MENU
ChatGPT-Image01
ChatGPT-Image02
ChatGPT-Image03
ChatGPT-Image04
ChatGPT-Image05
previous arrow
next arrow

『ゴジラ-1.0/C』、すなわち『ゴジラ-1.0』【モノクロ映像版】

『ゴジラ-1.0/C』とはすなわち『ゴジラ-1.0』のモノクロ映像版のこと。
カラー版もまだ上映中ですが、このモノクロ版も1月12日より公開されています。
一応観ておかねばと思い、109シネマズ箕面へ。
 
技術的なことは私にはまったくわかりませんけれども、
カラーをモノクロにしたからって、ただ色を消しましたということではないらしい。
近年、もともとカラーだった作品をモノクロ作品として蘇らせるのが「粋」だとか。
映画は儲かってなんぼを公言している山崎貴監督のことですから、
ま、そりゃやってみるでしょうね、こんなことも。
 
カラーをモノクロにするのではなく、最初からモノクロで撮った最近の作品としては、
『カモンカモン』(2021)、『パリ13区』(2021)などが頭に浮かびますが、
いずれもどちらかといえば静的な作品ばかりで、こうしたスペクタクル作品は真逆のイメージ。
 
だから、こんな作品をわざわざモノクロにすれば、否が応でも昔の作品と対比してしまう。
元祖『ゴジラ』(1954)を思い出した人が多いかと思います。
 
私はゴジラにさして思い入れがないから、比べるなんてこともないわけですが、
本作に関してはカラーよりもモノクロのほうが好きでした。
色がないせいでいろんなものが逆に目立ったりもして、なんでこんなに病院が綺麗なんだよと思わなくもない。
けれど、モノクロのおかげで映像に集中できた部分はあったように感じます。
 
いずれにせよ、いちばん驚くのはやっぱり「典子、生きとったんか」ということなのですけど(笑)。
普通は死んでるって、あんな爆風で吹き飛ばされたら。なのにモノクロでも美しい浜辺美波の顔。(^O^;

—–

『アクアマン/失われた王国』

『アクアマン/失われた王国』(原題:Aquaman and the Lost Kingdom)
監督:ジェームズ・ワン
出演:ジェイソン・モモア,パトリック・ウィルソン,アンバー・ハード,ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世,
   ニコール・キッドマン,テムエラ・モリソン,ドルフ・ラングレン,ランドール・パーク他
声の出演:ジョン・リス=デイヴィス
 
メンバーズデーに寄ることができたので、せっかくだからとScreenXで観ました。
このスクリーンがあるのは109シネマズ箕面だけ。
端っこ好きの私が、このスクリーンで観るときだけは最後列のど真ん中に座る
 
前作の『アクアマン』(2018)はかなり楽しめたと記憶しています。
ハワイ生まれで先住民の血を引く彼、面白くてカッコイイです。
一回り年上の女優リサ・ボネットと結婚したときは、お相手があまりに地味すぎて(すみません)たまげたものですが、
そうですか、やっぱり離婚しましたか。って言うとさらに失礼ですね。ごめんなさい。
 
そんな彼の本作での妻役は、お騒がせ女優のアンバー・ハード
確かに美人だけど、ジョニー・デップとの結婚&離婚騒動のせいで、カネ目当ての女にしか見えん。(^^;
 
さてさて、監督は前作に引き続いてジェームズ・ワン
『ソウ』(2004)で大注目されてから20年経ちました。
『M3GAN/ミーガン』(2022)にも製作者として関わっています。相変わらず売れっ子。
 
海底の王国アトランティスの王となったアクアマンことアーサー。
母親はアトランティスの元女王アトランナ、父親は灯台守で人間のトム。
海底国ゼベルの王女メラと結婚し、息子を授かる。
公務に追われつつも子育てが楽しくてたまらない。
 
あるとき、南極で探査していた科学者シンが、氷河の下に眠る何かを発見。
駆けつけた海賊で傭兵のブラックマンタことデイビッドは、
落下した先で古代兵器“ブラック・トライデント”に触れる。
長い眠りから覚めたその兵器は、父親をアーサーに殺されたデイビッドに取り憑くと、
復讐させようとするとともに、呪われて失われた王国の封印を解こうとする。
 
このままではアトランティスと人間界、海も陸も危ないと、
アーサーは異父弟でアトランティスの元王オームのもとを訪ねる。
アーサーによって幽閉されていたオームは協力を拒んだものの脱獄。
世界を救うため、兄弟はブラックマンタのもとへと向かうのだが……。
 
なんでしょうかね。前作の魅力には敵わない気がします。
オーム役のパトリック・ウィルソンのツルっとした顔があまり得意でないからなのか。
兄弟のやりとりは軽妙でそれなりに面白いのですけれど。
 
