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『ゴールデンカムイ』

『ゴールデンカムイ』
監督:久保茂昭
出演:山﨑賢人,山田杏奈,眞栄田郷敦,工藤阿須加,栁俊太郎,泉澤祐希,矢本悠馬,
   大谷亮平,勝矢,高畑充希,木場勝己,大方斐紗子,秋辺デボ,永尾柚乃,
   マキタスポーツ,島津健太郎,山内圭哉,堀部圭亮,玉木宏,舘ひろし他
 
封切り日に109シネマズ箕面のレイトショーにて。
 
監督は“HiGH&LOW”シリーズの久保茂昭
原作が野田サトルの大人気コミックだというのは知っていますが、読んだことはありません。
TVアニメ化されていたのは知らず。つまり前知識ゼロです。
だけどそれが何の支障にもならないほどわかりやすい。
 
日露戦争に出兵して刺されようが撃たれようが死なず、“不死身の杉元”と呼ばれた軍人・杉元佐一(山﨑賢人)。
戦いの後、北海道に渡って砂金採りに明け暮れていたある日、
森の中で酒を飲む男・後藤竹千代(マキタスポーツ)から話しかけられる。
 
酔っぱらいの後藤が言うには、アイヌが所有していた金塊を強奪してどこかに隠した奴がいる。
そいつは捕らえられて網走監獄にぶち込まれたが、金塊の隠し場所を決して言おうとせず、
アキレス腱を切られて脱獄不能な状態にされても口を割らない。
実はそいつはほかの囚人24人の身体に刺青で暗号を彫り、
全員揃えば隠し場所がわかるようにしたうえで、24人に脱獄を促したのだと。
 
見事に脱出した24人は、散り散りバラバラに逃げてどこかにいる。
酔っぱらってついつい喋りすぎたことを後悔する後藤は、眠りについた杉元を殺そうとするが失敗。
慌てて逃げるが、杉元が追いついた頃には熊に襲われたのか死んでいた。
後藤の服を脱がせてみると、後藤自身が24人の囚人のうちのひとりだったことがわかる。
 
後藤の言っていたことが酔っぱらいの与太話ではないと知った杉元は、
金塊を見つけるために囚人たちの行方を捜すと決める。
そのとき、熊に襲われかけた杉元を救ってくれたのがアイヌの少女アシリパ(山田杏奈)。
金塊が強奪されるさいにその村にいたアイヌたちは皆殺しにされた。
親の仇を討つために、アシリパは杉元に協力するのだが……。
 
金塊を狙っているのは、北海道征服を目論む帝国陸軍“第七師団”の中尉・鶴見篤四郎(玉木宏)や、
戊辰戦争で戦死したはずの新撰組“鬼の副長”こと土方歳三(舘ひろし)。
顔かたちまで変わるような特殊メイクではないにもかかわらず、
誰が誰やら確信が持てないほどに顔が変わっている人もいます。
エンドロールを見て初めて、あれ、こんな人も出てたんやと思ったりもしました。
玉木宏や舘ひろしはわかるとして、工藤阿須加のことは見逃しました。どこに?
 
マキタスポーツは冒頭であっけなくサヨナラでしたが、
やはり24人の囚人のうちのひとり、白石由竹役の矢本悠馬が大活躍。いいキャラでした。
 
前知識ゼロだった私は、本作はもっとシリアス一点張りの話かと思っていました。
笑えるシーンが結構あって、単純に楽しい。
公開初日のレイトショーに来る客には原作ファンも多かったかと思いますが、
原作ファンの人はどうでしたか。わりと評判いいようですね。
 
最近、1作では終わらない作品が多くて、あれもこれも続くのかよぉとは思う。
生きている間に、というのか、話を覚えている間に続編をお願いします。

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『ゴジラ-1.0/C』、すなわち『ゴジラ-1.0』【モノクロ映像版】

『ゴジラ-1.0/C』とはすなわち『ゴジラ-1.0』のモノクロ映像版のこと。
カラー版もまだ上映中ですが、このモノクロ版も1月12日より公開されています。
一応観ておかねばと思い、109シネマズ箕面へ。
 
技術的なことは私にはまったくわかりませんけれども、
カラーをモノクロにしたからって、ただ色を消しましたということではないらしい。
近年、もともとカラーだった作品をモノクロ作品として蘇らせるのが「粋」だとか。
映画は儲かってなんぼを公言している山崎貴監督のことですから、
ま、そりゃやってみるでしょうね、こんなことも。
 
カラーをモノクロにするのではなく、最初からモノクロで撮った最近の作品としては、
『カモンカモン』(2021)、『パリ13区』(2021)などが頭に浮かびますが、
いずれもどちらかといえば静的な作品ばかりで、こうしたスペクタクル作品は真逆のイメージ。
 
