《や》
『闇金ドッグス2』
2016年の日本作品。
第1弾を観ずにいきなり第2弾を観ました。
若くして組長までのぼりつめながら、訳あってヤクザの世界から追われた安藤(山田裕貴)。
そののち開業した闇金“ラストファイナンス”は今のところ順調な経営ぶり。
イケメンホストの須藤(青木玄徳)を女性の勧誘に使って顧客倍増。
そんななか、居酒屋の店長を務める岡林(黒田大輔)は、
これまで安藤から少額を借り入れ、その都度遅延なく返済する優良顧客だったのに、
場末のスナックのあざみママ(伊藤裕子)に熱を上げて血迷った様子。
あざみから頼まれた200万円を貸してほしいと安藤のもとへやってくる。
しかし安藤が調べてみると、あざみは保険金詐欺を繰り返す悪女。
最初は信じなかった岡林だが、殺されかけてやっとあざみの本性に気づく。
200万円を取り返すべく、安藤は岡林と須藤に一芝居打つよう命じるのだが……。
シリーズ化されていて、第5弾が来月公開。ってことはそこそこ人気があるのですね。
闇金といえばウシジマくんだけど、こっちの人気も納得、けっこう面白い。
どちらも単なるワルじゃなく、一本筋が通っています。
《ゆ》
『ゆれる心』
2015年の日本作品。
ピンク映画の片岡修二監督、元グラビアアイドルの瀬戸早妃主演。
官能ラブコメディを謳っていますが、ショボすぎる。
外食産業の商社に勤務するOLの美咲(瀬戸早妃)は、
職場の先輩・倫子(矢吹春奈)から結婚式の発起人を頼まれて張りきる。
一方、会社が運営するうどん屋のマネージャーが突然倒れて、美咲が代理を務めることに。
うどん屋の店長・竜也(柴田明良)はつれない態度を見せていたが、
公私ともになんでも引き受けてやりきろうとする美咲に惹かれはじめ……。
こうして書いていても腹立たしいくらい酷かった(笑)。
官能もクソもあったもんじゃない、瀬戸早妃は脱がず、どうでもいい友だちが脱ぐだけ。
瀬戸の化粧が異様に濃くてドン引き、矢吹春奈のほうがずっと良い。
「がんばってるアピール」がイタイわサブイわ、まったく心を打たず。
「ゆ」で始まる映画がほかになかったので観たけれど、今年のワースト3に入ります。
これを劇場で公開していたことが驚き。観た人、います?
《よ》
『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』
2015年の日本作品。
大人気TVアニメの劇場版第1弾は『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』(2014)でした。
お金を払ってまで観ようとは思いませんでしたが、
ちょうどTOHOシネマズのフリーパス所持期間中に公開されたので、タダで観ました。
第2弾である本作公開時はフリーパスなく、DVDにて鑑賞。
全部で5つのエピソードに分かれています。
平々凡々、嫌になるほど「普通」だけれど、妖怪とともだちの小学5年生ケータは、
ある日マンホールの底に落ちて死亡、直後に自身が妖怪になってしまう。
どんな妖怪かというと、取り憑いた相手を「普通」にしてしまう妖怪“ふう2(ツー)”で……。
1つめのこのエピソードがいちばん楽しかった。
同級生の優等生に取り憑いたら、彼が何もかも普通になっちゃうというお話。
その他、エンマ大王が人間の病気のはずのインフルエンザに罹患し、
人間と関わるとろくなことがないと、交流を禁止するという話などなど。
やはり“ドラえもん”には及ばないと思うのですが、幼い頃からこれを観ていたら、
“妖怪ウォッチ”派になるのもうなずける。素直に楽しい。
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