とにかくすべてが吹っ飛ぶくらい衝撃的で駄目だった理由があります。
地上食を食わず嫌いのオームに、アーサーがゴ○○リを勧めるんだもの。
エビの食感に似ていると聞いたことはあっても、エビ好きなのにやめてほしい。
そのシーンだけでゲーッとなっていたのに、ラストにもう一度そのシーンが。
チーズバーガーにパクつくオームがテーブルの上を走るゴ○○リを捕まえて、
ハンバーガーの間に挟んで食し、満足げな顔。勘弁してほしい(泣)。
 
もうこのシーンだけで頭の中がいっぱいで。は~っ。

—–

『傷物語 こよみヴァンプ』

『傷物語 こよみヴァンプ』
監督:尾石達也 
声の出演:神谷浩史,坂本真綾,堀江由衣,櫻井孝宏 ,入野自由,江原正士,大塚芳忠
 
イオンシネマ茨木にて。
 
西尾維新の著作を表紙のせいでスルーしていた時期がありました。
それが『傷物語 I 鉄血篇』(2016)を観てその面白さに驚き、
『傷物語 II 熱血篇』(2016)、『傷物語 III 冷血篇』(2016)と3部作すべて劇場鑑賞。
亡くなったが“化物語”を絶賛していて、西尾維新の話で弟と盛り上がったのが懐かしい。
 
本作は単に“傷物語”シリーズだというだけで観に行ったため、
どういうものなのかまったくわかっていませんでした。
観はじめたら全編既視感があり、あぁ、これは総集編なのかと気づく。
だから、あらすじを書くと繰り返しになるんですけど。
 
高校生男子の阿良々木暦は、同校メガネ女子の羽川翼と学校前でバッタリ会う。
羽川は誰もが知る秀才で成績トップ、しかも巨乳(笑)。
風が吹いてスカートがめくれあがり、彼女のレースのショーツに目が釘付けになる阿良々木。
友だちなんてひとりもいなかった彼のケータイに、羽川は自分の番号を登録。
ふたりは一応友だち同士に。
 
その羽川から吸血鬼の噂を聞いた阿良々木。
最近この町には金髪の美人吸血鬼が出るらしい。
羽川と別れた後、阿良々木は地下鉄の駅構内で四肢を切断されて瀕死の美人吸血鬼を発見。
自分の血を与えればどうなるかなんてわかっていたのに、
吸血鬼を見捨てられずに血を吸わせてしまいます。
 
目覚めた阿良々木は、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと名乗るその吸血鬼の眷属に。
吸血鬼ハンターに奪われた彼女の四肢を取り戻せば、阿良々木は人間に戻れます。
 
吸血鬼ハンターは、ドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターの3人。
2016年の3部作では、彼らとの対決が1つずつ描かれていました。
 
今こうしてまとめて観てもやっぱりただならぬ面白さ。
声優陣も名の知れた人ばかりで、役にもピッタリだからますますのめり込む。
妄想エロシーンもまぁまぁあるため、お子様にはオススメしづらいのですが、たいしたこたぁない。
これぐらいは子どものうちから観て免疫つけておいてもいいかもしれません(笑)。
 
原作を長らく積んだままなのです。読まなくちゃ。

—–

『ある閉ざされた雪の山荘で』

『ある閉ざされた雪の山荘で』
監督:飯塚健
出演:重岡大毅,間宮祥太朗,中条あやみ,岡山天音,西野七瀬,堀田真由,戸塚純貴,森川葵他
 
公開2日目にTOHOシネマズ梅田へ。レイトショーにて鑑賞しました。
 
東野圭吾による原作が単行本として出版されたのは1992年。文庫化されたのが1996年。
確実に読んでいるはずですが、その頃にはまだ読書管理アプリは利用していませんでしたし、
彼の著作の中でとても好きだったわけでもなさそうで、まったく記憶になし。
初版から何年経っている作品であろうがこうして映画化されるところが東野さんの凄いとこ。
 
実力派が集まる人気劇団“水滸”のオーディション
多数の応募者の中から選ばれたのは、もともと水滸の劇団員である6人と、
劇団外からただひとり選ばれた久我和幸(重岡大毅)。
 
オーディション終了からほどなくして、次回公演の演出家から連絡が入る。
ある山荘に集められた7人は、主役の座を賭けてここで最終オーディションに臨むことに。
4日間を共に過ごしながら、密室で連続殺人事件が起こったという体(てい)で演技するのだ。
 
久我以外のメンバーは、水滸のトップスター・本多雄一(間宮祥太朗)とリーダー ・雨宮恭介(戸塚純貴)、
女優の中西貴子(中条あやみ)、元村由梨江(西野七瀬)、笠原温子(堀田真由)、
由梨江への想いをこじらせている怪優・田所義雄(岡山天音)。
 
