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『6時間後に君は死ぬ』

『6時間後に君は死ぬ』(英題:You Will Die in 6 Hours)
監督:イ・ユンソク
出演:チョン・ジェヒョン,パク・ジュヒョン,クァク・シヤン他
 
本作目当てで仕事帰りになんばパークスシネマまで車を飛ばしました。
 
原作は高野和明の同名小説。2007年に単行本として出版され、2008年にはWOWOWのドラマWで映像化。
オリジナル版は私は未見なのですが、主演は塚本高史真木よう子だったようで、
『タイヨウのウタ』オリジナル版でも塚本高史が起用されていたところを見ると、このとき彼は大人気の役者だったかと。
そういえば彼はめちゃめちゃドラマや映画に出演していましたよね。
 
本作の原作が文庫化されたのが2010年。それから15年経った今、韓国でリメイク。
これまたK-POPアイドルグループ“NCT”のチョン・ジェヒョン主演ということで話題になっているらしい。
 
ネタバレを交えながらあらすじを書きます。
 
30歳の誕生日を翌日に控える女性ジョンユン(パク・ジュヒョン)は、毎日耐えて生きるために自分宛てにメッセージを送りつづけている。
かつてデートクラブでバイトしていたが、そのデートクラブが未成年を働かせていたということで摘発されて潰れてしまった。
今は配送会社やコンビニなど、いくつものバイトを掛け持ちして困窮する生活のなか、死なずにいることで精一杯。
 
そんなある日、横断歩道ですれちがった男性(チョン・ジェヒョン)から突然「6時間後に君は死ぬ」と言われる。
その男には予知能力があり、ジョンユンが殺される未来を見たと言うのだ。
何を馬鹿なことをと最初は相手にせずにいたジョンユンだが、デートクラブが潰れてから自分をつけ回している者がいたことを思い出す。
殺されるとすれば奴の仕業に違いない。ジョンユンと予知能力があるという男はそのストーカーのもとを訪ねることに。
 
一方、最近起こっている殺人事件の被害者が皆デートクラブの従業員だったことがわかる。
デートクラブの摘発当時、関係者としてジョンユンも警察の事情聴取を受けていた。
そのとき担当だった刑事ギフン(クァク・シヤン)は、たびたびジョンユンのバイト先のコンビニを訪れては言葉をかけてくれる。
ギフンは、ジョンユンがいま一緒に行動している男こそが連続殺人犯だとジョンユンにこっそり連絡を入れるのだが……。
 
いやもう、どう考えてもギフンが怪しい(笑)。
ギフンの上司がデートクラブの客だったことから、単に揉み消しに走ろうとしているのかと思ったけれど、それよりも悪い。
K-POPアイドルが犯人のわけはない(ってこともないのでしょうが(^^;)と思ったのは正解。
 
読め読めの展開だったから、個人的にはお粗末と思わなくもありませんが、
デートクラブで毎回ジョンユンを指名していた客(=犯人だとジョンユンが疑った奴)との再会のシーンはよかったです。
ジョンユンといる3時間、楽しそうには見えなかったのに、彼女を毎回指名したのはなぜなのか。
彼が延辺に帰るという台詞があったことから、おそらく朝鮮族なのでしょう。切ないシーンです。
 
後味は悪くなかったから良しとします。
それにしてもデータが少ない。ギフンの後輩刑事にもっとイケメンと美人がいたのに、俳優の名前がさっぱりわからん。

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