『顔だけじゃ好きになりません』
監督:耶雲哉治
出演:宮世琉弥,久間田琳加,中島颯太,米倉れいあ他
109シネマズ箕面にて、前述の『映画 ドラえもん のび太の絵世界物語』の次に。
原作は安斎かりんの同名人気少女漫画とのこと。
監督は『百瀬、こっちを向いて。』(2013)や『ライアー×ライアー』(2021)の耶雲哉治。
イケメンをこよなく愛する知見才南(さな)(久間田琳加)は美乃和総合高校に入学したばかり。
男はとにかく顔。どんなに疲れているときもイケメンの顔を見れば癒やされる。
才南が美乃和高校の公式アカウントをフォローして「運営応援しています」とDMを送ると、
即座に返信があったが、相手はDMとは何かもわかっていないらしい。
結局ひと晩中、顔の見えない相手にSNSの使い方を才南が教えるはめに。
翌朝投稿した才南の前にあの奏人が現れてビックリ。奏人こそが昨日やりとりした相手だった。
この顔でありながらSNSに疎いという奏人は、昨年度授業をサボりすぎて退学寸前。
私服通学で自由すぎる校風が災いして人気ダダ下がりの美乃和高校の経営陣から、
イケメンを利用して高校の公式アカウントのフォロワー数を10万人にすれば退学を回避してやると言われたと。
奏人の頼みで公式アカウントの運営を手伝う、というよりは任されることになった才南。
夢ではなく現実にあの顔が目の前にあるが、何かと奏人に振り回される。
そんな才南の様子に感づいて放っておけなくなったのが同級生の土井垣凌(中島颯太)。
また、才南の親友である能原柚里(米倉れいあ)からも挙動不審をつっこまれ……。
なんだかんだで笑っちゃって、ニヤニヤしながら観てしまいました。
パターンとしては読めすぎる先行きなんですけどね。
SNSを任されただけのはずが好きになってしまう。だけど相手の気持ちがイマイチわからない。
もしかして向こうも私のことが好き!?なんて妄想を膨らませ、
悶々としていると別のイケメン男子からコクられるという(笑)。
よかったのは柚里の反応かなぁ。これは新しい。
才南のことを妬むことなんて微塵もなく、最推しが目の前にいることについて自ら妄想(笑)。
きっちり頼れる存在の友だちがいるのはいいねぇ。
宮世琉弥くんって、ぶっちゃけイケメンかどうかビミョーというのか、不思議な顔立ちだと思います。
イケメンの役のときは綺麗な顔に見えるし、そうじゃない役のときは逆にブサイクに見えたりもする。
でも結構どんな役もできて、その役に見事にハマった顔つきになるのが良いですね。
若手俳優の中では応援したい男子です。
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