MENU
ChatGPT-Image01
ChatGPT-Image02
ChatGPT-Image03
ChatGPT-Image04
ChatGPT-Image05
previous arrow
next arrow

『アナザーラウンド』

『アナザーラウンド』(原題:Druk)
監督:トマス・ヴィンターベア
出演:マッツ・ミケルセン,トマス・ボー・ラーセン,マグヌス・ミラン,ラース・ランゼ,
   マリア・ボネヴィー,ヘリーヌ・ラインゴー・ノイマン,スーセ・ウォルド他
 
シネ・リーブル梅田にて、2本ハシゴの1本目。
 
デンマーク/スウェーデン/オランダ作品。
監督はデンマーク出身のトマス・ヴィンターベア
ラース・フォン・トリアー監督と“ドグマ95”を始めたことで知られている人です。
 
本作は第93回アカデミー賞に監督賞と国際長編映画賞でノミネートされ、
監督賞は『ノマドランド』のクロエ・ジャオが受賞、本作は後者を受賞しました。
同賞には『少年の君』もノミネートされていたのですね。
 
賞がどうこうなんてどうでもいいんです。
そんなことよりも、「血中アルコール濃度を0.05%に保つとどうなるか」が気になって仕方ない(笑)。
酒飲みだったらみんな結果を聞きたくなる実験だと思いませんか。
 
デンマークって、16歳から飲酒可能なのだそうです。
冒頭から「マジか」と言いたくなるようなシーン。
高校生がチームを組み、酒瓶1ケースを抱えて湖の周りを飲みながら走るというレース。
途中でもしも全員同時に吐いたらタイム追加の罰。
レースが終われば残った酒瓶を持って電車に乗り、ほかの客たちに振る舞ったりも。すげぇ。(^o^)
 
そんな愉快な高校に勤める歴史教師のマーティン。
さぞ楽しいはずが、マーティンの授業はいたって退屈。
行ったり来たりする話に途中退出する生徒までいて、
保護者からこの教師で大学進学が叶うのかと学校に苦情が来るほど。
家に帰れば妻は最近夜勤ばかりでろくに会話もなく、
子どもたちもマーティンのことをまるで無視。
 
不安を口にできるのは、同僚の教師3人、トミーとニコライとピーターだけ。
ある日、ノルウェー人の哲学者フィン・スコルドゥールが唱えた説が話題にのぼる。
「血中アルコール濃度を0.05%に保てば、仕事の効率が上がり、意欲も向上する」。
この説は真実なのだろうか。
 
いずれも酒好きの4人は、この説を実証しようと考える。
ヘミングウェイが夜8時以降は飲まずに執筆していたことに倣い、
4人も勤務中のみ飲酒し、夜8時以降と土日は飲酒禁止。
血中アルコール濃度は0.05%を保ち、飲酒が心と言動に及ぼす影響を確認する。
 
トップバッターとしてこの説の証明に臨んだマーティンは、
多少呂律が回らなくなりながらもジョークでかわす。
それまでの授業と打って変わったように盛り上がって生徒は大喜び。
帰宅してもほどよく陽気なマーティンに妻子は嬉しそう。
 
音楽や心理学、サッカーのコーチを担当するほかの面々も飲酒の効果あり。
喜ぶ4人だったが、次第に酒量が増えて行って……。
 
酒飲みにしか鑑賞を勧めにくい作品と言えます(笑)。
もちろん、酒好きの私は「あるある」なところいっぱいでよくわかる。
それでも「いやいや、これはあかんやろ」なところもいっぱいだから、
酒飲みに嫌な思いをさせられたことのある人は絶対ムリだ(笑)。
 
酒を少し飲んで、緊張が解けて、心がゆったりする。
言えなかったことを言えたり、やれなかったことをやれたり。
でも時に、酒のせいで単に鈍感になっていることもある。
だから、言ってはいけないことを言ってしまったりもする。
このバランスはとても難しくて、人々の酒ゆえの失敗はきっとなくならない。
命を落とすことだってあるのです。
 
