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2回目の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』はシアタス心斎橋のグランシアターにて。

先行上映で観た1回きりというわけにもいかない『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
2回目はシアタス心斎橋のグランシアターで鑑賞しました。
 
グランシアターは客席が全部で全8席(+車椅子スペース)、ものすごいプライベート感。
ここで観たいと思わされる作品しか観ていません。
何を観たんだっけと振り返ってみると、最初が『グレイテスト・ショーマン』
最後に行ったのが7回目『RRR』だから、2年半ぶりのグランシアターということになります。
 
値段はそのときと変わらず4,000円。
シアタス心斎橋ではオンライン予約した場合は発券不要ですが、
グランシアターで観るときはドリンクとフードチケットがあるため、発券必須です。
アイスクリームとソフトドリンクという選択肢もあるけれど、私は必ずビールとおつまみ。
ビールは小江戸ビール3種類のうちからひとつ選べます。
 
注文だけして入場すれば、後から席まで持ってきてくれるシステム。
お手拭きもちょっといいやつ。
ただ、オープン当初はあった「持ち帰りOK」のブランケットの貸し出しはコロナ以降ないままで、
ブランケットの貸し出しすらない模様です。
 
上映開始までは人の出入りがあるから他に客がいることはもちろんわかるけど、
一旦始まると隣に人がいるかどうかすらわかりません。
どの客も靴を脱いでリクライニングを利用しているから、膝を曲げたりしていると脚が見えないんですよね。
仕切りで完全に隣と仕切られているし、よほどやかましい人がいない限り、まるでひとりで観ているかのよう。
これまでにやかましい人がいた経験はありません。
 
こんなシアターで観るのにうってつけの作品。音響も素晴らしい。
居心地よすぎでアルコールが入ったら眠気に誘われるというもので。(^^;
2回目の鑑賞ということもあってちょっとだけ居眠りしました。
 
この椅子とスクリーン、家にほしい。もちろんそんな余裕はないけれど。
何度でも行きたい劇場です。
 
あ、カップルで行くには不向きです。
上記のように完全に仕切られているせいでイチャイチャできません。手も繋げません。わはは。

—–

『英雄傳』

『英雄傳』
監督:坂本浩一
出演:浅井星光,北川貴英,白川竜次,習志野青龍窟,中野哲爾,ハヤテ真青,
   ゲヘイロ笹森,雨宮宏樹,宮原華音,橋渡竜馬,高岩成二他
 
職場の先輩が合気道を習っています。
その先輩が合気道教室で「伝説の合気道家が出演する映画が公開される」と聞いてきたそうです。
なんかわからんけどおもろそうやから、私が観に行くことにしましょう。
上映館がとても少なくて、キノシネマ心斎橋へ行くよりほか選択肢はありません。
 
妻に先立たれた智也(高岩成二)は、娘のサクラ(藤田凛)を男手ひとつで育てることに。
父子で沈みがちな日々に光をもたらしてくれたのは、ふと目にしたヒーローもの“テアトルージャー”。
以来、智也は野外劇場でスーツアクターとしてテアトルージャーのイベント開催を続けていたが、
野外劇場の閉鎖が決まり、サクラと共に客席でしばし感傷に浸る。
 
そこへ訪れたのが中年女性の浅香光(浅井星光)。テアトルージャーの公演が終わったと知って酷く残念がる。
しばらく町を離れていたという彼女は行くあてもないらしく、智也親子は光を家へと招く。
詳しい事情はわからないが、光にも一人娘がおり、テアトルージャーに救われたのだと言う。
 
一方、付近一帯では再開発の話が持ち上がり、半グレ集団“ストライク”による地上げが横行していた。
ターゲットとなった土地の所有者の中にはさまざまな武道家がいるが、
半グレ集団の面々を仕切る拳悟(橋渡竜馬)のほうも剛腕の格闘家を集めて殴り込みをかけている。
 
