『ホドロフスキーのサイコマジック』(原題:Psychomagie, Un Art Pour Guerir)
監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
シネ・リーブル梅田にて、変態としか思えないフランス作品を。
いや、もう絶対変だろうとは思っていたのです。
だって、アレハンドロ・ホドロフスキー監督だから。
でも仕事帰りに2本ハシゴしようと思ったらこれを観るしかなかったのです。
どう説明したらいいですかね、これ。
“サイコマジック”とはホドロフスキー監督が考案した心理療法。
それを監督自身が説明してくれるドキュメンタリーです。
この心理療法を受けるのは、心に傷を持つ人。当然か。
そういった患者たちが裸になって撫で回されます。
マッサージ療法ですね。見ていられないぐらい変(笑)。
だいたい、裸になるなら服を脱げばいいのに、服を切り裂くのはなぜ!?(^^;
辟易したのは、月経の血で自画像を描きなさいという「療法」。
生理中の女性たちが血を手に塗りたくって絵を描きます。
見たくないって、こんなの。その自画像がまたみんな上手いのが困りもの(笑)。
吃音を治したいアラフィフの男性は、
自信を持てとホドロフスキー監督からタマを握られ、
さらには体中を金色に塗られて町を行脚。
夫婦関係に悩む男女は足首に長い鎖を付けて歩いたりもしていました。
これらの人たちの症状がすべて改善されたそうなんですけど、あり得ん!
怪しい新興宗教の教祖となんら変わらん気がする。
ホドロフスキー監督の過去の作品の映像がいろいろ登場します。
まぁどの作品を観てもやっぱり変人ですな。(^o^;
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