だから、こんな作品をわざわざモノクロにすれば、否が応でも昔の作品と対比してしまう。
元祖『ゴジラ』(1954)を思い出した人が多いかと思います。
 
私はゴジラにさして思い入れがないから、比べるなんてこともないわけですが、
本作に関してはカラーよりもモノクロのほうが好きでした。
色がないせいでいろんなものが逆に目立ったりもして、なんでこんなに病院が綺麗なんだよと思わなくもない。
けれど、モノクロのおかげで映像に集中できた部分はあったように感じます。
 
いずれにせよ、いちばん驚くのはやっぱり「典子、生きとったんか」ということなのですけど(笑)。
普通は死んでるって、あんな爆風で吹き飛ばされたら。なのにモノクロでも美しい浜辺美波の顔。(^O^;

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『アクアマン/失われた王国』

『アクアマン/失われた王国』(原題:Aquaman and the Lost Kingdom)
監督:ジェームズ・ワン
出演:ジェイソン・モモア,パトリック・ウィルソン,アンバー・ハード,ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世,
   ニコール・キッドマン,テムエラ・モリソン,ドルフ・ラングレン,ランドール・パーク他
声の出演:ジョン・リス=デイヴィス
 
メンバーズデーに寄ることができたので、せっかくだからとScreenXで観ました。
このスクリーンがあるのは109シネマズ箕面だけ。
端っこ好きの私が、このスクリーンで観るときだけは最後列のど真ん中に座る
 
前作の『アクアマン』(2018)はかなり楽しめたと記憶しています。
ハワイ生まれで先住民の血を引く彼、面白くてカッコイイです。
一回り年上の女優リサ・ボネットと結婚したときは、お相手があまりに地味すぎて(すみません)たまげたものですが、
そうですか、やっぱり離婚しましたか。って言うとさらに失礼ですね。ごめんなさい。
 
そんな彼の本作での妻役は、お騒がせ女優のアンバー・ハード
確かに美人だけど、ジョニー・デップとの結婚&離婚騒動のせいで、カネ目当ての女にしか見えん。(^^;
 
さてさて、監督は前作に引き続いてジェームズ・ワン
『ソウ』(2004)で大注目されてから20年経ちました。
『M3GAN/ミーガン』(2022)にも製作者として関わっています。相変わらず売れっ子。
 
海底の王国アトランティスの王となったアクアマンことアーサー。
母親はアトランティスの元女王アトランナ、父親は灯台守で人間のトム。
海底国ゼベルの王女メラと結婚し、息子を授かる。
公務に追われつつも子育てが楽しくてたまらない。
 
あるとき、南極で探査していた科学者シンが、氷河の下に眠る何かを発見。
駆けつけた海賊で傭兵のブラックマンタことデイビッドは、
落下した先で古代兵器“ブラック・トライデント”に触れる。
長い眠りから覚めたその兵器は、父親をアーサーに殺されたデイビッドに取り憑くと、
復讐させようとするとともに、呪われて失われた王国の封印を解こうとする。
 
このままではアトランティスと人間界、海も陸も危ないと、
アーサーは異父弟でアトランティスの元王オームのもとを訪ねる。
アーサーによって幽閉されていたオームは協力を拒んだものの脱獄。
世界を救うため、兄弟はブラックマンタのもとへと向かうのだが……。
 
なんでしょうかね。前作の魅力には敵わない気がします。
オーム役のパトリック・ウィルソンのツルっとした顔があまり得意でないからなのか。
兄弟のやりとりは軽妙でそれなりに面白いのですけれど。
 
とにかくすべてが吹っ飛ぶくらい衝撃的で駄目だった理由があります。
地上食を食わず嫌いのオームに、アーサーがゴ○○リを勧めるんだもの。
エビの食感に似ていると聞いたことはあっても、エビ好きなのにやめてほしい。
そのシーンだけでゲーッとなっていたのに、ラストにもう一度そのシーンが。
チーズバーガーにパクつくオームがテーブルの上を走るゴ○○リを捕まえて、
ハンバーガーの間に挟んで食し、満足げな顔。勘弁してほしい(泣)。
 
もうこのシーンだけで頭の中がいっぱいで。は~っ。

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『傷物語 こよみヴァンプ』

『傷物語 こよみヴァンプ』
監督:尾石達也 
声の出演:神谷浩史,坂本真綾,堀江由衣,櫻井孝宏 ,入野自由,江原正士,大塚芳忠
 
イオンシネマ茨木にて。
 
西尾維新の著作を表紙のせいでスルーしていた時期がありました。
それが『傷物語 I 鉄血篇』(2016)を観てその面白さに驚き、
『傷物語 II 熱血篇』(2016)、『傷物語 III 冷血篇』(2016)と3部作すべて劇場鑑賞。
亡くなったが“化物語”を絶賛していて、西尾維新の話で弟と盛り上がったのが懐かしい。
 