平和だった町を取り戻すため、公認システマインストラクターの貴大(北川貴英)、合気道神武錬成塾道場長の竜也(白川竜次)、
忍道家の伊賀崎剛(習志野青龍窟)、躰道道場『己錬館』館長の哲(中野哲爾)らは鍛錬を開始。
 
実は、光こそ貴大らが帰りを待ち望んでいた浅井流鞭拳空手の創始者。
光は娘のマユミ(ファンマユミ)に絡んできた男を殺してしまい、今まで服役していたのだ。
死んだ男の弟が拳悟で、出所してきた光を待って復讐を果たそうとしている。
 
母親が逮捕された後、学校で「人殺しの子」と言われていじめられたマユミは、
出所後に自分のことを迎えにも来てくれない光のことを恨んでストライクに加入。
ストライクのアジトに乗り込んだ光や貴大らは、次々と拳悟の手下を倒してゆくが、
光は拳悟と闘う前にまずはマユミと向き合うことになり……。
 
台詞を言うことには慣れていない人も多いのか、若干棒読みだったりします(笑)。
それでもアクションが素晴らしいから、台詞回しなんてこの際どうでもいいやと思えてしまう。
ファンマユミを始めとする子役たちはテアトルアカデミーに所属しているようで、
役者の卵を見ているのかと思うとウキウキします。
 
悪役のほうも武道家揃い。
剛柔流空手免許皆伝のハヤテ真青、カポエイリスタのゲヘイロ笹森。
その他は公式HPに名前がないからわからんけど、有名どころなのでしょう。
影武流合氣体術の創始者だという雨宮宏樹も迫力がありました。
美しいアクションってこんなにも楽しいものなんだと再認識。
 
「合気道って逃げるだけなのかよ」にするりと反論する白川さん、面白い。
職場の先輩がかよう合気道教室の皆さんには是非ご覧いただきたいです。

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『父と僕の終わらない歌』

『父と僕の終わらない歌』
監督:小泉徳宏
出演:寺尾聰,松坂桃李,佐藤栞里,副島淳,大島美幸,齋藤飛鳥,
   ディーン・フジオカ,三宅裕司,石倉三郎,佐藤浩市,松坂慶子他
 
イオンシネマ茨木にて3本ハシゴの〆。
本作の上映は22:00からでした。誰が観に来るねんと思ったけど、5人ぐらいは客がおる。
 
「実話に基づく」って誰の話かしらん。日本ではなくてイギリスの話なのだそうです。
アルツハイマー型認知症を発症しつつ80歳で歌手デビューを果たして話題になった父親とその息子の話。
監督は“ちはやふる”シリーズや『線は、僕を描く』(2022)の小泉徳宏。
長編監督デビュー作の『タイヨウのうた』(2006)がハリウッド韓国でリメイクされて話題の監督でもあります。
 
横須賀で楽器店を営む間宮哲太(寺尾聰)とその妻・律子(松坂慶子)。
一人息子の雄太(松坂桃李)は売れっ子のイラストレーターで、今は実家を離れて東京で暮らしている。
 
このたび、地元の幼なじみ・志賀聡美(佐藤栞里)とダニエル(副島淳)の結婚式に出席するために帰郷。
かつてはレコードデビューの話まであった哲太が披露宴で歌うはずことになっているのに、なかなか姿を現さない。
なんとか時間にまにあって披露宴は大盛り上がりを見せるが、どうもその後も哲太の様子がおかしい。
 
翌日、律子と共に哲太を病院に連れて行くと、医師(佐藤浩市)からアルツハイマー型認知症と告げられる。
こちらにいても仕事はできるからと、雄太はしばらく実家に留まることにするのだが……。
 
日々進行を見せる病状。
雄太が自分はゲイであることを打ち明けたのは10年前のことなのに、そのときに両親に宛てて書いた手紙を今初めて見たように話す哲太。
理解を得られたと思っていたはずが、今さら責め立てられます。
 