自分の酒量を正しく知って、人に迷惑はかけない。
自分も楽しく、その場にいる人もみんな楽しく、
今日よかったね、また飲みたいねと言えるような飲み方をしたいですね。
飲み方についてあらためて考えようと思える作品です。
 
ところで私、主演のマッツ・ミケルセンがかなり好きなんです。
今後も楽しみ♪

—–

脱ステロイドのこと。

巷で脱ステロイドのことが話題になっていると昨日知りました。
“ザ!世界仰天ニュース”で脱ステを好意的に取り上げたせいで炎上しているとのこと。
先週だったか、友人からチラリとそのことは聞いたのですが、
まさか鶴瓶中居くんの番組だとは夢にも思わず。
エライことやってしもたんやなぁと苦笑いしてしまいました。
 
私はその番組を観ていないので、どんな取り上げられ方だったのかわかりません。
Yahoo!ニュースとコメントを見て想像するのみ。
ゴールデンタイムに安易(ではないのかもしれないけれど)に取り上げていいネタではないですよねぇ。
 
かくいう私が脱ステに挑んだのは2013年のことでした。
最初はステロイドを止めて、ワセリンで保湿していましたが、
快方に向かっているかのように見えてまた逆戻り。
これで「乾燥ガビガビ療法」なる方法を知り、脱保湿もすることに。
 
ここから私の地獄の戦いが始まります。
襲い来る痒みと痛み。それに耐えて耐えて耐え続ける毎日。
そりゃもう大げさではなく、死んだほうがマシだとすら思いました。
 
でも、ここまで耐えているのに、またステロイドに頼るのは嫌だ。
絶対に薬を塗るまい、保湿もするまいと自分に言い聞かせました。
手がほぼ治ったと思った後、首やお腹、脛に湿疹が出て、
掻き壊してぐちゃぐちゃになったこともあります。それでも何も塗らず。
結果、皮膚が鍛えられたのか、すべて放置で治りました。
この「放置する」「何もしない」ということが一番きついのですけれど。
 
完全に治ったと言えるまでには6年ほどかかったのではないでしょうか。
一昨年辺りまでは、たまに指から出血したりしていましたから。
脱ステ脱保湿を始めて以降、擦り傷、切り傷、虫刺され等にも何も塗りません。
虫に刺されて痒くてたまらないときは、かまわず掻きます。「ナマ掻き」は厳守(笑)。
でも治りがめちゃめちゃ早いです。跡もわりとすぐに消えます。
 
番組で脱ステロイドで完治したという人に取材していたのだとしたら、
それはやらせなどではない、本当に完治した人なのだと思います。
でも、この方法は人には決して薦められない。ものすごくつらいから。
それに、私の場合は顔に湿疹は出ていなかったから耐えられたのかもしれません。
もしも手と同じ症状が顔にも出ていたら、脱ステは断念していたと思います。
 
私の手の状態が最も酷かったとき、同僚が「そんな手になっているのに、
ご主人は家事を何も手伝ってくれないんですか。人でなし!」と、
私に代わって憤慨してくれたことがあります(笑)。
そうそう、ダンナは「可哀想やなぁ」と言うだけで、
炊事洗濯なんにもやってくれなかったけど、まぁそれでよい。
脱ステしていることに対してごちゃごちゃ言われるようなら無理でしょう。
家庭、職場、友人知人、みんなが理解して応援してくれる状況でなければ無理です。
 
もしも脱ステ脱保湿を検討していらっしゃる方がいれば、それは応援したいと思う。
ここに完治した者がおりますゆえ。
 
ほぼ完治にいたるまでの体験記についてはこちらにまとめています。
今でもカパッと上げて使っていることがよくあります。

—–

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(原題:Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings)
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
出演:シム・リウ,オークワフィナ,メンガー・チャン,ファラ・チェン,フロリアン・ムンテアヌ,
   ベネディクト・ウォン,ミシェル・ヨー,ベン・キングズレー,トニー・レオン他
 
