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『サルカール 1票の革命』

『サルカール 1票の革命』(原題:Sarkar)
監督:A・R・ムルガドス
出演:ヴィジャイ,キールティ・スレーシュ,ヴァララクシュミ・サラトクマール,
   ラーダー・ラヴィ,A・R・ムルガドス,ヨーギ・バーブ他
 
テアトル梅田で前述の『FUNAN フナン』を観てから
なんばパークスシネマへ移動。
動線が良いとは思えないハシゴだけれど、どうしてもこれを観たかったから。
163分という長尺ですが、眠くなる隙は1秒もなし。
 
タミルナードゥ州出身で、現在はアメリカに住むスンダル。
彼に目をつけられた企業はただちに倒産に追い込まれるという噂。
そうして財を成してきた彼は今や世界に名を轟かせる大富豪。
そんなスンダルが一時帰国すると聞き、地元の企業は戦々恐々。
 
ところが彼が帰郷したのは州議会選挙に投票するためだった。
ボディガードに囲まれてチェンナイの投票所を訪れたスンダルは、
何者かが彼になりすまして既に投票を終えていたことを知る。
不正投票を許すまじとスンダルは司法に訴え、再投票の権利を勝ち取るのだが……。
 
めちゃめちゃ熱くて面白いです。大興奮。
 
たかが1票、されど1票。
その1票にスンダルがこだわったことにより、世界が大きく変わります。
 
インドでは投票の権利が5,000ルピー(約7,000円)で買い取られる。
貧しい人たちはこれで稼げるから、とにかく売る。
不正投票の嵐なんですね。びっくり。
 
スンダルがSNSなどを通じて訴えたことにより、
自分も再投票したいと考え直した人の数、33万人。
自分たちの立場は揺らがないとスンダルを嘲笑っていた政治家たちが
徹底的にやり込められる様子が楽しいのなんのって。
 
ボリウッドらしい踊りも堪能。
『無職の大卒』の主人公もそうでしたが、賢いだけじゃなくて強いんです。無敵(笑)。
アクションシーンではストップモーションだったりして、
邦画でこれをやられたら笑ってしまうかもしれないけれど、これぞ超娯楽。
その中にインドの人々の願いが込められているようで、最高。観て!

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