MENU
ChatGPT-Image01
ChatGPT-Image02
ChatGPT-Image03
ChatGPT-Image04
ChatGPT-Image05
previous arrow
next arrow

『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』

『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』
監督:武内英樹
出演:二階堂ふみ,GACKT,杏,加藤諒,益若つばさ,堀田真由,くっきー!,高橋メアリージュン,
   和久井映見,アキラ100%,朝日奈央,小沢真珠,中川翔子,川崎麻世,藤原紀香,片岡愛之助
 
封切り日だった先週金曜日、実家に寄った帰りにイオンシネマ茨木のレイトショーにて。
 
言わずと知れた『翔んで埼玉』(2018)の続編。監督も前作に引き続き武内英樹
ある程度の面白さは保証されたようなものだろうと思っていましたが、うーむ、イマイチ。
だけどなんというのか、GACKT主演だと貶してはいけないような気分に駆られますね(笑)。
 
前作で、東京都民から受けていた迫害を止めることに成功した埼玉県民。
そこには麻実麗(GACKT)率いる埼玉解放戦線の活躍があった。
それだけで満足していてはならぬと、麗は埼玉県民の心をひとつにするべく、越谷に海を作る計画を打ち出す。
海に多大な憧れを抱く埼玉県民は、麗を先頭に白砂を求めて和歌山県の白浜へと船を出す。
 
ところが途中で嵐に遭い、船が難破
波に飲まれて意識を失っていた麗が目覚めると、そこは目的地の白浜ではあったものの、
日本全国大阪化を目論む大阪府知事・嘉祥寺晃(片岡愛之助)に牛耳られていた。
 
目覚めた麗に手を差し伸べたのは、滋賀解放戦線のリーダー・桔梗魁()。
桔梗は、嘉祥寺によって幽閉されている滋賀の姫君と、白浜で奴隷扱いされている県民を救いに来たのだ。
麗と桔梗は協力してそれぞれの目的を果たそうとするのだが……。
 
口コミを見ると評判はいいようですが、笑えますか、これ。
悪ノリしすぎというのか、私はちぃとも笑えない。
たこ焼きみたいな吸引スタンプとかは気持ち悪すぎて直視できないほどです。
 
折良くだか悪くだかわからないけれど、主人公の名前が麻実麗ではタカラヅカの話題を思い出し、
それはタイミングがこうなっちゃったんだから致し方ないとしても、
大阪万博アピールしすぎで、もうほんとに大阪万博を応援する気が失せてしまう。
 
片岡愛之助に大阪府知事役をやらせて、その妻の神戸市長役には藤原紀香をキャスティング。
そしてその神戸市長は川崎麻世演じる京都市長とできていて、大阪府知事の見ていないところでイチャイチャとか、
本物の夫婦を起用してこういうノリというネットリ感が気持ち悪くて辟易としました。
 
今回あまり出番のなかった本来の主人公、二階堂ふみの奮闘ぶりは買います。
そうそう、いちばん呆気にとられたのは和久井映見。見るたびにどんどん太ってゆくのは悲しい。
 
まぁ、出演者はみんな芸達者ですし、演技に文句はありません。
それにどの人も出演して楽しかっただろうとは思うのでした。
追記:私にとってはイマイチかイマサンぐらいでしたが、
   周囲のオジサマ方の感想を聞くと、笑うわ泣くわでウケ率100%の模様です。(^O^;

—–

KANちゃんを偲んで。

シンガーソングライターのKANちゃんが亡くなってからちょうど2週間経ちました。
と言っても、ニュースとして流れたのは17日だったから、知ってからはまだ1週間とちょっと。
 
歌手に関してはもともと「売れる前」、大ヒット曲が出る前に目をつけるのが好きです(笑)。
たとえば長渕剛のことはデビューしたばかりの頃、ラジオ番組を聴いて好きになりました。
セカンドアルバムに収録されていた“順子”で一躍人気歌手になったけれど、
私はデビューアルバムのほうが断然好きでした。
 
世間で剛の人気が出るほどにどうでもよくなり、6枚目のアルバムを最後に聴いていません。
聴き倒したのは3枚目のアルバムまで。でも4枚目以降にも好きな曲はあります。
特に好きな曲を挙げるとしたら、“愛してるのに”と“Don’t Cry My Love”です。
おかしいぐらいマッチョになった剛はまったく好きじゃない。
 