封切り日に109シネマズ大阪エキスポシティにて。
 
いつまで経ってもどっちがどっちか覚えられない、DCコミックスマーベル・コミック
ややこしくって仕方ないんですけど、覚えられないままでいいですか。
“シャン・チー”はマーベル・コミックのスーパーヒーローなのだそうです。
時代設定も『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のその後の世界。
なんだかどんどんお金のかかる映画を撮る人になっています(笑)。
 
サンフランシスコで一人暮らしの青年ショーン。職業はホテルマン
同僚で駐車係の女性ケイティとは性別を超えての親友同士。
しかしショーンにはケイティにも打ち明けられずにいることがある。
 
ショーンの本当の名前はシャン・チー。
彼の父親ウェンウーは無敵の犯罪組織“テン・リングス”のリーダーで、
シャン・チーは暗殺者となるようウェンウーから教育を受けた。
それが嫌でシャン・チーは父親のもとを逃げ出したのだが、
どうやら居場所を突き止められてしまったらしい。
 
シャン・チーが逃げ出したときに父親のもとに置いてきた妹シャーリンも狙われるだろうと考え、
シャーリンが現在いるとおぼしきマカオへと向かったシャン・チー。
自分がショーンだと信じていた親友を放ってはおけないと、ケイティもついて行くのだが……。
 
予告編を観たときから何が気になっていたって、ウェンウー役の声。
ちょっと若いクリント・イーストウッドの声みたいだと思っていたら、
なんとこれがトニー・レオンだというではないですか。
トニー・レオンといえば、1990年代の香港ラブコメのスターですよ。
あ、言うほどラブコメには出ていませんかね。
でも、白のブリーフを穿かせればピカイチ(笑)、レスリー・チャンとの共演も懐かしいですよねぇ。
なのにこのしわがれた声はなんなのさと思ったけれど、トニーももうアラ還かぁ。
 
そんなトニー演じるウェンウーは、愛する妻イン・リーとの出会い以降、悪事からは手を引いていました。
しかし、昔ウェンウーに痛い目に遭わされたことを恨んでいる人間は多い。
自分が留守にしている間にイン・リーを殺され、その復讐のためにまた悪事に戻る。
復讐に手を貸せということで息子のシャン・チーと娘のシャーリンを探しに来たのでした。
 
イン・リーの実家は桃源郷のようなところにあり、ちょっと『ミッドサマー』(2019)を思い出す。
でも『ミッドサマー』のようなイカれたおぞましいところではなかった(笑)。
 
イン・リーの姉役にミシェル・ヨー。さすがの品格。
また、ベン・キングズレーがこんなところに出ていてワラける。
 
“ドクター・ストレンジ”の盟友、ウォン役のベネディクト・ウォンがそのままの役で出ていて、
「俺を知っているか」と聞かれたシャン・チーが「ファンです」と答えたり、
“キャプテン・マーベル”ブリー・ラーソン“ハルク”が出てくるのも楽しいですよね。
ケイティ役のオークワフィナもさすがコメディアンだし。
 
容姿的にはちょっと地味ですよねぇ、シム・リウ。
たまにはこんな人がスーパーヒーローにいるほうが夢があるのか。
もちろん続編ありそうなエンディングなのですが、
単独で続編をつくるのか、それともみんなまとめて?

