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『スノー・モンスター』

『スノー・モンスター』(原題:大雪怪)
監督:フアン・ヒー
出演:ウー・ジュンチョン,チャン・ヨンシェン,タン・シン,
   リー・ルオシー,チャン・ジントン,シンプソン・タン他
 
今でもTSUTAYA DISCASの定額レンタルは継続しているのですが、
が亡くなる前後から家でDVDを観る時間がつくれなくて、全然消化できず。
レンタルしなかった分は翌月に繰り越せるため、
今いったいどれぐらいの枚数になっているのか確かめるのが怖い。
いっそ解約しちゃえばいいんですけどねぇ、なんとなくやめられず。
 
本作は5月の初めに「今年観た映画50音順」のために借りたやつです(笑)。
借りっぱなしで4カ月近く経ってしまい、しかも書くネタに困って今書くことに。
 
2019年の中国作品。今年初めにレンタル開始。
雪山ものに目がない私としては、絶対B級が予想されても素通りできません。
ツッコミどころ満載で笑えます。面白かった(笑)。
 
北極で頻繁に地熱が発生し、遺伝子に影響を及ぼすほどの磁場変動があると見て、
宏遺伝子研究所は現地に調査隊を送り込む。
 
雪原にたどり着いた面々が遭遇したのは、想像を絶する巨大な雪男
慌てて逃げようとするが、車ごと崖から落下、一行は姿を消す。
 
行方不明になった研究者のうちのひとりは、所長の娘・小琴。
彼女の元カレで今は骨董店を営む一飛のもとを訪れた林教授と文才は、
小琴を助けに行くから同行してほしいと言う。
もしものときのためにと軍人らを従え、現地へ向かった一飛たちだったが……。
 
まず笑ってしまうのは雪男の容貌。めちゃめちゃデカいんですが、なんか憎めない。
角も生やしていて、真っ白でモフモフ。
さらに可笑しいのは、この雪原に棲むサメたち
サメの群れが凄いスピードで襲いかかってきて、怖いのなんのって(笑)。
 
誰も観ないと思うので思いっきりネタバレしても差し支えないでしょう。
 
小琴は当然のことながら無事で、現地の先住民に助けられて共に暮らしていました。
先住民はモンスターと心を通わせていて、とても親しい。
だからモンスターは彼らのことは襲わないんです。
 
小琴を探しにきたはずの林教授が実は悪い奴で、
自分の研究のためなんだか金儲けのためなんだか、雪男を捕らえようとしている。
金をちらつかせられた軍人たちも林教授の味方にまわって雪男を攻撃。
 
最初は敵だと思っていた雪男を俄然応援したくなります。
なんかいいよなぁ、こういう映画。和んでしまった。

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『サバカン SABAKAN』

『サバカン SABAKAN』
監督:金沢知樹
出演:番家一路,原田琥之佑,尾野真千子,竹原ピストル,貫地谷しほり,草彅剛,岩松了,
   村川絵梨,福地桃子,ゴリけん,八村倫太郎,茅島みずき,篠原篤,泉澤祐希他
 
109シネマズ大阪エキスポシティにて17回目の『トップガン マーヴェリック』を観た後、
109シネマズ箕面へ移動。21:25からの上映まで少し時間があったからスタバでお茶。
キューズモール箕面のスタバは22時まで営業しているからありがたい。
 
金沢知樹監督は元お笑い芸人らしい。
本作にチラリと出演しているゴリけんと同期で、ゴリけん曰く「永遠のライバル」だとか。
バラエティ番組の構成作家として名を揚げ、脚本家としても評価されています。
そんな金沢監督のこれが長編デビュー作。自身の出身地である長崎が舞台です。
オリジナル脚本と聞くだけで私の評価はひとつかふたつ以上アップします。
 
作家でありながら、自分が書きたい文芸作品では鳴かず飛ばず、
主にゴーストライターとして身を立てている久田孝明(草彅剛)。
妻とは別居中で、愛娘との面会時に海を訪れた久田は、少年時代を思い出す。
 
