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『PATHAAN/パターン』

『PATHAAN/パターン』(原題:Pathaan)
監督:シッダールト・アーナンド
出演:シャー・ルク・カーン,ディーピカー・パードゥコーン,ジョン・アブラハム,
   ディンプル・カパディア,サルマーン・カーン,アシュトシュ・ラーナー他
 
なんばパークスシネマにて、前述の『ルー、パリで生まれた猫』とハシゴ。
 
最近のボリウッドといえば、私の頭の中には『RRR』しかないわけですが、
シャー・ルク・カーンは世界的に人気のあるヒンディー映画界のスーパースターらしい。
個人的には彼やヤシュよりもラーム・チャランのほうが断然タイプだなぁ。
監督は『バンバン!』(2014)や『WAR ウォー!!』(2019)のシッダールト・アーナンド。
 
インド政府は憲法第370条(ジャンムー・カシミール州に特別な地位を与えるという法律)を取り消す。
パキスタン軍の将軍カディルはそのニュースを聞いて激怒。
癌に罹って余命わずかとの告知を受けたこともあり、命ある間にインドに復讐しようと決意。
ジムという人物が率いる民間テロ組織“X”と契約を結ぶ。
 
RAW(インドの諜報機関)のエージェント・パターンは、任務のせいで瀕死になりながらも復活。
精神的肉体的に傷を持つ兵士であっても祖国に尽くしたいと思っている者は多いはずだと、
熱意を持ち続けている兵士を募る。こうして設立された部隊が“ジョーカー”ことJ.O.C.R.。
 
ジムが科学者を拉致してよからぬことを考えていると知ったパターンのチームは金の流れを洗い、
パキスタン人の美人医師ルバイが絡んでいることを突き止め、彼女を追ってスペインへ。
ジムは各国の凄腕エージェントを集めてXを結成しており、そのうちのひとりがルバイだった。
ルバイはジムと結託しているはずだったのに、ルバイはパターンに協力を持ちかけて……。
 
書いているうちに時系列がわからなくなってきました(笑)。例に漏れず長尺ですもん。
消されたはずのパターンが蘇り、ルバイに騙されて拘留され、また出てきて。
どれが先でどれが後だかわからなくなってきたよん。
 
面白いです、とても。ただ、お国柄の違いを多分に感じます。
私もそれなりには愛国心がありますよ。でも、ジムみたいな目に遭わされたら国を恨むでしょう。
というのも、ジムも元はRAWのものすごく有能なエージェント。しかも人徳もある。
彼が復讐心に燃えているのは、潜入捜査がバレて拷問を受け、目の前で妊婦だった妻を殺されたからです。
そのとき、インド当局はまったく助けてくれなかった。
なのにパターンをはじめとするインドの面々は祖国のためにと連呼する。
 
どんな目に遭わされても国のために我慢することなんてできますか。
仕返ししたくても普通はできないけれど、ジムほど有能な人物なら何でも可能。
終始インド万歳!的なところは私にはちょっと理解できません。
もう少し、パターンがジムの心情に寄せるところを見せてくれたらよかったかな。
 
こちらもスーパースターのサルマーン・カーンが友情出演的な出演の仕方。
彼演じるタイガーとパターンが列車内で乱闘を繰り広げ、
その列車が落っこちるシーンはそのまんま『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』で笑った。
別にパクったわけじゃなし、どちらが先だったかもわかりませんけど、ここまで似る!?
つまり、こういうシーンを撮ればどれも同じになるってことでしょうね(笑)。
 
これも続編ありそうです。
最近どれもこれも続編がありそうで、私はすべてを観るまで生きていられるのか不安になってきました。
それにしても綺麗だなぁ、インド人女優。見惚れます。

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『ルー、パリで生まれた猫』

『ルー、パリで生まれた猫』(原題:Mon Chat et Moi, la Grande Aventure de Rrou)
監督:ギヨーム・メダチェフスキ
出演:キャプシーヌ・サンソン=ファブレス,コリンヌ・マシエロ,リュシー・ロラン,
   ニコラ・カサール・ウンデンストック,ジュリエット・ジル他
 
なんばパークスシネマにて。
どう考えても仕事帰りになんばに着くには無謀な時刻からの上映でしたが、
誕生月の割引クーポンの有効期限が迫っていることだし、
初めのほうは見逃してもいいやと思って行きました。
 
ギヨーム・メダチェフスキ監督ってどちらのご出身なのですかね。
本作はフランス/スイス作品ですが、監督デビュー作は『アイロ 北欧ラップランドの小さなトナカイ』(2019)という、
フランス/フィンランドのドキュメンタリー作品でした。
ウィキペディアで調べても情報はないけれど、監督ご自身のHPはありまして、
「私は野生動物映画のディレクターです」と自己紹介していらっしゃいます。
 