—–

『真昼の決闘』

『真昼の決闘』(原題:High Noon)
監督:フレッド・ジンネマン
出演:ゲイリー・クーパー,グレース・ケリー,トーマス・ミッチェル,ロイド・ブリッジス,
   ケティ・フラド,アイアン・マクドナルド,ヘンリー・モーガン他
 
入場者数制限中の甲子園
ボックス席のチケットが取れたので、その前に北新地でランチ。
ランチ前に2本観てやろうと画策中でしたが、そうすると仕事に行くときより早起きせねばならず、
そこまで体を張る必要もないかと断念。1本だけなら何観ようかな。
で、“午前十時の映画祭11”にてこんなのを上映していることに気づきました。
大阪ステーションシティシネマにて。
 
だいたい西部劇にはあまり興味がありません。
だから、上映していることに気づいても心が躍ったわけではない。
ただ、有名だし、どういう作品だったのかなと調べてみたら、こりゃ観なあかん。
1952年の作品で、ちょうど赤狩りの時代。
フレッド・ジンネマン監督は、「政治的な意味はない」と言ったそうですが、
背景を鑑みれば、政治的意味合いバリバリでしょう。
本作以降、西部劇の主人公の描かれ方が変わったというのも非常に面白いです。
 
ゲイリー・クーパー演じる主人公ウィル・ケインは、西部の小さな町の保安官
たった今、グレース・ケリー演じるエミーと結婚式を挙げたばかり。
これを機に退職し、エミーと町を出て穏やかな毎日を送ることにしています。
 
ところがそんな彼のもとへとんでもない報せがもたらされます。
かつてウィルが捕らえた大悪党フランク・ミラーが釈放され、
正午着の列車で町に戻ってくるという。
フランクの弟を含む仲間の3人が駅で到着を待ち構えているらしい。
 
ウィルを恨むフランクは、到着するや否やウィルのところへやってくるはず。
町長をはじめとする住人たちが、ウィルとエミーに早く町を出るように促します。
一旦はそれに従って馬車を走らせたウィルですが、
今までの人生で自分は悪党に背を向けたことなどない。
このまま立ち去るわけにはいかないと、エミーが止めるのも聞かず、町へ戻ります。
 
さて、ここからがビックリ。
普通、この流れなら、ウィル率いる町の面々が悪党と対決しそうなもの。
しかしなんとウィルは孤立無援状態に。
 
数名はウィルと共に戦おうという意志を見せる人もいるけれど、相手は非情極まりない奴ら。
10人はいないととても勝ち目がないのに、誰も挙手しないから、その数名も「無理だわ」。
 
善人で有能であるのは誰しもが認めるところ。
でも、ウィルがフランクを捕まえる前は、悪党のおかげで宿も酒場も混み合っていました。
悪党が消えたせいで儲からなくなったことを恨んでいる住人もいるのです。
 
一方、女性たちは、ウィルがフランクを捕まえてくれたからこそ、
安心して暮らせるようになったと感謝していますが、
もしも今この町でドンパチ騒ぎが起これば、駄目な町だというレッテルが貼られてしまう。
どうせフランクが狙っているのはウィルだけだから、
ウィルが町からいなくなるのがいちばんだと言うわけですね。ひ、ひどい。(T_T)
 
町を出て行こうか。それがいいんじゃないか。
いやいや、それで本当に解決するのかというウィルの葛藤。
結局たった1人でフランクたち4人と対決しちゃいます。
と思いきや、銃声を聞いて居ても立ってもいられなくなったエイミーが戻ってきて、
悪党のうちの1人は撃ち抜くんですけど。
 
戦いが終わった後に町に漂う微妙な空気がなんとも言えません。
やっぱり、いつの時代でも、後から胸を張れないことはしちゃいけない。
逃げたってかまわない。でも、人を貶めるような真似はしたらあかん。
 
アメリカ映画ベスト100のうち、西部劇では1位に選出されている本作。
こうして劇場で観る機会があってよかったです。
 
それと、『ブレードランナー』(1982)を観たときに、「元祖壁ドンここにあり」と書きましたが、
元祖壁ドンってこっちじゃないっすか。『ブレードランナー』より30年も前にやってた!
もっと古い作品で壁ドンやってるやつってありますかね?