実は久我がそもそもオーディションを受けたのは、水滸の看板女優・麻倉雅美(森川葵)のファンだったから。
しかしその雅美はオーディションに落ちてこの場にはいない。
 
大雪で閉ざされた山荘という設定の中、オーディション合宿がスタートすると、
最初は温子が、続いて由梨江が、さらには雨宮が姿を消す。
凶器とおぼしきものには本物の血が付いていたりして、もはやこれが芝居なのか事件なのかわからなくなり……。
 
これ、私はまったく駄目でした。設定自体はもちろん東野圭吾ですから面白いはず。
しかし大げさな演技に興ざめしてしまい、途中から観るのが嫌になったほど。
 
若手人気俳優ばかり、出演者はほとんどこの7人に限られていて、ファンなら楽しめたかもしれません。
だけどこんなに声を張り上げて泣いたり喚いたりされたら、私の気分はどっちらけ。
 
でもある意味、この演技は正解です。ご覧になった方ならおわかりかと。
しらけながらも「舞台にはぴったりだなぁ」と思って観ていました。まさにそういうことですから。(^^;
 
読んだことを忘れている原作をさっそく読み直します。
→読み直しました。レビューはこちら。原作も私は駄目でした(泣)。

—–

『カラオケ行こ!』

『カラオケ行こ!』
監督:山下敦弘
出演:綾野剛,齋藤潤,芳根京子,橋本じゅん,やべきょうすけ,吉永秀平,チャンス大城,RED RICE,
   八木美樹,後聖人,井澤徹,坂井真紀,宮崎吐夢,ヒコロヒー,加藤雅也,北村一輝他
 
封切り日のレイトショー、イオンシネマ茨木にて鑑賞しました。
 
原作は和山やまの同名人気漫画。週刊誌に連載中の作品なのかと思っていたら1巻もの。
2019年に同人誌の即売会で頒布されて話題になり完売。
入手困難な時期が続いた1年後、加筆修正した形で単行本化されたそうです。
 
監督は、大好きと言ってもいいかな、20年以上前から注目しつづけている山下敦弘
あまり多作ではなくて観る機会が少ないと思っていたら、『1秒先の彼』(2023)からは1年経たず、
今年は5月に2作品も公開が決まっているぞ。嬉しい。
 
四代目祭林組の若頭補佐・成田狂児(綾野剛)は困っていた。
というのも、組長(北村一輝)が大の歌好き。
組長主催のカラオケ大会で歌下手王に認定されると、組長自らの手で刺青を彫られるから。
しかも組長の刺青の腕は最悪で恐ろしく痛いうえに、
当該組員が日頃公言している「嫌いなもの」の絵や字を彫られるのだ。
 
歌下手王になることだけは避けたいと思っていたある日、
合唱コンクールが開催されている会場前を通りかかり、ふらりと入ってみる。
そこで3位になった中学校の歌に心を掴まれた狂児は、
帰宅途中だった合唱部の部長・岡聡実(齋藤潤)を捕まえ、歌唱指導を頼み込む。
 
半ば強引にカラオケボックスへと連れて行かれた聡実は、
自分の声域も考えずにX-JAPANの“紅”を熱唱する狂児の姿を見せられて呆気に取られる。
 
圧倒的なボーイソプラノを誇っていた聡実はちょうど変声期に差しかかり、
ソプラノが出にくいと感じるせいで部活にも身が入らなくなっていた。
そこで、嫌々ながらも狂児のカラオケにつきあうようになるのだが……。
 
山下監督は『松ヶ根乱射事件』(2006)のようなシリアスな作品も撮っていますが、
こういうちょっと軽めで能天気に楽しめる作品も◯。
能天気ではあるけれど、やっぱり切ない部分があって、私は大好きです。
 
原作を読んでいないので、原作の舞台がどこなのか知りません。
原作者の情報も少ないから、大阪出身の人なのかどうかもわからない。
八尾市が舞台というのはもともとのことなんですか。
山下監督は愛知県出身、綾野剛は岐阜県出身で、齋藤潤も神奈川県出身だという。
このキャストで全編大阪弁というのは相当キツかったはずですが、合格点をあげます。←なぜか上から(笑)。
齋藤潤くんにはお初にお目にかかると思ったら、『正欲』(2023)に子役で出演していたのですね。
磯村勇斗演じる主人公の中学生時代の役だったとは。
 
ヤクザにひとりぐらい知り合いがいてもいいと思っています。
それがこんなヤクザだったらと思うと、あり得ないことだろうけど、嬉しくなる。
もっとも、これだと日々暮らしていけそうにありませんが。
 
歌好きに悪い奴はおらん。ってことはないですかね。(^^;

—–