その紹介通り、フィクションでありながらメインは
CGではない本物の猫って、やっぱり可愛さが違う。ちょっと感動を覚えるくらいの愛らしさでした。
 
一応の主人公はパリに暮らす10歳の少女クレム。
私が見逃した数十分の間に、クレムと子猫の出会いがあった模様。
屋根裏で母猫とはぐれた子猫はクレムに拾われてルーと名付けられます。
 
クレムの前では仲良く装っているものの、両親は不仲であることが丸わかり。
罵り合う声に耳を塞ぎたくなっているクレムの心を癒やしてくれるのがルー。
 
離婚を決めた両親はそれをクレムに伏せたまま、思い出づくりに別荘へ。
クレムがもっと幼い頃から訪れていたその別荘は森の中にあり、
隣家に犬と共に暮らしている老女マドレーヌのことがクレムは怖くてたまりません。
まるで魔女のようなのです、マドレーヌは。
 
別荘の屋内に留まっていられないルーは、隙あらば表に出て駆けずり回ります。
最初はたやすく見つけられていたのに、だんだん外出時間が増えてくる。
クレムたちがパリに戻る日、いなくなったルーを探してクレムは森の中に入るのですが……。
 
森の中の別荘といっても、小さな子どもが訪れるような場所ですから、
そんな危険な動物がうろうろしているとは思えません。
しかしそこは「野生動物映画監督」だもの、ありえないぐらい獰猛なやつがうろうろしていて(笑)、
クレムはイノシシに襲われそうになったところ、間一髪でマドレーヌに救われます。
 
結局戻ってこなかったルーをパリで毎日想うクレム。
時折ルーを見かけるマドレーヌが捕まえようとしても無理。どんどん野生化していきます。
最後にルーは雪の中、鉄条網に引っかかって動けなくなっているところを発見され、
パリから駆けつけたクレムとマドレーヌが看護することに。
 
子猫だったルーが大きくなって行く過程が捉えられています。
顔つきは可愛いままではあるものの、簡単には抱き上げられないんじゃないかと思う。
外で生きるのは大変だけど、外で生きるのを選ぶのですね。
 
私はとにかくキジトラ好きなものですから、観ている間じゅうニコニコでした。
だけど、うちの猫が遊んでいたときのことを思い出したりもして、たまに涙。
「金縛りやと思ったら、胸の上にミーニャが乗っとった」と弟が話していたことなども(笑)。
弟とミーニャはいま一緒にいるのかなぁ。

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『BAD LANDS バッド・ランズ』

『BAD LANDS バッド・ランズ』
監督:原田眞人
出演:安藤サクラ,山田涼介,生瀬勝久,吉原光夫,大場泰正,淵上泰史,縄田カノン,前田航基,
   鴨鈴女,山村憲之介,田原靖子,山田蟲男,サリngROCK,天童よしみ,江口のりこ,宇崎竜童他
 
ファーストデーに109シネマズ箕面にて、前述の『沈黙の艦隊』の次に。
 
原作は直木賞作家黒川博行のベストセラー小説『勁草』。
監督はまだまだ若いと思っていたら、もう70歳をとっくに過ぎているじゃないですか、原田眞人
原田監督は主演に岡田准一を起用した作品が多く、その縁で岡田くんも友情出演。
 
『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』を半ばぐらいまで読んでいるときに観ました。
あまりに舞台が同じで、デジャヴですよデジャヴ
 
いわゆるオレオレ詐欺で高齢者から金を騙し取る特殊詐欺集団。
騙せる相手かどうかを下見して評価を下し、受け子の差配を仕事としている橋岡煉梨(ネリ)(安藤サクラ)。
彼女に指示を出すのは、表向きはNPO法人の理事長でその実は名簿屋の高城政司(生瀬勝久)。
大阪府警の刑事・佐竹(吉原光夫)とその後輩刑事2人(山村憲之介&田原靖子)は、
班長・日野(江口のりこ)のもと捜査を進めるが、なかなかしっぽを掴むことができない。
 
ある日、ネリの異父弟・矢代穣(ジョー)(山田涼介)が出所し、ネリのところへやってくる。
バカでも可愛い弟を見放せず、ジョーに仕事を回してやってほしいと高城に頼むネリ。
ところが高城が億単位の金を隠し持っているとにらむジョーは、
こんな仕事よりも高城から盗むほうが早いとネリをけしかける。呆れるネリ。
 
佐竹らが懸命に捜査を続けるなか、詐欺集団そのものではなくネリを狙う人物がいた。
それは、かつてネリが勤めていたゴヤ・コーポレーションの会長で、
総資産500億ドル以上といわれるグローバルマクロ投資家の胡屋賢人(淵上泰史)。
ネリに手玉にとられたことが許せない胡屋は、部下を使ってネリの居所を突き止める。
 