1986年、夏の長崎。久田(番家一路)は作文が得意で国語の成績だけは良い小学5年生。
臆病ながら明るい性格で、それなりに友だちもいるが、後ろからついていくタイプ。
リーダー格の同級生が竹本健次(原田琥之佑)のことをからかうのを黙って見るだけ。
 
その竹本は家庭が貧乏。いつもランニングシャツに短パンで、それしか服がないようだ。
同級生らが面白がって竹本の家を見に行き、そのボロさをあざ笑う。
ただひとり、笑わなかった久田を竹本が「イルカを見に行こう」と誘いに来る。
 
山を越えた先にあるブーメラン島に行けばイルカが見られるらしい。
断れずに夏休みのある日、早起きした久田は、こっそり家を出て竹本と島に向かうのだが……。
 
センスのない私が言うのもなんですが、金沢監督はセンスがあると思います。
なんのことはない、子ども時代のひと夏の思い出がとても瑞々しく切ない。
 
久田の両親には竹原ピストル尾野真千子。この父ちゃんと母ちゃんが凄くイイ。
それから、4人の子どもをひとりで育てる竹本の母親役に貫地谷しほり
ボロ家でも、親の愛情をたっぷり受けて育てばこんな子どもたちになると思えます。
それだけに、母親の身に起こったことがつらい。
 
また、島に泳いで渡ったふたりと知り合うクールビューティーな女子高生・由香役の茅島みずきと、
正体不明でワルそうだけど優しい青年・金山役の八村倫太郎も○。
竹本のライバル、クソジジイ役にはメガネをかけていない岩松了。サイコーです。
 
大島ミチルの音楽もよくて、特にパンパイプを用いた曲はかかるたびに泣きそうに。
別れのシーンでは久田と一緒にほんとに泣いちゃいました。
 
人は気やすく「またね」と口にするけれど、本心からの「またね」はどれくらいあるのか。
「またね」が叶うといいね。

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17回目の『トップガン マーヴェリック』

もうええっちゅうねんと言われそうですが、ほかにネタがない(笑)。
17回目の『トップガン マーヴェリック』は109シネマズ大阪エキスポシティにてIMAXレーザーGT版を鑑賞。
MX4D版では吹替版が意外と良いことに気づかされ、
4DX版は風吹く水飛ぶで冷えすぎて寒さに震え上がりました。
シアタス心斎橋のグランシアターで4,000円払って鑑賞し、
なんばパークスシネマではライブ音響上映を2回経験。
いろいろ試しましたが、やっぱりエキスポのIMAXシアターは最強です。
先々週から『トップガン マーヴェリック』も1日1回ながら再上映。
よほど人気らしく、いつもチケット発売と同時にドドーッと売れています。
エグゼクティブシートは早々と完売という実態。
ところで、せっかくこんなにも観ているのだから、
少しぐらい英語を聴き取りたいと思いました。
『ボヘミアン・ラプソディ』のときに知った、スクリプトまるごと載っているサイト。
『ボラプ』のときにはたいそう参考になったので、本作もと思ったら。
誰が作っているサイトなのか知りませんが、本作に関しては結構ボロボロだと思うんです。
だって、1頁目からしてもうおかしい。
「マッハ」と言っているのに、そのサイトには“Mach”じゃなくて“Mark”と書いてある。
“Mach”なんてどっちみち私には発音できない単語ですが、“Mark”じゃないことぐらいはわかる。
出撃前にハングマンがルースターに掛ける台詞、「ぶちかませ」のところ、
“Give 'em hell”なんてそのスクリプトには影も形もありません。
無事生還したマーヴェリックがバーを訪れ、ジミーに「ペニーはいつ戻るか言ってたかな」と聞くところは、
“Did he say when he'll be back?”になっています。いやいや、“she”やろ。
俗語だか略語だかわからない意味不明の単語が並んでいる頁も多いんです。
映画の公開直後からスクリプト丸ごと載せられていたのは凄いのですけれど、
正しいスクリプト完全版が見たい。どこかに落ちていないか探し中。