KANを知ったのは大学生の頃。
きっかけは忘れちゃったけど、ラジオっ子だったから、やっぱりラジオで知った気がします。
“だいじょうぶI’M ALL RIGHT”とか、数々の曲に元気をもらう。
KANちゃんとは年は違うけど誕生日が同じで、それまで自分と同じ誕生日の人に出会ったことがなかったから、
勝手に親近感を抱いていました。まだ少なかったKANファンの友だちに羨ましがられたものです。
 
売れると途端に冷めていく傾向にある私は、“愛は勝つ”の大ヒットのあと、
以前ほど積極的には聴かなくなってしまったのですが、長渕剛に興味がなくなったのとは全然違う。
KANちゃんは剛みたいに曲も見た目までも変わってしまったわけではないですからね(笑)。
コンサートにも行きました。寸劇というのか、めちゃめちゃ凝ったお芝居があって、すごく楽しいんです。
車に乗っているときにラジオをつけたら“KANと要のWabi-Sabiナイト”放送中だと嬉しくて。
 
癌の中でも特に珍しいメッケル憩室癌に罹っていると告知があった回はたまたま聴いていて、
肝内胆管癌で昨年亡くなった私ののことを思い、ただならぬショックを受けました。
はたで聴いてもショックなのに、おそらくそのとき余命も知らされたであろう本人はどんな気持ちだったでしょう。
 
でもね、18日の“Wabi-Sabiレディオ・ショー”で話されていたように、
余命があとわずかとなってからの会話も、別に悲しい話ばかりではなかったと思うのです。
 
ちなみに、KANちゃんの曲で私がいちばん好きなのは、“ときどき雲と話をしよう”です。
「結局ぼくはいつも何かに追われてきみを包む大きな空にはなれなかった」と言ってるけれど、
絶対、私たちを包む大きな空になってくれている。
「心配ないからね」って、何の根拠もない励ましの言葉だけれど、その根拠のない励ましにこそ救われるときがある。
 
心から、心からご冥福をお祈りします。
私の弟のこともよろしく。いや、弟のほうが向こうでは先輩やな(笑)。

—–

『スラムドッグス』

『スラムドッグス』(原題:Strays)
監督:ジョシュ・グリーンバウム
出演:ウィル・フォーテ,ブレット・ゲルマン他         
声の出演:ウィル・フェレル,ジェイミー・フォックス,アイラ・フィッシャー,ランドール・パーク他
 
イオンシネマ茨木にて、2本ハシゴの2本目。前述の『OUT』の次に。
 
鑑賞の数日前、飲み友だちで映画好きの兄さんから「これは観ないほうがいいのでは」とご連絡をもらいました。
理由は書かれていませんでしたが、おそらく下ネタ、特にエロネタではなくてう○こネタが多いと予想。
とはいうものの、シネコン上映作品はほとんど制覇している私としては、観ない選択肢はありません。
観なくていい作品だとわかっていても、とりあえず観に行くことにする。うん、これはヒドイ(笑)。
 
ボーダーテリアのレジーは、飼い主のダグのことが大好き。
ダグも自分のことを好きでいてくれていると信じて疑わないが、とんでもない勘違い。
ダグはレジーのことが鬱陶しくてたまらず、目の前から消えてほしくてたまらない。
レジーを連れ出してはテニスボールを放り投げ、レジーが走って行った隙に家へと逃げる。
なのに何度それをしようが、レジーは必ずボールを見つけて帰ってくるのだ。
 
いいかげん腹が立ち、ダグはレジーを車に乗せると3時間も走り、遠く離れた街に捨て去る。
それでもまだこれはゲームだと信じるレジーだったが、
街で知り合ったボストンテリアのバグ、オーストラリアンシェパードのマギー、
グレートデーンのハンターから諭され、自分がすっかり騙されていたのだと知る。
 