正直なところ、ちょっと苦手な物語。優等生すぎるというのか、偽善的というのか。
そもそもオリジナル曲なしでカバー曲ばかりの、ちょっと歌の上手い老人がデビューできるかと言われたら、無理だと思う。
老いさき短い爺ちゃんの夢を叶えてあげようかと思うだけで、歌を評価してのことではないでしょう。
 
ぼけてしまった老人が何を考え、どうしたいと思っているのか推し量るのは難しい。
しかも家の中をめちゃくちゃに荒らして暴れまわる人の面倒を見切れますか。
睡眠もろくにとれないほど夫の世話で疲れているのに、ぼけた夫が毎日プロポーズしてくれると乙女顔の妻。
こんな母親を見ることになったら、私はつらいなぁ。いくつになっても松坂慶子は可愛いですけどね。
 
そんなこんなで私はまったく泣けなかったけれど、偽善であっても何もしないよりは良いんです。
認知症の家族を持つ人が本作を観て前向きになれるならそれでいい。

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『怪盗クイーンの優雅な休暇(バカンス)』

『怪盗クイーンの優雅な休暇(バカンス)』
監督:池田重隆
声の出演:大和悠河,加藤和樹,内田雄馬,Cocomi,星野充昭,前田佳織里,家中宏,広瀬裕也,清水彩香,
     河西健吾,直田姫奈,能登麻美子,小野坂昌也,七緒はるひ,陶山章央,稲田徹,大畑伸太郎他
 
イオンシネマ茨木にて、3本ハシゴの2本目。
 
観には来てみたものの何ですか、『怪盗クイーン』って。
「長年子どもたちに愛されているシリーズ」とあるのですが、私は聞いたことないし。
それもそうか、2002年以降に出版された児童文学なのですから。
 
『怪盗クイーンはサーカスがお好き』(2022)の公開時はスルーしました。
第2弾をこうして観に来るなら、第1弾も観ておけばよかったと今さら思う。
 
失礼ながら先に書いておきますと、イルマ姫役の下手くそな声優は誰よと思ったらCocomiでした。(–;
 
怪盗クイーンは性別も年齢も不詳の大泥棒らしい。男装の麗人じゃないのですね。
 
そんなクイーンに挑戦状を叩きつけてきたのが、クイーンに恨みを抱くサッチモ社の社長サッチモ。
セレブな招待客を乗せた豪華客船でサッチモ所有の宝石“インペリアルサファイア”のお披露目をするとのこと。
その宝石をクイーンに盗み出してみせよと言うのだ。
罠であることは間違いないが、面白いじゃあないかと挑戦を受けて立つことにしたクイーンは、
パートナーのジョーカーと共に船に乗り込む。
 
乗客の中にはとある国の王女イルマもいた。実はインペリアルサファイアはもとはイルマの国のもの。
サッチモに奪われたこの宝石をイルマはどうにかして取り戻そうとしていて……。
 
イルマの声は子どもが担当しているのかと思ったらCocomiだとわかってビックリ。
すげぇなキムタクファミリーと、かなり冷めた気分に。
 
話自体は悪くないと思います。
ただの泥棒じゃなくて、悪い奴からだけ盗むし、奪われたものの場合は持ち主に返して差し上げる。王道。
性別不詳というのがイマドキで新しい。

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『ゴッドマザー コシノアヤコの生涯』

『ゴッドマザー コシノアヤコの生涯』
監督:曽根剛
出演:大地真央,黒谷友香,鈴木砂羽,水上京香,寺田光,菊地麻衣,板垣樹,大西礼芳,
   浅田芭路,永尾柚乃,江原璃莉,庄野崎謙,温水洋一,木村祐一,市川右團次他
 
イオンシネマ茨木にて封切り日に鑑賞しました。
今年度から終業時間が昨年度までより15分早くなったおかげで、仕事帰りに3本ハシゴできる機会もちらほら。
電車通勤の同僚は2本早い電車に乗って帰れるようになったと言っていました。
たかが15分、されど15分。でも、3本ハシゴなんてするもんやないですけど。(^^;
 