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『バイオレンスアクション』

『バイオレンスアクション』
監督:瑠東東一郎
出演:橋本環奈,杉野遥亮,鈴鹿央士,馬場ふみか,森崎ウィン,大東駿介,太田夢莉,
   猪塚健太,箭内夢菜,兵動大樹,くっきー!,佐藤二朗,城田優,高橋克典,岡村隆史他
 
飲み友だちの兄さんとここで落ち合って、本などの貸し借りをすることになっていました。
昼間、本作の評判が非常に悪いようだけどホンマに行くのかと兄さんから連絡あり。
だけどほかに観るものもないし、私は世間の評判に関わらず観るほうだし。
で、予定どおり、109シネマズ箕面へ。
 
原作は小学館の漫画配信サイト『やわらかスピリッツ』に連載中のコミック。
 
簿記検定2級合格を目指して専門学校に通う菊野ケイ(橋本環奈)は実は凄腕の殺し屋。
彼女が所属する殺し屋組織“ぷるるん天然娘特急便”のアジトは、会員制ラーメン店を装っている。
 
あるとき、関東最大のヤクザ、伝馬組で内部抗争が勃発。
現三代目組長(佐藤二朗)が退いたら次期組長に収まろうとしている者がふたり。
伝馬組配下の木下組組長(高橋克典)と国津組組長(兵動大樹)だ。
 
木下は一刻も早く三代目を亡き者にしようと画策。
自分が飼い慣らしたアヤベ(大東駿介)に三代目の金をくすねさせ、弱体化させようとしている。
と同時に国津も殺してしまおうと、ケイを雇う。
 
国津組に乗り込んでいとも簡単に仕事を片付けたケイだったが、
伝馬組で経理を担当するテラノ(杉野遥亮)が木下の策略に気づき、
アヤベが隠していた金をすべて持ち逃げすることに成功。
怒った木下はありったけの手下を連れてテラノを追いつつ、再びケイを雇うのだが……。
 
ハードルが下がっていたおかげか、それほどつまらないとは思いませんでした。
これよりつまらん作品なんてなんぼでもあるし。
 
キャストがかなり楽しい。
特に最近の私の注目株、馬場ふみかがラーメン店の店長で可笑しい。
ケイに想いを寄せる専門学校同級生・渡辺に鈴鹿央士。ケイたち殺し屋を運ぶドライバーに岡村隆史
ケイの同僚・だりあ役は太田夢莉。初めて見る女優だと思ったらNMB48の元メンバーか。
ショートカットがよく似合って羨ましい。
木下の片腕的存在、金子役には森崎ウィン。キレた殺し屋・ミチタカ君役の城田優はぶっ飛んでます。
 
CGを駆使したアクションはイマイチ。真面目なのかふざけているのかわからない。
女子の殺し屋を主人公にした作品では『ベイビーわるきゅーれ』のほうが断然よい。
でも、期待を持たずに観に行くのは意外と大事。睡魔に襲われなかった点でオッケーです。
 
が、続編は要らんよ。(^^;

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ライブ音響上映で『犬王』も観る。

16回目の『トップガン マーヴェリック』をライブ音響上映で鑑賞後、
今度は同じシアターで『犬王』のライブ音響上映。
しかもこれは歌詞字幕付きの無発声“狂騒”応援上映です。
コロナ前のさまざまな映画の応援上映とは違い、声援は無し。
『犬王』にハマって10回以上鑑賞済みだという友人も来ると聞いていたので、
到着後に「もう着いてる?」とLINEして会場で落ち合いました。
お手製の団扇を見せてくれましたが、上映前の周囲はいたって静かだったから、
はたしてその団扇を振り回せる雰囲気になるんだろうかと訝る私。
ところが、始まってみて驚いた。
確かに無発声だけど、多くの人がサイリウムは持参していて、ノリノリ。
私の隣席の人なんて松葉杖を突いた怪我人なのに、めちゃ楽しそう。
私ひとりドン引き状態ですみません。(^^;
これはもう少し後方の席に座ってみんなの姿を見るのが正解でしょう。
無発声でもじゅうぶんに楽しい上映会でしたが、
発声できるようになったらこの何十倍も楽しいだろうなぁ。
そんな日が戻ってくることを望みます。

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