—–

『オールド』

『オールド』(原題:Old)
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル,ヴィッキー・クリープス,アレックス・ウルフ,トーマシン・マッケンジー,
   ルーファス・シーウェル,ケン・レオン,ニキ・アムカ=バード,アビー・リー,アーロン・ピエール他
 
109シネマズ大阪エキスポシティにて。
 
“007”の最新作とか、“トップガン”の34年ぶりの続編とか、公開がずっと延期されたままですが、
本作はもう延ばすのをあきらめたようで、このたび公開。
 
M・ナイト・シャマラン監督、お久しぶりでございます。
自分の監督作にチョイ役で出て遊ぶ同監督ですが、今回はこれまでの中で出番がいちばん多かったかも。
少なくとも、「え、シャマランどこに出とったん?」と言われることはないでしょう。
 
リゾート地へバカンスにやってきた一家。
実は夫ガイと妻プリスカは離婚することを決めており、これが最後の家族旅行。
薄々感づいている長女マドックスと長男トレントは楽しげに振る舞う。
 
翌朝、ホテルのマネージャーから勧められ、一家はプライベートビーチを訪れる。
自分たちだけかと思ったら、送迎車にはもう一組の家族も乗っていた。
運転手は夕方迎えに来ると言い残し、多すぎるほどの食糧をガイたちに渡して去ってゆく。
 
ビーチにも先客の姿があり、それが人気ラッパーのセダンだと気づいたマドックスは大喜び。
しかし、セダンの連れだったと思われる女性の遺体が見つかり、2家族は騒然。
セダンが殺したに違いないと言い争っていると、さらにもう1組のカップルが到着する。
 
真相を探ろうと皆がバタバタしているうちに、なぜだか子どもたちの体つきが大きくなっている。
やがてこのビーチでは3時間がおよそ7年に当たるということに気づき……。
 
3時間で7年ということは、20時間いれば50年経ってしまうのですよね。どうします!?これ。
6歳の少年が目の前で成人してオッサンになる。
大人が歳を取ってゆくのは見た目の変化が子どもほど顕著ではないからわかりにくいだけ。
目が見えにくくなり、耳が聞こえなくなり、背骨が曲がる。
記憶もあやふやになってゆく、その過程が一気に自分にやってくるとしたら、怖すぎる。
 
マネージャーからビーチ行きを勧められた家族やカップルは、
医師に看護師、心理学者、保険屋だったり博物館の職員だったり。
最初はこれらの職業に集められた意味があるのかと思っていましたが、
いずれも家族の中にひとり、病気を抱える人がいることがわかります。
 
ここからがっつりネタバレです。
 
このリゾートホテルでは製薬会社がひそかに治験をおこなっていたのでした。
腫瘍や糖尿病、精神病など、さまざまな病気に苦しむ患者に狙いを定め、
そうとは気づかれずにホテルの客となるように誘い込む。
そしてウェルカムドリンクを飲めば開発中の薬が摂取されるようにしている。
その後うまいことを言ってビーチへ送り込めば、
患者が薬のおかげで何年生きられたかわかるという仕組み。
死ぬまでこのビーチからは出られないから、治って戻ることはないのですけれど。
 
鑑賞した知人友人の中には、駄作だと一刀両断していた人もいますが、私は結構楽しめたのですよね。
「いつのまにそれを持ち出せてん」というツッコミは置いておくとして(笑)。
 
あまり魅力的に思える俳優がいないのは残念です。
ガイ役のガエル・ガルシア・ベルナルは冴えないし、
プリスカ役のヴィッキー・クリープスは顔も演技も好きになれず。
彼女はどこかで観た顔だなぁと思ったら、昨日UPしたばかりの『ベケット』で、
逃走するベケットを匿おうとする集会参加者のリーダーでした。
そっちの役のほうが断然似合っています。
精神疾患を持つ医師役のルーファス・シーウェルは恐ろしいだけ。
いちばんナチュラルな演技で好感を持てたのはシャマラン監督本人という結果に(笑)。
 
しかしなんだかんだで観てしまうシャマラン監督作品なのでした。
時期が時期だけに、製薬会社ってこんな治験をしているのかなぁと不安に思わないこともない。(^^;

—–