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『ターミネーター:ニュー・フェイト』

『ターミネーター:ニュー・フェイト』(原題:Terminator: Dark Fate)
監督:ティム・ミラー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー,リンダ・ハミルトン,マッケンジー・デイヴィス,
   ナタリア・レイエス,ガブリエル・ルナ,ディエゴ・ボネータ他
 
109シネマズにて、『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』とハシゴ。
 
公開初日のレイトショー、IMAX2D版を観ました。
さすが“ターミネーター”、ファンが多いようで、結構な客の入り。
私はといえば、一応シリーズ作品すべて観ていますが、
繰り返し観たわけでもなく、思い入れも別になし。
でも普通以上には面白かった気がします。
 
21歳のダニーは、家族の誰もから頼りにされている女性。
ねぼすけの弟を起こして一緒にメキシコシティの自動車工場へ出勤したところ、
人件費の削減のためにいつのまにかあちこちで機械化が進んでいる。
そのうち工場内がロボットだらけになるかもしれない。
所長に弟が呼ばれ、きっとクビを言い渡されるのだと思ったダニーは、
解雇は理不尽だと所長に直訴しにいく。
 
そこへ未来からターミネーター“REV-9”が現れ、ダニーが狙われる。
すると今度は同じく未来からやってきた強化型兵士のグレースが現れて、
ダニー姉弟を連れて逃げようとする。
 
REV-9は凄まじい強さを見せつけ、弟は死亡。
危うくグレースもやられそうになったところ、
どこからともなく現れた女戦士サラ・コナーがダニーたちを救う。
 
とりあえずはREV-9を撒くことに成功。
グレースの怪我の手当てをしつつ話を聞くと、
ダニーは未来の人類を救う人物で、
彼女の命が奪われることはつまり人類の滅亡を意味するらしい。
グレースは絶対にダニーの命を守るという。
 
サラは息子を亡くして以来、ターミネーターが地上に降り立つと匿名で知らされるメールにより、
その場所を訪れてターミネーターを始末していた。
グレースが司令官から「困ったら訪ねよ」と言われていた場所と、
サラへの匿名メールの差出位置が一致していることがわかり、
グレースとダニー、サラが訪ねてみるとそこには旧型ターミネーター“T-800”が。
 
サラの息子ジョンを殺した憎きT-800が、
今は人間のふりをしてシングルマザーの母子と暮らしている。
絶対にT-800を許せないサラは、彼に襲いかかろうとするが、
REV-9を倒すにはT-800の力を借りるしかなく……。
 
“ゴーストバスターズ”で女性が活躍する編が作られたと思ったら、
“ターミネーター”まで女性がメインキャストで活躍するように。
キャストとしてはアーノルド・シュワルツェネッガーが最初にクレジットされていますが、
彼は主役ではないですよね。
本作の主役はサラ役のリンダ・ハミルトン、グレース役のマッケンジー・デイヴィス
ダニー役のナタリア・レイエス。
彼女たちを支えるシュワちゃんが愛することを覚え、
愛する人の息子と暮らして初めてサラの気持ちがわかったというシーンが良いです。
 
ガブリエル・ルナ演じるREV-9が強すぎて、絶対勝てそうな気がしない。
唯一ホッとしたのは、奴は飛べない(笑)。これで空も飛べたら勝ち目無し。
 
どう見ても勝ち目がないのに勝つところがいいんですよね。
ターミネーターファンの評価は如何に?

—–

『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』

『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』(原題:T-34)
監督:アレクセイ・シドロフ
出演:アレクサンドル・ペトロフ,イリーナ・スタルシェンバウム,ヴィツェンツ・キーファー,
   ヴィクトル・ドブロンラヴォフ,アントン・ボグダノフ,ユーリー・ボリソフ他
 
翌日ダンナがタイ出張から帰国する日で、
終業後に映画を観に行く日々もこれでおしまい。
ラストチャンスは逃しがたくて、109シネマズ箕面にて2本ハシゴ。
 
1本目はノーマークだったロシア作品。
時間的に合うからという理由だけで選んだら、めちゃめちゃ面白かった。
本国でも大ヒットを飛ばしたそうです。
そらこんな戦車もの、男だったら好きなはず。女の私でも面白い。
 
第二次世界大戦下の独ソ戦の最前線。
新米兵士イヴシュキンは、戦闘経験がなかったにもかかわらず、
頭を使ってナチス戦車の執拗な攻撃をかわし、前線基地へ帰還。
その腕を見込まれていきなり少尉として戦車長に抜擢される。
 
ナチスの戦車隊を指揮するのは、エリート将校イェーガー大佐。
イェーガーが率いる何十台もの戦車に対して、たった1台。
なのにイヴシュキンは敵の動きを読み切り、次々とナチス戦車を撃破する。
その戦いぶりにはイェーガーも舌を巻くが、
最後の最後、1対1になった折りにイヴシュキンはイェーガーに撃たれて捕虜となる。
 
収容所で過酷な労働を強いられる捕虜たち。
彼らの大多数はどんな拷問を受けようとも自分の名前や階級を決して口にしない。
イヴシュキンもそのうちのひとりで、脱走を試みては連れ戻され、
しかし自分のことは絶対に話さない。
 