ネリには内緒で殺しを請け負ったジョーはそれに失敗。
賭けに負けて借金があるわ、殺しに失敗するわでにっちもさっちも行かなくなったジョーは、
ついに高城の事務所へ押し込み強盗に入る。
高城の返り討ちに遭って殺されそうになっているところへやってきたネリは、しばし迷うも高城を殺す。
 
こうして警察と胡屋に加え、高城と連絡が取れなくなった闇組織の人々がこぞって押し寄せてきて……。
 
腑に落ちないところはいろいろとあります。
モデル並みの美人ばかり社員に揃えている胡屋がネリを自分のもとで可愛がっていた理由とか。
安藤サクラに失礼かとは思いますが、そういう美人とはちょっと違うじゃないですか。
本作ではとても美しい人扱いなことにそうなのか!?と思う。(^^;
 
西成の本を読んでいるところだったせいか、釜ヶ崎がこんなふうに娯楽作品のロケ地になることにも違和感。
みんなが寄りやすい街になることがはたしていいのかどうかがわからないのです。
 
宇崎竜童演じる曼荼羅のように、このままの街に住んで生きてゆく。
冒頭に挙げた本のあとがきにあった、住人たちの言葉を思い出します。

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『沈黙の艦隊』

『沈黙の艦隊』
監督:吉野耕平
出演:大沢たかお,玉木宏,上戸彩,ユースケ・サンタマリア,中村倫也,中村蒼,松岡広大,前原滉,水川あさみ,岡本多緒,
   手塚とおる,酒向芳,笹野高史,アレクス・ポーノヴィッチ,リック・アムスバリー,橋爪功,夏川結衣,江口洋介他
 
ファーストデーに109シネマズ箕面にて。
 
原作は『モーニング』に1988年から1996年に渡って連載されていたかわぐちかいじの漫画。
アニメ化やラジオドラマ化されるなど大人気を博した作品なのだそうで。
『水曜日が消えた』 (2020)や『ハケンアニメ!』 (2022)の吉野耕平監督が実写映画化。
 
これを書くに当たり、キャストなどを調べようと思い、タイトルを入力したらなんか違う。
おおっ、『沈黙の戦艦』って入力してしまってるやん。それはセガールよ。
 
もしもこの1本で完結じゃないことを知らなかったら、『キングダム 運命の炎』と同様に「は?」となっていたと思います。
先に「これは序章にすぎない」と聞いていたので、はいはい、続くのねと思いながら観ました。
 
戦艦ものが好きな人、多いですよねぇ。特に中高年以降の男の人。
この日の客もその年齢層の男性がやたら多い。
私は戦艦にまったく詳しくないので、「全然わかっていない奴がこれを観たらどの程度理解できるか」を書きます。
いろいろと間違っていたらすみません。
そもそも潜水艦の動力がさまざまなのも知らんかったし。あ、これは常識なのか。(^^;
 
海上自衛隊のディーゼル型潜水艦“やまなみ”と“たつなみ”。
やまなみの艦長・海江田四郎(大沢たかお)とたつなみの艦長・深町洋(玉木宏)はそれぞれとても優秀。
しかし、深町は過去のできごとのせいで海江田に思うところがあります。
 
あるとき、やまなみが米国の原子力潜水艦に衝突して沈没、圧壊
海江田を含む80名近くの乗員全員が死亡したというニュースが流れますが、
深町は海江田が本当は生きているのではないかと考えます。
 
そしてその通り、海江田も乗員も生きていました。
日米政府が極秘に造った高性能原子力潜水艦“シーバット”に乗り移るための偽装工作で、
海江田はシーバットの艦長に抜擢されていたというわけです。
 
ところが、海江田と元やまなみの乗員たちはシーバットを乗っ取り、核ミサイルを積んで逃亡を図ります。
米軍第七艦隊は総力を挙げてシーバットを追い、沈めるように上から命じられますが、核を積んでいると思うと躊躇する艦長。
 
一方の日本政府はシーバットを手に入れたいから沈めるのは嫌。
海江田が何を考えているのかまず知ろうと、深町を交渉役に任命し、シーバットを沈めることなく捕捉しようとします。
 
