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『山田くんとLv999の恋をする』

『山田くんとLv999の恋をする』
監督:安川有果
出演:作間龍斗,山下美月,NOA,月島琉衣,鈴木もぐら,甲田まひる,茅島みずき,前田旺志郎他
 
NGKの前に前述の『ベイビーガール』を観て、NGKの後に本作を。TOHOシネマズなんばです。
『ベイビーガール』を観たときにトイレに傘を忘れたことに気づく。
今回もトイレからはすでに回収されていたけれど、「それらしき傘をお預かりしています」とのこと。
この傘、もう3度ぐらい忘れているんですが、毎回きちんと出てきます。
 
作間龍斗のことは『うちの弟どもがすみません』(2024)で認識しました。
愛想のない役が多いのでしょうか。最近の男子の中ではかなりお気に入りです。
監督は『よだかの片想い』(2022)の安川有果。
原作はましろの同名人気漫画で、TVアニメ化もされているそうな。
 
女子大生の木之下茜(山下美月)は古川たくま(山下永玖)にフラれて立ち直れない。
ゲームオタクのたくまに好かれたい一心でネトゲを始めたのに、たくまはそのネトゲでほかの女子を好きになったのだ。
しかもフラれた後にたくまからLINEで「レアアイテムは返してほしい」と言われてガックリ。
仕方なくネトゲにログインしてアイテムを返したあと、同じギルドにいた「アフロの山田」に愚痴をこぼすが、
彼はそんな話にまったく興味がない様子で冷たい。
 
ネトゲのファンミーティングがおこなわれると知った茜は、そこでたくまと再会できるかもしれないと考える。
見違えるほど綺麗になってもう一度たくまを振り向かせてやると誓い、
親友の前田桃子(甲田まひる)に活を入れられながら、ダイエットとメイクと服選びに邁進。
 
当日、たくまと新しい彼女がいるのを見かけて慌てたさいに転倒。
脱げて飛んでいった靴を拾ってくれた男子のしゃべり方を聞いて、彼はあの山田だと確信する。
その直後、たくまが駆け寄ってきたかと思いきや、たくまのお目当てはなんと山田。
 
彼、山田秋斗(作間龍斗)は高校生にしてプロゲーマーの超有名人らしい。
ルックスも抜群なことから、目撃者が彼を撮って勝手にSNSにUPするのが日常茶飯事のスター。
山田の隣にいるのが茜だと気づいたたくまは「なんで?」。
咄嗟に茜は山田こそが自分の新しい彼氏だとたくまに言う。
否定しようとする山田に茜はどうか彼氏のふりをしてほしいとひそかに懇願。山田は乗ってくれる。
 
お礼に山田にお茶をごちそうしつつ、自分は飲酒してべろべろに酔っぱった茜。
介抱をしてくれた山田とはもう会うことはないはずだったが、後日、同じギルドのオフ会で山田と再会して……。
 
悪意がないのがいいですよね。
オフ会で会ったのは、ネトゲの世界で人気者の瑠璃姫の“中の人”でまさかの男子、佐々木瑛太(NOA)。
瑛太の妹で中学生の瑠奈(月島琉衣)は山田に憧れているから、新参者の茜が入ってきたのが面白くなくて敵意あらわ。
その割に、いったん茜と仲良くなると、山田との仲を積極的に取り持とうとします。
また、山田にずっと想いを寄せている学級委員長の椿ゆかり(茅島みずき)にしても、茜の登場に焦り、
山田の親友である岡本武明(前田旺志郎)にたきつけられてコクったのに、なんじゃその身の引き方はというぐらい素直。
安心して観ていられます。
 
冒頭、傷心の茜が聴く曲がプリンセスプリンセスの“M”だったのには笑ってしまいました。
若い子が聴くにはちょっと古くないかい。いえいえ、やっぱり名曲です。
あと、お笑いコンビ“空気階段”の鈴木もぐらの相方、水川かたまりが台詞なしのカメオ出演しているのも可笑しかった。
 
しかし、モテモテなのに女子に興味がなくて今までつきあった経験もないという男子がこんなキスはないと思う。(^^;
そして女子、こんな酔っぱらい方もアカンと思う(笑)。

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