ある日、ナチスの戦車戦演習の訓練相手を捕虜の中に探していたイェーガーは、
イヴシュキンを発見。演習で勝利を収めれば戦車戦の指導者とする予定。
さっそくイヴシュキンを呼び出して提案するが、もちろんウンとは言わない。
そこでイェーガーは、通訳として同席していた女性アーニャに銃を向け、
もしもこの提案を飲まなければアーニャを撃ち殺すと言う。
 
彼女を見殺しにはできずに演習の訓練相手を務めることに。
ほかの捕虜の中からメンバーを選ぶ許可を与えられ、
イヴシュキンはステパン、ヴォルチョク、イオノフを選ぶのだが……。
 
ナチスが運び込んだのはソ連の最強戦車“T-34”。
勝って持って帰ってきたわけだから、車内にはロシア人兵士の死体もそのまま放置されています。
それを掃除するところから始めて、ナチスの戦車隊との演習対策を考えるイヴシュキンたち。
向こうは実弾を装備、こちらはそんなものなし。こちらを殺すこと前提の演習です。
勝てるはずのない戦いでどう敵を欺くか。
 
戦車兵の話で思い出すのは『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』(2012)とか
どれも結構面白かった記憶がありますが、これはそれらを凌ぐかも。
 
戦車兵の人柄が皆よくて、仲間を救うために行動する姿などは涙もの。
『レジェンド・オブ・ウォー』という副題はどうかと思うけれど、(^^;
ノーマークだったのにこんなのに出会うと興奮します。

—–

『最高の人生の見つけ方』

『最高の人生の見つけ方』
監督:犬童一心
出演:吉永小百合,天海祐希,ムロツヨシ,満島ひかり,鈴木梨央,
   駒木根隆介,ももいろクローバーZ,賀来賢人,前川清他
 
サユリストの皆様には申し訳ないですが、
吉永小百合主演作品をもはや定価で観る気はしません。
シネマポイントカードデーに109シネマズ箕面にて。
 
ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマンの共演で感動作にならないわけもなく、
でも私はもしもこの映画の主演がこのふたりでなかったら、
駄作だと思ったかもしれないと当時書きました。
そのときハシゴした『ミスト』(2007)が強烈すぎたせいもあります。
オリジナルすらイマイチだと思った本作を、犬童一心監督はどう料理するのか。
 
北原幸枝(吉永小百合)は大学卒業後すぐに結婚して以来、ずっと専業主婦。
夫・孝道(前川清)は家事のいっさいを手伝わず、ひたすらダラダラ。
息子・一慶(駒木根隆介)は長らくひきこもり。
頼りになるのは娘・美春(満島ひかり)だが、バリバリのキャリアウーマンで忙しい。
 
末期癌を宣告されたものの、家族にそれを打ち明けられない幸枝は、
病院で同じ病状の剛田マ子(天海祐希)と知り合う。
マ子は巨大ホテルチェーンを一代で築き上げた剛腕女社長。
はるか年下の夫・三木輝男(賀来賢人)は優しいふりして
チャラい女連れで見舞いにくるような阿呆。
 
ある日、闘病中の12歳の少女・神崎真梨恵(鈴木梨央)がふたりの目の前で倒れ、
彼女の落とし物をその弟に渡そうとしたところ、
「お姉ちゃんは死んだから、それはもう要らない」と言われる。
 
真梨恵の荷物の中に見つけた「死ぬまでにやりたいことリスト」
マ子が棺桶リストと呼ぶそのリストに倣って、
幸枝も自分がやりたいことを挙げてみようとしたが、ちっとも思い浮かばない。
そこで幸枝は思いを遂げずに亡くなってしまった真梨恵に代わり、
彼女のやりたかったこと10個に挑戦すると決める。
バカじゃないかと呆れるマ子も話に乗ることにして……。
 
最近の吉永小百合の夫役といえば、『北の桜守』(2017)の阿部寛とか、
なんぼ彼女が若く見えると言っても、ええ加減にせぇよと言いたくなる。
特に開いた口がふさがらなかったのが、『北の桜守』の佐藤浩市の台詞。
すでに何度となく書いた気がするのでここには書かずにおきます。
それらと比べると、今回の夫は前川清。それなりの歳でいいねぇ(笑)。
そして、わりと最近まで鬱陶しいと思っていたムロツヨシ。今は好きです。
マ子の側近役を演じるムロさんがとてもよかった。
 
普通にいい話です。
吉永小百合さすがと思った点があります。笑うのが上手い。
役者って皆、泣くのはとても上手だけど、
序盤に幸枝とマ子が大笑いするシーン、ここはふたりとも上手いと思いましたが、
ほかは吉永小百合が圧倒的な上手さ。
 
一緒に泣くのはわりと簡単。
でも一緒に心から笑うのって難しいんですよね。
 
しかしお金があったらこんなこともあんなこともできるねんなぁと、
本作で言いたいことの真逆のことを思ってしまう。(^^;

