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『6人ぼっち』

『6人ぼっち』
監督:宗綱弟
出演:野村康太,吉田晴登,三原羽衣,鈴木美羽,五十嵐大輔,中山ひなの,小西詠斗,賀屋壮也他
 
なんばグランド花月→ご一緒した3人とNGKの近所で晩ごはん→解散後に私は映画に。
こんなに飲んだのに今からまだ映画に行く!?と驚かれましたけど。(^^;
ノーマークだった本作を大阪ステーションシティシネマで鑑賞しました。当然レイトショー。
 
本作が長編監督デビューとなる宗綱弟(むねつなだい)は俳優としても活動している人なのだそうな。
『ハケンアニメ!』(2022)や『お嬢と番犬くん』(2025)の脚本家・政池洋佑によるオリジナル脚本の模様。
飲んでから映画を観に行くと爆睡してしまうのが常ですが、これは大丈夫でした。
 
加山糸(野村康太)は高校に入学するも友だちがひとりもできないまま時が経過。
別にいじめられているわけではないが、誰とも言葉を交わさずに終わる毎日に絶望している。
 
広島への修学旅行が近づいたある日、5~6人の班をつくることになるが、加山に声をかけてくれる同級生は誰もいない。
担任の島(賀屋壮也)は加山と同じく「ぼっち」で浮いていた4人を見て、1班つくるように命じる。
しかも加山が班長を務めるように言われ、リーダーシップゼロを自認する加山の緊張は最高潮に。
 
あとの4人は、TikTokerの馬場すみれ(三原羽衣)、東大進学を目指すガリ勉の新川琴(鈴木美羽)、
いつもひとりで本を読んでいる山田ちえ(中山ひなの)の女子3人と、
自分ではイケてるグループに属しているつもりなのに「はみご」にされている五十嵐大輔(松尾潤)。
そこへ、2泊3日の修学旅行初日、遅れ気味にやってきた不登校の飯島祐太郎(吉田晴登)が加わる。
 
ほかの班から「つまらなそう」と嘲笑され、「あんな班なら修学旅行に行かないほうがマシ」とまで言われたが、
なんとかこの班でみんなと楽しみたいと考える加山が頑張りを見せて……。
 
担任教師からは班のメンバー全員で行動を共にするように指示されていますが、
もともと友だちではない6人だから、別行動しようと口々に言い出します。
特に馬場と五十嵐は友だちがいないことを自分では認めていないし、仮にそうでもなんとも思わないという態度。
でも心の中では不安を抱えていて、「ぼっち」であることが悲しい。
 
加山が思いついたのは、各人の行きたい場所をひとつずつ回ってみようということ。
修学旅行だというのにバッティングセンターへ行ったり、お好み焼き(大阪人が言うところの広島焼き)を食べに行ったり。
ところがその途中で飯島が実は自殺しようとしているのがわかります。
 
なんとか思いとどまらせようとする5人が自分の胸の裡を話し出す。
飯島をいじめていた奴に復讐して鬱憤を晴らす案が出るけれど、そうしないところも清々しい。
ま、個人的には生徒会長の長谷部(小西詠斗)には地獄に落ちてほしかったかな(笑)。
 
めっちゃ面白かったというわけではないけれど、飲んだ後に観る作品としてはバッチリでした。
上映時間も85分でちょうど良い。

何よりも、良い気分で帰途につけました。ありがとう!

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