本作は単に“傷物語”シリーズだというだけで観に行ったため、
どういうものなのかまったくわかっていませんでした。
観はじめたら全編既視感があり、あぁ、これは総集編なのかと気づく。
だから、あらすじを書くと繰り返しになるんですけど。
 
高校生男子の阿良々木暦は、同校メガネ女子の羽川翼と学校前でバッタリ会う。
羽川は誰もが知る秀才で成績トップ、しかも巨乳(笑)。
風が吹いてスカートがめくれあがり、彼女のレースのショーツに目が釘付けになる阿良々木。
友だちなんてひとりもいなかった彼のケータイに、羽川は自分の番号を登録。
ふたりは一応友だち同士に。
 
その羽川から吸血鬼の噂を聞いた阿良々木。
最近この町には金髪の美人吸血鬼が出るらしい。
羽川と別れた後、阿良々木は地下鉄の駅構内で四肢を切断されて瀕死の美人吸血鬼を発見。
自分の血を与えればどうなるかなんてわかっていたのに、
吸血鬼を見捨てられずに血を吸わせてしまいます。
 
目覚めた阿良々木は、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと名乗るその吸血鬼の眷属に。
吸血鬼ハンターに奪われた彼女の四肢を取り戻せば、阿良々木は人間に戻れます。
 
吸血鬼ハンターは、ドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターの3人。
2016年の3部作では、彼らとの対決が1つずつ描かれていました。
 
今こうしてまとめて観てもやっぱりただならぬ面白さ。
声優陣も名の知れた人ばかりで、役にもピッタリだからますますのめり込む。
妄想エロシーンもまぁまぁあるため、お子様にはオススメしづらいのですが、たいしたこたぁない。
これぐらいは子どものうちから観て免疫つけておいてもいいかもしれません(笑)。
 
原作を長らく積んだままなのです。読まなくちゃ。

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『ある閉ざされた雪の山荘で』

『ある閉ざされた雪の山荘で』
監督:飯塚健
出演:重岡大毅,間宮祥太朗,中条あやみ,岡山天音,西野七瀬,堀田真由,戸塚純貴,森川葵他
 
公開2日目にTOHOシネマズ梅田へ。レイトショーにて鑑賞しました。
 
東野圭吾による原作が単行本として出版されたのは1992年。文庫化されたのが1996年。
確実に読んでいるはずですが、その頃にはまだ読書管理アプリは利用していませんでしたし、
彼の著作の中でとても好きだったわけでもなさそうで、まったく記憶になし。
初版から何年経っている作品であろうがこうして映画化されるところが東野さんの凄いとこ。
 
実力派が集まる人気劇団“水滸”のオーディション
多数の応募者の中から選ばれたのは、もともと水滸の劇団員である6人と、
劇団外からただひとり選ばれた久我和幸(重岡大毅)。
 
オーディション終了からほどなくして、次回公演の演出家から連絡が入る。
ある山荘に集められた7人は、主役の座を賭けてここで最終オーディションに臨むことに。
4日間を共に過ごしながら、密室で連続殺人事件が起こったという体(てい)で演技するのだ。
 
久我以外のメンバーは、水滸のトップスター・本多雄一(間宮祥太朗)とリーダー ・雨宮恭介(戸塚純貴)、
女優の中西貴子(中条あやみ)、元村由梨江(西野七瀬)、笠原温子(堀田真由)、
由梨江への想いをこじらせている怪優・田所義雄(岡山天音)。
 
実は久我がそもそもオーディションを受けたのは、水滸の看板女優・麻倉雅美(森川葵)のファンだったから。
しかしその雅美はオーディションに落ちてこの場にはいない。
 
大雪で閉ざされた山荘という設定の中、オーディション合宿がスタートすると、
最初は温子が、続いて由梨江が、さらには雨宮が姿を消す。
凶器とおぼしきものには本物の血が付いていたりして、もはやこれが芝居なのか事件なのかわからなくなり……。
 
これ、私はまったく駄目でした。設定自体はもちろん東野圭吾ですから面白いはず。
しかし大げさな演技に興ざめしてしまい、途中から観るのが嫌になったほど。
 
若手人気俳優ばかり、出演者はほとんどこの7人に限られていて、ファンなら楽しめたかもしれません。
だけどこんなに声を張り上げて泣いたり喚いたりされたら、私の気分はどっちらけ。
 
でもある意味、この演技は正解です。ご覧になった方ならおわかりかと。
しらけながらも「舞台にはぴったりだなぁ」と思って観ていました。まさにそういうことですから。(^^;
 
読んだことを忘れている原作をさっそく読み直します。
→読み直しました。レビューはこちら。原作も私は駄目でした(泣)。

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