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『閉鎖病棟 それぞれの朝』

『閉鎖病棟 それぞれの朝』
監督:平山秀幸
出演:笑福亭鶴瓶,綾野剛,小松菜奈,高橋和也,木野花,渋川清彦,
   小林聡美,片岡礼子,山中崇,根岸季衣,ベンガル他
 
TOHOシネマズ西宮にて3本ハシゴの3本目。
 
1950(昭和20)年生まれの平山秀幸監督。
基本的に安心できる作品を撮っていらっしゃるイメージがありますが、
ときには『エヴェレスト 神々の山嶺』(2016)みたいなカックン作品がある。
どうか本作はそんなことありませんようにと祈りながら鑑賞。
ある程度以上の年齢の人なら皆「よかった」と言えそうな作品でした。ホッ。
 
殺人を犯し、死刑囚の身だった梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)。
死刑の執行を受けたのに、死亡が確認されてから息を吹き返す。
二度に渡って死刑を執行することはできず、
扱いに困った法務省は秀丸を精神病院「六王寺病院」へ送り込む。

執行に失敗したさいに脊髄を負傷した秀丸は、車椅子生活
しかし、誰に対しても分け隔てなく優しく接する彼は、
六王寺病院の患者のみならず、スタッフたちからも慕われる存在。
幻聴に苦しむ患者の塚本中弥(綾野剛)も秀丸を慕うひとり。
 
ある日、六王寺病院に女子高生の島崎由紀(小松菜奈)がやってくる。
母親(片岡礼子)によれば、ひと月ほど前から口をきかず、不登校だという。
スタッフの隙をついて病院の屋上から飛び降り、
自殺を図った由紀は実は妊娠していたが、飛び降りた衝撃で流産。
彼女が継父から性的虐待を受けていたことを誰も知らない。
 
中弥が育てていた椿の上に落ちた由紀は軽傷で済み、
病院に身を置くうち、秀丸と中弥には心を開くようになるのだが……
 
若手女優の中では小松菜奈がダントツで好きです。
恋に悩む可愛い女子高生の役もできれば、奇天烈な霊媒師の役もできるし、
こんな影のある女性役もできる。今回も非常にイイ。
頑なだった心が少しほどけそうなときに心にも体にも暴力を負わせる人が憎いです。
 
秀丸が車椅子生活を余儀なくされた理由も違うし、
映画版では死刑執行に失敗して精神病院に入れられるけれど、
原作ではもっと無責任に放り出されている。
死刑執行に失敗するなんて、そうあることではないでしょうが、
実際にこういうことが起きた場合はいったいどうなるの?
 
原作では最低最悪な奴の胸だか腹だかを突き刺していましたが、
映画版では股間を刺していてスッキリ。(^^;
 
事情がない人なんていない。でも、生きていればこそ。

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『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』

『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(原題:It: Chapter Two)
監督:アンディ・ムスキエティ
出演:ジェームズ・マカヴォイ,ジェシカ・チャステイン,ビル・ヘイダー,イザイア・ムスタファ,
   ジェイ・ライアン,ジェームズ・ランソン,アンディ・ビーン,ビル・スカルスガルド他
 
TOHOシネマズ西宮にて3本ハシゴの2本目。
 
鑑賞時にマジに停電が起こるという惨劇に遭いました(笑)。
予告編を観ると、怖さは前作を凌ぐような気がして、観に行くべきかどうか迷いましたが、
この頃はもうホラー苦手ですと言えないぐらい観ているし、好奇心には勝てない。
酔っぱらいって無敵。おかげで序盤だいぶ寝た。(^O^;
 
メイン州の田舎町デリーで連続児童失踪事件が起きてから27年が経過。
おぞましきピエロ“ペニーワイズ”と対決した“ルーザーズ・クラブ”のメンバーは、
町に残って事件の調査を続けるマイクを除き、みんな町から出ていた。
しかし、マイクからペニーワイズが戻ってきたことを知らされ、
かつて何か起きればこの町に戻ると約束したメンバーたちが集結する。
 
脚本家として活躍するビル、ファッション業界で成功を収めたベバリーなど、
再会を喜んだのも束の間、それぞれが懐かしい場所を訪れると、あの悪夢が襲ってきて……。
 
酔っぱらってホラー映画を観るのって、ものすごく楽しいんです。
怖すぎていっぱい笑いました。もうやめんかいとつぶやきながら(笑)。
 
上映時間169分って、なんでこんなに長いねん、怖いやろと思ったけれど、
回想シーンがやたら多い。
ほぼ忘れているとはいえ、一度観たシーンではそないに驚かんぜよ。
前作で怖かったシーンも本作では笑えるシーンに。
特にドア3つあって、「超怖い」「怖い」「怖くない」は笑った。
 
怖いのは怖いんですけど、途中からペニーワイズが巨大な蜘蛛になったりして、
ここまで行くとやりすぎでしょ。
スティーヴン・キングというよりは巨大なんたらパニック映画。
前作より直視できないグロいシーンも多くなり、
優れたホラー映画ではなくて、単なる怖がらせ作品みたい。
その分、あまり楽しめませんでした。
 
まぁ、酔っぱらっていましたので、この感想はちぃともあてになりません。
あしからず。(^^;

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