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『インターステラー』

『インターステラー』(原題:Interstellar)
監督:クリストファー・ノーラン
出演:マシュー・マコノヒー,アン・ハサウェイ,デヴィッド・ジャーシー,ウェス・ベントリー,
   ジェシカ・チャステイン,マット・デイモン,マイケル・ケイン,エレン・バースティン他
声の出演:ビル・アーウィン,ジョシュ・スチュワート他

前述の『オオカミは嘘をつく』でドッと疲れ、タランティーノに騙されたと苦笑しながら、
ムビチケを購入済みだった本作を観にTOHOシネマズ梅田へ。
169分、眠くならずに耐えられるだろうかといささか心配。
序盤に数秒だけ睡魔に襲われましたが、なんとか無事でした。

近未来の地球では、環境が速度を増して悪化。
砂ぼこりが舞い、農作物は次々と疫病にやられ、まだ無事なのはコーンぐらい。
そのコーンの農場を守るクーパーは、かつてはNASAの優秀な飛行士
しかしあるとき原因不明の操縦不能に陥り、墜落事故を起こす。
以来、父親の所有する農場を継ぎ、15歳の息子トムとまだ幼い娘マーフィーを育てている。

マーフィーの部屋で頻繁に起きる不思議な現象。
それはまるでポルターガイストで、本棚に収納していた本が次々と落ちる。
幽霊だと怖がらずに突っ込んで調べろというクーパーの言葉に、
マーフィーがうなずいて調べてみると、モールス信号か暗号のようだ。
それがある地点を指し示しているとわかり、クーパーはその地点に向かう。

到着してみると、そこは政府の極秘機関、かつてのNASAそのもの。
人類がやがて地球には住めなくなって滅亡することは確実。
そこで地球外に居住可能な惑星を求めて調査隊を送り込むというのだ。
その一員に選ばれることになったクーパーは、
泣きじゃくるマーフィーに必ず帰ってくると約束し、宇宙へと旅立つ。

これに限らず、SFにはあまり強くありません。
好きなんだけど、意味はよくわからないという感じで。
本作にしても、アインシュタインの相対性理論がどうとか、五次元がどうとか、
地平線まで突っ走ればどうとか、私には理解不能、意味不明。

けれども、宇宙は実に神秘的で、理解していなくても楽しめる雰囲気があります。
巨額の製作費がかかっているであろう本作はスケールが非常に大きく、
これを劇場で観ずしてなんとする、でしょう。

人間が最後の最後まではロボット任せにしない理由。
それはロボットが死に対する恐怖を抱くことができないから。
死に対する恐怖を抱くからこそ生きたいと思う。
明日死んでもいいと思う私には、死に対する恐怖がないのかと思いますが、
いやいや、いま元気だからそう思うだけで、
実際に余命何カ月だと言われたり、三途の川を渡りかけたりしたら、
いろんなことが思いめぐって、やっぱり死にたくないと思うでしょうね。

理解不能なために、細かなところはわかりません。
けれども「そういうことだったのか」という驚きはあり、
勢いで最後まで見せられてしまいます。

ようわからんけどおもしろかった。それが正直な感想。
『イントゥ・ザ・ストーム』同様、劇場で観ないと駄目な映画であることは確かです。
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