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『SHOCK WAVE ショックウェイブ 爆弾処理班』

『SHOCK WAVE ショックウェイブ 爆弾処理班』(原題:拆弾専家)
監督:ハーマン・ヤウ
出演:アンディ・ラウ,チアン・ウー,ソン・ジア,フィリップ・クン,ロン・ン,
   ワン・ジーイー,フェリックス・ウォン,セク・サウ,ベイビージョン・チョイ他

シネマート心斎橋で3本目。
『アイ・アム・タレント』『夏、19歳の肖像』→これ。

中国/香港作品。
アンディ・ラウって、正統派の二枚目なのに、なんだか堅物の印象が抜けません。
それは50代後半にさしかかった今でも変わらない。
息も絶え絶えのクリント・イーストウッドに比べればマシだけど、
アンディ・ラウのベッドシーンを見ると、なんだか似合わなくて笑ってしまう。

香港警察爆弾物処理局の警官チョン・チョイサン。
爆弾を多用する強盗団への潜入捜査に成功して複数の犯人を逮捕したものの、
主犯ホン・ガイパンを取り逃がす。
ホンの弟ビウは捕らえたから、兄がチョンを恨みに思うのは確実。

それから18カ月が経過。時を狙っていたホンが再び香港に戻る。
彼は大勢の手下を引き連れて香港最大の海底トンネルを占拠。
爆弾を積んだトラックで入口2箇所を塞ぎ、
トンネル内を走行中だった一般市民を出られなくして人質に取る。

ホンは、48時間以内に海底トンネルを政府に買い戻すよう要求。
また、人質を解放して欲しければビウを釈放しろと言う。
ところが、収監されていたビウを乗せた護送車が事故に遭い、ビウは重傷を負う。
ビウの到着を待つホンは苛立ち、人質を容赦なく殺しはじめるのだが……。

なんちゅうのか、ひと、死にすぎ。(^^;
そういう映画なんだから仕方ないといえばそれまでですが、
チアン・ウー演じるホン・ガイパンの血も涙もない乱射ぶりは憎たらしいったらありゃしない。

いちばん可哀想なのはそんなホンの弟ビウで、
どんな心境の変化があったか、兄とはもう関わりたくない、真面目に生きたいと言う。
なのに兄のもとへ連れて行かれる途中に事故にあって死にかけ、
警察と犯人グループと人質たちが入り乱れてウォーッとなっているときに、
彼の乗せられたストレッチャーがゆらゆらくるくる回る回る。あんまりだ(泣)。
人質の中にいた警察官が、犯人グループに警察官だとバレて、
爆弾を体に巻き付けられたうえに爆死しちゃうのも酷い(泣泣)。

自分の命を犠牲にして市民を助けるチョンの様子は
まるで『アルマゲドン』(1998)なのでした。

悲しいけれど、迫力あります。大画面で観るべし。
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