そんな酷い飼い主には復讐が必要。
レジーはみんなの協力を得て、ダグのペニスを噛みちぎるために帰ることにするのだが……。
 
動物が出てくる洋画だと、たいていの場合は吹替版の上映が多い。
字幕版の上映が1回もない劇場だってあります。
なのに本作は字幕版の上映回数がどこも多くて不思議に思っていました。
そりゃそうだ、こんな作品はお子様には決して見せてはなりませぬ(笑)。
 
まぁ、金返せというほどだったわけではないけれど、う○こネタが多すぎる。
食後に観たらオエーッとなりそうなぐらいのシーンもあります。
ウィル・フォーテ演じるダグもゲスすぎて、はよアソコ噛みちぎられて死んでしまえと思いました。
死なないまま悲惨な目に遭うのはいいですねぇ。ラストはよかった(笑)。
 
飼い主と離ればなれになった犬の話といえば『僕のワンダフル・ジャーニー』(2019)。
その主演であるデニス・クエイドが本人役で出演しているのも笑えます。
 
しかしこんなしょうもない映画を観に来る人が私のほかに2人もいるなんて。感想を聴きたい。

—–

『OUT』

『OUT』
監督:品川ヒロシ
出演:倉悠貴,醍醐虎汰朗,与田祐希,水上恒司,與那城奨,大平祥生,金城碧海,小柳心,久遠親,
   山崎竜太郎,宮澤佑,長田拓郎,仲野温,じろう,大悟,庄司智春,渡辺満里奈,杉本哲太他
 
イオンシネマ茨木にて、2本ハシゴの1本目。
どこもかしこも“BLACK FRIDAY”を開催中で、イオンシネマも1,000円で観られるクーポンを発行中。
ちなみにイオンシネマ茨木にも入る“カプリチョーザ”では黒に合わせてイカスミメニューが(笑)。
 
原作は井口達也の自伝的ヤンキー漫画。
みずたまことの作画により、2012年から『ヤングチャンピオン』に現在も連載中。
お笑い芸人品川庄司の品川祐品川ヒロシ名義で実写映画化。
品川祐といえば嫌われ芸人の代表格のように言われていますが、
私は芸人としての彼も、映画監督としての彼の作品も嫌いではありません。むしろ好き。
本作も結構笑わせてもらい、時にはしんみりしたりも。好きです。
 
井口達也(倉悠貴)は東京都狛江市で「狛江の狂犬」として名を馳せ、
暴走族“狛江愚連隊”では特攻隊長だった伝説の不良
しかし警察と揉めてしょっぴかれ、少年院へと送られる。
喧嘩っぱやい彼は、出院しても看守(大悟)の目前で再び喧嘩して逆戻り。
 
ようやく本当に出院して叔母夫婦(杉本哲太&渡辺満里奈)のもとへ預けられた彼は、
夫婦が経営する西千葉の焼肉店“三塁”に住み込んで働くことに。
保護観察中にもしまた問題を起こせば、今度は本当にヤバい。
狛江に足を踏み入れては駄目、昔の仲間に会っても駄目、バイクに乗るのも駄目。
 
ある日、達也はこの西千葉の暴走族“斬人(キリヒト)”の副総長だという安倍要(岡田健史あらため水上恒司)と出会う。
殴り合いになりそうなところ、今は絶対喧嘩できない達也は、要に相撲で勝負を挑む。
なぜ相撲なのかワケもわからないまま達也に負けてしまった要だが、これをきっかけに友だちになる。
 
要は斬人の仲間たちを達也に紹介したがり、不良が「健全に」集まるボウリング場へと連れて行く。
血の気の多い不良たちが、ボウリング場のただのバイトのはずの皆川千紘(与田祐希)の言うことだけは聞く。
なぜだろうかと達也が不思議がっていると、千紘が亡くなった5代目総長の妹だと要が教えてくれる。
 
斬人の7代目総長・丹沢敦司(醍醐虎汰朗)やそのほか斬人の面々と会った直後はよろしくない雰囲気だったものの、
段々と絆を深めて行く達也と彼ら。
しかしそのせいで半グレ集団“爆羅漢(バクラカン)”との抗争に巻き込まれて……。
 
斬人の兄ちゃんたちがみんなカワイイのが良いですよね~。
やっぱりイケメンじゃなきゃ見てて楽しくない(笑)。
それに私はなんとなくこの手のヤンキーいっぱいの作品が好きらしいとこのたびわかりました。
 