そんなわけで、これも特に興味があったから観に行ったのではなくて、
17:25からの上映に間に合えばさらにその後2本ハシゴできるやんと思って観に行っただけ。
結果、ほぼ知らなかったコシノ三姉妹とその母コシノアヤコについて知ることができてよかったような。
 
コシノ三姉妹の長女ヒロコ(黒谷友香)、次女ジュンコ(鈴木砂羽)、三女(水上京香)は、
母アヤコ(大地真央)が倒れたとの報せを受けて病院に駆けつける。
医師によればアヤコは脳梗塞を起こしており、今日明日が山場。
 
泣いたり喚いたりしながらその場を離れようとしない三姉妹を三途の川の淵で見つめるアヤコ。
そこへ姿を現したのが、どう見てもそうは見えない天使(温水洋一)。
天使のお迎えが来るということはアヤコはもう死ぬことが決まっているのだが、
天国行きか地獄行きかが未定で、今からアヤコのこれまでの人生を精査するらしい。
 
こうしてアヤコと天使の間でアヤコの人生が再現される形で描かれます。
 
1913(大正2)年、呉服屋の長女に生まれたアヤコは、近所のパッチ店で見かけたミシンに恋焦がれる。
従業員でなければミシンに触れることすら許さないと言われ、ならば女学校を辞めてパッチ店に就職すると宣言。
父親の甚作(木村祐一)は当初は反対していたが、アヤコの熱意に負けてついに認める。
 
ところがそのパッチ店が不況のあおりを受けて閉店に追い込まれてしまう。
どうしたものかと悲嘆するアヤコに甚作はミシンを贈り、修行を積んだアヤコはやがてコシノ洋装店を開業。
彼女が仕事をする姿に惚れ込んだ川崎武一(庄野崎謙)と結婚し、3人の娘を授かる。
 
しかし武一は太平洋戦争に出征して還らぬ人となり、アヤコは女手ひとつで娘たちを育てることになり……。
 
自由奔放なアヤコの生き方は褒められることばかりではありません。
 
仕事に忙しかったアヤコは、次女のジュンコがあまりにやかましいのに困り果て、親戚のもとへ預けたりもしました。
これは夫を亡くしてからの話ではなくて、両親そろっているばかりか祖父母もいるときの話です。
 
夫の死後は仕事で知り合った紳士服店の男性(市川右團次)と恋に落ちるも、相手には妻子あり。
不倫の関係でありながら人目をはばからずにふたりでいそいそと出かけ、ヒロコは相手の娘から「泥棒の子」となじられる。
周囲から道義に反しているから別れるように言われてもヒロコは動じません。
 
こんなとき、母親の幸せを願う娘たち3人がヒロコの味方をする。
子どもたちにこんなことを言われてはと、ふたりの関係を周囲は認めざるをえなくなるんですよねぇ。
結局10年だか15年だかつきあってから自然消滅したそうですけれど。
 
基本的に演技は誰も彼も大げさなので、芝居は芝居。
心に染み入るところは個人的にはなかったのですが、おおっ、これも脚本は池田鉄洋じゃあないか。
どうもこの人の脚本だと知ると、私は採点甘めになってしまうようです(笑)。
 
解せないのは、どう見ても黒谷友香のほうが鈴木砂羽よりも年下なのに、長女役と次女役であるということ。
実際、黒谷友香は鈴木砂羽より3つ下です。
コシノジュンコのイメージにぴったりなのは鈴木砂羽しかいなかったのでしょうか。そうかもしれん。
 
三姉妹ともにカメオ出演しています。コシノジュンコだけはすぐわかります。
あ、私、途中ちょこっと寝ちゃったんで、矢田亜希子がどこに出ていたか知りません。
上西雄大監督が出ているシーンは覚醒していたのでわかりました。矢田さん、ごめん。

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