『斉木楠雄のΨ難』
監督:福田雄一
出演:山﨑賢人,橋本環奈,新井浩文,吉沢亮,笠原秀幸,
賀来賢人,ムロツヨシ,佐藤二朗,内田有紀,田辺誠一他
もうTOHOシネマズには行ってやるかぁと思うのに、行ってしまう。
そして先週土曜日もTOHOシネマズ西宮へ、しかも4本ハシゴ。
ただし、本作は改悪で有効期限が設けられたポイントを使って鑑賞。
40本以上タダで観られるポイントが貯まってるねんから!
原作は『週刊少年ジャンプ』に連載中の麻生周一の同名人気漫画。
『銀魂』も面白かった福田雄一監督による映画化だけど、
結論から言って、これは駄目でした。つまらん。(^^;
生まれつき超能力を持つ斉木楠雄(山﨑賢人)。
まもなく歩いた楠雄、テレパシーを使える楠雄に大喜びしただけ。
楠雄の能力は高まる一方で、制御装置を用いなければ、触れるものすべてを破壊する勢い。
高校生になった楠雄の何よりの願いは、とにかく普通に暮らすこと。
ひたすら目立たないように心がけているのに、
学園一の美少女・照橋心美(橋本環奈)がやたら声をかけてきて困っている。
どれだけ可愛くても、半径200m以内のすべての人間の思考が読める楠雄には、
ただの性格の悪い女。関わりたくない。
楠雄にかまわれたがる奴が心美以外にもいろいろ。
楠雄が唯一思考を読めない燃堂力(新井浩文)。
なぜ読めないかといえば、燃堂があまりにバカすぎて、何も考えていないから。
中二病の海藤瞬(吉沢亮)、熱すぎる灰呂杵志(笠原秀幸)も鬱陶しい。
彼らのせいで、楠雄の平穏な日常が踏みにじられてゆく。
毎年恒例の文化祭。昨年の文化祭のせいで近隣住民から苦情が入り、
もし今年また問題が起これば、文化祭は今後中止になるという。
文化祭などどうでもいいと言いたいところだが、
文化祭の日は最初に顔を出しさえすれば、後はいてもいなくてもバレない。
その機会にテレポートを使って一人旅をするのが楽しみとなっていた楠雄は、
文化祭で問題が起こらぬよう、アンテナを張り巡らすのだが……。
山﨑賢人くん、はい、カワイイ顔をした子だと思います。
今までの出演作品、決して嫌いではありません。
だけど、こんなギャグ映画にはちょっと似合わないというのか、だいぶツライ。
新井浩文演じる燃堂の特殊メイクで割れたアゴ、タマふたつ、キモすぎ。
直視するのが嫌になりました。新井さんのことは好きなのに。
楠雄に絡む面々がみんなやりすぎの感があり、嫌いになりそう(笑)。
そんななか、過去時折ウザすぎると思うムロツヨシは良かった。
文化祭に招かれるイリュージョニストの役で、なかなか笑えます。
そして今回いちばん可笑しかったのは賀来賢人。
元ヤンキーだということを隠して転校してきた生徒・窪谷須亜蓮役で、
ひんむいた目が面白いのなんのって。
結婚後にこんなイカレた演技なのかと笑わせてもらいました。
子どもさんも産まれた今、どうですか、こんなパパ。(^^;
「いろいろ盛ったけれどスベりっぱなし」な印象で残念。
ま、福田監督といえどもこんなことはありますわね。
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