原作漫画の頁が時折挟み込まれると、キャストがあまりにぴったりなことに驚きます。
品川庄司の相方・庄司智春もゲスト出演。達也のことを見下した後に敦司にボコボコにされていい気味(笑)。
いけ好かない刑事・石戸(じろう)もラストおなじくいい気味です。
 
クスリだったり詐欺だったりで金を稼ぐ不良はあかん。
そうじゃない斬人のバカたち、みんなええな。
おめえらはバカだけどクズじゃねぇ。

—–

『コーポ・ア・コーポ』

『コーポ・ア・コーポ』
監督:仁同正明
出演:馬場ふみか,東出昌大,倉悠貴,笹野高史,前田旺志郎,北村優衣,藤原しおり,片岡礼子,
   大谷麻衣,山本浩司,白川和子,岩松了,芦那すみれ,中村更紗,広山詞葉,マッコイ斉藤他
 
TOHOシネマズ西宮にて、2本ハシゴの2本目。
 
原作は岩浪れんじの同名漫画。
芥川賞受賞作家西村賢太がファンだったらしく、第1巻の刊行時に帯文を寄せたとのこと。
西村さん、まだ50代前半だったのに、昨年お亡くなりになっちゃいましたねぇ。
 
イオンシネマ茨木で何度も予告編を目にして面白そうだと思っていました。
茨木で観られたら体力的にも楽だったのに、仕事帰りの時間には上映なし。
致し方なく西宮まで行ったというわけです。
仁同正明監督の作品を観るのは私は初めて。さて、どうでしょう。
 
大阪の昭和レトロを醸し出している安アパート“コーポ・ア・コーポ”。
冒頭直後、住人のひとり・山口が自室で首を吊って自殺するシーン。
取り立てて慌てるでもなく、山口が残していった数々の電化製品を物色するのは以下の面々。
 
実家を飛び出して、家族の誰にも居所を知らせないままのフリーター・辰巳ユリ(馬場ふみか)。
どんなときもスーツ姿でビシッと決めて女を騙す貢がせ男・中条紘(東出昌大)。
女にモテるがすぐにキレる日雇い労働者・石田鉄平(倉悠貴)。
自分のタバコと誰かのタバコをすぐに交換したがるおばちゃん・恵美子(藤原しおり)。
大家が家賃の取り立てに来るとそれをみんなに知らせて回るおっちゃん・宮地友三(笹野高史)。
 
先日観た『正欲』のような、登場人物ひとりずつを取り上げてゆく章仕立て。
 
みんなワケありで、これでいいと思いながら暮らしているわけではありません。
かといってなんとかしなくちゃという焦燥感は見えず、ゆるくてイイ。
 
タバコを交換したがるおばちゃんだけは私には本作に必要だったとは思えず、
おそらく原作ではインパクトの強い立ち位置なのではないでしょうかね。
映画になったら浮きまくりで、彼女が出てくるたびに少々シラけてしまうはめに。
この役を演じる藤原しおりって、どこかで見たことがあると思ったらブルゾンちえみだったのですね。
 
ユリの居所を見つけて会いに来る弟役に前田旺志郎。母親役には片岡礼子
この母親が序盤でユリのことを罵倒するのですが、終盤のシーンがめちゃくちゃよかった。
なんとなく母親に会いたくなって母親が勤めるスナックに向かったユリ。
客の見送りに出てきた母親はやっぱり冷ややかだけど、
仕事が終わるまで向こうの朝5時まで開いている喫茶店で待っていろとユリに言う。
ところがその喫茶店が臨時休業していて、それに気づいたときの母親の慌てぶり。
慌ててユリを探し回る姿に、声をかけないまま、でもニヤリと笑って立ち去るユリ。
今年観た映画の中でトップ10入りするぐらい好きなシーンでした。
 
アパートの一室でひそかにいかがわしい商売をする友三。
そこで働くこれも曰く付きの「踊り子さん」役、大谷麻衣もとても素敵でした。
 
何がよかったとか、よくわからない。でも好きでした。
だけどこれ、ロケ地は大阪じゃないみたい。こんなに大阪のふりしといて、いったいどこ!?

—–