海江田は独立戦闘国家“やまと”を宣言し、世界をひとつにすれば戦争がなくなると言うのでした。
 
ま、こんな感じかなぁ。
 
とにかくキャストが豪華でしょ。
上記の2人以外には、気弱な内閣総理大臣笹野高史防衛大臣夏川結衣官房長官江口洋介
内閣官房参与でシーバット計画の黒幕である狸親父に橋爪功
狸親父としては橋爪さんに引けをとらないのが外務大臣役の酒向芳
たつなみの副長には水川あさみソナーマン役のユースケ・サンタマリアも面白い。
やまなみからシーバットへと乗り移った乗員に中村蒼。故人の役で中村倫也も出演。
メディアがニュースをひた隠しにすることに腹を立てているアナウンサー上戸彩
 
完結編までたどり着かないと、なんと言ってよいものやらわかりません。
今はとにかく、キャストを見ているだけで楽しいでしょ、ぐらいのことしか。
海の中と会議室の中それぞれのやりとりは、役者陣のおかげでまぁまぁ面白い。
 
吉野監督作品としては、前2作と違いすぎて、これが本当にやりたかったことなのかなという気はします。
カネのかかった映画であることは一目瞭然なので、いっぱい予算がついて嬉しかろうという気も。
 
これで戦いのない世界になりますか。無理ですよねぇ。
続編を待ちます。

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『コカイン・ベア』

『コカイン・ベア』(原題:Cocaine Bear)
監督:エリザベス・バンクス
出演:ケリー・ラッセル,オシェア・ジャクソン・Jr.,クリスチャン・コンヴェリー,マーゴ・マーティンデイル,
   レイ・リオッタ,オールデン・エアエンライク,ブルックリン・プリンス,イザイア・ウィットロック・Jr.他
 
 
世の中にはいろんな事件が存在するものですが、こんなことまであったとは。
1985年にアメリカ・ジョージア州で大量のコカインを投棄した売人がいて、
それを摂取したツキノワグマ過剰摂取で死亡したという嘘のような本当の事件がモチーフになっています。
 
そこの部分以外はフィクションなわけですが、エリザベス・バンクス監督、やりますねぇ。
もともとは女優である人が手を出すようなネタとは思えないけれど、B級が好きそうな気配はある。
 
まずはクマについての説明があります。
クマには黒いのと茶色いのがいて、茶色いのと遭遇したら死んだふりをすべし、
黒いのと遭遇したら戦うほうが助かる確率が高いのだそうです。あれ?合ってるかな。逆だったらすみません。
で、冒頭、ハイキングに来てクマと出会ってしまったカップルは、どっちのクマか見極めようとしますが、
遠目に見て黒いか茶色いかなんてわからない。迷っているうちに襲われる。(^^;
 
さて、そのカップルがどうなったかは最後まで放置され、場面は変わります。
 
シングルマザー看護師のサリは、ちょっと生意気な娘ディーディーと2人暮らし。
再婚したい相手がいるけれど、ディーディーに茶化されてばかり。
 
絵を描くのが趣味のディーディーは、親友の男子ヘンリーを誘って学校をサボり、
チャッタフーチー・オコニー国立森林公園の奥にあるらしいを描くため、その場所を探しに行く。
途中、怪しい包みが落ちているのを見つけ、開けてみるとコカイン。
ディーディーとヘンリーは少し味見してハイになる。
ところがそのとき、クマが出没。慌てて逃げるもふたりは離ればなれに。
 
ディーディーが登校していないと学校から連絡を受けたサリは、すぐさまヘンリーと出かけたのだと考える。
森林公園の事務所で子どもたちを見かけていないか尋ねると「知らない」と言われるが、
面倒そうな顔を見せるレンジャーの案内で公園内へと向かう。
 
声を枯らしてディーディーの名前を呼び続けていると、どこからともなくサリを呼ぶ声が。
ふと上を見ると、木の上によじ登っているヘンリーの姿があった。
ヘンリーが言うには、イカレたクマが徘徊している、なんとかしてくれと。
この辺りのクマは人を襲わないとレンジャーが笑っていると、凶暴化したクマが現れて……。
 
よくもこんなに面白く話を膨らませたものだと思います。
空からコカインの入ったダッフルバッグを投げ捨てた売人は、パラシュートの開閉に失敗して死亡。
一刻も早くコカインを回収したいギャングのボスから指令を受けた手下。同時に警察も動き出す。
一方、森の中にはハイキング客を脅して金を巻き上げるチンピラたちもいて、
ギャングの手下とは知らずに襲いかかったところ、すぐさまのされてしまいます。
 
ギャングのボス役に昨年亡くなったレイ・リオッタ
何よりもコカイン大事ゆえ必死になって、最期はクマ親子に内臓を引きずり出される始末。
これが遺作だなんてアンマリだと思ったけど、こういうのもありかと笑った。
 
なお、残りのダッフルバッグは今なお発見されていないそうです。
クマ以外にもトチ狂った動物がどこかにいるかもしれません。
気の毒すぎるよ、森のクマさん

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