったに違いないと考え……。
 
キアヌ・リーヴス演じるジョン・ウィックは愛犬を殺されたことにキレていましたよね。
このハッチ・マンセルは猫のブレスレットがなくなったことでキレる。
 
冴えない親父だなぁ、仕事に精を出すわけでもなく、
自分の担当であろう毎週のゴミ出しにも間に合わず、
家族の中で威厳なしやがなと思っていたらこの展開。
そうでしたか、会計屋とはそういうお仕事なのですね(笑)。
 
ハッチの父親役はクリストファー・ロイド
ラッパーのRZAがハッチの異母兄弟ハリー役で、
この家族、何!? もうサイコー。
 
どこから書いてもネタバレになるので書けません。
とにかく気分スッキリ、痛快。
続編もありそうなエンディングに、これもかよと思わないことはないけれど、
この続編は大歓迎。
 
ハッチ役のボブ・オデンカークって、これまでに何度も見ているのに印象なし。
でももう絶対に忘れない。ハマリ役でしょう。親父をナメんなよ。

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今さらですが、『愛の不時着』。

アマノジャクではありますが、流行ものを観ないわけではありません。
ドラマに手を出すと映画を観る時間が減ってしまうのが怖いだけです。
でも韓国のドラマはたいていとても面白い。
 
どハマリするドラマもあるとはいうものの、
たぶん、韓流でもサスペンス作品のほうが私は好きだから、
噂に聞く『愛の不時着』は観ずに今まで来ました。
でも、飲み友だちの姐さんがDVDを貸してくださったのです。
んじゃ観てみますかねぇ、ぐらいの気持ちで鑑賞開始。
 
私のように今まで観ずに来た人は、いったいどんな物語だとお思いでしたか。
私が漠然と想像していたのは、韓国に暮らす女性が何かのはずみで北朝鮮に入り、
そこの男性と知り合って恋に落ちる、悲恋の物語でした。
 
全然ちゃうやん!
 
ヒロインのユン・セリは悲恋を予感させるような弱々しい女性ではない。
財閥の令嬢だけど、実家を出て自分で会社を興し、大成功を収めている。
美人でデキる女なのを鼻にかける同性の敵。部下にとっては鬼社長。
自社製品を売るためなら進んで自らのゴシップを作って振りまきます。
 
そんな彼女が社員の見守るなか、パラグライダーで飛行中に竜巻に遭う。
そして北朝鮮まで飛んでいってしまうのですから、もうこの時点で可笑しい。
 
彼女を見つけたのは北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョク。愛想なし(笑)。
陸上選手並みに足の速いセリに逃げられ、部下たちと共に探します。
後に訳あって彼女のほうから転がり込んできますが、
彼女に逃げられたことが軍にバレると彼と部下全員が処分を食らうから、
彼女を彼の自宅に匿ってしばらく生活するというお話で。
 
いっぱい笑えます。こんなにコミカルな話だったのかと驚きました。
 
ジョンヒョク率いる第5中隊の隊員4人が個性豊か。
中には韓流ドラマのファンがいて、いつもこっそり観ています。
もちろんリアルタイムのドラマは観られないから、観ているのは10年前のドラマ。
セリに呆れられながらも「続きはどうなるのか教えて」とせがみます。
 
また、ジョンヒョクの近所の奥様方同士の会話も傑作。
北朝鮮では本当にこんな会話が交わされるのでしょうか。
んなことないよねと思いつつ、イケメンにときめくのはどこも同じか(笑)。
 
ドタバタしながら物語は進んで行きますが、
セリの帰国について模索する第6話辺りから少し様子が変わってくる。
第7話からは毎回どこかで泣かされてしまうことに。
 
まだ第9話までしか観ていないのですけれど、どハマリ。
毎晩終業後に劇場で映画を1本観て、その帰りはプロ野球中継を聴いて、
まだ終わらない場合はとりあえず中継を最後まで観るなり聴くなりして、
終了したらお風呂に入って、出てきてから飲酒しつつ『愛の不時着』。
笑って泣いて、この時間がなんぼほど楽しいことか。
 
ヒョンビン、どんだけカッコええねん、お茶目やねん。
ソン・イェジン、どんだけカワイイねん。
そりゃみんなハマるわな。
今まで避けてきた人にもお薦めしたい。ハマりますって。
 
どうしましょう、全部観終わったら絶対ロス。

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